Chrome OS版 MS Officeのインストールと設定


これまでChrome OSでMicrosoftのOfficeを利用する場合は、Office Onlineしか選択肢がなかった。
Office OnlineのメリットはOfficeの基本機能が無償で利用できることで、デメリットはオンラインでなければ利用できないこと。
一方、Android版のExcel・Word・PowerPointは、オフラインでも閲覧・編集が利用できるものの、10.1インチ未満のデバイス限定。

Chrome OS版のMS Officeは、Playストアを利用できるChromebookで、Android用のExcel・Word・PowerPointが使用可能になったというもの。
無論、デバイスのサイズ制限もそのまま適用されているため、無償での利用は閲覧のみになり、編集や保存はOffice365のサブスクリプションが必要になる。
ただし、サブスクリプションを購入して編集や保存が可能になっても、アプリそのものはAndroidで無償提供されているものなので、PCで操作しているOfficeと同じではなく、機能的にはOffice Onlineがオフラインで使用できる程度。
現バージョン(1.0.1)ではExcelでシートの保護解除もできず、PC版Officeの代替として使用するには厳しいものがあり、あくまでPC版Office有りきの補完的なアプリになっている。

システム要件

2017年12月現在、公式にはChromeOSに対しての記載は無い。

OS:Android4.4以上
RAM:1GB以上

Chrome OS動作確認バージョン:62.0.3202.97
使用デバイス:ASUS Chromebook Flip C100PA

ソフトの入手先

Google Playストア

※Microsoft Excelのページが開きます。



Microsoft Excelのインストール

インストールはGoogle Playストアから実行するので、Google Playストアの利用を有効にしておく。
Word・PowerPointもインストール方法は同じ。

Chromebookの設定と使い方

2017年度に発売されるChromebookは、全機種がAndroidアプリをサポートしており、GooglePlayストアがデフォルトで使用可能になった。 2017年度以前のモデルでAndroidアプリをサポートしている … 続きを読む

Google PlayストアのMicrosoft Excelを開き「インストール」をクリック。

アクセスできないとファイルを開けないので「許可」。

サインインする際に許可が必要になるので「許可」。

「サインイン」を求められる。
「Excel Online」や「Word Online」は使用するファイルを一旦 OneDriveにアップするため、Microsoftアカウントが必須だったが、Android版のExcel・Wordはサインインしなくても使用できるので、「後でサインイン」をクリック。

セットアップ完了。
ただし、この状態で普通に使用できるのは10.1インチ未満のデバイスのみ。

「新規作成」「ファイルの編集」「保存」などの機能を利用する場合は、Office365のサブスクリプションが必要で、Office365のサブスクリプションでサインインしない限り、閲覧のみのビュワー機能しか使用できない

このあたりはWindowsのOffice365と同じで、Chrome OSだから使用できないというわけではない。

Office365のサブスクリプション設定

Office365はMicrosoftが提供している年額(または月額)で利用するOfficeソフトで、契約期間中は常に最新のOfficeへ更新できる。
サブスクリプション(年間購読)という単語に馴染みがないせいか、なんとなく大仰に感じてしまうが、要はDropboxやEvernoteの有料プランと同じ。

Microsoft Public Affiliate Program (JP)

Microsoftが従来のパッケージ版からサブスクリプションへの移行を進めているのは明らかで、Office2016のパッケージ版は1ライセンス(PC2台までインストール可能)付きで34,160円もするが、Office365 Soloだと1ライセンス(PC2台・スマホ2台・タブレット2台までインストール可能)でAccessやPublisher、OneDrive1TBもついて年額12,744円。
パッケージ版では最新バージョンがリリースされてもバージョンアップできず、(最新バージョンが良いとは限らないが)Office365なら最新バージョンが使用できる。

以前は個人向けのOffice365 SoloにはMS Accessは含まれていなかったが、現在(2018年1月)は Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote 、Publisher、Accessと、ビジネスユースと同じ構成になっている。

個人向けのOffice365 Soloは1アカウントで2台のPCと2台のタブレット、2台のスマホが利用可能。
ただ、ChromebookにインストールしたExcelやWordをサインインして有効にしても、サブスクリプションの管理画面には、PCにもタブレットにもスマホにも認識されず、実質的にサブスクリプションの既定台数を消費せずに使用できる。

Office365 Soloを購入する場合は、Microsoftアカウントが必要なので、取得していない場合は事前に登録しておくと便利。

Microsoftアカウントの取得と設定

MicrosoftアカウントはGoogleアカウントと同様に、もともとMicrosoftが提供しているウェブサービスを利用する際に使用していたものだが、OfficeのほかWindows8以降でWindowsのログインアカ … 続きを読む

Soloの「無料で試す」をクリックするとMicrosoftアカウントでサインインを求められるので、アカウントとパスワードを入力してサインイン。

クレジットカード情報またはPayPalを登録して「申し込む」。

サブスクリプションの購入が完了したので、後はChromebookにインストールしたOfficeでサインインすると、編集・保存が可能になる。

また、Officeを使用するPCが3台以上ある場合はSoloではなく、法人用の Office365 Businessがオススメ。

Office 365 サービス
※リンク先から「ビジネス向け」→「Office 365 Business」

Office 365 Businessは個人でも問題なく登録でき、インストール可能なデバイス数が5台になり、しかも月額料金は900円(年間契約時)とSoloよりも低コスト。
ただし、Soloに付属している「Outlook 50GBの容量追加」「Skypeの毎月60分の無料通話」「AnswerDeskのサポート」はない。

「一般法人向け」のタブから「Office 365 Business」の「今すぐ購入」をクリック。

ユーザーIDを作成するための基本情報の入力。
「会社名」を含め全ての項目を入力しないと「次へ」進めない。

個人の場合、勝手に自分の会社を登録するわけにもいかないので、起業したつもりで会社名を入力し、メールアドレスと電話番号は個人で使用しているものを入力。
GmailでもOutlookでもOK。
組織の規模は「1人」!。

後はユーザーIDの作成後、認証コードの入力、利用する所在地、支払情報などを入力して完了。

さすがに法人仕様なので管理画面は少々複雑で、Office365 Soloのようにアクティブ化したら完了というわけではないため、PCのビギナーには敷居が高いかも。

利用するPCが2台であれば、普通にホームユースのOffice365 Soloのほうが導入は簡単。

使用方法

サブスクリプションを購入して編集・保存が可能になっても、Officeのフル機能が使用できるわけではなく、特にブックやシートの保護がかかっていると、パスワードを使用していない場合でも保護の解除ができず、全く編集できないので要注意。

初回起動時にサインインを求められるので、サブスクリプションを購入している場合は、Office365のユーザーID「◯◯◯◯@◯◯◯◯.onmicrosoft.com」を使用してサインインする。

サブスクリプションを購入していない場合は、サインインしてもしなくても使用できる機能は閲覧のみになる。

簡易版のExcelが使用可能になる。

Excelの場合は関数など基本部分は普通に使用できるようになる。

どの程度のレベルでOfficeを使用するかによって評価は分かれるが、Officeのパワーユーザーであれば、簡易版として割り切った使い方ができ、ビギナーであれば簡易版でもそれなりに使えるかと思われる。
何よりオフラインのChromebookでMS Officeが使用できるメリットは大きいが、そのためだけにOffice365のサブスクリプションを購入するのは微妙かも。






Chrome OS アプリ

Chrome OS版 MS Officeのインストールと設定

これまでChrome OSでMicrosoftのOfficeを利用する場合は、Office Onlineしか選択肢がなかった。 Office OnlineのメリットはOfficeの基本機能が無償で利用できることで、デメリ … 続きを読む