Bullzip Free PDF Printerのインストールと使い方

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Bullzip PDF Printerは簡単にPDFファイルを作成できる仮想プリンタソフト。
フリーウェアのライセンスは10ユーザーまでで、商用利用も可能になっている。

PDFファイルの他にもBMPやJPEGなどの画像ファイルとして出力することも可能で、仕上がったファイルサイズも小さく、手軽にPDFファイルへ変換したい場合に最適。
ファイル情報やセキュリティなどの機能も搭載しており、使い勝手は上々。

システム要件

OS:Windows XP(SP3) / Vista / Windows7 / Windows8 / Windows10
※Ghostscript9.10以降が必須

ソフトの入手先

Bullzip PDF Printer 公式サイト ダウンロードページlink




Bullzip PDF Printerのインストール

Bullzip Free PDF PrinterはGhostScriptを使用してPDFファイルを出力するため、本体のインストールと同時にGhostScriptもインストールされる。
インストールそのものは日本語のセットアップウィザードなので特に問題は無い。

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Bullzip Free PDF Printerのダウンロードページにある「Download」をクリック。

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料金プランが表示されるので、少しスクロールして「Community Edition」にある「Download it here」をクリックすると、「Setup_BullzipPDFPrinter_xx_xx_x_xxxx_FREE」というインストーラーがダウンロードされる。

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ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックするとセキュリティ警告が出るので「実行」。

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言語選択は「Japanese」になっているはずなので、そのまま「OK」。
他の言語が選択されている場合はプルダウンリストから「Japanese」を選択。

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使用許諾書に目を通して「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

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インストール先を変更する場合は指定。こだわりがなければデフォルトのままでOK。

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ここもデフォルトのままで「次へ」。

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Free PDF Printerを実行するために必要な外部プログラムの選択。
必須なのは「Ghostscript」のみで、「PDF Power Tool 」と「Xpdf」はオプション機能になる。

ただ、PDF Printerのフリーエディションでは、電子署名などのオプション機能を使用すると「TRIAL MODE − a valid license will remove this message. See the keywords property of this PDF for more information.」という一文が赤文字で文書の最下部に挿入されるため、見栄えはあまり宜しくないので、これらの機能を使わないなら「PDF Power Tool 」と「Xpdf」はインストールしなくてもOK。

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セットアップはFree PDF Printerをインストールした後、外部プログラムをダウンロードしてからインストールする。

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これでセットアップ完了。

使用方法

Bullzip PDF Printerは仮想プリンタソフトなので、印刷物が紙で出力されるか、PDFファイルで出力されるかの違いで、使い方は普通のプリンタで印刷する手順と同じ。

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コントロールパネルから「デバイスとプリンター」を開くと「Bullzip PDF Purinter」がプリンターとして認識されているのが確認できる。

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「印刷」機能を実装しているソフトであれば、全て「Bullzip PDF Printer」でPDFファイルを作成できる。

PDFで保存したいファイルを開いた状態で、使用しているアプリで「印刷」を実行すると、大抵はWindowsのシステムダイアログが開くので、「プリンターの選択」で「Billzip PDF Printer」を選択して「印刷」をクリック。

一般

シンプルにPDFファイルを作成するなら使用するのは「一般」タブのみ。

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保存するファイル形式と保存先を指定したら、「保存」をクリックするだけでPDFファイルが出力される。

普通にPDFを作成するだけなら、必要な操作はこれだけ。

pdfprinter015「フォーマット」のプルダウンリストをPDFから変更することで、BMP、EPS、JPEG、PCX、PNG、PS、TIFFなどで出力が可能。

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「オプションセット」を「規定」から「編集」に変更すると、ダイアログのリセットメッセージが出てBullzip PDF Printerのオプション設定が開く。

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Bullzip PDF Printerのオプション設定には電子署名もあるが、この機能は「PDF Power Tool 」がインストールされていないと使用できず、また、フリーエディションでは「TRIAL MODE」とファイルに印字されるため実用的ではない。
TRIAL MODEで利用する場合は、表示されるメッセージで「トライアルモードで継続」を選択。

各設定は基本的に規定のままでOK。
変更した箇所は「適用」をクリックしることで、次回から「規定」の設定として使用される。

ドキュメント

出力ファイルがPDFの場合のみ、PDF Informationの編集ができる。
PDF InformationとはPDFファイルに埋め込まれるメタデータで、作者・表題・題目・キーワードのほか、ファイル作成に使用されたアプリケーションやPDFのバージョンなどの情報を確認できる。

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上図は日本HPの法人向けノートPC ProBook450のスペック表のPDF Infomationを開いたところ。
PDF Infomationはファイルのプロパティで確認できる。

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Bullzip PDF Printerの「ドキュメント」タブでは、PDF Informationの「作者・表題・題目・キーワード」が入力できる。
これらの項目はファイルを作成しているアプリの情報が元になっており、入力情報を削除して空白にすることも可能。

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「品質」では変換するPDFの画質を「規定・画面・EBook・プリンタ・製版」の5つのレベルから選択可能。
上図は各品質でPDFファイルに出力したサンプルを400倍に拡大したもの。
※「画面」のサンプルは取り漏れ(_ _;)

サンプルは文字が書かれている画像で、400倍にすると各品質ごとにブロックノイズの出具合が異なることが分かる。
ただし通常倍率(100%)の時は見た目に大きな差はなく、WordやExcelなどで文字入力されたものをPDF出力した場合、400倍に拡大してもブロックノイズは確認できなかった。
また、ファイルサイズは規定が最も小さく、サンプルでは最も画質の良い「製図」は「規定」の25%ほどファイルサイズが大きくなった。
「互換性レベル」は文字通りAcrobatととの互換性で、デフォルトのPDF1.5(Acrobat6.x)で問題ない。

「画像圧縮」はファイルに画像が含まれている場合に圧縮してファイルサイズを小さくするもので、フリーエディションで「画像圧縮」を「OFF」にすると出力したファイルの下部に「TRIAL MODE」と赤字で挿入されるため、画質を向上したい時は「品質」を「製版」にするほうが良いかも。

「PDF/A-1b」は国際標準規格に完全準拠の仕様で、ファイルサイズが若干大きくなる。

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「サムネイルを見る」は出力したファイルを開いた際に、「ページサムネイル」としてPowerPointのようにページのサムネイルが表示されるようになる。
ただ、この機能が有効なのはAcrobat Readerだけで、Acrobat Reader以外のビュワーではアプリの機能として、ページのサムネイル表示を実装しているものが多い。

「ウェブ用高速表示」は文字通り、ウェブ表示用に最適化された仕様で、具体的にはリニアライズドPDFという仕様になる。
ただし、この機能もフリーエディションではページ最下部に「TRIAL MODE」の文字が挿入される。

画像

イメージタブは、「一般」タブの出力ファイル形式で画像フォーマットを選択した場合に設定可能になる。

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「デバイス」では選択した画像フォーマットによって異なり、JPEGだと「jpeg」と「jpeggray」が選択可能で、PNGだと「pngmono」「pnggray」「png16」「png256」「png16m」「pngalpha」の選択肢がある。
「mono」は白黒、「gray」はグレースケールで、後は色数なので16色(4bit)、256色(8bit)、1677万7216色(24bit)、1677万7216色(32bit)になり、出力する画質やカラーを指定できる。
また、PNGの場合のみ32bitで透明度(アルファ値)の情報を持たせることが可能。
「水平解像度」「垂直解像度」では画像解像度の指定ができ、デフォルトは150dpi。
画像解像度とはドット(点)が1インチ(25.4mm)にいくつ並んでいるか(いくつのドットに分割されているか)を基本としたdpi(ドット・パー・インチ)という単位を使用し、パソコンで取り扱う画像データは96dpiのものが多い。
少々ややこしいが、画像に変換するファイルがA4サイズで、画像解像度を96dpiに設定した場合は1122px x 793pxの画像になり、150dpiで出力すると1753px x 1240pxの画像になる。
デジカメで撮影した画像のファインモード(3648×2432)だと300dpi程度なので、デフォルトの150dpiは画質とファイルサイズのバランスが取れた設定だったりする。

「アルファ・ビット」は画像のアンチエイリアス(画像のジャギーを低減する処理)で、数値を下げるとアンチエイリアスの効果を下げることができる。

「1ページにつき1イメージファイル」にチェックを入れておくと、複数ページの書類を印刷する際、印刷する書類のページ数だけ画像ファイルが作成され、チェックを入れていないと1ページ目しか画像ファイルに変換されない。
また、チェックを入れて「保存」をクリックすると「<pageno>マクロを出力するファイル名に不可しますか?」と、ちょっと意味不明なメッセージが出る。
これは複数作成されるファイルに連番を付ける機能なので、「はい」を選択。ここで「いいえ」にすると上書きの警告が出て一度に複数の画像ファイルが作成でき ない。

透かし

「透かし」は出力したファイルに透かし文字を入れる機能だが、フリーエディションでは「TRIAL MODE」で使用になる。

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「テキスト」には透かしで入れる文字を入力。ただし、日本語で入力すると文字化けする。
もちろん日本語フォントを選択しても化けるので、利用する場合は半角英数字のみ。
「前」となっているが、これは「Front」と「Font」の読み違えだと思われ、この項目ではフォントの種類を選択する。
@が先頭についたフォントは日本語の縦書き用のフォントなので除外。%が付いたフォントも特殊なので除外。&が先頭についたフォントも避けた方が無難。

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「サイズ」は単位が不明だが、A4サイズいっぱいに入れるなら200くらい。
空白のままでも透かしは入るが、A4だと100~200くらいがオススメ。

「アウトライン」はフォントの縁の幅を設定。
大きな透かし文字を入れる場合はアウトラインの数値を増やしたほうが良いかも。

「レイヤ」では透かし文字を本文の背景としていれるか、本文の上に入れるか指定する。

「回転」は透かし文字の角度。
デフォルトでは対角線上に入るようになっているが、ここへ数字を入力すると、その角度で透かし文字が入る。

「水平の位置」「垂直の位置」は透かし文字を入れる位置を指定。
垂直・水平でそれぞれ「上・中央・下」を選択し、、調整のところに数値を入れて、右の図で位置を確認しながら微調整を行える。

結合

結合タブでは指定した既存のPDFファイルに、新たにPDF出力するドキュメントを結合することが可能で、選択した既存のPDFを背景として挿入するトリッキーな機能もある。

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「PDFの付加」のところにある「…」部分をクリックして、これからPDFに出力するファイルに結合するファイルを指定する。
ただし複数のPDFファイルを指定することは出来ない。

次に結合する位置を指定。
「上・下」とあるが、この「位置」は指定したPDFファイルの位置を示しており、「上」を選択すると指定したPDFファイルが、Bullzipで新たに出力するPDFファイルの上にくる。

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「背景PDF」は「PDFの付加」と同じ要領で既存のPDFを選択すると、選択したPDFを背景として取り込むことが可能だが、この機能はWordなど文書ファイルなどで有効で、画像ファイルをPDF化したものでは、背景の上に画像が重なるため背景は見えなくなる。
また、背景に指定したPDFファイルは透過されるため、写真などをPDF化したものだと解像度を高くしても少々残念な画質になる。

セキュリティ

セキュリティタブはパスワードによるセキュリティ設定が可能で、「一般」以外のタブではおそらく最も使用頻度が高い機能。

pdfprinter029「所有者のパスワード」を入力することで「ユーザーのパスワード」や「許可」の項目が有効になる。

「所有者のパスワード」はファイルそのもののアクセス制限に実行するために必要で、設定を解除するためには「所有者のパスワード」が必要になる。

「ユーザーのパスワード」を設定すると、ファイルを開く際にパスワード入力が必要になる。
当然ながら「所有者のパスワード」と「ユーザーのパスワード」を同じものにすると、「所有者のパスワード」が簡単に破られ、セキュリティが解除されるので要注意。

「許可を設定する」にチェックを入れると、印刷設定が「許可されていません」「高品質」「低品質」から選択でき、「許可されていません」にするとセキュリティを解除しない限り印刷や他形式ファイルへのエクスポートができなくなる。
また、「クリップボードへコピーする」のチェックを外すと、PDFビュワーに備わっているスナップショット機能を無効にできる。ただし、スクリーンショットは無効にできない。


PDF編集

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