フリーソフト使用時の基本

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フリーソフト を使用する前に知っておきたい基礎知識

フリーソフト は玉石混交のため、優れたアプリが無償で提供されている一方、 アドウェア やサードパーティ製アプリのバンドル、マルウェアの偽装なども多いので「 使える・使えない 」というレベルではなく、1つ間違えると痛い目をみる可能性があるという認識が必要。
また、一般的にサポートはなく、アプリの動作が不安定だったりバグもあったりするので、無料で利用する代償は最低限度のコンピュータリテラシーだったりする。

勝手に広告を表示する アドウェア の削除方法と3つの予防策link

上記シマンテックの記事にもある通り、 フリーソフト を使用する際に必要なのはユーザーの注意力と危険予測能力。

よくバンドルされているアプリがインストールされたといって、アプリの評価を下げたり、叩いたりする人を見かけるが、それは自身の迂闊さが招いた結果であって、アプリを批判するのはまったくの筋違い。
確かにマルウェアに近い悪質なアプリも存在するが、セットアップ時のバンドルアプリを誤ってインストールして腹を立てるくらいなら、 フリーソフト の使用は避けるべきかも。



アーキテクチャの確認

Windows は XP 以降、32 bit と 64 bit 版がリリースされ、現在は64 bit 版が主流になっている。

32 bit と64 bit の大きな違いは処理能力で、32 bit は 2の32乗(約42億)、64 bit は 2 の64乗(約1844京6744兆737億)の情報量を1度に処理でき、32 bit に比べ 64 bit は格段に能力が高くなる。

また、32 bit の Windows は RAM を最大4GB、ハードディスクは最大2TBしか認識しないが、64 bit は Windows 10 Home で128GB、Proだと2TB までサポートしており、HDD は GPT だと最大で18EBまで利用できる。

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Windows 10 では「 スタート 」→「 設定 」→「 システム 」で左ナビゲーションから「 バージョン情報 」を開くと、「 システムの種類 」の項目で稼働しているOSのアーキテクチャを確認できる。

「 64ビット オペレーティングシステム、x64ベース プロセッサ 」と表記されている場合は「 64ビットの Windows 、64ビットのCPU 」という意味になる。
そのため「 32ビット オペレーティングシステム、x64ベース プロセッサ 」と表記されている場合は、64 bit をサポートしたCPUで32ビット版 Windows が稼働していることになる。

ソフトのインストール

PC でソフトを使用するには基本的にインストールという作業が必要で、通常はインストーラーというインストール専用のプログラムをダウンロードして実行する。
また、インストールが必要のないソフトは ZIP ファイルで公開されていることが多く、その場合はダウンロード後に解凍して使用する。

フリーソフト使用時の基本

左はインストーラー、右が ZIP フォルダ。
中には ZIP フォルダを解凍するとインストーラーが入っていることもある。

インストールが正常に終了したら、インストーラーは不要なので削除しても構わないのだが、 フリーソフト は突然有料化したり、公式サイトがいきなり閉鎖することもあるので、インストーラーをバックアップしておくと意外と重宝する。

インストーラーの場合は、起動するとアプリケーションを保存する場所や、アプリケーションの構成などを設定する「 セットアップウィザード 」が開始することが多く、予期せぬ アドウェア やスパイウェアの類は、このセットアップウィザードをよく確認せず「 次へ 」で進んでいると同時インストールされる。
つまり、大抵の場合はユーザー自らがインストールを許可しているのであって、勝手にインストールされているわけではない。

マルウェアでなければセットアップ時のバンドルアプリは回避できるのだが、最新のセキュリティソフトがインストールされている環境では、怪しいファイル・疑わしいプログラムとしてダウンロードやインストール時に検出されることが多いので、 フリーソフト を使用するなら始めにセキュリティソフトの導入を強く推奨。

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アドウェア や別アプリ(追加ソフト)のインストールは、デフォルトでインストールを「 許可 」するにチェックが入っているので、セットアップウィザードで「 推奨インストール 」を選択すると同時インストールされるので注意が必要。
この「 推奨 」とはユーザーに推奨される環境ではなく、開発者にとってメリットのある推奨環境だと思ったほうが良いかも。

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ZIP ファイルで提供されているアプリケーションは、インストールするアプリケーションと異なり、スタートメニューへの登録やデスクトップへのショートカット作成などがなく、また、インストールするアプリはCドライブのProgram Filesフォルダに保存されるが、 ZIP ファイルで提供されているアプリは、解凍した場所に実行ファイル(アプリケーション本体)が保存されるため、任意の保存場所で管理する必要がある。

前述のとおり、 フリーソフト は玉石混交で優れたものもあれば、マルウェアが偽装しているものもあり、使用する際には細心の注意を払うべきもので、一昔前までは ZIP ファイルで配布されているものに、マルウェアが仕組まれていることが多かったため、セキュリティ面からシステムドライブ(Cドライブ)に保存するのではなく、パーティションで区切った別ドライブ、または増設したドライブに専用のフォルダを作成して保存することが推奨されていた。
無論、いまでも ZIP ファイルにマルウェアが仕組まれていることは多いものの、現在のマルウェアは別ドライブに展開したからといって回避できるほど軟弱ではないので、先ずセキュリティソフトでしっかりとガードすることが肝心。

安全が確認されたアプリケーションであれば直接「 Program File 」フォルダに保存しても差し支えないが、Cドライブに「 ZIP Program 」など分かりやすい名称のフォルダを作成して、インストーラーのないアプリケーションをまとめるのも良いかも。

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AdwCleaner のインストールと使い方

アドウェアとハイジャッカーの駆除に特化したフリーソフト AdwCleaner はアメリカのセキュリティベンダー「 Malwarebytes 」が開発しており、イ … “AdwCleaner のインストールと使い方” の続きを読む

フリーソフト のインストールが完了したら、セットアップ時に アドウェア のインストール項目がなかったとしても、念のために最新版のAdw Cleanerを実行。
また、インストール時には発見されなくても、アプリの更新時などに混入することもあるので、定期的なスキャンを推奨。

チェックサムよるデータの整合性

アプリを提供しているサイトによっては、ダウンロードページなどに「 チェックサム 」を表示していることがある。

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チェックサムは 「 MD5 」「 SHA1 」「 SHA256 」「 SHA512 」などのハッシュ値で表示され、ダウンロードしたインストーラーのハッシュ値と照合することで、インストーラーに問題がないか確認できる。

ハッシュ値が違っている場合は、インストーラーに欠損があったり、ウイルス感染、もしくはファイルが書き換えられている可能性がある。

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ハッシュ値の確認は 7- ZIP などのアプリを使用するのが手っ取り早い。

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7-Zip File Archiver のインストールと使い方

オープンソースの定番 ファイルアーカイバ 7-zip はオープンソースで開発が進められているファイルのシンプルで使い勝手の良い圧縮解凍を行うユーティリティソフト … “7-Zip File Archiver のインストールと使い方” の続きを読む

フォルダーのサイズ計算も可能な ファイルエクスプローラーアプリ「 Folder Size Explorer 」では「 MD5 」「 SHA1 」「 SHA256 」「 SHA512 」のハッシュ値を表示することが可能。

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Folder Size Explorer のインストールと使い方

フォルダのサイズを表示するファイルエクスプローラ 「 Folder Size Explorer 」はフォルダサイズを表示するスタンドアローンのファイルエクスプロ … “Folder Size Explorer のインストールと使い方” の続きを読む

ソフトウェアのアンインストール

不要なソフトは極力削除しておいたほうが良い。特にユーティリティ系のソフトは常駐タイプがあり、使用しなくても自動的に起動してシステムリソースを消費するので、 PC にも断捨離が必要。

フリーソフト使用時の基本

インストールしたアプリケーションは「 コントロールパネル 」にある「 プログラムと機能 」からアンインストールする。
インストール時にインストーラーを使用しなかったアプリケーション、別の言い方をすれば他にファイルを撒き散らかさずに動作しているソフトは、該当アプリケーションがあるフォルダを削除するだけでOK。

ただし、「 プログラム(アプリケーション)の追加と削除 」を使用しても、インストールした全てのファイルが削除されるわけではなく、一部のファイルやフォルダ、レジストリが残っていることが多いため、気になるようならアンインストーラーを拡張する Geek Uninstaller の使用を推奨。

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Geek Uninstaller のインストールと使い方

プログラム の アンインストール 支援アプリ Geek Uninstaller ( ギーク アンインストーラー  )は プログラム の アンインストー … “Geek Uninstaller のインストールと使い方” の続きを読む

ソフトウェアの更新

市販の有料ソフトと同様、 フリーソフト もバージョンアップにより進化していくのだが、 フリーソフト の場合、多くはバグフィックスという不具合の修正が行われて新バージョンが公開されるため、特段の理由がない限りはバージョンアップした方が良い。もちろんバグフィックスだけでなく、機能が追加される事も多い。
プログラムの更新はソフト起動時にメッセージを出すものもあれば、オフィシャルページで確認が必要なものもある。

ただ、稀にアップデートしてアプリケーションの動作が不安定になることがあるので、更新して動作が不安定になった場合は、一度対象のアプリケーションをアンインストールし、更新前の安定していたバージョンを再インストールする。
このようなケースの多くは、バグフィックスした新バージョンが程なく公開されている。

ベータ版(試用版)とステーブル(安定)版の違い

フリーソフト をダウンロードする際、「 Beta 0.7xx 」というような表記を見かけることがある。
この Beta (ベータ)版とは別名を「 人柱版 」ともいい、正式リリース前の試用版のことで、隠れたバグの発見などを目的として提供されている。
この Beta 版に対して Stable 版というものが存在し、文字通りバグフィックス(不具合の修正)された安定版で、 Beta 版が存在しない場合は安定版だと思ってOK。

大雑把に換言すると、ベータ版は最新の機能を使用できるがリスキーで、安定版はリスクは少ないが新機能を使えない。
どちらを使用するのかはユーザー判断。

有料版などの購入について

インターネット黎明期はパソコンソフトと言えば パッケージ化されたフロッピーディスク や CD-ROM を実店舗で購入するものだったが、現在はダウンロード販売が主流になり 国境という垣根がなくなっている。

機械翻訳の精度が向上し、日本語をサポートした海外アプリやサイトも増加しているが、アプリ購入時の決済でクレジットカードを使用するのは気が引けるもの。
実際、信頼性の低い決済代行サービスは存在しており、銀行系のクレジットカードなどでは、カード会社のほうで信頼性の低い決済代行サービスでの利用を禁止しているケースもある。

国内でもレジ打ちのパートが客のクレジットカード情報を暗記して不正利用link したという事件が発生しているように、一番厄介なのはクレジットカード情報の流出で、氏名とカード番号、CVC が漏れてしまうと普通に買い物ができてしまう。

利用すれば漏洩するリスクはあるので、クレジットカードは漏洩することを前提に使用するのが基本。
そのため信頼性の低い海外サイトでは、プリペイドカードを使用するのがベター。
使用するときだけチャージして、残高をゼロに近い状態にしていれば、不正利用されても実害がない。

プリペイドカードが面倒な場合は PayPal が便利。
PayPal は加盟店にクレジットカード情報が送信されないため、直接クレジットカード情報を入力する場合に比べると漏洩リスクは低減する。

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Paypal Online payment – ペイパルの導入と使い方

1998年に創業したフィンテックの先駆け PayPal は米国発祥のオンライン決済代行サービス で、国際部門はシンガポール法人が拠点になっている。 最近は様々な … “Paypal Online payment – ペイパルの導入と使い方” の続きを読む





マルウェアについて

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マルウエアとは

マルウェアやコンピュータウイルスについての基礎知識 Malware(マルウェア)とはMalicious softwere (悪意のあるソフトウェア)の混成語で、 … “マルウエアとは” の続きを読む





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