KickstarterでバックしたSuperScreenは詐欺だった模様


2017/12/21
2018/01/05更新
2019/01/11更新

ちょうど買って2ヶ月のZenFone3 Deluxeを保護ケースなしの状態で落としたとき、グッドタイミングでKickstarterに掲載されていたのが、スマホと無線接続するタブレットサイズのタッチスクリーン「Super Screen」。

これがあれば液晶にヒビが入ったZenFoneでも快適に操作できる、はずだった。。。。



この製品、予定では2017年12月に出荷だった。
まだ12月中旬なので月末までに発送される可能性もゼロではないが、限りなくゼロに近い。。

開発者が最後に進捗をアップデートしたのは2017年10月初旬。
「Pilot Update」というタイトルで、ユーチューブにアップされたスマホと連動するSuperScreenのデモ動画のリンクが付いていた。

プロジェクトが何らかのトラブルで開発が遅れ、進捗状況のアップデートが遅れることもあるが、それでもバッカーが騒がないよう、少なくても月に1度くらいのアップデートはある。

で、案の定、世界中のバッカーが騒いでいた。(笑)
まぁ、すでに支払い済みなので笑っている場合ではないのだが。。。

バッカーのコメントで目立つのが「2012年10月の利用規約に記されているバッカーの権利」を主張するもので、「開発者がバッカーの要求を満たしていない場合は返金する必要がある」と記されてるが、残念ながら現行の利用規約には該当項目はない。

現行の利用規約には、開発者がプロジェクトを完成できなかった場合、バッカーに対してプロジェクト未完の原因、資金の使途、残資金の按分などが義務付けられており、契約に違反するとバッカーから法的責任の追求をうけることがある、となっている。

更に、Kickstarterは出資金の返金は行わないことも明記されている。

つまり、開発者がトンズラした場合、バッカーは自ら開発者を訴える必要があり、それに関してKickstarterは一切関与しないということ。

Kickstarterは買い物ではなく、あくまで投資なので、失敗したら資金は消える。
株式を購入して値下がりするのと同じ。
だからバックする場合は慎重に選ぶか、届いたらラッキー的な心構えが必要。

ただ、今回のSuperScreenに関しては対応が不味すぎる。
それなりに見栄えのするサイトも作成されているものの、こちらのコミュニティも最後の更新は数ヶ月前。

本当にプロジェクトが存在し、10月くらいまでは進行していたが、何らかの問題があってバックレたのか、はじめから計画的な詐欺だったのかは不明。

プロジェクトが頓挫して資金が戻ってこないのは仕方ないが、この製品は欲しかったなぁ。。。

と、思っていたら、なんと年明けに進捗が更新された!

出荷は2018年12月を予定しているらしい。。。
完全にバッカーをナメてる。

これでSuperScreenが詐欺だったことは明白になった。

プロジェクトが頓挫するのは仕方がないと思うが、詐欺に引っかかったと思うと非常に腹立たしい。
年明け早々、ちょっと不愉快だったりする。

それから更に1年後の2019年。
出荷が2018年の末だったことを思い出し、ほぼ1年ぶりにSuperScreenのページを開いた。

無論、製品は手元に届いていない。

で、驚いたことにSuperScreenは2018年に入ってからも毎月1回の頻度で進捗のアップデートが行われていた。ただ、アップデートが行われていても、SuperScreenが手に入ると思っているお目出度いバッカーはおらず、コメント欄は「返金しろ」という内容で埋め尽くされている。
そして、引っ張るだけ引っ張った挙げ句、2018年10月にようやく正式にプロジェクト終了がアナウンスされていた。

もちろん返金はされていない。

この詐欺プロジェクトに引っ掛かったバッカーは18,184名。
集まった資金は$2,542,045、当時のレートだと1ドル112~113円なので、112円で換算しても2億8千万円もの資金を調達したことになる。

はじめから架空のプロジェクトだったしたら、その知能犯ぶりには感心してしまう。
気になるのは当時、メディアでSuperScreenが取り上げられ、詐欺の片棒を担ぐ結果になっていること。
メディアには責任が無いとは言え、結果的に詐欺を幇助していることに変わりはないので、そのあたりの影響力などは考慮すべきかと思う。





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