CloudReadyのインストールと設定

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ChromebookというWindows以外のパソコンに興味はあるものの、パソコンはあるし、購入してまで試すのも躊躇してしまう。
そんな悩みを解決してくれるのがCloudReady。
手元に使用しなくなった古いパソコンが有れば、CloudReadyをインストールすることで最新のChromebookにモデルチェンジできる。

CloudReadyはGoogleのオープンソースOS 「Chromium」をベースに構築されたオペレーティングシステムで、PCにインストールすることでChromebook化することができる。ただし、Chromebookで2017年モデルからサポートされているGoogle Playストアは利用できない。

開発したのはアメリカのNeverwareで、Homeエディションのみ無料で使用可能。
Chromebookと同様、主に教育機関向けに低価格で提供されており、MicrosoftのOfficeオンラインと統合されたOffice365 Education エディションなど、複数のバージョンがある。

システム要件

RAM:2GB以上

Android -x86と同じく2008年前後のローエンドPCでも動作可能。

ソフトの入手先

CloudReady Homeエディション ダウンロードページ




インストールメディアの作成

CloudReadyをインストールする際に必要なものは、8GBもしくは16GBのUSBフラッシュメモリと、Chromeブラウザを実行しているPCやMac、Chromebookと、CloudReadyをインストールするパソコン。

※USBメモリは8GBか16GBのみ利用可能で、32GBや64GBは不可。

CloudReadyには動作テスト済みの認定モデルがあるので、インストールするマシンが存在するか事前確認を推奨。

CloudReady 認定モデル

CloudReadyには64bitバージョンと32bitバージョンがあり、CPUが64bitに対応している場合は64bit、古いPCやネットブックの場合は32bitバージョンを使用。

ダウンロードしたZIPファイルを解答したら、Chromeブラウザを起動する。

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Chromeブラウザが開いたら「Chromebookリカバリーユーティリティ」の拡張機能をインストールする。

Google Chrome用 機能拡張 「Chromebookリカバリーユーティリティ」

Google Chromeでリンク先を開き、「Chromebookリカバリユーティリティ」の機能拡張が表示されたら「Chromeに追加」をクリック。

メッセージが出るので「アプリを追加」をクリック。
 Google Chromeのアプリに「リカバリ」が追加されるのでクリックして起動。

「Chromebookのリカバリメディア作成」ウイザードが起動したら、右上のギアアイコンから「ローカルイメージを使用」を選択し、先ほど解凍したCloudReadyのフォルダ内にある「chromiumos_image.bin」ファイルを選択。

8GBまたは16GBのUSBメモリを挿して、ウイザードが認識したら「次へ」。

ウイザードではSDカードも利用できるようになっているが、CloudReadyでは8GBまたは16GBUSBメモリのみ利用可能。

準備ができたら「今すぐ作成」をクリック。

完了したらUSBメモリを取り外す。

今回生まれ変わるのは、2008年に購入したウルトラモバイルの走りEpson Directの「Na01 mini 」。

CPUはAtom N270(1.6GHz)、RAMは1GBしか搭載していないので、システム要件を満たしていないが、取り敢えずインストールしてみた。

はじめにBIOSを呼び出してUSBメモリを1stBootに設定。

「Na01 mini 」は起動時に「F2」でBIOSが呼び出せるが、このあたりは機種によって異なるのでマニュアルを参照。

Atom N270は64bitに非対応のCPUなので、64bitのCloudReadyだと「This kerner requures an X86-64 CPU, but only detected an i686 CPU.(このカーネルはX86-64 CPUが必要ですが、検出されたのはi686CPUです)」というメッセージが出る。

CloudReadyが正しく認識されるとChromebookと同様の設定画面が表示されるので、「Select your language」を「日本語」、「Select your keyboard」も「日本語」、そして「Select a network」を任意で選択して「Continue」をクリック。

ネット接続されないと次へ進めないので、有線・無線いずれかの接続が必須。
有線の場合は「イーサネット」、無線の場合は検出されたアクセスポイントから任意で接続。

Googleアカウントを入力。

CloudReadyが起動。

ただ、この状態はUSBメディアから直接起動しており、PC本体にはインストールされていない。

初回のみメッセージが出るので「✕」で閉じる。

CloudReadyをPCにインストールするには、タスクトレイのユーザーアイコンをクリックし、「Install CloudReady..」を選択。

「インストールする前にPC内のデータはバックアップされているか要確認。
インストール中にデータが損失したり、CloudReadyが正常に動作しなくても責任は負いません。それでも良ければ「Install CloudReady..」をクリックしてください。」みたいなことが書かれている。

インストール方法は「スタンドアローン」と「デュアルブート」の2通り。

スタンドアローンはハードディスクをフォーマットしてCloudReady単体で動作するマシンになり、デュアルブートは既存のWindowsを保持したまま、CloudReadyをインストールするもの。
ただし、デュアルブートはUEFIのWindowsのみ対応。

今回はマシンのOSがXPだったこともあり、UEFIではなくBIOSなのでスタンドアローンでインストール。

ハードディスクを消去してCloudReadyをインストール。
インストールが開始するとキャンセルはできないので、決心がついたら「Erase Hrard Drive & Install CloudReady」をクリック。

インストールが完了すると自動的にシャットダウンするので、起動してBIOSを呼び出して、変更した1stブートをハードディスクへ変更すると、正常にインストールされていればCloudReadyが起動する。

メディアプラグイン

CloudReadyはChromeOSとほぼ同じなのだが、CloudReadyには設定ページに「Media Plugin」という項目があり、ChromeOSでは標準でサポートしている機能を個別にインストールする必要がある。
これらのプラグインはオープンソースではなく、権利が存在するものなので、このような形になっている模様。

「設定ページ」にはタスクトレイのアカウントアイコンをクリックし、「ギア」アイコンをクリックする。

「Adobe Flash」はスティーブ・ジョブズに嫌われ、モバイルから駆逐されてしまったが、未だに使用しているサイトが多いのも実情なので、必要に応じてインストールする。

「Proprietary codecs」はChromeブラウザに追加するコーデックで、動画や音声の再生をサポートする。

「Widevine Content Decryption Module」は動画を保護する「Google Widevine」といいプログラムが使用されたコンテンツを再生する際に必要。

いずれのプラグインもインストール後は再起動が必要。

スワップ領域の設定

ChromeOSと同様、CloudReadyも通常操作であればシステム要件のメモリ2GBで十分に動作するが、さすがに1GBのメモリでは動作がギコチない。
また、2GBのメモリを実装していても、ブラウザのタブをやたらと開いたりすると、メモリが不足してくるため、データを一時的にハードディスクへ保存するスワップ領域を作成する。

CloudReadyのShell「Crosh」を起動する。

「Crosh」の起動は「Ctrl」+「Alt」+「T」 の同時押し。

crosh> の後に「swap enable 2000」と入力。

なぜ2000(2GB)なのかというと、Googleがスワップ領域を2GB以内で作成することを推奨しているらしい。

入力したら続いて「exit」を入力してcroshを閉じて完了。

Croshの入力だけではスワップ領域が作成された手応えがないため、Chromeのアドレスバーに「chrome://system」と入力してエンターキー。

表示されたシステム情報から「mem info」を展開して、「Swap Total」に数値が入っていれば領域が作成されている。
作成直後に確認したら1407660KBと微妙な数値になったが、再起動後に確認すると1999996KBで認識した。

作成したスワップ領域を削除する場合は、Croshで「swap disable」入力するだけ。

セットアップはしたものの使い込んでいないので何とも言えないが、WindowsXPが走っていたときよりも動作は軽い。
はっきり言って使い物にならないマシンだったのだが、ネットサーフィンだけなら辛うじて使用できるレベルになった。

不具合らしきものは起動中にノートを閉じてスリープ状態にした後、復帰しない現象が発生。電源ボタンの長押しで強制終了を試みたが、なかなかシャットダウンせず、幾度か繰り返すうちに何とか電源が落ち、再起動後は普通に動作している。









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