毎月配信されるはずのセキュリティアップデートが2ヶ月配信されていない
Android Oneは「Google 体験を中心に設計されたシンプルで使いやすい Android 」で、そのコンセプトには「最新バージョンの Android で出荷され、毎月のセキュリティ アップデートと、 OS アップグレードが提供されます。最新のテクノロジーとセキュリティ対策で、長く安心してお使いいただけます。」というのがある。
Androidデバイスはスペックやデザインばかりが話題になるが、未だにバージョンのフラグメンテーションとセキュリティアップデートの問題がクリアできていない。
WindowsやiOSなどと同じで、Androidにも多くのセキュリティホールがあり、毎月セキュリティパッチが提供されているにも関わらず、大手キャリアが提供しているデバイスや、SIMフリー端末のようにベンダーが直接販売しているデバイスは、Googleが提供しているセキュリティパッチの提供が数ヶ月遅れになっている。
ただ、Googleが推奨しているエンタープライズ向けのデバイス要件には、「タイムリーなアップデート」として「90日以内にセキュリティパッチが提供」とあり、3ヶ月に1回のセキュリティパッチ適用で及第点という、随分と甘い判定になっており、それはセキュリティパッチを毎月提供しているベンダーが皆無に近いということ。
Googleのように毎月のセキュリティパッチ配信が技術的に不可能であれば理解できるが、Essential PhoneはGoogle謹製デバイス並にセキュリティパッチが配信されており、6月17日現在ですでに6月5日セキュリティパッチが適用されている。
ただ、GoogleのPixelもEssential Phoneも日本未発売のため、国内でGoogle謹製デバイス並みのセキュリティ対策を重視したデバイスはAndroid One一択になる。
シャープのAndroid One ローエンドモデル「507SH」のパッチは一ヶ月前。
PixelやEssential Phoneと比較すると遅れているものの、パッチは毎月配信されており、Android Oneらしい安心感はある。
そして問題なのがHTC製のAndroid One「X2」。
6月18日現在でセキュリティパッチレベルが4月1日のままで、Android Oneデバイスとして残念極まりない。
ちなみにASUS ZenFone Deluxeのセキュリティパッチレベルは4月5日、Samsung Galaxy S8は3月1日。
HTCは2015年のパッチ配信でも、Google謹製デバイスの半分以下の実績しかないのだが、ZenFoneなど一般のSIMフリーデバイスと同じでは、Android Oneデバイスの意味がない。
HTC自体が業績の悪化、技術者の流出などで問題を抱えているのが原因なのか、「X2」を販売しているYmobileの怠慢なのかは不明だが、アップデートを売りにしているAndroid Oneとしてリリースした以上、デバイスが優れていても魅力は半減する。
レポート
パスワードの管理 – Password Manage
パスワードの管理方法 と 漏洩 リスク 本人認証をする上で最も使用されている方法が ログイン ID と パスワード の入力。 最も原始的な パスワード 解析は、 … “パスワードの管理 – Password Manage” の続きを読む

Essential Phone 3度目のメジャーバージョンアップ
Essential Phone が Andoroid 10 へ バージョンアップ 2019年9月3日に「Pixel」向けに配信が開始された Ando … “Essential Phone 3度目のメジャーバージョンアップ” の続きを読む

Googleがやらかしたコアアップデートの影響
5ヶ月間で3度のコアアップデートによりトラフィックが半減 Googleの検索アルゴリズムは毎日のように更新されており、年に数回の激震が走るのだが、サイトのトラフ … “Googleがやらかしたコアアップデートの影響” の続きを読む

OneDriveの黒歴史
OneDriveが断行してきた改悪と幻の容量無制限 先日Dropboxの無料プランで利用できるデバイスが3台までに制限され、有料プランDropbox Plusが … “OneDriveの黒歴史” の続きを読む

ココナラでイラスト作成を依頼
姉妹サイト「オカヤドカリ飼ってます。」のアイコンをココナラで作成依頼 まだ MacのLC575を使っていた頃、イラストレーターをしていた知人に「どうしたら絵が書 … “ココナラでイラスト作成を依頼” の続きを読む