DVDFabがAACS2.0の解除機能を実装


2018/04/05

DVDやBlu-rayのリッピングで定評のあるDVDFabを開発している中国のFengtao Softwareが、DVDFab UHD Copy ・DVDFab UHD Ripperなどで、次世代4K UHD Blu-rayに採用されている保護技術 AACS2.0の保護解除機能を実装した。

AACSはBlu-rayに使用されている保護技術で、開発しているのはワーナー・ブラザース、ウォルト・ディズニー、マイクロソフト、インテルなどで設立したAACS LA(Advanced Access Content System Licensing Administrator)。



Fengtao SoftwareとAACS LAの争いは2014年に始まり、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に違反するとして、AACS LAがFengtao Softwareをニューヨーク連邦裁判所に提訴。
判決はDVD Fabの公開禁止など、AACS LAの勝利に終わったものの、ほどなく差止命令が無視されて再販されたため、AACS LAがFengtao Softwareに損害賠償を請求する事態になった。

DVDFab Has Ignored Court’s Shut Down Order, AACS Says

2016年にはDVDFabと同様、リッピングソフトを提供していたSlySoftが閉鎖に追い込まれているが、こちらも半年ほど潜伏した後、RedFoxと名を改め、RedFox Any DVDなどをリリースしてしぶとく活動している。

そんなこんなでイタチごっこの保護技術と解除ソフトだが、SlySoftが閉鎖に追い込まれた直後に、Fengtao Softwareは次世代Blu-rayに使用される保護技術 AACS2.0はサポートしないことを発表していた。

DVDFab Says No Crack For Next-Gen Blu-ray Discs

ところが、発表を反故して先日AACS2.0のリッピングソフトをリリースしてしまった。

AACS LA 与しやすしと踏んだのかどうか定かではないが、まだ普及すらしていないBlu-rayの次世代規格 保護技術は解除が可能になってしまった。

DVDFab UHDリッピング 製品ページ

無論、日本国内で使用すると著作権法の「技術的保護手段の回避」に抵触するので、AACS2.0の保護を解除する目的で使用するのは厳禁。






トピックス&コラム

FacebookとGmailのプライバシー問題

2018/07/08 性格診断アプリで収集された個人情報が、英国の選挙コンサルティング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」に横流しされていることがリークで発覚した事に端を発したFacebookの情報漏えい問題は、その後、A … 続きを読む

Coinhiveの問題

2018/06/15 いま話題のCoinhive。 16人が摘発、3人が逮捕されている。 他人PCで仮想通貨「採掘」=サイト閲覧者に無断で-16人を初摘発・警察当局 すでに賛否両輪、様々な意見が噴出しているが、家宅捜索を … 続きを読む

闇サイト(ダークウェブ)とは

2018/06/07 COINCHECKで発生した仮想通貨NEMの流出問題で、その流出NEMがダークウェブのサイトで全て他の仮想通貨に交換され、ダークウェブが注目されたと思ったら、今度はダークウェブ上に児童ポルノ画像を公 … 続きを読む

Synergy2がBeta版に引き戻し

2018/05/24 2018/06/01更新 Synergy1から大きく進化したSynergy2は、インストールするだけで複数のPCを1組のマウスとキーボードで操作が可能になる。 ただ、使い込むと少々難があり、日本語環 … 続きを読む

GDPR(EU一般データ保護規制)対策

2018/05/18 EUで2018年5月25日にGDPR(General Data Protection Regulation)が施行される。 GDPR(一般データ保護規制)は日本で言うところの個人情報保護法。 欧州に … 続きを読む