タイヤ交換


タイヤが15年前の代物だったので、パンクを機に修理ではなく交換することにした。
ちなみにタイヤの交換時期は3000kmか1年が目安らしい。
いくら日の当たらない駐車場に置いていたとはいえ、15年前のタイヤで走れていたのが不思議。

MUD ROCKはマウンテンバイクのルック車なので、当然ながら履いているタイヤはMTB用。
空気圧や路面との接地面積などを考えれば、もっと細いタイヤにすることで走りが軽くなるはずだと考え、チューブもタイヤも現状のリムに適合する最も細いものを選択した。

MUD ROCKのタイヤは以前、直接ブリジストンに問い合わせたときの返答によれば 26 x 1.95というサイズ。このサイズのタイヤを履いている場合、一般的に適合する最小サイズは26 x 1.50らしい。
実際にどれくらい細くなるのかといえば1cm程度。(結果的にはさほど変わりはしなかったが。。)



チューブとタイヤ

チューブやタイヤには当然ながらそれぞれにサイズがある。マッドロックが履いていたタイヤは26 x 1.95。
代替えの細いタイヤを物色していると26 x 13/8というのがあり、そうかと思えばGLIDEが履いているタイヤは700 x 32C。
はっきり言って訳が分からない。
26 x ◯◯◯の表記はインチ式、700 x ◯◯Cの表記はフランス式で、それぞれタイヤの直径とタイヤ幅をインチとミリメートルで表している。
インチとメートルが混合している上に、タイヤの互換性はリムのサイズで決まってくるため、タイヤの直径とタイヤ幅の表記では寸法が似ていても互換性に欠けるのでとても厄介。
同じインチ式でもタイヤ幅が分数表記のW/O形式と小数点表記のH/E形式では同じ26インチでも互換性がない。

もっと分かりやすく統一しろよ、と思ったら、ETRTOというサイズで統一されていた。
ETRTOはビード間隔とビード径で表記され、フランス式で700 x 32Cの場合はETRTOでは「32-622」、インチ式で26 x 1.95だとETRTOで「50-559」になる。ビード径がどこのサイズなのかはいまいちよく分からないが、とにかくビード径が同じであればフランス式 でもインチ式でもタイヤに互換性があるらしい。

ETRTOのサイズ表はこちらを参照link

今回は何も考えず26×1.50を購入したのだが、偶然にも同じH/E形式。ETRTOの表記では26×1.95が50-559、購入した26×1.50は40-559で、ビート経が同じ「559mm」のため互換性が確保されている。
次にタイヤ幅だが、これはリム幅の1.5~2.4倍が目安らしい。
タイヤとチューブのサイズだけでもウンザリするが、サイズの他にチューブのバルブにも種類がある。基本は「米式」「仏式」 「英式」の3種類で、仏式には40mmと60mmのロングタイプが存在する。ただ、このバルブに関してはすでに付いているものと同じ形状を選ぶだけなので 特に問題はない。

クロスバイクのタイヤ交換はこちら

工具とパーツ

部分交換ではなく、一式交換するにはタイヤ・チューブ・リムテープが必要。

輪業用ラチェットレンチ

タイヤが14mmもしくは15mmサイズのボルトで固定されている場合にのみ使用。
一般的なクロスバイクはメンテナンスフリーになっており、レバーを起こすだけでタイヤを取り外すことができる。

タイヤレバー

タイヤをリムから外す際や、タイヤをリムにはめる際に使用する。

タイヤ

タイヤは2本セットで販売されているものと、1本売りのものがあるので注意が必要。
通勤で使用するならトレッドパターンがママチャリっぽいほうがオススメ。

チューブ

チューブは1本売りなのでフロント・リア両方交換するときは2つ必要。

リムテープ

チューブとリムの間に取り付けるテープ。
リムテープだけが2本入っている。

作業手順

パンクしたタイヤを取り外す前に、パンクの原因である釘抜きから。

これ以上ないくらい見事に刺さっていた。

よく見ると先端が突き抜けている。

こんなにひん曲がった釘がどうやって突き刺さったのか未だに疑問。

マッドロックの後輪には14mmのボルトが使用されており、このサイズのレンチは一般工具にはなく、輪業用の専用工具が必要になる。
ただし、一般的なクロスバイクはレバー操作でタイヤの脱着ができるため、このような専用工具は必要ない。

形状は普通のボルトなので、専用工具ではなくモンキーレンチでも代用できるが、ボルトのヤマを痛める可能性がある。

左右のボルトを外したら、次にチェーンを外す。
チェーンは上図のようにブーリーを前に押して弛ませる。

チェーンの弛みをギアのところまで持ってくるとギヤからチェーンが外れる。

タイヤは上図のようにコの字型のパーツにはまっているだけなので、チェーンさえ外してしまえば思っていたよりも簡単に外れた。

次に取り外したタイヤのチューブとタイヤを交換する。

タイヤは上図のようなタイヤレバー と呼ばれるパーツを使用してリムから外していく。

平べったい方をタイヤとリムの隙間に差し込み、フックをスポークに引っ掛ける。
タイヤはリムの内側に挟まっているだけなので、リムの外側に引っ張りだすような感じで作業する。
タイヤレバーはある程度の間隔をおいて取り付ける。
3本目のタイヤレバーを取り付けると、2番目に取り付けたタイヤレバーが勝手に外れたりするのでタイヤレバーは3本あればOK。

タイヤを外した後は、チューブの空気を抜く。
今回はすでにほとんど空気は抜けていたので、バルブを固定しているボルトを外してチューブと、古いリムテープを取り除く。

次に新しいチューブを取り出し少し空気を入れる。

画像が無いがチューブをリムに付ける前にリムテープを取り付ける。

若干空気を入れた状態の方が作業がしやすいと手引きに書かれていたが、上図は明らかに空気を入れ過ぎ。
上図のようにチューブが張ってしまうと、タイヤの取り付けに難儀するので、チューブに入れる空気は少量でOK。

少量の空気を入れたチューブのバルブをリムに固定する。

最後にタイヤを取り付ける。

原理的にチューブを挟むようにリムの内側に押し込んでいくのだが、これが一筋縄ではいかない。
慣れてしまえば大した作業でもないのだろうが、今回の作業で最も苦労したのがこのタイヤの取付だった。

ようやく全て収まったと思ったら、左図のようにチューブがはみ出ており、落胆のあまり作業を放棄しそうになった。
タイヤの内側にチューブがねじれたりして正しく収まっていないと、走行中にパンクなどを起こす原因になるらしいが、実際に作業しているとねじれているのか、正しく入っているのか全く分からなかった。

とにかく、チューブがタイヤの中に全て収まったので空気を入れてみた。
リムとタイヤの間からチューブがはみ出ている形跡もなく、なんとなく上手くいったようなので、このままタイヤを取り付けてみた。

通常の状態でタイヤをはめようとしたが思い通りいかず、上図のように自転車をひっくり返すと、思った以上に簡単に固定できることに気づいた。

自転車をひっくり返さないと、左図のようにコの字型の奥まで押しこむのが難しいのだが、ひっくり返すと簡単に奥まで入って上れる。

さすがに走行中にタイヤが外れるという事態だけは避けたいので、この部分は慎重に。
無論、ボルトもしっかりと固定する。

取り敢えずリアのみ完成♪

 

リアの時と同様、ボルトキャップを外し、14mmのボルトを外す。
リアにはチェーンがあったが、フロントには当然無いので簡単に外れると思ったが、ブレーキシューがしっかりとリムを挟んでいるため、タイヤが外れない。

何も考えずブレーキを固定しているボルトを外し、ブレーキを外してしまったのだが、ブレーキはボルトを外さなくても、固定してあるワイヤーを外すだけで簡単に緩む。
しかもこのワイヤーはアーレンキー(六角レンチ)など使わず、ブレーキ本体を握るように押さえると、指一本で簡単に外れてしまう。

それに気づかず、ボルトを外してしまったため、後にブレーキも交換することになり、更にシフトまで替える羽目になった。

少しはコツがつかめたのか、リアの時と比べると割りと順調にチューブとタイヤを交換できたが、空気を入れると左図のように一部分が膨らんだ状態になった。

これはチューブがはみ出ているのが原因なので、再度空気を抜いてやり直し。

やり直しもさほど時間がかからず、リアの時と同様、自転車を逆さまにしてタイヤを固定。

これでフロントも完成なのだが、ブレーキを取り付けている際にワイヤーを損傷。
もともと15年前のチャリなのでワイヤーも劣化していて当然なのだが、インナーワイヤープライヤー で引っ張った際にワイヤーがブツブツと切れていったので、仕方なくブレーキも交換することにした。





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