
NetDrive2はメジャーバージョンアップにより、現在はNetDrive3がリリースされており、すでにNetDrive2のライセンスキー販売は終了しています。
NetDrive2の既存ユーザーでライセンスキーを取得している場合は、引き続きNetDrive2の利用が可能で、2018年2月現在もNetDrive2は不具合の修正が実施されています。
新規ユーザーでもNetDrive2はダウンロードおよびインストールは可能ですが、ライセンスキーが取得できないため、試用期間終了後は機能制限された状態での利用になります。

NetDrive3のインストールと使い方
NetDriveはDropboxやOneDrive、Google Drive、Amazon Driveなどのクラウドストレージをマウントし、ネットワークドライブやローカルドライブとして利用可能にする便利なユーティリティソ … 続きを読む
NetDrive2はオンラインストレージをマウントするアプリケーションで、Dropbox、box、GoogleDrive、AmazonDrive、OneDriveなどメジャーどころは網羅しており、更にFTPやWebDAVによる設定も可能になっている。
以前は非商業利用のみ無償提供されていたが、現在はフル機能を利用する場合は年額6,000円前後でライセンスキーの購入が必要。
インストール後30日間は試用期間としてフル機能を利用できるが、期間終了後には機能が制限され、接続可能なオンラインストレージが1つになり、PC起動時の自動接続もできなくなる。
試用期間終了後にフル機能を使用する場合は、インストールするPCに対し1ライセンスが必要になるのだが、1つのライセンスキーで。。。。。後は良心の問題かも。
DropboxやOneDrive、boxなどのオンラインストレージは、デスクトップ用のアプリケーションが提供されており、パソコンに作成されたフォルダとオンラインストレージが同期される仕組みのため、同期するフォルダやファイルは選択できるものの、パソコン側に保存領域が必要になる。また、容量無制限が魅力的なAmazon Driveのようにバックアップが主体のオンラインストレージでは、ブラウザからファイルへのアクセスが必要なため、使い勝手が非常に悪い。
オンラインであることが絶対条件になるが、NetDriveはオンラインストレージを直接、ローカルディスクやネットワークディスクとして認識し、NetDriveで設定したオンラインストレージは外付けハードディスクのような感覚で操作、編集が可能なため、保存領域の少ないモバイルPCなどでは重宝する。
また、同期タイプのオンラインストレージはマルチアカウントでの利用が面倒だが、マウントすることでアクセスが容易になる。
NetDriveは万人向けのアプリケーションではないものの、ユーザーの利用環境によっては、各オンラインストレージの使い勝手が大きく改善される秀逸なユーティリティソフトだったりする。
システム要件
バージョン2.6.17現在
OS:WindowsXP(SP3) 以降
使用するPCがオンラインである事。
ソフトの入手先
NetDrive2は後継のNetDrive3がリリースされ、公式サイトのダウンロードページからの入手は不可。
NetDrive2の最新バージョンについては下記ページを参照。

NetDrive2がVer2.6.20でOneDriveの接続問題を解消
2018/02/21 2018年2月15日頃に発生したNetDrive2のOneDriveの接続問題は、2月21日にリリースされたバージョン2.6.20で解消した。 今回の接続問題も昨年9月のDropboxと同様、One … 続きを読む
NetDriveのインストール
有償のアプリケーションなので、アドウェアのインストールなどはなく、日本語にも対応しておりセットアップは至ってシンプル。
ダウンロードページにある「Download NetDrive for Windows」をクリックすると、ページが移行してインストーラーのダウンロードが開始する。
インストーラーを起動するとセキュリティ警告がでるので「実行」。
言語選択の画面が表示されるのでリストから「Japanese」を選択して「OK」。
EULA(使用許諾契約)が表示されるので、内容を確認して「同意する」をクリック。
インストール先を指定。
特にこだわりがなければデフォルトのままで「インストール」をクリック。
メッセージが出るので取り敢えず「OK」。
インストールに成功したら「次へ」。
「すぐに再起動」にチェックが入った状態で「完了」をクリックすると、セットアップウィザードが閉じて、PCが再起動する。
再起動したらNetDriveの使用準備が完了。
使用方法
以前のバージョンではFTP・WebDAVのマウント設定のみだったが、バージョン2.0以降では既存のオンラインストレージサービスへの接続が簡単にできるようになった。
利用できるサービスはbox、Dropbox、Google Drive、Google Cloud Storage、hubiC、OneDrive、OneDrive for Business、Amazon Drive、ucloud bizで、その他にFTP、SFTP、WebDAVの設定が可能。
Box、Dropbox、Google Chrome、OneDriveはいずれもデスクトップアプリケーション使用した同期タイプのオンラインストレージで、AmazonDriveはバックアップが主体のサービス。
見慣れないhubiC(ヒュービック)は無料プランで25GBを確保できるフランス産の同期型オンラインストレージサービス。
Google Cloud Storage、OneDrive for Businessは法人向けのオンラインストレージサービスで、ucloud bizは韓国の法人向けのオンラインストレージサービスらしい。
利用するオンラインストレージで注意が必要なのは最大ファイルサイズで、DropboxとhubiC、AmazonDriveは無制限、GoogleDriveが5TB、OneDriveは10GB、そしてboxは無料プランだと250MB。
NetDriveでマウントしたboxへ1GBほどのファイルをコピーすると、コピー作業そのものは正常に終了するものの、ファイルサイズは0バイトで、ローカルのboxフォルダにもオンライン上にもファイルは存在しない状態に陥ってしまう。
このような場合は、後述の「ドライブ削除」で一旦、設定を解除してから再設定すればOK。
NetDriveを起動すると予め主要なオンラインストレージが表示されているので、任意のサービスの「接続」をクリックする。
不要なサービスは上部にある「ドライブ削除」で削除でき、「ドライブ追加」では任意のサービスを追加できる。
「ドライブ追加」をクリックすると、追加するドライブ情報の設定画面が開くので、「タイプ」のドロップダウンリストから追加したい任意のサービスを選択する。
Dropboxの設定
NetDriveのメイン画面でDropboxを選択して「接続」をクリックするか「ドライブ追加」からDropboxを選択。
「ドライブ情報」ではマウントする際の「ドライブ名」と「マウント先」を設定する。
「ドライブ名」は初期設定でサービス名になっているので、同じサービスを別アカウントで複数マウントしないのであれば、初期設定のままでOK。
ドライブ名を変更する際は、半角英数字を用いたほうが無難かも。
「マウント先」に関しては「ローカルドライブ」と「ネットワークドライブ」があり、NetDriveは「ネットワークドライブ」の使用を推奨している。
ネットワークドライブの場合、オフィスファイルが直接修正できない可能性の記述があるが、Office2016ではWord、Excel、PowerPointに関しては特に問題なく使用でき、Accessは表示に時間がかかったものの、表示後は辛うじて編集できるレベルだった。
LibreOffice5.1でもWriter、Calc、Draw、Impressionの編集は可能。
「名前」と「マウント先」を設定したら「セーブ」をクリック。
Dropboxへのログイン画面が開くので、ログイン用のメールアドレスとパスワードを入力して「Sign In」をクリック。
二段階認証を有効にしている場合は、セキュリティコードがSMSで送信されるので、確認してコードを入力。
アクセスリクエストの確認画面が表示されるので「許可」をクリック。
これでNetDriveがDropboxへの接続が成功すると、ネットワークドライブにDropboxドライブが表示される。
OneDriveの設定
OneDriveも基本的にはDropboxと同じで、メイン画面からOneDriveを選択して「接続」をクリックするか「ドライブ追加」からOneDriveを選択。
「ドライブ情報」を設定して「セーブ」をクリック。
OneDriveへのログイン画面が表示されるのでログインIDを入力して「Next」。
続いてパスワードを入力して「Sign In」。
アカウントの状態によっては「Microsoftのサービス規約」と「個人情報の取り扱い」の更新案内が表示されるので「Next」。
二段階認証を有効にしている場合は、セキュリティコードもしくはSMSからの許可が必要。
メールアドレスやOneDriveに保存されたデータへアクセスが可能になります的な注意書きが表示されるので「Yes」。
これでOneDriveへの接続が完了。
FTPの設定
レンタルサーバなどのディスク領域をマウントする場合はFTPを設定する。
ドライブ情報で接続に必要な情報を入力する。
一般的に必要なのは「URL」「ユーザー」「パスワード」の3項目で、URLは「ホスト名」や「ホストアドレス」と表示されていたりする。
ポートはSSL/TLSを使用しない限りは21のままで、初期設定ではパッシブモードになっているので、アクティブモードのチェックは外したままでOK。
各項目の入力が完了したら「セーブ」をクリックするとサーバをマウントする。
各ドライブの操作とオプション
試用期間終了後は機能制限がかかり、接続できるドライブが1つに限定され、自動接続も解除されるので、無料のまま使用する際はメイン画面での操作が必要になる。
マウントするドライブの切り替えは「接続」と「切断」で行うだけ。
機能制限下では使用するドライブのみが接続され、他のドライブが切断されている状態になる。
また、PC起動時の自動接続も機能制限下では実行されないため、メイン画面から任意のドライブを手動で接続する。
NetDriveはファイル表示を高速化するためにキャッシュを使用しており、ディスクキャッシュ領域の設定が可能になっている。
「オプション」タブを選択し、「キャッシュ」の「フォルダ位置」で任意の場所を指定する。
初期値では「C:\ProgramData\NetDrive2\_cache_」になっており、空き容量の10%をディスクキャッシュ領域として使用する。
遊んでいるディスクスペースがあるようなら、キャッシュフォルダの場所を変更して、ディスクキャッシュ領域を増加させると、理論上では使用環境が改善される。
ライセンスキーの購入
試用期間終了後も普通に利用したい場合はライセンスキーの購入が必要。
「情報」タブの「ライセンス購入」をクリック。
利用できる支払い方法はクレジットカードとPayPal、銀行振込のほか、「注文」という項目がある。
個人的には毎度毎度クレジットカード番号を入力するのが煩わしいこともあり、クレジットカード番号を送信するよりはセキュリティもマシなので、EvernoteやDropboxなど海外のサービスでは基本的にPayPalを使用している。
支払いが完了すると登録したメールアドレス宛にライセンスキーが送信される。
メイン画面の「情報」タブから「ライセンスの登録」をクリックし、「レジスターオンライン」に受信したライセンスキーを入力して「Register」をクリック。
これでライセンスが認証される。
Windows環境であればNetDriveを導入することで、使用頻度の低い同期型のオンラインストレージの常駐を解除できるので、複数のオンラインストレージを利用している場合は、システムリソースにも優しかったりする。
Android版のNetDriveも開発中のようなことも公式に記載があるので、リリースが待ち遠しい。
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