Microsoft RichCopy のインストールと使い方

Microsoft-RichCopy-icon

Microsoft RichCopy の特徴

  • Microsoftの無料ファイル同期アプリ
  • Robocopyのグラフィック・ユーザー・インターフェイス(GUI)
  • 詳細な同期設定が可能で、同期はマルチスレッドで処理

開発元

  • 開発者:田丸 氏(Microsoft)
RichCopy はマイクロソフト製だが、マイクロソフトのサポートは受けられない。

ダウンロード

公式サイトのダウンロードリンクは切れているため SOFTPEDIA から入手する。

システム要件

  • バージョン 4.0.217(開発終了)
  • システム要件の記載はなし

Windows 10 / 11 でも動作する。

インストール

Microsoft-RichCopy-001

SOFTPEDIA の「DOWNLOAD NOW」をクリック。

Microsoft-RichCopy-002

ダウンロードサーバを選択するとインストーラーをダウンロードする。

Microsoft-RichCopy-003

インストーラーを起動し、使用許諾書に問題なければ「Yes」。

Microsoft-RichCopy-004

フォルダの解凍先を指定。

デフォルトでは Cドライブ直下に HoffmanUtilitySpotlight フォルダが作成される。

Microsoft-RichCopy-005

「OK」をクリックしてダイアログを閉じる。

Microsoft-RichCopy-006

デフォルト設定の場合 Cドライブ内にある HoffmanUtilitySpotlight フォルダ を開く。

Microsoft-RichCopy-007

「setup」を起動。

Microsoft-RichCopy-008

Microsoft RichCopyのセットアップウィザードが起動するので「NEXT」。

Microsoft-RichCopy-009

セットアップウィザードが開始したら「Next」。

Microsoft-RichCopy-010

使用許諾書に問題なければ I Agree を選択して「Next」。

Microsoft-RichCopy-011

インストール先を確認して「Next」。

Microsoft-RichCopy-012

「Next」でインストールを実行。

Microsoft-RichCopy-013

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

Microsoft-RichCopy-014

「Close」をクリックしてインストール完了。

デスクトップにショートカットは作成されないので スタートメニュー から RichCopy を起動する。

Microsoft RichCopy の使い方

Microsoft-RichCopy-015

コピー元 (1) コピー先 (2) をクリックして同期するフォルダを指定。

Microsoft-RichCopy-017

同期するフォルダを指定したら オプション をクリック。

Microsoft-RichCopy-018

必要であれば オペレーション で任意の項目を有効にする。

  • コピー元に無いファイルを削除
    コピー元 と コピー先を同期する場合に使用するが フォルダは削除されない。
  • 移動
    コピー先にファイルをコピーした後 コピー元のファイルを削除。
  • 複数のコピー元を同一フォルダにコピー
    本来は ソースに複数のフォルダがある場合 指定したフォルダにファイルのみがコピーされる機能だが 有効にしても ディレクトリ構造は維持される。
  • ベリファイ
    コピー完了にコピーされたファイルとソースファイルを比較して検証する。

Microsoft-RichCopy-019

同期のタイミングを変更する場合 モード で設定する。

  • 更新されたファイルを逐次コピー
    未実装のため使用不可。
  • コピー前検索
    コピー元 のディレクトリやファイル属性・サイズなどを確認後にコピーを実行する。
  • ターゲットを待つ
    コピー先にコピー元と同じフォルダがない場合 フォルダが作成されるまでコピーされない。
  • タイマー
    指定した日時にコピーを実行する。

タイマーは 日時指定のため 定期的な自動実行はできない。

Microsoft-RichCopy-020

コピー元・コピー先を含めた コピー条件をデフォルト設定にする場合は「デフォルト」をクリック。

Microsoft-RichCopy-021

異なる設定を追加する場合は「新規」から登録。

Microsoft-RichCopy-022

設定したコピー条件は コピーオプションとして選択が可能になる。

追加したオプションの名前は変更不可。

設定したコピー条件を別に保存したい場合は、メニューの ファイル から 名前を付けて保存 でファイルとして保存でき、ファイルを開くと 保存したコピーオプションを呼び出せる。

Microsoft-RichCopy-024

メニューの 表示 から アドバンス を選択すると より詳細なコピー設定が可能。

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設定が終了したら コピーの開始 ボタンをクリックして コピーを実行。

次回のコピーから設定は不要。

Microsoft-RichCopy-025

コピーはデフォルトで 3 つのスレッドが同時に実行され、処理中は中央ペインに進捗状況、下ペインにログが表示される。

ネットワーク上のフォルダ同期

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ファイルエクスプローラに UNC(Universal Naming Convention) を入力して エンター。

Microsoft-RichCopy-029

ログイン情報を入力し 資格情報を記憶する にチェックを入れて「OK」。

Microsoft-RichCopy-030

コピー元 と コピー先 をクリックして「接続」をクリック。

Microsoft-RichCopy-031

UNC を入力して「OK」で追加できる。

Robocopy を利用した自動バックアップ

RichCopyでコピー処理を行っているのは Windowsに実装されている Robocopy で、Robocopyと Windowsのタスクスケジューラを利用すれば、RichCopy がサポートしていない自動バックアップを設定できる。

Microsoft-RichCopy-032

スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から コンピュータの管理 を開いて タスクスケジューラ を選択。

Microsoft-RichCopy-033

右ペインの 操作 から 基本タスクの作成 を選択。

Microsoft-RichCopy-034

タスクの作成ウィザードが開くので、作成するタスクの名前を設定して、任意でタスクの内容などを説明 に入力後「次へ」。

Microsoft-RichCopy-035

タスクを実行するタイミングを指定して「次へ」。

毎日・毎週・毎月 を選択した場合は 日時や繰り返す間隔を設定。

Robocopy-037

プログラムの開始 を選択して「次へ」。

Robocopy-038

プログラム / スクリプト に Robocopy と入力して 引数の追加 にコピー元/ コピー先 のパスと、使用する Robocopyのコマンドを入力。

Eドライブの TESTフォルダを、Fドライブの TESTフォルダと同期(ミラー)する場合の引数
E:\TEST F:\TEST /mir

パスにダブルクオーテーションは不要。

Robocopy-039

完了をクリックしたときにこのタスクの [ プロパティ ] ダイアログを開く を有効にして「完了」。

Robocopy-040

プロパティが開くので 設定内容を確認。

Robocopy-041

左サイドバーの タスクスケジュールライブラリ から 中央ペインで 作成したタスクを選択して「実行」で 作成したタスクをテストする。

タスクを実行して 設定通りにフォルダがコピーされたらプログラム と 引数は正しいので、設定したスケジュールでタスクが実行されない場合は、プロパティトリガー タブで 実行するタイミングの見直しを行う。

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