FlashBack Expressのインストールと使い方


デスクトップに表示されているものを録画する「デスクトップキャプチャ」ソフトの中でも、日本語に対応しており、コーデックなどの知識がないビギナーでも簡単に使用できるのが、英国のソフトウェア会社「Blueberry Software」が提供している「FlashBack Express」。

多くのデスクトップキャプチャソフトのフリーエディションには、録画時間やロゴの挿入などの制限があり、使用する環境での動作確認程度でしか使えないのだが、FlashBack Expressは「デスクトップを録画する」ことに関しての制限がなく、ウェブカメラでの録画にも対応しており、圧縮された状態で保存されるが画質も悪くはない。
また、メモ挿入やカーソルをハイライトにしたり追尾する機能があるので、手軽なチュートリアルの作成などでには重宝する。

ただし、FlashBack Expressの録画ファイルは「.fbr」という独自形式のため、専用のFlashBack Expressレコーダーでしか再生できず、録画時のフレームレートが最大で10fpsのため、アクションゲームなど動きの激しいもののキャプチャは微妙かも。

有料(49ドル)のFlashBack Proにアップグレードすれば、録画したファイルの編集や.wmv以外のファイル形式への出力が可能になる。

システム要件

バージョン5.26.0 現在

OS:Windows XP / Vista / Windows7 / Windows8 / Windows10(32bit & 64bit)
CPU:Dual Core 1GHz以上のPC互換機
RAM:1GB以上(4GBを推奨)
モニタ解像度:1024 x 768以上

ソフトの入手先

Blueberry Software 公式サイト ダウンロードページlink



FlashBack Expressのインストール

FlashBack Expressはインストーラーをダウンロードする際に、メールアドレスを入力して無償のライセンスキーを取得する必要があるものの、アドウェアやスパイウェア、無関係のアプリをインストールするような項目はなく、セットアップ自体は非常にシンプル。

ダウンロードページの「We send a free licence for FlashBack Express to your inbox」の項目にライセンスキーを受け取るメールアドレスを入力し、次の項目はFlashBack Expressの用途を選択。
個人で使用するなら「Home/Hobby」。

ダウンロードボタンの下にあるランゲージリストから「日本語」を選択。

メールアドレスの入力と言語選択ができたら「DOWNLOAD – FREE FOREVER」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、ユーザーアカウント制御のメッセージが出るので「はい」をクリック。
日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

使用許諾書が表示されるので確認後して問題がなければ「このライセンス契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」。

インストール先の指定。
フォルダ名が長くなるので末尾の(Japanese)は削除したほうが良いかも。

スタートメニューへの追加も末尾の(Japanese)を削除して「次へ」。

ショートカットの作成は任意でチェックを入れて「インストール」をクリック。

「利用状況のデータ送信」は任意でチェックを入れて「完了」。

インストーラーのダウンロード時に入力したメールアドレスのメールを確認し、FlashBackからのメールに記載されているライセンスキーをコピーする。

初回起動時にライセンスキーの入力を求められるので、コピーしたライセンスキーをペーストして「続ける」をクリック。

使用するPCの環境をテストして、キャプチャの品質レベルを自動的に設定するお利口さん。

トップメニューが表示されたらセットアップ完了。

使用方法

FlashBack Expressは「レコーダー」と「プレーヤー」に分かれており、同時にインストールされる。
レコーダーで録画したファイルの拡張子は「.fbr」で、再生できるのはFlashBack Expressのプレーヤーのみになり、「.wmv」ファイルへのエンコードも、レコーダーではなくプレーヤーで実行する。

トップメニューは不要なので「開始時に常にこのウインドウを表示する」のチェックを外して「閉じる」。

設定

ポップアップメモ機能を使用や録画の開始・停止のホットキー割当などは、「オプション」メニューで行う。

上部メニューの「ツール」から「オプション」を選択。

左ナビゲートバーから「デスクトップ」を選択。
録画時にデスクトップの壁紙を無効にしたり、デスクトップ上のファイルやショートカットアイコンの非表示化、FlashBack Expressの非表示化など、任意でチェックを入れて有効にする。

初期状態では「録画の停止」のみホットキーが割り当てられているので任意で追加する。
追加する場合は各項目のテキストボックスを選択し、割り当てるホットキーを押すだけ。

「ポップアップメモ」を有効にする場合は、「録画時のメモ書き」の項目で「メモをONにする」にチェックを入れ、他の項目を任意で有効にする。

この機能を有効にすると、マウスカーソルをモニタの上中央に持っていけば、メモウインドウが出現するようになる。

「その他」の項目ではデフォルトで有効になっている録画開始時のカウントダウンを停止させたり、録画ファイル保存時にファイル名への日付追加を有効にできる。

録画

録画は範囲を選択して録画ボタン、割り当てたホットキーを押すだけ。

FlashBack Expressのユニークなところは、録画時にマウスでクリックした箇所を記録しており、再生時にクリックした箇所へ移動できるので、マーカーのような使い方も可能。

レコーダーの設定画面が開く。

「録画」の項目では録画する範囲を「フルスクリーン」「領域」「ウインドウ」から選択。
ウインドウは指定したウインドウ全体を、領域はマウスでドラッグした範囲の録画になる。
サウンドについては、スピーカーから出力される音を同時に録音する場合にチェックを入れる。

録画範囲に「ウインドウ」を選択して録画ボタンを押すと、「ウインドウの選択」画面になり、マウスカーソルを移動させると、赤枠で録画対象の範囲が表示されるので、任意の範囲をクリックして確定する。

範囲を解除する場合は、カーソルを別の範囲に合わせてクリックだけ。

ただし、選択した範囲は固定のため、ウインドウを動かすと録画範囲から外れてしまう。
録画範囲をウインドウに合わせて移動させるには、「オプション」の「詳細設定」で「録画中のウインドウの位置を追尾する」を有効にしておく。

録画を開始するには「ウインドウの選択」画面の「録画」ボタンをクリック。
割り当てたホットキーは使用できない。

「オプション」でカウントダウンを無効にしていなければ、録画開始ボタンを押してから3 – 2 – 1 とカウントダウンがあり、3秒後から録画が開始される。

録画範囲を「領域」にするとカーソルが赤の十字ラインに変わるので、任意の範囲を対角線上にドラッグして範囲を指定。

「録画中に、領域周囲の赤いフレームを表示」と「録画範囲外を暗くする」のチェックを外すと、録画中も通常のデスクトップになるが、録画領域がわからなくなるため、チェックは外さないほうが良いかも。

「領域選択」画面の「録画」ボタンを押して録画開始。

録画範囲を「フルスクリーン」ンいしている場合は、特に設定は必要なく「録画」ボタンか割り当てたホットキーで録画が開始する。

ポップアップメモを有効にしていると、カーソルをモニタ中央上部に持っていくと、メモの入力ウインドウが出現するので、必要に応じてメモを入力。

録画の内容によって「オプション」の設定で「録画の一時停止」と「マウスカーソルがメモウインドウを離れるときに自動保存」を有効にしておくと便利かも。
自動保存が有効になっていない場合は「保存」ボタンが表示される。

メモの位置は「オプション」の設定で「マウスが移動したときに備考用のウインドウを表示する」という微妙な日本語の項目でデスクトップの「上・下・左・右」に変更できる。

メモを保存すると、FlashBack Expressプレーヤーで再生した際、タイムライン上に「T」のテキストアイコンが表示され、メモ挿入地点で再生が一時停止状態になる。

録画の停止は「停止」ボタンか割り当てたホットキーを押す。

録画したデータの処理を訊いてくるので三択から選ぶ。

レビューを選択するとFlashBack Expressプレーヤーが起動し、再生して録画内容を確認できるが、データの保存はFlashBack Expressプレーヤーで実行する必要がある。

「破棄」を選択すると再録画のウインドウが出るので処理を選択。

「保存」を選択すると「名前を付けて保存」の画面が開くので、保存場所とファイル名を指定して保存する。

再生

FlashBack Expressレコーダーで録画したファイルは、FlashBack Expressプレーヤーのみ再生可能で、Windows Media PlayerやVLC、MPCなどのマルチメディアプレーヤーでの再生は不可。
また、エンコードに関しても、FlashBack Expressプレーヤーから.wmvファイルへ出力できるが、XMedia Recodeなどのエンコーダーでは.fbrファイルは認識しない。

保存したファイルを開くとFlashBack Expressプレーヤーが起動する。
画面の左に表示されている「動画を改善します」を「✕」で閉じておく。

プレーヤーの基本操作はコントロールボタンで行う。
左から「再生」「先頭フレーム」「末尾フレーム」「前のフレーム」「次のフレーム」「ジャンプ」。

再生速度は4倍~0.25倍で変更可能。

「前のフレーム」「次のフレーム」はドロップダウンリストで「マーカー」などに変更できる。
ただし、FlashBack Expressで利用できるのは「マーカー」と「マウスクリック」くらいで、他の項目は有償バージョンで利用可能。

再生する動画のサイズ調整を「フィット」にするとウインドウサイズになる。

ユニークな機能がマウスカーソルを追尾したり、ハイライトにする機能で、カーソルを追尾させる場合は「クロップ」アイコンと「クロップを適用する」をクリック。

クロッピングでカーソルを追尾する際の画像サイズは、上部メニューの「効果」→「クロッピングとオートスクロール」→「クロッピングとオートスクロール領域のプロパティ」を選択。

画像サイズやカーソルの位置を指定する。

カーソルをハイライトにする場合は、上部メニューの「効果」→「カーソルをハイライトにする」をクリックして設定画面を呼び出し、「マウスカーソルをハイライトにする」にチェックを入れ、後は任意に設定して「OK」。

次回からの再生にも設定を適用する場合は「設定を新しい録画に適用する」をクリック。

カーソルハイライト&クロッピングを適用。
クリックした箇所も赤丸でポイントが入るので、編集機能はなくても、メモの表示とクロップだけでも、ある程度のチュートリアル動画は作成できる。

出力

FlashBack Expressはメールアドレスの登録が必要とはいえ無償で入手可能なので、作成した動画ファイルはFlashBackの動画ファイル「.fbr」のままでも良いかと思うが、より汎用性を高めるためにはデフォルトで再生できるフォーマットにする必要がある。
ただし、FlashBack Expressで変換できるのは、Windows環境ではお馴染みのWindowsメディアビデオ「.wmv」のみで、マウスカーソルのハイライトやクロッピングはそのまま出力できるが、メモ挿入地点での一時停止などの機能は当然ながら削除される。

wmvファイルへ出力する場合は、動画アイコンをクリック。

出力形式の選択はwmvファイル一択なので「OK」をクリック。

メモが挿入されている場合などにメッセージが表示されるので「続ける」。

出力オプションが表示されるので、左ナビゲートバーで「Video」を選択。
コーデックは「Windows Media Video 9」のままで良いのだが、デフォルトでは「品質」が「80」になっており、パスも「1パス」なので、仕上がった画質はソースに比べて明らかに劣化が見られるため、画質を優先させるなら、品質は最高画質の「100」、パスは「2パス」、ビットレートは1000kbpsくらいに設定すると劣化を抑えられる。

オーディオについてはデフォルトでサンプルレート44.1KHz、320Kbpsの固定ビットレートになっているので、音声でファイルサイズを削減するつもりがなければ、デフォルト設定でOK。

設定が完了したら「出力」をクリックすればwmvファイルが完成。

エラー発生時の対応

FlashBack Expressを利用している時々アプリがフリーズしたり、予期せぬエラーが発生することがある。

フリーズした場合は、アプリやPCを強制終了して再起動。
それで正常に動作すれば問題ない。

強制終了すると稀にFlashBack Expressが不機嫌になり、起動時にエラーメッセージを表示してくる場合がある。

「OK」をクリックすると、「なにがOKじゃ!」と言わんばかりにエラーメッセージが連続出現するので、クレーム処理と同様にFlashBack Expressの気が静まるまで、しばらく待つ。

FlashBack Expressがエラーメッセージを全部吐き出したら、タスクバーのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)で「タスクマネージャー」を選択。

FlashBack Expressを選択して「タスクの終了」。

ファイルが破損しているようなエラーが発生した場合、アプリを再起動しても修復しないことが多いので、FlashBack Expressをアンインストールしてから再インストールする。

アンインストールする場合はレジストリも削除できる「GeekUninstaller」の利用を推奨。

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