FXアプリの広告がひどすぎる


2018/01/31

暇つぶしにスマホでゲームをしていたら、いつものようにアプリの広告が始まったのだが、今日の広告には驚いた。
ゲームや動画、出会い系などではなく、なんとFXのアプリ。

FXは為替レートの価格差によって利ざやを得ようとする投機で、商品先物取引と同じように証拠金を預け、レバレッジにより元金の数倍~数十倍の取引が可能になっている。



単純に1万円しか元金がなくても、10倍のレバレッジでは10万円分の取引をしていることになり、1万円に対して100円の利益が出ると、1000円の利益を得ることができるが、1万円に対して100円の損益が出ると1000円の損失になる。
無論、レバレッジを使用せず、元金のみで取引すれば元金を割り込む損益はでないが、通常はより大きな利ざやを狙い、レバレッジを利用するため、相場が逆に動くと、簡単に証拠金が吹き飛び、商品先物取引でいうところの追証(追証拠金)、FXではマージンコールやロスカット・アラートという証拠金の追加が求められる。

投資も元本割れは発生するが、FXや商品先物取引は元々が取引額の10%~しか資金を入れていないので、相場が逆に振れると簡単に証拠金が目減りし、一定額の損失が出た時点で、購入した権利を維持するなら証拠金を追加しなければならない。

レバレッジで元金より大きな取引をする場合、手元に取引額と同額の資金がなければ勝てない、と商品先物取引の営業マンが言っていたが、これは10万円で50万円分の取引をするなら、手元には50万円以上の相場に突っ込める資金が必要だということ。

と、誰かが勝てば誰かが負けている非常にリスクの大きな取引なのだが、今の仮想通貨と同じように、以前からネット上では簡単に儲かる的なニュアンスで広告が配信されており、規制されないのが不思議だったのだが。。。

今日のアプリ広告は、簡単に儲かる的なニュアンスではなく、明らかに副収入を匂わせる内容だった。

これはさすがにアウトだと思う。

「毎月出費が多いわねぇ・・・」でFXに手を出すとか尋常じゃない。

上がっていることを示したいようだが、ロングでもショートでも高いレバレッジで取引すれば、一日どころか数分の間に証拠金が溶けることもあり得る。

FXも商品先物取引も「悪い」わけではなく、儲からないわけでもない。
前述のように誰かが損をしていれば、誰かが儲けているので、勝者であり続ければ大きな富を得ることもできる。
ただ、勝者の影に敗者がいることも事実。

仮想通貨もFXも商品先物取引も、しっかりとリスクや仕組みを把握して、多くの情報を集め分析することができないと火傷するだけ。
始める前には3ヶ月ほど「買ったつもり」になって、実際に購入した時と同じ条件でシミューレートして、相場の値動きや資金の増減を体験したほうがいい。
昼寝していたり、買い物に行っている間も相場は動き続けているので、そのあたりもしっかりと追いかけていくと、損失のない楽しいゲームになる。

この手の広告を鵜呑みにして失敗しても自己責任だとは思うが、もう少し厳しく規制をすべきかと思う。






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