AMD AthlonⅡx2 240e ~ PC station PJ760Bを改造


2010/8/10

今回の改造は、近く定年退職する取引先の営業担当者と商談中にパソコンの話題になり、パソコンが故障して買い替えを検討しているという相談を受けたのが切欠。
餞別を兼ね、営業担当の要望通りコスト重視で組み立てることになった。





使用パーツ

CPU AMD AMD AthlonⅡx2 240e
マザーボード FOXCONN M61PMP
メモリ CFD販売 DDR3 SDRAM 1024MB x 1
補助記憶装置 WesternDigital SATA 500GB 7200rpm

問題の故障しているPCは、ソーテックのPC Station PJ760B。
2005年4月に発売され、CPUにAMDの「Sempron 2800+」、メモリ256MB、160GBのHDDという構成で、電源は250W。

電源を入れるとBIOSは正常に起動するもののWindowsが全く起動しない状態だった。

お世辞にも良いマシンとはいえないスペック。これでWindows XPが走っているのだから動作は相当に鈍かったはず。

購入したのはCPU・マザーボード・HDD・メモリの4点。
流用するパーツはケース・電源ユニット・光学ドライブ。
流用する電源ユニットが250Wと非力なので、必然的に性能は抑えめになってしまうが、用途がインターネットの閲覧ということなので問題はない。

組立

スリムPCのためエアフローが悪く、更に電源ユニットが250Wしかないため、TDP45Wのノートパソコン用 省電力CPUを使用。

既存パーツの撤去

中を開くとマザーボードはAOPEN製。

今回は交換するつもりがないものの、搭載されている電源ユニットは特殊な形をしており、電源ユニットが故障したら交換は不可能。

CPUファンがサイドフローで、電源ユニットの吸気口に向かって吹き付けるようになっている。

効率的だがマザーボードの冷却は考慮されておらず、そのうえサイドフローにするため、妙なパーツがついている。

スリム型はドライブに敷居があり、思わぬ所をボルト留めしているので結構面倒くさい。

2005年製のPCだが、HDDもDVDドライブもインターフェイスはIDE。

ドライブ類と配線を外し、CPUのヒートシンクを取り外す。

このタイプは留め具をドライバーなどで押し下げつつ、ロックを外すと簡単に取り外せる。
冷却ファンが小さいためか、ヒートシンクが意外と大きい。

搭載されていたAMD Sempron 初期のSocket Aタイプ。

Athlon XPの廉価版で、FSBが333MHzになっている事以外、性能差はない。
AMDのローエンドCPU Duronの後継として投入された、Intel Celeronの対抗馬的 CPU。

マザーボードを外した状態。

後は電源を外して、エアークリーナーで掃除し、ケース内部もきれいに拭き上げる。
5年前のパソコンとは思えないほど、ケース内部は予想以上にきれい。

パーツの取付

今回のAthlonⅡx2 240eはノートPCにも使用できる低電力タイプのため、リテールパッケージのヒートシンク・冷却ファンともにコンパクト。
ただ、使用するケースに背面ファンがないため、エアフローが悪いことを考慮して、余っていたAthlonⅡx2 260のリテール冷却装置を使用。

マザーボードの設置が完了。
主電力の24pinと12V、CPUファンの接続、メモリの差し込みを終えると、次はフロントパネルコネクタ。

+-が分からないため、取り敢えずケーブルに記載のあるとおり、Power Switch、Power LED、HDD LED、Reset Switchを各所定の箇所に接続。今回のケースにはSpeakerがない。

フロントのUSBとAudioコネクタも、マザーボードの所定箇所に接続し、モニタと接続して通電テストを実施。

問題なくBIOSが起動。
パワーLEDも点灯しているため、接続に問題はなく、通電テストは無事終了。
次はハードディスクなどのドライブ類を接続する。

電源ケーブルにSATAがないため、変換ケーブルを使用してハードディスクを接続し、固定パーツに取り付けを行い所定の場所に設置。

光学ドライブが収めてあるパーツを取り付け、光学ドライブをIDEで接続。

次にケースに備え付けのメディアカードスロットを接続。
コネクタは5pinでもともとUSBコネクタに接続したあった。

USBコネクタは10pinでVCC・D+・D-・GND・Emptyの5pinとVCC・D+・D-・GND・NCの5pinから構成されている。
VCCは電源、D+・D-は信号線、GNDはグランド(アース線)、NCは非接続。

メディアカードスロットのコネクタはVCC・D+・D-・GND・NCの5pinに接続する。

これで接続は全て完了。

後はエアーフローのためにも配線を整える。
少々強引に光学ドライブ固定パーツの下、ハードディスクの横にある空間に、ハードディスクの放熱の妨げないよう注意しながらIDEケーブルを押し込め、その他の配線も極力まとめて整えていく。

改造前と比較するとマザーボードの上はすっきりした。

後はOSをインストールして動作テストを実施して、この構成でどれほどCPUやマザーボードの発熱が抑えられているか確認する。

当然のことながら、この改造によりメーカーサポートは対象外になり、付属のリカバリCDも使用不可となる。

Spec

CPU:AMD AthlonⅡx2 240e 2.8GHz
マザーボード:FOXCONN M61PMP
メモリ:DDR3 1024MB Single
グラフィック:nVIDIA Geforce6150SE nFoce430(オンボード)
電源:250W

AthlonⅡx2 240e は2コア2スレッド、定格2.8GHzで動作する。

室温28℃でOSのインストールやアップデート、アプリケーションのインストールなどをして約3時間使用している状態。

TDP45Wが奏功したのか、思ったよりもCPUの温度は上がっておらず、マザーボードとHDDも特に問題なし。

CrystalMark

CPUの性能はAthlonⅡx2 245 と大差なし。

各アプリケーションの起動やレスポンスも悪くなく、ブラウジングメインの使用なら全く問題はない感じ。





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