プライムフォト・Amazon Driveのインストールと使い方


2016年1月にAmazonはプライム会員の特典として、画像のみ容量無制限のオンラインストレージサービス「プライムフォト」を開始した。

もともとAmazonには「Amazon Cloud Drive」というオンラインストレージサービスがあり、Amazonのアカウントを取得していれば5GBのストレージが無料で使用できたのだが、2016年7月の「容量無制限プラン」開始に伴い、Amazon会員向けの無料ストレージは廃止され、5GBのストレージはプライム会員の特典として提供されることになった。

プライム会員はAmazon Driveで5GBのストレージが利用でき、更にプライムフォトとして画像ファイルのみ、Amazon Driveを無制限に使用できる。

無料で使用できるクラウド・ストレージは、Dropboxが2GB、Google Driveが5GB、OneDriveも5GBなので、写真などを大量に保管したい時には重宝する。

「プライムフォト」といっても実質はAmazon Driveなので、使用方法はAmazon Driveと同じ。

Amazonのオリジナルデバイス「Fire」を所有していると、Fire用のストレージとして5GB追加されるので、Amazon Driveは合計10GBまで使用可能になるが、画像ファイルはストレージの使用量から外されて表示される。

システム要件

バージョン4.0.15.36現在

OS:Windows7 以降

ソフトの入手先

Amazon Drive デスクトップアプリ ダウンロードページlink




Amazon Prime

プライムフォトはAmazon Primeの付加サービスのようなもので、プライム会員にならないと使用できない。

 

もともとAmazon プライムは年額3,900円で、通常1回360円のお急ぎ便と、いろいろと叩かれている当日お急ぎ便(通常540円)が無料で利用できるというのが売りだったが、現在はプライムフォトのほか、映画やドラマ、アニメが無料で視聴でき、更に仮面ライダーアマゾンズなど、Amazonオリジナルのコンテンツも見ることができるプライム・ビデオ、メジャーどころの音楽が聴き放題のプライム・ミュージックなどサービスが充実している。

Amazon Driveデスクトップのインストール

以前はフォルダの同期機能がなく、単なるアップローダーだったAmazon Driveのデスクトップアプリだが、現バージョン4.0.15.36では同期フォルダも指定でき、DropboxやOneDriveと同様の使い方ができるようになった。

セットアップもシンプルで、特に注意が必要な点はない。

ダウンロードしたインストーラーを起動して「インストール」をクリック。

プログラムのダウンロードが開始する。

.NET Frameworkがインストールされていない場合は、.NET Frameworkをインストール後にAmazonドライブがインストールされる。

プライム会員のアカウントでサインイン。

プライム会員でない場合は、Unlimitedストレージ(容量無制限)の3ヶ月間無料体験を開始することになる。

「選択」で同期フォルダを指定する。
「Amazon Drive」フォルダは自動的に作成されるため、Dドライブの直下に「Amazon Drive」フォルダを作成する場合、「Dドライブ」を選択すればOK。

すでにAmazon Driveにファイルが保存されている場合は、「フォルダーを選択..」をクリック。

オンラインストレージ上のフォルダやファイルが表示されるので、同期するものにチェックを入れる。

「今すぐ開始」でAmazonドライブが起動。

同期が開始してセットアップは完了。

使用方法

プライムフォトはAmazon Driveで画像ファイルのみ容量無制限になるサービスなので、「プライムフォト」という単体のアプリや仕様は存在せず、共有やアルバムの作成などは全てウェブ版のAmazon Driveにアクセスして操作する。

プライムフォトをメインで使用する場合、パソコン側に十分な空き容量があればAmazon Driveを同期しても問題ないが、ディスクスペースを節約したいときは、デスクトップアプリをアップローダー代わりに使用すると良いかも。

タスクトレイの「Amazon Drive」のアイコンをクリック。

アップロードのアイコンをクリック。

「フォルダーの選択」をクリックしてアップロードするフォルダやファイルを選ぶか、表示されている画面にフォルダやファイルをドラッグアンドドロップしたら、ファイルの保存先を指定して「アップロード」をクリック。

この操作ではAmazon Driveとの同期が実行されず、ファイルのみをオンラインストレージへアップロードできる。

ウェブ版 Amazon  Drive

ウェブ版のAmazon DriveにはAmazonのサイトか、タスクトレイのAmazon Driveのアイコンからアクセスする。

Amazonのサイトでは上部メニューの「カテゴリー」→「Amazon Driveと写真」→「あなたのAmazon Drive」。

タスクトレイのAmazon Driveなら「地球」のアイコンをクリック。

Amazonアカウントでログイン。
すでにAmazonにログインしている状態なら、この画面はスキップされる。

Amazon Driveの「私のAmazon Drive」が開く。

このページは表紙のようなもので、直近でアップロードされたファイルやストレージの使用状況などが確認できる。

「すべてのファイル」はAmazon Driveに保存されているフォルダやファイルが階層別に表示されるので、画像ファイルを含めAmazon Drive内のデータ管理や整理は「すべてのファイル」で行う。

「すべてのファイル」では画面下部に「新しいフォルダー」「共有」「ダウンロード」「名前変更」「移動」「削除」のメニューがあり、「新しいフォルダー」以外は任意のファイルやフォルダにチェックを入れて実行する。

ファイルやフォルダをアップロードする場合は、保存したいフォルダを開いた状態でアップロードするコンテンツをドラッグ・アンド・ドロップすればOK。

「写真とビデオ」がプライムフォトに該当するもので、Amazon Driveにアップロードされた画像ファイルが、写真の場合はExifの撮影日、Exifのデータがない画像は「日付なし」としてタイムライン表示される。

primephoto006

「写真とビデオ」の画面でもファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップでアップロードすることは可能だが、保存先の指定はできず、全てAmazon Driveの最上位フォルダとして保存されるため、ブラウザからのアップロードは「すべてのファイル」で行うことを推奨。

This Day

「今日は何の日?」の個人バージョンで、過去の写真から月日が同じものをピックアップ表示する思い出機能。

当然だが該当する日付の写真がなければ何も表示されないので、利用するにはそれなりに写真を保存する必要がある。

アルバム

保存した画像の中からピックアップして写真集を作成したり、フォルダ内の画像をまとめて写真集にする機能。

「すべてのファイル」では画像のサムネイル表示はなく、「写真&ビデオ」のデフォルト表示「すべて」ではタイムライン表示になり、画像をフォルダ分けしていても区別できないため、フォルダごとに分けて表示したり、一部の画像のみを表示したい場合はアルバムを作成する必要がある。

アルバムが未作成の状態で、左ナビゲートメニューの「アルバム」を選択すると「最初のアルバムを作成する」ボタンが表示される。
既存のアルバムがある場合は、右上の「アルバム作成」をクリック。

予めアルバムに収める画像をフォルダ分けしている場合は、下部にある「写真やビデオがあるフォルダーを表示するには、フォルダーに移動します>」をクリック。

アルバムの作成はアルバム名を入力して「作成」をクリックするだけ。

アルバムを作成したら、アルバムに追加する画像を選択して「アルバムに追加」で完了。
ただし、画像の追加作業は1枚ずつチェックを入れていく必要があり、画像数が多くなると非常に厄介な作業になるため、ある程度の数量をまとめてアルバムを作成する場合は、予めアルバムに収める画像をフォルダ分けしておいたほうが賢明かも。

プライムフォトのリリース直後には実装していなかった機能だが、現在は「アルバム」の「写真やビデオがあるフォルダーを表示するには、フォルダーに移動します>」でフォルダからアルバムを作成できるようになった。

アルバムに収納した画像は、チェックを入れて下部メニューの「削除」をクリックすると、「アルバムから削除」「Amazon Driveから削除」から選択できるため、とりあえず撮影した写真を一旦フォルダに入れてAmazon Driveにアップし、フォルダからアルバムを作成後、画像チェックがてらに「アルバムに入れる画像」「とりあえず保存しておく画像」「削除する画像」といった感じで、画像の整理も可能になった。

レタッチ

「写真とビデオ」では簡単なレタッチ機能も実装しており、「輝度」「コントラスト」「クリップ」などの調整が行え、編集した画像をは新規ファイルとして保存される。

「写真とビデオ」で画像をクリックすると単体表示になり、下部にメニューが表示されるので、画像をレタッチする場合は「写真を編集」をクリック。

編集が終わったら「新規として保存する」をクリック。
新規として保存した場合も元ファイルのExifは継承される。

共有

Amazon Driveの共有機能には、DropboxやOneDrive、Google Driveのような共同編集機能はなく、共有というよりも公開といった感じ。

共有は「すべてのファイル」「写真&ビデオ」どちらでも可能で、ファイル・フォルダ・アルバムと全てのコンテンツが共有できる。

共有されたコンテンツは「すべてのファイル」または「写真&ビデオ」の表示形式に準じるため、「すべてのファイル」で画像フォルダを共有してもアルバムのような表示にはならない。

コンテンツを選択後、下部メニューの「共有」をクリックすると、「Eメール」「Facebook」「Twitter」と「リンクを表示」ボタンのウインドウが表示されるので、「リンクを表示」をクリックして表示されたURLをコピーして、メールなどで通知するのが一般的。

EメールのドロップダウンリストにはGmailやYahooメールなどがあり、いずれかを選択すると、「<ユーザーネーム>さんはあなたとフォルダーを共有しました」というタイトルで、共有リンクが貼り付いた状態のメール作成画面が開く。

Facebookの場合。

Twitterの場合。

FacebookもTwitterも基本的にはリンクが表示されるだけなので、「リンクを表示」からURLをコピーして貼り付ける、という手間が省略されるだけ。

2015年頃のAmazon Cloud Driveと比較すると、現在のAmazon Driveは随分と進化しており、使い勝手も向上しているが、同期による上書きをロールバックするバージョン管理機能がなく、頻繁に更新されるファイルの同期には不向き。
ただ、プライム会員の付加サービスという点を考慮すると、プライムフォトの容量無制限は非常に魅力的。

Amazon Driveの容量無制限プランを廃止した米国のAmazonも、プライムフォトの容量無制限は継続しているので、国内のプライムフォトもしばらくは使えると思われる。

プライムフォトが年額3,900円だと微妙だが、お急ぎ便の利用とプライムビデオなどの他の付加サービスも含めると、Prime会員はとってもお得だったりする。






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