Resilio Sync のインストールと使い方


Resilio SyncはBitTorrent Incが「BitTorrent Sync」として提供されていたBitTorrentプロトコルを使用したP2Pタイプのファイル同期ツールで、2016年6月にBitTorrent Incの独立起業として設立されたResilio Incが、「Resilio Sync」として製品開発を続けている。

BitTorrentというだけで拒否反応を示す人もいるのだが、BitTorrentは「通信規約」であって、技術そのものに違法性はない。

Resilio Syncは、かつてMicrosoftが提供していたP2P同期サービス「Windows Live Mesh(Windows Live Sync)」と同様のサービスで、DropboxやGoogleドライブのようにオンラインストレージと同期するものではなく、接続されたPC間でダイレクトにファイルが同期される。
通常のコピー作業と大きく異なるのは、予期しないPCのダウンや回線が切断した場合も、復旧すれば同期が再開されるため、デバイス間でコピーを実行するよりも効率的。

オンラインストレージサービスで最大のネックは、オンラインストレージの容量で、Dropboxの場合はフリーバージョンで2GB、OneDriveは5GB、Googleドライブは15GBになっており、追加容量が必要な場合は有償になる。
オンラインストレージの用途がバックアップやバージョン管理ではなく、単にPC間のファイル同期であれば、Resilio SyncのようなP2Pタイプの同期ツールは非常に便利で、同期する場合はファイルの送信元と受信側、双方のパソコンが起動していることが大前提になるが、ファイルのサイズや容量はハードディスクの容量に準じるため実質的には無制限。
また、外部サーバへデータを保存しないため、セキュリティ面でもメリットがあり、同一ネットワーク上であればインターネットがダウンしていても使用可能なので、オンラインストレージサービスの補完ツールとしてオススメ。

パソコンではWindows・Mac・Linux、モバイルではAndroid・iOS・Amazon Fire・Windowsで利用可能で、WDやNETGEARなど一部のNASにも対応している。

システム要件

バージョン2.5.9現在

OS:Windows 7以降(32bit & 64bit)

ソフトの入手先

Resilio Sync ダウンロードページ



Resilio Syncのインストール

Resilio Syncは個人使用のみ基本機能を無料で利用可能で、ビジネスユースは有料になっている。
セットアップに関してはアドウェア等はなく、日本語化もされているのでインストールは簡単。

Resilio Syncのトップページにある「Free Download」をクリック、

ホームユースかビジネスユースか聞かれるので、「Free Download」をクリック。

使用しているシステムに応じて32biyまたは64bitバージョンのインストーラーのダウンロードが開始するので、任意の保存場所を指定。

設定項目が表示されるのでデフォルトのまま「次へ」。

フォルダ送受信時の名前は、デフォルトでPCのユーザー名になっているので必要に応じて変更。

「個人情報保護方針・利用規約・使用許諾書」「ビジネスで使用しないことへの合意」にチェックを入れたら「開始」がクリック可能になるので、それぞれ確認してから「開始」をクリック。

インストール完了と同時にニュースレターの申込み画面が開くので、不要であれば「✕」で閉じる。

これでインストールは完了。

インストール作業はResilio Syncでフォルダを同期する全てのPCやデバイスに必要。

使用方法

無料で利用できるのは指定したフォルダの同期、または指定したフォルダの送信で、オブジェクトの個別指定や、ファイルの送信などは有料の「PRO」へアップグレードが必要になるものの、手間さえ惜しまなければ無料のままでも利用できる。
ただ、PROにするとデバイスのリンクが可能になり、同期フォルダごとに認証する必要がなくなるので、オブジェクトの個別指定やファイル送信と合わせて、利便性は飛躍的に向上する。

同期機能に関しては、オンラインストレージを使用したり、サーバからダウンロードするよりも遥かに快適なのだが、フォルダを同期させるためにはパソコンが起動していなければならず、その点に関してはリモートデスクトップと同様で、外出先から自宅のPCにアクセスして同期させると言った使い方をする場合は、Wake On Lanなどでリモート起動させるか、パソコンを常時起動の状態にしておく必要がある。

個人で使用する場合と、第三者と共有する場合との違いは、「承認」プロセスやリンクの有効期限などセキュリティの有無で、いずれも同期元・同期先でResilio Syncがインストールされている必要がある。

デバイス間での同期

自身で使用しているデバイス間でフォルダを同期させる際には承認が不必要なので、同期する元フォルダを指定後、同期先へ「キー」を渡して認証し、接続を確立させる。

はじめにメイン画面の左上にある「+」から「標準フォルダ」を選択し、同期するフォルダを指定する。

共有設定のウインドウが開くので「キー」のタブを開く。

共有設定画面はメイン画面の同期対象フォルダを選択後に表示される「共有」をクリックするとアクセスできる。

「読み取り/書き込み」と「読み取り専用」のキーが表示される。

「読み取り/書き込み」にすると同期先で編集が可能になり、編集された内容が同期元にも反映される、いわゆる通常の同期状態になる。
「読み取り専用」は同期先での編集が行えないため、同期元のデータを変更したくない場合などに使用すると便利。

同期先のPCでResilio Syncを起動し、「+」から「キーまたはリンクを入力する」を選択。

「手動接続」でキーの入力画面が開くので、同期元で発行されたキーを入力して「次へ」をクリック。

同期先のフォルダを指定する画面が開くので、任意の場所を指定する。

指定したフォルダ内に既存のファイルが保存されている場合はメッセージがでるので「OK」をクリック。

新規フォルダの場合は同期が開始する。

同期の進捗状況はメイン画面で確認できる。

タスクの削除や同期の一時停止などの操作はコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から可能。

第三者との共有

指定したフォルダを第三者と共有(同期)する場合は、セキュリティを考慮して有効期限付きの「リンク」送信を行い、共有を承認するという手順になる。
共有相手が信頼に値するなら前述の「キー」を与えても結果は同じ。

Resilio SyncはP2P(Peer to Peer)というネットワーク方式で、Peerは仲間・同僚・同等の者という意味があり、要は自分のデバイスに接続する他のデバイスを意味している。

「新しいピアさん」とは、共有リンクを送信して自分のデバイスに接続させる相手のことで、初回にメッセージが表示されるとおり、初期設定ではピアに対する承認は1回のみになっている。
これは「フォルダA」の共有を承認した場合、「フォルダB」を同じ相手に共有する際には承認が不要になるもので、共有するフォルダの度に承認を与えたい場合は「すべてのピア」に変更しておく。

編集権限、承認方法、リンクの有効期限など、必要と思われるセキュリティ設定を行ったら「メールアドレス」もしくは「コピー」をクリック。
セキュリティが不要な場合はチェックを外せばOK。

「メールアドレス」の場合は、共有リンクが挿入された定型文が、規定のメーラーで表示される。

「コピー」は共有リンクがクリップボードにコピーされるので、メールやテキストなど任意のファイルに貼り付けて使用する。

共有リンクを受け取った側は、「キーまたはリンクを入力する」でリンクのURLを入力。

接続するフォルダを指定して「接続」。

承認が必要な場合は「承認待ち」になり、共有元が承認するまで同期は行われない。

共有した相手がフォルダに接続すると、未承認の相手であれば「承認要求」が表示されるので、☑で承認、もしくは☒で非承認。

承認が得られないとステータスにリクエストが拒否されたことが表示され、そのタスクは削除するしかない。

 

共有したフォルダへの接続情報は「オンライン中のピア」で確認できる。
自身が共有設定した相手が一人でも、その相手が第三者に共有すると、ピアの数が増加するため、共有している人数は常に把握できる。

更に「オンライン中のピア」の人数をクリックすると、接続している相手のオンライン状況とフルコンピューター名も確認可能。




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