MediaInfo のインストールと使い方

MediaInfoは動画や音声ファイルのコーデックの他、フレームレートやビットレート、ファイルの再生時間などを表示するソフト。
動画や音声ファイルを取り扱わなければ、使用頻度はほとんどないが、エンコードや動画編集の際には非常に便利。

システム要件

OS:Windows95 以降 Windows10までの全バージョン

Windows以外にもMac OS やLinux Debian、Ubuntu、Mint、Redhatなどにも対応。

ソフトの入手先

MediaInfo 公式ダウンロードページリンク




MediaInfoのインストール

バージョン0.735の時はインストール時にMediaInfoに無関係なスポンサーアプリのインストールを促してきたが、現バージョン(0.7.88)ではスポンサーアプリのインストールもなく、インストールそのものも簡略化されている。

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ダウンロードページから使用しているOSに応じてインターフェイスがGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)のものをダウンロードする。

自分の使用しているOSのアーキテクチャが分からない時は「Universal Installer」のGUIをダウンロード。

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ダウンロードした実行ファイル「MediaInfo_GUI_0.7.xx_Windows」をダブルクリックで開くと、セキュリティ警告が出るので「実行」。

言語選択ウインドウが表示されるので「日本語」にして「OK」をクリック。

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インストール先フォルダを変更する場合は指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「インストール」をクリックすると、インストールが開始する。

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「完了」をクリックしてインストール作業終了。

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初回起動時のみ言語選択の設定画面が表示されるので、Languageのプルダウンリストから「日本語」を選択して「OK」をクリック。

言語は後からでも変更可能。

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日本語に切り替わったら、出力フォーマットのプルダウンリストから任意で選択。
個人的には「ツリー」を使用しているが、はじめて使用する場合は取り敢えず「基本」でOK。

その他もデフォルトのまま「OK」をクリックして完了。

使用方法

ファイルの情報を表示するユーティリティソフトなので、情報を確認するファイルを開くか、ドラッグ・アンド・ドロップするだけ。
MediaInfoはフォルダの読み込みにも対応しており、同時に複数のファイルを1つの画面で表示することも、ファイルを個別に読み込み複数の画面を立ち上げることもできる。

現在読み込んでいるファイルを閉じる場合は「Ctrl」+「Alt」+「C」、またはメニューバーの「ファイル」→「閉じる」→「すべて」。

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ファイルを開く場合はメニューバーの「ファイル」→「開く」→「ファイル(フォルダ)」、またはファイル(フォルダ)をドラッグ・アンド・ドロップ。

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左のアイコンメニューでは、一番上がファイルの指定、その下のフォルダアイコンがフォルダの指定になっている。

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MediaInfoの表示形式には「基本」のほかに「シート」「ツリー」「テキスト」や「HTML」「XML」のマークアップ言語、更に「MPEG-7」「PBCore」などのメタデータがあり、いずれもメニューバーの「表示」から選択する。
ただ、動画・音声ファイルのコーデックやビットレートなどを調べる際には、「基本」「シート」「ツリー」「テキスト」のいずれかの形式で表示するので、マークアップ言語やメタデータは使用しない。

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基本形式では「コンテナと全般情報」にファイルの種類とサイズ、時間とビデオコーデック・オーディオコーデックが表示され、「ビデオ1」にはビットレート・解像度・フレームレート・コーデックなど、「プライマリ音声」は主音声のビットレート・チャンネル数・コーデックなどが表示される。

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複数のファイルを含むフォルダを読み込んだ場合、基本表示でのファイル切り替えは上部アドレスバーのドロップダウンリストで行う。

「基本」の表示で情報が不足している場合は、「シート」「ツリー」「テキスト」のいずれかを選択。

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「シート」は上部にファイルの一覧が表示され、中段はファイル・ビデオ・音声と3つの情報が、下段には中段で選択しているカテゴリーの詳細情報が表示される。

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「ツリー」は構造表示なので、個人的には最も見やすく使いやすい。
各項目の先頭にある▶をクリックして「展開」と「折りたたみ」を操作する。

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「テキスト」は「ツリー」の情報を平面にしたもの。

エクスポート

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表示されている情報は「CSV」や「テキスト」、「マークアップ言語」「メタデータ」でそれぞれ出力可能。
情報のエクスポートはメニューバーの「ファイル」→「エクスポート」、もしくはメニューアイコンから矢印のついたアイコンをクリック。
「CSV」と「シート」で出力した場合はCSVファイルで出力されるが、文字コードは「UTF-8」のため普通にExcelで開いても文字化けしてしまう。
Excelを使用する際は「データ」→「外部データの取り込み」→「テキスト」で、文字コードを「UTF-8」に指定する必要がある。
LibreOfficeで開くと、ファイルを開く際に文字コードの設定が可能なのでExcelよりもスマート。

ただ、「CSV」は文字コードを変更しても項目などは全て英語表記で、空白の項目も多くて見辛く、「シート」は情報量が少なすぎるので、文字コードも気にする必要がなく、見たままを出力できる「テキスト」を使用するのが無難。

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デフォルト設定では右クリックメニューに「MediaInfo」が追加されているので、動画・音声ファイルを選択後に右クリックメニューから起動できる。

設定の変更

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設定を変更するメニューバーの「オプション」→「設定」。

「シェルに統合(右クリックメニューに登録)」のチェックを外せば、右クリックメニューからMediaInfoが消える。
また、「シェルに統合(右クリックメニューに登録)」にチェックを入れた状態で、「シェルに統合(フォルダ)」にチェックを入れると、フォルダを選択して右クリックメニューからMediaInfoを起動でき、フォルダ内の動画・音声ファイルを一度に表示することが可能。

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「シェルでインフォチップ」にチェックを入れると、動画・音声ファイルで対応しているものを選択するだけで、主要な情報がツールチップで表示される。

表示項目

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上図の動画の場合、「ファイル形式」はMPEG4、「ファイルサイズ」は200MB、「OBR(Overall bit rate mode)総ビットレートモード」はVBR(可変ビットレート)、「オーバルビットレート(Overall bit rate)総ビットレート」は1171kbpsというのが、ファイルの情報。

オーバルビットレートはビデオとオーディオのビットレートを合算したもので、「ビデオ」と「オーディオ」の各項目にそれぞれのビットレートが表示されている。
大雑把に言ってしまうと総ビットレートは高いほうが高画質・高音質ということになるが、同じ2192kbpsでもビデオコーデックが「MPEG-2」と「AVC/H.264」では仕上がりに大きな差が生じるので、ビットレートはコーデックと合わせて見る必要がある。

ビットレートモードについては、ファイルによって表示されたりされなかったりで微妙なのだが、OBRモード(総ビットレートモード)が「VBR」や「Variable」となっていれば、ビデオのビットレートモードに表記がなくても「可変ビットレート」と思って間違いない。
ちなみにビデオが「可変」、オーディオが「固定」でもOBRモード(総ビットレートモード)は「VBR(可変)」になる。
また、VBRやABR(平均ビットレート)の場合、ビデオの「ビットレート」の下に「最大」もしくは「最大」「最小」の項目がある。

ビットレートは必要以上に高くすると、ファイルサイズが膨らむだけでメリットはないため、動画を編集する際は素材となるファイルの情報確認は必須。
素材がVBRであれば音ズレが発生する可能性もあり、解像度やフレームレートなどにも注意が必要なので、MediaInfoは動画を編集する際に意外と重要だったりする。


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