Bliss OSと Windowsをデュアルブートする手順

BlissOS-icon

Bliss OSと Windowsのデュアルブート

  • オープンソースのブートローダー Grub2Winを使用してマルチブート環境を作成
  • RMXtoolsを使用して Bliss OSの起動ァイルを作成する

Bliss OS 14/ 15は  Advanced Android-x86 Installer を使用した Windowsとのデュアルブートは正常に起動せず、インストール後は Grub2Win のアンインストールもできない。

開発元

Bliss OS
  • 開発元:非営利団体 501 (C3)
Grub2Win

ダウンロード

Android 9.0ベースの Bliss OS 11 はサポート終了。

システム要件

Bliss OS
  • 過去 5 年間にリリースされた x86/ x64 のパソコン
  • サポートCPU:Intel Core i/ Celeron M/ Atom/ AMD Ryzen/ AMD A Series/ Athron
Grub2Win
  • バージョン:2.3.8
  • OS:Windows XP/ 7/ 8.x/ 10/ 11

 Grub2Win のインストール

BlissOS-15-034

SourceForge から インストーラーをダウンロード。

Firefoxを利用しているとダウンロードがブロックされるので許可する。

BlissOS-15-035

ダウンロードした Zipファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から すべて展開 で解凍。

BlissOS-15-036

解凍したフォルダ内の setup を開き、Microsoft Defender SmartScreen がブロックしたら 詳細情報 を開いて「実行」。

BlissOS-15-037

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

BlissOS-15-038

システムを認識したらダイアログが表示されるので、「OK」でインストーラーのダウンロードを開始。

BlissOS-15-039

BlissOS-15-040

デフォルト設定で「Setup」。

BlissOS-15-041

BlissOS-15-042

インストールが完了したら「Close The Setup Program」をクリックしてセットアップ完了。

BlissOS-15-043

Remix-OS-013

Secure Boot が有効になっている場合はダイアログが表示されるので、UEFI でセキュアブートを無効にする。

 Bliss OS の設定

BlissOS Stable 001

BlissOS Stable 14r 002

公式サイト でインストールする Bliss OSの「SourceForge」をクリックし、SourceForgeから ISOファイルをダウンロード。

  • Bliss OS 14 – GApps
    Android 11ベースで Google Playストアをセット。
  • Bliss OS 14 – FOSS
    Android 11ベースで Aurora Storeをセット。
  • Bliss OS 15 – GApps
    Android 12ベースで Google Playストアをセット。
  • Bliss OS 15 – FOSS
    Android 12ベースで Aurora Storeをセット。

Aurora Store はオープンソースの Google Playストア 代替えアプリ。

BlissOS-15-044

Cドライブに 新規フォルダ を作成し、フォルダ名を AndroidOS に変更。

BlissOS-15-045

ダウンロードした Bliss OSの ISOファイルをマウント。

Windows10/ 11 では ISOファイルを開くと自動的にマウントする。

BlissOS-15-046

マウントした Bliss OSを開き、ドライブ内の initrd.imginstall.imgkernelsystem.sfs を Cドライブに作成した AndroidOS フォルダにコピー。

BlissOS-15-051

MediaFire の RMXtools V1.7 ダウンロードページ にアクセスして「Download」。

RMXtools は XDAで公開 されていたが、現在ダウンロードリンクは削除されている。

BlissOS-15-052

ダウンロードした Zipファイルを 7-Zip で展開。

Windows標準のアーカイバや PeaZip では解凍できない。

BlissOS-15-053

解凍したフォルダ内の RMXtoolsを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

BlissOS-15-054

Enter data.img size に Bliss OSで使用するストレージサイズを入力。

BlissOS-15-049

「Create-img」をクリックし、イメージファイルの保存先に Cドライブの AndroidOS フォルダを指定。

BlissOS-15-056

処理が All Done になっていることを確認して RMXtoolsを終了。

 Grub2Win の設定

BlissOS-15-050

Grub2Winを起動し、ホーム画面から「Manage Boot Menu」をクリック。

BlissOS-15-055

「Add A New Entry」をクリック。

BlissOS-15-057

Typeandroid を選択。

BlissOS-15-058

The Current Android Kernel Path Is の「Select A New Android Kernel File」をクリックし、Cドライブに作成した AndroidOS フォルダ内にある Kernel ファイルを指定。

BlissOS-15-060

Linux Boot Parms のデフォルト値を削除し、下記のコマンドをペースト。

root=/dev/ram0 verbose androidboot.selinux=permissive vmalloc=512M buildvariant=userdebug quiet

BlissOS-15-062

BlissOS-15-064

BlissOS-15-063

設定が完了したら「OK」でエントリー画面を閉じ、 Manage Boot Menu に Android 64 bit が追加されていることを確認して「Apply」で設定を反映。

BlissOS-15-065

BlissOS-15-066

ホーム画面に戻ったら「OK」をクリックし、「Close」で Grub2Win を終了。

BlissOS-15-067

パソコンを再起動すると Grub2Win が開くので Android 64 bit を選択。

BlissOS-15-068

Bliss OSを読み込んで起動する。

BlissOS-15-069

Grub2Win のデフォルトブートは Windowsになっており、起動までの時間は 30 秒に設定されているが、ホーム画面で 編集できる。

デュアルブートの解除

デュアルブートを解除して Windows に戻す場合は、Windows の アプリと機能 から Grub2Win をアンインストールし、Cドライブに作成した AndroidOS フォルダ を削除。

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