DVDFab11 DVDリッピングのインストールと使い方


「DVDFab DVDリッピング」は、強力な保護技術解除機能を実装したDVD / Blu-rayのリッピング統合ソフト「DVDFab11」の一機能で、価格は1年間有効なライセンスで49ドル。ただ、常に割引が実施されているので、実質的に4,000円弱で購入可能。

姉妹品の「DVDFab DVDコピー」がDVDのコンテンツを「DVDフォルダ」や「ISOイメージファル」として出力できるのに対し、「DVDリッピング」はMP4・MKV・AVIなどの動画ファイルに変換するので、スマホやタブレットなどでDVDディスクのコンテンツを視聴できるなど、データの汎用性が大きく向上する。
また、「DVDFab DVDリッピング」は専門知識が必要な部分の編集項目がないので、ビギナーでも簡単にDVDから動画ファイルを作成できるのが大きな特徴。
わずか数クリックでDVDを動画ファイルに出力できる。

DVDFab11はデザインが刷新されてユーザービリティが向上している他、ハードウェアアクセラレーターによるエンコードの処理速度改善、Androidアプリ「DVDFabリモート」と連動したファイル転送機能の実装など、全バージョンに比べ使い勝手が格段に良くなっている。

DVDFab10のライセンスを取得している既存ユーザーは、そのままライセンスがDVDFab11に引き継がれるので、新たにライセンスを購入する必要はない。
また、DVDFab11はDVDFab10と共存できるため、DVDFab11をインストール後もDVDFab10は利用可能。

Caution
このアプリケーションはDVDに使用されているアクセスコントロールやプロテクトの解除機能を有しており、その機能を使用すると著作権法に定める「技術的保護手段の回避」に該当し、2012年10月以降は違法になったため、個人で作成したものなど、コピーガードのかかっていないDVD限定で使用してください。

システム要件

バージョン11.0.0.4

OS:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10
CPU:Pentium II 500 MHz(PC/AT互換 1GHz以上)
RAM:512MB(2GB以上)
HDD:20GB以上の空き容量

※公式記載のシステム要件は上記のとおりだが、OSのシステム要件を下回っているので、使用するOSの推奨最小要件(カッコ内のスペック)を満たしている必要がある。

ソフトの入手先

DVDFab 公式ダウンロードページ



DVDFab11 DVDリッピングのインストール

DVDFab DVDリッピング単体のインストールはできず、DVDFab11をインストールして、DVDコピーの機能のみアクティベートすることになる。
有料ソフトなのでアドウェアや無関係なアプリがインストールされることはなく、インストール作業は至ってシンプル。

DVDFab11には「DVDFab11 Mini」も付属しており、同時にインストールされる。

ダウンロードページの「無料ダウンロード」のボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードする。
ダウンロードされるのは64ビット版で、32ビット版は下にある「32bitバージョンをダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップウィザードの「カスタム」をクリックすると、インストール先の指定や、デスクトップへのショートカット作成が選択可能。

「ユーザーエクスペリエンスプログラム」はDVDFab11をインストールしたPCのハードウェア情報、DVDFab11の使用状況やエラーなどの情報を、匿名でDVDFabへ送信するもので、データは製品の改善などに使用される。

デフォルトでは「ユーザーエクスペリエンスプログラム」に参加するようになっているため、不要であればチェックを外しておく。

使用許諾書も確認し、問題なければ「クイックインストール」をクリック。

※「カスタム」で設定を変更しても「クイックインストール」のままなので、おそらく近い内に「インストール」に修正されると思われる。

DVDFab10と同様、インストールの進捗に従っておサルが描かれていく。

事前にDVDリッピングのライセンスを購入している場合も「すぐ体験」をクリック。

DVDFab11が起動すると、初回のみスキンの選択画面が表示されるので、好みのスキンを選択して「OK」。

後からスキンを変更する場合は、メインウインドウ右上のコントロールボックスにあるTシャツのアイコンをクリックすると、選択画面が表示される。

稀に「Qt5 Network.dll」「Qt5 Core.dll」などが見つからないというエラーメッセージが出ることがある。
使用環境ではインストールしたDVDFab11を「設定を保存」した状態でGeekUninstallerでアンインストールした後、再インストールした際に発生したのだが、メッセージに記載の通りDVDFab11を再インストールしたらエラーが回避され、以降は同様の操作をしてもエラーを再現できなかった。

DVDFab10ユーザー

DVDFab10のユーザーはDVDFab10起動時にDVDFab11へのアップグレードがアナウンスされ、そのままウィザードを進めることでDVDFab11をインストールできるが、DVDFab10がバージョンアップするわけではなく、DVDFab11が別途インストールされる。
購入したライセンスはDVDFab11へ引き継がれるが、DVDFab10とDVDFab11を共存させた環境では、ライセンスを共有することになる。

DVDFab11をインストールする場合は「更新」をクリック。

この画面はDVDFab11をインストール後も、「スキップ」をクリックするまでDVDFab10起動時に毎回表示される。

ダウンロードが開始する。

「はい」をクリックするとDVDFab11のインストールが開始する。

使用方法

DVDを動画ファイルに変換する場合、最も重要なのは動画ファイルの用途。
使用するファイル形式はファイルを再生する環境によって選択するのがベター。

エンコードの設定に関してはビットレートやフレームレートなど一切編集はできないが、各デバイス用のプロファイルも用意してあるので、再生する環境に合わせた動画ファイルを作成することが可能。
また、姉妹品の「Blu-rayリッピング」で使用する4Kや10bitなどの高画質設定も選択できるが、DVDリッピングで使用しても画質が向上するわけではなく、無駄にファイルサイズが肥大化し、時間を浪費することになるので使用しないほうが賢明。

エンコードの所要時間は使用してる環境に依存するが、GPUがH.264やH.265のエンコードに対応していれば、ハードウェアアクセラレーションにより、2時間のDVDをわずか数分でエンコードすることが可能になっている。

メインウインドウの左端にある「リッピング」が「DVDリッピング」のメニュー。

DVDドライブにディスクを挿入するとDVD Fab11が自動的に認識して取り込みを実行する。

ISOファイルやDVDフォルダはメイン画面中央にドラッグ・アンド・ドロップで取り込むことができる。

取り込んだディスクやファイルが表示される。

出力ファイル形式の選択

出力するファイル形式はデフォルトで、ビデオコーデックに「H.264」を使用した「MP4」が設定されており、画質についてはHandBrakeのHQ相当で、音声のビットレートも高く、標準的というより高画質・高音質になっているため、特段のこだわりがなければ変更する必要はない。

出力するファイル形式を指定する場合は、上図赤枠部分をクリックしてメニューを表示。

「フォーマット」には「一般」と「フィルター」があり、「フィルター」は「3D・パススルー・4K・H.265・10ビット」から選択可能だが、4Kや10ビットは姉妹品の「Blu-rayリッピング」用なので選択しても画質が向上するわけではない。

動画の再生環境が決まっている場合は、「デバイス」から使用する機種のメーカー名を左ナビゲートバーから選択し、右ペインで使用機種を選択すると、指定したデバイスの解像度に合わせた設定に変更されるが、設定に微妙な違いがあるものの、デフォルトのMP4と大差はない。

ビデオコーデックに「H.265」を使用する場合は、フィルターで「H.265」にチェックを入れると、利用可能なファイルフォーマットが表示されるので任意で選択する。

4Kや10bitに関しては、SD画質のDVDには無関係と言ってよく、4K10bitを選択すると解像度は4000×2000になるものの、720×480または640×480のDVDの解像度を強引に引き伸ばすため、ファイルサイズは肥大化するが画質は向上しない。
10bitは色深度のことで、従来の8ビットが約1677万色表示なのに対して、10ビットは約10億7374色の表示が可能になる。
ただし10ビットを表示するには、10ビット出力に対応したグラフィック機能とモニタが必要で、そもそもDVDは8ビットなので10ビットにしても意味がない。

H.265を使用する場合は、解像度がソースと同じになる「MKV H.265 HEVC」「MP4 H.265 HEVC」の二択で、いずれもH.264の使用時よりもビデオのビットレートが半分程度になるので、ファイルサイズを抑えることができる。
ただし、音声ビットレートは変更できないため、単純にH.264で出力したファイルサイズが半分になるわけではない。

DVD-VideoのデータをそのままMKVに格納する荒業が「パススルー」。
エンコード処理がないため無劣化でMKVに変換できるが、ファイルサイズも圧縮されないので、スマホやタブレットでの再生には不向き。

DVDFab11から追加されたプロファイルで、YouTubeなどの動画サイトへの投稿に最適化されたもので、おそらくネットワーク上で動画の再生がすぐに実行できるHandBrakeの「Web Optimized」と同機能と思われる。

DVDから音声のみを出力する場合は、「Audio」から任意の音声コーデックを選択する。
汎用性があるのは「AAC」「MP3」で、「AudioCopy」はDVDの音声データを無圧縮出力するため、DVDの音声がドルビーデジタルの場合は「AC-3」で出力される。

字幕・音声の設定

ファイルに格納する字幕や音声は、ドロップダウンリストから選択可能。
MP4とMKVは複数の音声・字幕データを格納できるが、追加するとファイルサイズも大きくなる。

DVDの音声が表示されるので、ファイルに格納する音声にチェックを入れる。
チェックボックスの前にある「▶」はデフォルトの音声になるため、字幕との組み合わせを考慮して指定する。
変更する場合は、デフォルトに指定する音声の先頭部分をクリック。

字幕も音声と同様、ファイルに格納する字幕にチェックを入れる。
「強制字幕」は「吹替版」でも表示される字幕のことで、音声が原語の場合は一般的に「強制字幕のみ表示」「通常と強制のみ」「Japanese」の3箇所にチェックを入れる。
複数の字幕が格納されている場合は全て選択することも可能。

チャプターの指定

DVDから任意のチャプターのみファイルに出力することも可能。

チャプターのドロップダウンリストから出力するチャプターの範囲を指定。

1つのチャプターのみ出力する場合は、開始・終了に同じチャプターを指定する。

開始チャプターは終了チャプターよりも大きな数値が選択できないので、チャプター「5」を指定後に「7」へ変更するなら、終了チャプターを7にしてからでないと開始チャプターを7に変更できない。

ソースの結合

短編やシリーズ物を1つのファイルにまとめる場合は「追加」と「結合」を使用する。

DVDドライブが複数ある場合は、各ドライブにDVDディスクを挿入することでDVDFab11が自動的に読む込を開始する。
ISOファイルやDVDフォルダを追加する場合は、上部の「+追加」をクリックするとファイルエクスプローラーが開くが、ドラッグ・アンド・ドロップでも追加が可能。

結合するソースを追加したら「結合」をクリック。

追加したソースのサムネイルが表示されるので問題なければ「確認」をクリック。

サムネイルにマウスオーバーすると再生ボタンが表示され、ソースの内容を確認することが可能で、サムネイルはドラッグで順序を入れ替えることができる。

結合を実行したソースは非アクティブ化され、新たに「Merge1」として指定したソース含んだタイトルが追加される。

ソースの削除と非アクティブ化

追加したソースをリッピング対象から外す場合は、非アクティブ化と削除の2通りある。

タイトル横にある「X」アイコンはソースの削除、字幕の右にあるボタンで「アクティブ/非アクティブ」の切り替えができる。

保存先の指定とタスク

DVDFab11から追加された新機能が、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスに直接保存できる「DVDFab Remote」。

通常はメインウインドウ下の「保存先」の右にある「フォルダアイコン」をクリックして、ファイルの保存先を指定する。

「フォルダアイコン」ではなく「保存先」のテキストボックスをクリックすると、ローカルの保存先のほかに「携帯機器」「DVDFab MovieServer(見つかりません)」と表示される。

「DVDFab MovieServer」はDVDFabが販売しているメディアサーバで、同一ネットワーク上に存在すれば選択が可能になる。

「携帯機器」に関しては現段階では使用できず、将来的にはスマホなどのモバイルデバイスへ直接ファイル転送が行えるようになるものと思われる。
現状では保存先に「携帯機器」を選択してエンコードすると「¥Documents¥DVDFab11¥Temp¥Video」にファイルが保存されるだけで、転送は実行されない。

DVDFab11の地味ながら大きな改良点がメニューに追加された「タスクリスト」。
「保存先」を指定したら処理を実行する前に「タスクリスト」を開き、「現在のタスク」で実行する内容を確認してから「開始」をクリック。

「現在のタスク」に追加されているタスクは、チェックボックスにチェックが入っていなくても、「開始」をクリックすると全て実行されるので要注意。

不要なタスクが登録されている場合はチェックボックスをクリックし「削除」しておく。

削除したタスクは「ゴミ箱」をクリックすると下ペインにリストが表示され、タスクの右端にカーソルを合わせて出現する矢印をクリックすると復元できる。

タスクは削除だけでなく、「アーカイブ(保存)」することも可能で、後から同じタスクを実行する場合などには便利かも。

「アーカイブ」したタスクは「アーカイブタスク」で確認でき、タスクの右端にある矢印アイコンをクリックするか、チェックを入れてから下部にある「再読込み」をクリックすると、タスクの再読込みが実行され、該当のタスクが「現在のタスク」へ移動する。

「アーカイブタスク」のアクセス時に説明が表示されるとおり、「アーカイブタスク」にはユーザーがアーカイブしたタスクのほかに、コピー処理実行時にエラーやクラッシュになったタスクも追加されるので、必要に応じて「再読込み」もしくは「削除」しておく。
ちなみに「レポート」はバグ報告の送信ウインドウが開く。

ファイル転送

DVDFab11から追加された無料で利用できる新機能が「ファイル転送」。
スマホやタブレットなどモバイルデバイスに「DVDFabリモート」をインストールすることで、PCのDVDFab11からMP4とMP3ファイルをモバイルデバイスに送信できる。

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「ファイル転送」を使用する場合は、予めモバイルデバイスに「DVDFabリモート」をインストールしておく必要がある。

モバイルへ転送する場合は上部メニューの「ユーティリティ」から「ファイル転送」を選択。

モバイルデバイスで「DVDFabリモート」が起動していないか、接続が確率されていないと「DVDFabリモート」のダウンロード用QRコードが表示されるので、モバイルデバイスのアプリを再起動させた後、「再スキャン」または「手動接続」で接続する。

接続されるとアプリ側で「ビデオ転送サービスが起動しました。」と通知が出る。

「ファイル転送」側では上部に接続しているモバイルデバイスのモデル名が表示される。

モバイルデバイスの接続が確認できたら「追加」をクリックして、転送するMP4ファイル、またはMP3ファイルを選択する。

ファイルは複数追加でき、転送するファイルを追加したら「転送」をクリック。

ファイル転送の進捗状況はモバイルの「DVDFabリモート」に進捗は表示されず、PCのDVDFab11でのみ確認可能。

転送中にモバイルデバイスをネットワーク外に持ち出したり、スマホを操作してDVDFabリモートの接続が途切れてしまうと、転送に失敗するので要注意。

転送の時間は1.5GBのファイルで数分。

DVDFab Mini

DVDFab Miniは「DVDコピー」と「DVDリッピング」に特化したアプリで、付加機能が削除されているので、操作がシンプルで使いやすい。

起動時に説明が表示されるので「再表示しない」にチェックを入れて「OK」。

「DVDリッピング」で使用できるのは「MP4」のみ。
「Copy」は「DVDコピー」を購入する必要がある。

設定できるのは「オーディオ」と「字幕」の選択のみで、保存先を指定して「開始」をクリックするだけ。

購入手順

購入方法とメンバー登録やライセンス認証など購入後の流れ、最新のセール情報は下記ページを参照。

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