MPC-HC のインストールと使い方

K-Lite-17.5-icon-

MPC-HC の特徴

  • 軽くて操作性の良い定番の無料メディアプレーヤー
  • オープンソースで開発
  • 現バージョンは HDRビデオや MPC Video Rendererをサポートしたフォーク

Media Player Classic – Home Cinemaは 2010年に開発が停止した Media Player Classic のフォークで、Media Player Classic – Home Cinemaも 2017年 7月に開発者の減少を理由に開発を停止したが、clsid2 氏が機能を追加してMPC-HCのフォークを公開し、現行の MPC-HCは clsid2版になる。

開発元

ダウンロード

MPC-HC は GitHubから単体でダウンロードできるが、 K-Lite Codec PackMPC Video RenderermadVR など高品質なレンダリングエンジンを含めて一括してインストールできる。

システム要件

  • バージョン:2.1.3
  • OS:Windows Vista/ 7/ 8.x/ 10/
  • CPU:SSE2 サポート

MPC Video Renderer/ madVR の使用は Direct 3D 9以降をサポートした GPUが必要。

サポートしているファイル形式

AVI, MPEG, MPEG-TS, DVD-Video, Matroska, WebM, MP4, Quick Time Movie, 3GP, 3GP2, Flash Video, Ogg, Real Media, Id Software Game Video, Windows Media Player, Smacker, FLIC Animation, DirectShow Media, Raw Video, Shockwave など

ISOイメージファイルは未サポートなので、再生には 仮想ドライブ が必要。

インストール

MPC-HC 2.1.0 006

Media Player Classic - Home Cinema-006

K-Lite Codec Pack の 公式サイト から Downlaod Standard のリンクをクリックし、Download: にある Server からインストーラーをダウンロード。

MPC-HC 2.1.0 007

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

K-Lite-Codec-Pack-006

MPC-BE をインストールしている環境では MPC-BEのアンインストールと、LAVフィルタの利用に関するダイアログが表示されるので、MPC-BEを継続して利用するなら「いいえ」を選択。

MPC-BEは内部フィルタで多くのコーデックをサポートしているため、K-Lite Codec Packの LAVフィルタを使用する必要はないが、LAVフィルタを使用する場合は MPC-BEの内部フィルタを無効にする。

K-Lite-Codec-Pack-003

セットアップウィザードが開始したら Advanced を選択して「Next」。

K-Lite Codec Pack のインストーラーは 競合ブログラム・破損または古いコーデック・DirectShowフィルタの検出機能を実装しており、問題が検出されるとインストーラー起動時にメッセージが表示される。

MPC-HC-001

Preferred video playerMedia Player Classic(MPC-HC) を選択。

MPC-HC-002

Install codecs only for MPC-HC にチェックを入れて「Next」。

K-Lite-17.5-011

インストール先を確認して「Next」。

MPC-HC-2.0-025

インストールするコンポーネントは MPC-HCに最適化されているので デフォルト設定で「Next」。

K-Lite-17.5-010

スタートメニューへの登録もデフォルト設定で「Next」。

MPC-HCのスタートメニューは K-Lite Codec Pack の中に追加される。

K-Lite-17.5-015

追加タスクも MPC-HCに最適化されているのでデフォルト設定で「Next」。

MPC-HC-2.0-026

Direct 3D 9以降をサポートした GPUを使用している環境では、レンダリングエンジンが MPC Video Renderer に設定されるので、変更せずに「Next」。

K-Lite-17.5-007

動画再生時にハードウェアアクセラレーションが利用可能な環境では設定画面が表示され、推奨設定になっているので、こだわりがなければデフォルト設定で「Next」。

K-Lite-17.5-017

字幕の設定は日本語優先になっているので「Next」。

MPC-HC-2.0-027

動画ファイルを MPC-HC で開く場合は Media Player Classic(MPC-HC) にチェックを入れて「Next」。

MPC-HC-2.0-028

MPC-HCに関連付けるファイルを設定して「Next」。

動画ファイルのみの関連付けは None をクリックした後 All video 、音声のみの場合は  None をクリックした後 All audio をクリック。

MPC-HC-2.0-029

オーディオ設定はパソコンの環境に合わせて選択。

MPC-HC-2.0-030

サムネイル表示するファイルの設定。

チェックが入っているファイルはサムネイル表示される。

K-Lite-17.5-021

「Install」でインストールを実行。

MPC-HC 2.1.0 008

「Finish」でインストール完了。

MPC-HC-073

デスクトップにショートカットは作成されないので、 スタートアプリ一覧 にある K-Lite Codec Pack からアクセスする。

アンインストール

K-Lite Codec Pack で MPC-HC をインストールした場合は、MPC-HC のみをアンインストールできないため、 K-Lite Codec Pack をアンインストールする。

設定

既定のアプリ

  • Windows 11
    動画ファイルに関連付け/ 音声ファイルに関連付けを有効にすると、動画/ 音声ファイルを開いた際にプログラムの選択画面が表示されるので、「常にこのアプリを使ってファイルを開く」を有効にする。
  • Windows 10
    動画ファイルに関連付け/ 音声ファイルに関連付けを有効にすると、セットアップ完了時に「既定のアプリ」の設定画面が開くので、ビデオプレーヤー/ オーディオプレーヤーが MPC-HCになっていることを確認。

アスペクト比 の固定

MPC-HC-075

メニューバーの 表示 から オプション を開き、左サイドバーの プレーヤー を選択して その他 にある サイズ変更時にウインドウの縦横比を固定する を有効にすると、動画のアスペクト比を固定してウインドウサイズを変更できる。

デフォルト設定ではウインドウサイズは自由に変更でき、上下左右にレターボックス(黒帯)が入る。

表示設定

MPC-HC-271

メニューバーの 表示 でチェックが入っている項目が表示されており、クリックして 表示/ 非表示 を切り替える。

MPC-HC-274

メニューを隠す を選択するとメニューバーが非表示になり、コンテキストメニューで操作する。

 メニューを隠す を選択すると フレームのみ が選択可能になり、フレームのみを選択すると 境界線を隠す が選択可能になる。

 

表示プリセット から 標準 を選択するとデフォルト表示になる。

MPC-HC の使い方

MPC-HC-276

ファイルを MPC-HC にドロップすると再生が開始する。

ファイルの関連付けと既定アプリの設定ができていればファイルを開くと MPC-HC で再生される。

MPC-HC 2.0 003

DVDの再生は、ファイル のメニューから ディスクを開く からディスクをセットしているドライブを選択。

CPRMで保護されている DVD(地デジ番組をコピーした DVD)や、保護されている Blu-rayの再生はサポートしていないが、DVDFab Passke を併用すれば再生できる。

 DVD/BD を開く は DVD/ BDフォルダの再生時に使用。

字幕・音声

MPC-HC-102

音声・字幕の切り替えは、再生開始後にコンテキストメニューを開き、音声トラック字幕トラック から指定するか、メニューバーの 再生 から操作する。

再生速度の変更

MPC-HC-104

再生速度はメニューバーの 再生 にある 再生速度 から指定するか、Ctrl + Dowm / Ctrl + Up で変更する。

 

ホットキー は 表示オプション にある プレーヤーキー で 編集できる。

スクリーンショット

MPC-HC-103

再生中の映像は、ファイル画像を保存Alt + I で保存できる。

連続キャプチャは不可。

キャプチャ

MPC-HC-016

Web カメラや TV キャプチャなど、サポートしているデバイスを検出すると、オプション再生 にある キャプチャアナログ設定 で 映像/ 音声 のリストから選択可能になる。

MPC-BE-040

オプションキャプチャ で設定後、ファイルデバイスを開く で設定した外部デバイスの映像が表されるが、録画はできない。

関連記事
popcorntime-icon-1

Popcorn Time のインストールと使い方

Index Popcorn Time の特徴開発元ダウンロード違法性BitTorrentシステム要件インストール日本語化タイトルが読み込まれない場合OpenSubtitles への接続Popcorn …

MPC-BE-1.6.6-icon

MPC-BE のインストールと使い方

Index Media Player Classic – Black Edition(MPC-BE) の特徴開発元ダウンロードシステム要件サポートしているファイル形式インストール設定MPC…

SMPlayer 22.0 icon

SMPlayer のインストールと使い方

Index SMPlayer の特徴開発元ダウンロードシステム要件サポートしているファイル形式インストールYouTube ブラウザ のインストールドライブの設定SMPlayer の使い方 SMPlay…