Chromeリモートデスクトップ のインストールと使い方

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Chromeリモートデスクトップ の特徴

  • パソコンの遠隔操作が可能になる Google Chromeの拡張機能
  • セットアップ後はリモートデスクトップアプリとしてスタンドアロンで使用可能

Chromeリモートデスクトップで ホスト(リモート操作される側)に設定できるのは Windows / Mac / Linux で、Android/ ChromeOSの Chromeリモートデスクトップ は クライアント(リモート操作する側)のみサポートしている。

開発元

  • 開発元:Google LLC
  • 開発元の拠点:米国

ダウンロード

システム要件

  • バージョン:120.0
  • Google Chrome が動作する環境

Wake On LAN の設定

遠隔地からスリープ状態のパソコンをリモート操作する場合は、起動するパソコンやルーターで WOLの設定と、パソコンを起動する WOLアプリが必要。

ホストの準備

Chromeリモートデスクトップには、ホスト(リモート操作される側)のモニタ表示の設定や、音声出力をオフにする機能がないため、リモートアクセス時はホストのモニタでリモート操作の状態が表示され、音声も出力されるので、リモート操作を行う前にホストのモニタ電源や、音声の出力 の設定を確認する。

ホストとクライアントでは音量設定が異なるため、ホストをミュート にしてもクライアントの再生に影響はない。

インストール

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公式サイト に Googleアカウントでログインした Google Chromeでアクセスし、リモートアクセスの設定  のダウンロードボタンをクリック。

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chrome ウェブストアが開くので Chrome Remote Desktop を Chromeに追加。

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リモートアクセスの設定 の表示が インストールの準備完了 に変わるので、利用規約とプライバシポリシーに問題なければ「同意してインストール」。

インストールの準備完了 に変わらない場合は再度ダウンロードボタンをクリックする。

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ダウンロードした chromeremotedesktophost を起動し、 ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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インストールが完了すると 名前の選択 になるので、デバイスの表示名を指定して「次へ」。

デフォルトで PC名が入力されている。

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リモートデバイスへの接続時に使用する 6桁の PINを設定して「起動」。

匿名の使用データ送信を拒否する場合はチェックを外して無効にする。

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ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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デバイスが登録されて Chromeリモートデスクトップのインストール と設定が完了。

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アプリをインストールするため、デバイスがオンラインになったらブラウザの 更新ボタンをクリックして リロード し、リモートデスクトップアプリ のインストールダイアログが表示されたら「インストール」。

アプリをインストールしない場合は拡張機能をピン留しておく。

Chromeリモートデスクトップアプリは プログラムと機能 からアンインストールできる。

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ダイアログが表示されるので「インストール」。

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デスクトップに Chromeリモートデスクトップのショートカットが作成される。

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リモート操作するすべてのデバイスに Chromeリモートデスクトップをインストールしてセットアップ完了。

Chrome リモートデスクトップ の使い方

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Chrome Remote Desktop アプリを開くか、拡張機能の Chrome Remote Desktop をクリックして、リモートのデバイス からリモート操作するデバイスを選択。

オンライン になっていないデバイスは接続不可。

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PINの入力を求められるので、リモートアクセスの設定で登録した PINを入力。

「このデバイスにPIN を保存します。 」を有効にすると、次回から PINの入力を省略できる。

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クリップボードへのアクセス許可を求めるダイアログが表示されるので「許可」。

Chrome リモートデスクトップ の設定

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リモートデスクトップのメニュー画面はスライド式で、右端の矢印タブをクリックして展開し、上部のピンアイコンで固定できる。

  • セッションのオプション
    セッション(接続)の切断のほか、接続先の表示設定を編集。
    デフォルト設定での使用を推奨。
  • 動画
    リモートアクセス時に表示するホストの画面に関する設定。
    動画コーデックを VP9 に変更すると「高画質」を有効にできる。
  • 入力操作
    クライアント側 の キー入力では ホストの操作 ができない Ctrl+Alt+Del などのコマンド送信や、キーマッピングで独自のキー設定ができる。
    「キーボードショートカット」はリモート中のパソコンに送信されないキーを設定するもので、通常の ショートカットではない。
  • ディスプレイ
    ホスト(接続先)がマルチディスプレイ環境の場合に、表示するディスプレを選択。
  • ファイル転送
    ホスト/ クライアント間でファイルを送受信する。
    ホスト(操作される側)から クライアント(操作する側)はダウンロード 、クライアントから ホストへはアップロードを選択してファイルを指定する。

音声が出ない場合の対処法

Chromeリモートデスクトップを設定して、リモート接続時に「音声が出ない」「辛うじて音声は出力されているが再生速度がおかしい」といった症状が発生する場合は、Chromeリモートデスクトップサービス の設定で デスクトップとの対話をサービスに許可 を有効にすると回避できる。

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スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から ファイル名を指定して実行(Win + R)で services.msc と入力して Windowsサービス を開く。

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サービス の一覧から Chromeリモートデスクトップ サービス をダブルクリックで開く。

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プロパティの ログオンタブにある デスクトップとの対話をサービスに許可 にをチェックを入れて再起動。

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再度リモート接続すると音声が再生されるはず。

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