クロスバイクのタイヤサイズとタイヤ交換
自転車のタイヤは「 3000 km 」か「 1 年 」が交換時期の目安。
タイヤ が摩耗していれば分かりやすいのだが ゴム は温度と湿度 , 日光などによって劣化していくため、見た目にキレイな状態でも 1 年以上放置している場合は交換が推奨されている。
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チューブとタイヤ
タイヤ のサイズ表示には「 26 x 1.95 」と記載されている「 インチ式 」と「 700 x 32C 」という「 フランス式 」があり、それぞれ タイヤの直径 と タイヤ幅 を インチとミリメートルで表している。
タイヤ 幅については リム 幅の 1.5 ~ 2.4 倍 が目安で、リム によって使用可能な タイヤ 幅は異なってくる。
使用工具とパーツ
部分交換ではなく 一式交換 するには タイヤ , チューブ , リムテープ が必要。
ロード や クロスバイク などは タイヤ の着脱がレバー式になっているが MTB ルック車やママチャリなどは 輪業用ラチェットレンチ が必要になる。
- PARKTOOL タイヤレバー
- SCHWALBE MARATHON
- SCHWALBE チューブ
- SCHWALBE リムテープ
- HOZAN 輪業用ラチェットレンチ
クロスバイクのタイヤ交換
一般的な クロスバイク の タイヤ はレバー式なので 取り付け取り外しは簡単。
タイヤ を外すときはレバーを下げるだけ。
フロント, リア ともに ブレーキワイヤー を緩めて ブレーキシュー と タイヤ の間隔を空けておく。
リアタイヤ には チェーン があるので ブーリー を手前に押して チェーン をたるませる。
スプロケット から チェーン を外してから タイヤ を外す。
タイヤレバー を使用して タイヤ を リム から外していく。
タイヤレバー の平べったい方を タイヤ と リム の隙間に差し込み、フック を スポーク に引っ掛ける。
タイヤ は リム の内側に挟まっているだけなので リム の外側に引っ張りだすような感じで作業し、隙間ができたら別の タイヤレバー を差し込んで、リム に沿わせる感じで一周させると タイヤ が リム から外れる。
リム から タイヤ , チューブ , リムテープ を取り除いたら 新しい リムテープ を取り付け。
ドライバー を リムテープ と リム の穴に差し込んで固定してから リム に沿わせる。
バルブ を通す。
一度通した バルブ を指で戻すように押し込む。
ポイントは押し込んだ際にチューブが浮いている事。
この作業をすることで バルブ 部分の チューブ が タイヤ 内に収まるようになる。
バルブ を押し込まないと チューブ が収まらず バルブ 付近だけ タイヤ が膨れてしまう。
この状態で走行すると パンク する危険がある。
バルブ は押し込んだ状態のまま仮止めする。
根元まで締め付けるのは厳禁。
タイヤの進行方向を確認。
チューブ を リム に沿わせる前に タイヤ を片側だけ リム にはめる。
チューブ に軽く空気を入れ タイヤ の中に入れる感じで リム に沿わせる。
空気を入れすぎると作業しづらいので要注意。
チューブが入ったら チューブの空気が均等になるようタイヤを揉みながら リムに入れていく。
最後の 10 cm程は固くて難儀するが、少しづつ端から押し込んでいけば 数cm 進んだところで自然に收まる。
タイヤ が リム に収まったら タイヤ に部分的な膨らみや リム と タイヤ に チューブ が挟まっていないかなど しっかりと確認する。
はじめて タイヤ 交換する際は リム に タイヤ を押し込んでいく作業が難儀で、特に冬場だと タイヤ の ゴム が硬いため、握力が無くなるくらい頑張っても チューブ を噛んでいたり チューブ が中でねじれて タイヤ が歪に膨らんでいたりと 幾度も心が折れそうになるが、やり直しているうちにコツが掴めてくる。
タイヤ の進行方向を確認して取り付けて完了。
MTBルック車のタイヤ交換
MTB ルック車やシティサイクル(ママチャリ)などの後輪には 14 mm のボルトが使用されており、このサイズのレンチは一般工具にはないため モンキーレンチ か 輪業用の専用工具が必要になる。
形状は普通のボルトなので 専用工具ではなく モンキーレンチ でも代用できる。
タイヤ はコの字型のパーツにはまっているだけなので チェーン を外せば簡単に外れる。
ブレーキワイヤー を緩め リアタイヤ の交換時は チェーン を外してから タイヤ を外す。
リムテーム, チューブ を交換して タイヤ を リム に取り付ける。
通常の状態でタイヤをはめようとしたが上手く固定できなかった為、自転車をひっくり返してみた。
自転車をひっくり返さないと、にコの字型の奥まで押しこむのが難しいのだが、ひっくり返すと簡単に固定できる。
フロントタイヤもリアの時と同様、ボルトキャップを外し、14mmのボルトを外して、後の作業は同じ。
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