フラットハンドルをブルホーンに交換

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ギドネットレバーを使用して Vブレーキのクロスバイクをブルホーン化

クロスバイクの フラットハンドル を ブルホーンハンドル に交換する際の問題は ブレーキ。
比較的 安価なクロスバイクには Vブレーキを搭載した MTB 寄りのタイプがあり、ブルホーンハンドル用のブレーキでは Vブレーキが引けないため、ハンドルだけでなく ブレーキ交換が必要になる。

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Vブレーキのクロスバイクを フラットハンドル から ブルホーン や ドロップハンドル に変更する場合 ミニVブレーキ への交換がポピュラー。
ミニVブレーキ

ミニVブレーキは Vブレーキの アーム長 を短くすることで 引き代の短い ロード用のブレーキレバーで操作できる。

てこの原理 を利用している Vブレーキは アーム長によってブレーキの効き具合が異り、ノーマルな Vブレーキは アーム長が 102mm、 ミニ Vブレーキ は 85mm や 90mm があり、アーム長が短いほど レバーの引き代も短くなり ブレーキの効きが弱くなる。
ギドネットレバー

レバーが90度に曲がっており ブルホーンのフラット部分でも 角の部分でも レバーが引ける。
Vブレーキには対応していないが 使用するワイヤーは MTB用。

ブルホーンハンドル

ブルホーンハンドルを クロスバイクに取り付ける場合は クランプ径のサイズに注意が必要で、クロスバイクのステムは 25.4mm のものが多く、ステムを交換しないのであれば ブルホーンハンドルの クランプ径も 25.4mm にする。

目を引くブルホーンは 大抵がクランプ径 31.8mm なので 見た目を重視するならステム交換も必要。
ハンドル幅を狭くすると自転車がコントロールしずらくなるため、500mm ~ 580mm のフラットハンドルを使用している場合 ブルホーンのハンドル幅は 400mm以上のものを推奨。

作業手順

Vブレーキの換装 があるため フラットハンドルから シフト や ブレーキレバーを取り外す際に ブレーキの交換を行う。

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裏側にあるボルト緩めて ブレーキレバーとシフトレバー 取り外す。

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Vブレーキのボルトを緩めて 固定されていブレーキワイヤーを外す。

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Vブレーキもボルトを外して取り外す。

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ブレーキ取り付け箇所の汚れを落とし グリス を塗布する。

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ブレーキ の取り付け箇所には3つ穴があり、差し込む穴の位置によって スプリング の強弱を調整できるようになっている。

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ブレーキシュー の部分には厚めの スペーサー が付いており、スペーサー で ブレーキシュー と リム の間隔を調整する。

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スペーサー の他に ワッシャー が3枚あり、2 枚 は ブレーキ 本体を挟むように取り付け、残った1枚は ブレーキシュー を固定するナットの前に挟む。

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ステムのボルトを外して フラットハンドル を ブルホーンハンドルに交換する。

ブルホーンは 締め付ける際のトルクが弱ければ バーが回転してしまう恐れがあるので、トルクレンチを使用して 指定のトルクでしっかりと固定する。

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ブルホーンハンドル に シフトレバー と ギドネットレバーを取り付ける。

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グリスを塗布した MTB用のインナーワイヤー ギドネットレバーにを取り付け、ハンドル を切った際の取り回しなどを考慮して インナーワイヤー を ワイヤーカッター で切断。

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リードパイプ を取り付ける。

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ブレーキレバー からリードパイプ まで アウターワイヤー の長さを調整する。

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エンドキャップ を装着。

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アウターケーブル に インナーワイヤー を通し ブレーキレバーにしっかりと差し込む。

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インナーワイヤー を リードパイプに通し アウターケーブル は リードパイプ に差し込む。

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ワイヤー を固定ネジに通して仮止めし ブレーキレバーを引いて ワイヤー の調整を行う。

ワイヤーを仮止めした後、何度かブレーキレバーを引いてワイヤーの弛みを取るのがポイント。

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リム と ブレーキシュー を5mmほどの間隔にして ワイヤー を固定し、ブレーキシュー が リム にあたるように高さと角度を調整。

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リムとブレーキシューの間隔を1~2mmにするため、左右の間隔を アジャスターボルト で微調整する。
ボルトを締めるとバネが強くなるので ブレーキシューはリムから離れ 緩めるとリムに近づき、ネジは 4分の1回転 ほど回すだけで バネの強さが大きく変わってくる。

ネジを回してブレーキレバーを引き、ブレーキシューとリムの距離やブレーキが「片効き」になっていないか確認しつつ、何度かブレーキレバーを引いて 左右のブレーキシューとリムの間隔が同じになるまで調整を繰り返す。

調整が終了したら 確認のためタイヤを浮かして回転させ、タイヤの回転が止まるようなら ブレーキシュー等がタイヤに干渉しているので 再調整を行う。

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リアブレーキ も フロントブレーキ と同様 ブレーキ を取り付けた後、ブレーキレバー からブレーキまでの ワイヤー の長さを調整して切断。

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リアブレーキ側 も アウターケーブル 受けから リアブレーキ の リードパイプ までアウターケーブルを通し、ブレーキシュー の調整等は フロントブレーキ と同じ。

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ブレーキレバー や シフトレバーの 位置を調整して バーテープを巻いて完成。

シフトレバー / ブレーキレバー のほかに ライトホルダーなどを ハンドルバーに 取るつけると 400mm のブルホーンハンドルでは フラット部分が狭くなり 真っ直ぐ握れなくなる。

V Brake Roller

V ブレーキローラー は ブレーキワイヤーを調整して キャリパー用のブレーキレバー で Vブレーキを 引くためのコンバーターで、リードパイプ(バナナ)と交換するだけで利用できる 安価で手軽なパーツ。

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V Brake Roller の評価は高くなく、実際に使用しても ブレーキレバーレバーを引いた時の 手応えがなく、ワイヤーを通しているため抵抗が大きく、ブレーキレバーを離しても レバーが瞬時に戻らないなど 非常に使いづらい。

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