Googleドライブ バックアップと同期のインストールと使い方


Googleドライブのデスクトップアプリが2018年3月で終了することが発表され、後継のアプリケーションとして、従来のデスクトップアプリとGoogleフォトの機能が統合された「Backup and Sync(バックアップと同期)」がリリースされた。

見た目に混乱を招きそうだが、Googleドライブそのものは変わらず、WindowsとMac用のGoogleドライブにアクセスするためのツールが変更になっただけで、AndroidやiOSのアプリは関係ない。
「バックアップと同期」にはGoogleドライブとは別にオンラインストレージを提供していたGoogleフォトも統合され、より管理がしやすくなっている。

また、これまで「Googleドライブ フォルダ」のみの同期機能とは別に、デスクトップなど任意のフォルダの自動バックアップが可能になったことで、DropboxやOneDriveなど類似のオンラインストレージとの棲み分けが明確になり、利便性が大きく向上した。

個人的に最も多いミスが、作成したファイルをデスクトップに保存したままDropboxに移動するのを忘れてしまい、いざ使用する段になって気付くというパターン。
これも「バックアップと同期」でデスクトップのバックアップをとっていれば、Googleドライブから目的のファイルを落とすことができる。

オンラインストレージなので利用するファイルには注意を払う必要があるものの、バックアップ機能と世代管理が可能な「バックアップと同期」は、有料になったSugarSyncや改悪前のBitcasaの代替として、大いに利用価値がある。

ただ、Googleドライブは利用規約によって、アップロードされたコンテンツの全世界的なライセンスをGoogleに付与することになるので、利用する際には注意したほうが良いかも。

システム要件

バージョン2.34.5075.1619現在

OS:Windows7 以降
対応ブラウザ:Chrome(24以降)、Firefoxe(24以降)、IE(10以降)

※ブラウザに関しては最新バージョンの使用を推奨。
※CookieとJavaScriptは有効になってることが前提条件。

ソフトの入手先

Googleドライブ バックアップと同期 ダウンロードページlink



Googleアカウント

Googleドライブ バックアップと同期を使用するにはGoogleアカウントが必須なので、アカウントを持っていない場合は、事前にGoogleアカウントを取得しておく。

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バックアップと同期のインストール

「バックアップと同期」はダウンロードしたインストーラーを起動すると、全て自動的にインストールされ、カスタマイズ可能な項目は存在しない。

Web版Googleドライブの右上にあるギアアイコンに、Googleドライブ バックアップと同期のダウンロードページのリンクがある。

ダウンロードページの「パーソナル」にある「ダウンロード」をクリック。

「Google利用規約」を確認したて問題なければ、「同意してダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動する。

インストーラーを起動したら後は完了するまで全自動。

インストールが完了したら「閉じる」をクリック。

バックアップと同期の初期設定ウイザードが開始するので「使ってみる」をクリック。

Googleアカウントで使用してるメールアドレスを入力して「次へ」。

パスワードを入力したら「ログイン」。

「OK」をクリック。
「詳細」はGoogleドライブのヘルプページが開くので、確認したい時は「詳細」もクリック。

バックアップするフォルダの選択。
デフォルトで「ドキュメント」「パソコン(デスクトップ)」「画像」が選択されており、「フォルダを選択」から任意のフォルダを指定できる。
また、同時にGoogleフォトも設定する。

「マイパソコン」と表示されている部分は任意の名称に修正が可能なので、同一アカウントで複数のPCをバックアップする際は、名称を変更しておくと分かりやすい。

Googleドライブの容量

Googleドライブは無料で15GBの容量があるものの、GmailやGoogleフォトと共有のため、オンラインストレージとして純粋に15GBの空き容量があるわけではない。
ただし、Googleフォトを使用し、元のサイズではなく、「高画質」設定で保存した場合は容量を消費せず、実質無制限に画像や動画を保存できる。
一方、Googleフォト使用せずに画像や動画をGoogleドライブに保存、もしくはGoogleフォトを使用しても「高画質」設定ではなく「元のファイルサイズ」で保存すると、ファイルサイズの大小に関わらず、Googleドライブの容量は消費する。

Googleフォトの「高画質」設定は、写真のサイズが 1600万ピクセル を超える場合に1600万ピクセルまで縮小され、動画の場合は解像度が1080pを超える場合に1080pまで圧縮される。
また、ExcelやWordなどのMS OfficeファイルやLibreOfficeのファイルを保存すると容量を消費するが、Googleドキュメント・スプレッドシートなどGoogleのOfficeファイルは容量を消費しない。

そのため、画像や動画ファイルが多い場合は、Googleフォトを使用して「高画質」で保存するとGoogleドライブの容量は節約可能。
無論、規定サイズ以上のファイルは圧縮されるため、理論的な劣化は避けられないが、一般的な使用で影響がでるほどでもなかったりする。

各設定が完了したら「次へ」。

続いてGoogleドライブ フォルダの設定。
こちらが従来のGoogleドライブ デスクトップアプリで、Dropboxなどと同様にGoogleドライブに同期するフォルダを作成する。

「OK」をクリック。

「マイドライブをこのパソコンに同期」にチェックを入れると、オンライン上のGoogleドライブで「マイドライブ」の項目に属しているオブジェクトが同期される。

フォルダの同期先は初期設定でCドライブのユーザーフォルダ内に作成される「Googleドライブ」フォルダなので、必要に応じて「変更」をクリックして保存先を変更する。
Googleドライブフォルダの保存場所は、セットアップ後に変更できないので慎重に

「マイドライブ」内の一部オブジェクトのみを同期する場合は、「これらのフォルダのみ同期」にチェックを入れ、同期するオブジェクトを指定する。

設定が完了したら「開始」をクリック。
Googleドライブフォルダが開いてセットアップ完了。

Googleドライブと同時に、ウェブアプリケーションのGoogleドキュメント・スプレッドシート・スライダーのショートカットがデスクトップに作成される。

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使用方法

セットアップで基本的な設定を行っていれば、Googleドライブはバックグラウンドで動作するので、デスクトップアプリとしての特別な操作は必要ない。

「バックアップと同期」はタスクトレイに「雲アイコン」で表示される。

 

雲アイコンをクリックするとメニューが表示され、上図赤枠部分のアイコンが左から「Googleドライブフォルダ」「オンラインGoogleドライブ」「Googleフォト」「設定」になっている。

「設定」には「基本情報」「ヘルプ」「フィードバックを送信」「一時停止」「設定…」「バックグラウンドと同期を終了」の項目があり、「基本情報」は「バックアップと同期」のバージョンや利用規約、「ヘルプ」はGoogleドライブのヘルプページへのリンク、「フィードバックを送信」はGoogleへの意見や要望、障害レポートなどを送信するメニュー。

「一時停止」は「バックグラウンドと同期」の一時停止で、「バックグラウンドと同期を停止」は「バックグラウンドと同期」のプログラムを終了させる。
終了させた「バックグラウンドと同期」はスタートメニューの「Backup and Sync from Google」から再起動できる。

「設定…」ではセットアップ時の設定内容の変更が可能。

 

「削除するアイテム」は、Googleドライブフォルダやバックアップに指定したフォルダから、オブジェクトが削除した際の動作を指定するもので、初期設定では確認メッセージが表示されるようになっている。

「すべての場所からアイテムを削除する」に変更すると、ローカルPCで削除したファイルはGoogleドライブのバックアップからも削除され、「他の場所からアイテムを削除しない」にするとローカルPCで削除してもバックアップデータが保存されたままになる。

都度、選択するのは面倒だが、全て削除するのも、全て残すのも微妙なので、取り敢えずはデフォルトのままで様子を見たほうが無難かも。

マイドライブ

Web版Google ドライブの「マイドライブ」は、デバイス上に作成した「Googleドライブ」フォルダに保存されたオブジェクトが同期される。

セットアップ時に「マイドライブをこのパソコンに同期」にチェックを入れると、Googleドライブフォルダが作成され、Googleドライブフォルダ内に保存したオブジェクトがWeb版Googleドライブの「マイドライブ」に同期される。

Web版Googleドライブでは、上部にある「マイドライブ」のドロップダウンメニュー、「新規」のドロップダウンメニュー、もしくはGoogleドライブ内で右クリックメニューを出して、「ファイルのアップロード」または「フォルダのアップロード」を選択するか、ファイルやフォルダをGoogleドライブにドラッグ・アンド・ドロップすることでアップロード可能。

ウェブ版のGoogleドライブから直接ファイルやフォルダをダウンロードする場合は、任意のファイルやフォルダを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「ダウンロード」を選択するか、オブジェクト選択時に表示される上部のメニューアイコンの「︙」から「ダウンロード」を選択する。

コンテキストメニューの「スターを付ける」でマークされたオブジェクトは、左ナビゲーションメニューの「スター付き」にも表示されるので、重要なもの、進行中のものなどに付けると便利。

「色の変更」「名前の変更」はそれぞれオブジェクトのカラーと名前を変更する際に使用する。

共有

Googleドライブに保存されているファイルは、Web版Googleドライブだけでなく、ローカルのGoogleドライブフォルダからも、共有することができる。

 

ローカルのGoogleドライブに保存されているファイルを共有する場合は、ファイルを選択して右クリックメニューの「Googleドライブ」→「共有」。

 

共有設定の画面が開くので、右下にある「詳細設定」をクリック。

 

共有されていないファイルは「非公開」になっているので「変更」をクリック。

 

共有には「一般公開」「リンクを知っている全員」「特定のユーザー」の3種類があり、目的にあった設定を選択する。
「一般公開」は記載がある通りインターネット上に公開。
「リンクを知っている全員」はGoogleアカウント不要でリンクからファイルへのアクセスが可能。
「特定のユーザー」はオーナーが指定したGoogleアカウントを取得しているユーザーのみファイルへのアクセスが可能で、共有相手はファイルへのアクセス時にGoogleアカウントでログインが必要になる。

「ウェブ上で一般公開」「リンクを知っている全員」を選択した場合は、「アクセス」の項目でアクセス権限を「編集者」もしくは「閲覧者」から選択する。

閲覧者と編集者の違いは、共有したファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。
コメントは共有したファイルにGoogleドキュメントやスプレッドシートを使用してコメントのみ挿入と制限がない場合はダウンロードや印刷も可能になる。

編集者によるアクセス権の変更禁止や、閲覧者のダウンロード・印刷の禁止などの設定は、1つ前の共有設定画面の下部にある「オーナー設定」で行う。

Googleアカウントを取得している場合、共有されたファイルはウェブ上のGoogleドライブで共有アイテムの中に格納されており、共有アイテムの中にあるファイルを「マイドライブ」にドラッグすることで、ローカルのGoogleドライブにファイルがダウンロードされ、ドライブ内のファイルを編集すると共有元のファイルも更新される。
また、オーナーが共有ファイルを削除した場合、共有していたユーザーのGoogleドライブからもファイルが削除される

共有を解除は共有設定をオフにするだけ。

 

バージョン管理とリストア

ファイルの共同作業をはじめ、ファイルのバージョン管理は多くの場面で必要になるが、Googleドライブには「版を管理」という項目でバージョン管理が可能になっている。

ファイルを以前バージョンに戻す(リストア)する場合は、Web版Googleドライブにアクセスし、復元したいファイルを選択後、コンテキストメニュー(右クリックメニューを)表示し「版を管理」を選択。

選択したファイルのバージョンが表示されるので、復元するバージョンの「︙」をクリックしてメニューから「ダウンロード」を選択。

保存されるバージョンは最大30日で、バージョン履歴が100を超える場合は30日以内であっても古いバージョンから削除される。
ただし、「この履歴を削除しない」にチェックを入れた履歴は残されるので、復元ポイントとして利用できる。

パソコン

「バックアップと同期」から追加された項目で、ローカルPCで任意に指定したフォルダのバックアップデータが保存されている。

バックアップはGoogleドライブフォルダと異なり、各パソコンごとにフォルダが作成され、指定したオブジェクトがバックアップされるが、

左ナビゲートメニューから「パソコン」を選択すると、セットアップ時にバックアップ設定をしたパソコンが表示され、各フォルダを開くとバックアップデータにアクセスできる。

バックアップファイルは、Googleドライブフォルダの同期ファイルと同様、バージョン管理とリストアが可能で、30日以内の変更履歴から復元できる。

「設定」も「削除するアイテム」をデフォルト設定にしていると、バックアップに指定したフォルダからオブジェクトを削除した際、確認メッセージがでるので、バックアップのデータも削除する場合は「削除」、バックアップを残しておく場合は「復元」を選択。

ローカルPCでバックアップ設定をしているフォルダからオブジェクトを削除し、Googleドライブからも削除した場合、対象のオブジェクトはゴミ箱に移動するだけで、手動でゴミ箱のデータを抹消するまでファイルは復元可能な状態にある。

バックアップ

バックアップには、AndroidやChromeOSを搭載したデバイスで、バックアップを有効にした場合に、アプリのデータ等が保存される。

バックアップデータそのものには直接アクセスすることはできず、現在バックアップしているデバイスを確認し、バックアップが不要であれば対象のデバイスをダブルクリックすると削除が可能。

Googleフォト

ウェブアルバム PicasaがGoogle+の「フォト」と連動し、それらが統合されGoogle+から独立したのがGoogleフォト。
「Googleフォト」のメニューでは、Googleフォトに保存されている画像にアクセスできる。

GoogleフォトにはAndroidで撮影した写真や、ハングアウトにアップした画像などが自動的に保存されており、「高画質」設定にしていないとGoogleドライブの容量を消費するため要確認。

バックアップが可能で、しかも30日間とはいえバージョン管理もできるため、Googleドライブの利便性は大きく向上している。
通常のファイル同期はDropbox、バックアップはGoogleドライブといった使い分けもできる。

個人的にはデスクトップの自動バックアップだけでも利用する価値があったりする。






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