INTEL Pentium G6950 ~ INTEL Pentium G6950を使用した自作PC


職場のPCで使用しているアプリのバージョンアップに伴い、PCのスペックがアプリの推奨値を下回ったためにスペックアップすることになった。
業務用PCに求められるのは処理速度よりも安定性。

AMDのCPUは以前に比べると格段に安定しているのだが、昔貼られたレッテルというものはなかなか払拭できず、未だに敬遠される傾向にある。
その点、インテルはブランドイメージもよく信頼度も抜群。
無論、インテルにも黒歴史はあるが、それを補って余りある実績とブランディングで信頼を勝ち取っている。



使用パーツ

CPU INTEL Pentium Dual-Core G6950 Box
マザーボード GIGABYTE GA-H55M-S2V
メモリ CFD販売 DDR3 PC3-10600 2048MB x 2
電源ユニット KEIAN Bull-MAX KT-620RS
ケース GIGABYTE GZ-M1BPD-700
補助記憶装置(C:) WesternDigital WD5000AALS  7200rpm
光学ドライブ Sony Optiarc AD-7260S-OB
PCIボード AREA SD-PCI9820-1SL(シリアルポート)
OS Microsoft Windows XP

電源ユニットの12Vは1系統で32Aなので、12×32=384W。
620Wになっているが、実質的に400Wクラスの電源。

CPU・マザーボード合わせて15,000円、その他のパーツはケースや電源ユニットを含め19,000円で、トータルコストは約34,000円。
Windowsは既存のものを転用。

組立

マイクロタワーなので仕方ない部分はあるが、このケースはハードディスクが非常に取り付けにくく、CPUクーラーや24pinの主電力に干渉する。
ケースは値段相応。作りが丁寧なわけでもなく、バリ取りが不完全な箇所もあるが、特に大きな問題はない。

今回はリテール品のCPUを使用。
CPUクーラーが目立っているが、CPU本体は赤枠部分に入っている。

始めにCPUをマザーボードに取り付ける。
CPUの角についている▲印を確認。

レバーは押しながら横にスライドさせるとロックが外れる。

レバーを上げ、保護カバーを外す。

▲印の向きを合わせてCPUを設置する。

赤枠部分にカバーの先端を差し込み、レバーを下げて、押しながらロックをかける。

次にCPUにヒートシンクを取り付ける。
リテール品にはグリスが予め塗布されているため、そのまま設置。

設置する際はマザーボードのCPUクファンコネクタの位置を確認し、ケーブルを適正な状態で接続できるようにする。

リテール品のCPUファンの脚には矢印がついているが、これはファンを取り外すときに回す方向が示されており、固定する際は上から押し込むだけ。

この部分を回しながら押し込んでも固定しないので要注意。
上から押し込むと「カチッ」と音がして、ヒートシンクが固定する。

ヒートシンクを固定した後、マザーボードのCPU_FANコネクタにCPUファンのケーブルを接続して、 CPUの取り付けが完了。

CPUの次はメインメモリを装着。
今回のマザーボードはメモリスロットが2つしかないため、それぞれのスロットのツメを起こしておく。

メインメモリについている溝をスロットに合わせ、メモリの両端を押し込むと、起こしたスロットのツメが倒れ、メモリが固定される。

CPUとメインメモリが装着できたので通電テストを実施。
PCケースのフロントパネルから伸びているケーブルを、マザーボードのフロントパネルコネクタに接続する。

POWER LED+ (電源を入れた際に点灯するLEDランプ)
POWER LED-
POWER SW (電源のオン・オフスイッチ)
RESET SW (リセットスイッチ)
HDD LED+ (ハードディスクへのアクセス時に点灯するLED)
HDD LED-
SPEAKER (スピーカー)

+と-があるのはLEDで、接続を間違えると当然LEDランプが点灯しない。その他は所定の箇所へ接続する。

ケースによってフロントパネルコネクタは異なり、今回のケースにはリセットスイッチがなかった。

電源ユニットから主電力(24pin)を接続。

主電力と同様に田型と呼ばれる4pinの12Vも接続。

マザーボードとモニタ、キーボードも接続する。

接続ができたら、PCケースの電源スイッチを入れる。

正常に接続ができ、CPUやメモリに初期不良がなければ、電源投入後、キーボードでDELキーを押すと BIOSメニューが開く。
BIOSメニュー起動後、CPUやメモリを正しく認識しているか確認。

電源投入後、BIOSメニューの起動に失敗すると左図のようにSystem Diskが見つからないといったメッセージがでるため、Ctrl+Alt+Delで再起動し、BIOSメニューを起動させる。

ここでモニタに何も映らない、電源が入らない、ビープ音が鳴るなどの場合は、再度CPUやメモリ、ケーブル類が正しく装着されているか確認する。

CPUファンが御機嫌に回転していることを確認。
ファンがわずかにケーブルへ干渉していることがよくあるため、異音がしていないか確かめる。

一通り通電テストが完了したら、PCケースの電源スイッチを長押しして電源を落とし、必ず電源ユニットの電源をコンセントから抜いた上で、一旦、マザーボードに取り付けた電源類を取り外す。

最小構成での通電テストが完了したため組立を再開。
PCケースに電源ユニットを固定する。

マザーボードを固定するための六角スペーサーをケースに取り付ける。

ケースによってはスペーサーの取り付け位置を記してあるものもあるが、安価なケースはほとんどが無印のため、マザーボードを実際に置いてみながら、スペーサーの取り付け位置を確認する。

背面パネルはケース内側から填め込む。

電源ユニット・スペーサー・背面パネルが設置したら、マザーボードをケースに固定する。

固定したマザーボードに、電源ケーブルやフロントパネルコネクタを接続する。
また、フロントパネルにあるUSBやオーディオコネクタ、ケースのリアファンも接続する。

これでケーブル類はほぼ接続が完了。

光学ドライブとハードディスクドライブを接続。

このケース(GZ-M1BPD-700)は正面左のサイドパネルしか開かず、右のサイドパネルは固定されている。
フロントパネルは左右で固定箇所があるものの、フロントパネルの底部に手を入れ、引き上げるよう手前に引くと簡単に取り外しができる。

フロントパネルを外したら光学ドライブを手前から差し込み、フロントパネルを取り付ける。フロントパネルと光学ドライブの面を合わせ、光学ドライブをインチネジで固定する。

次にハードディスクドライブを固定するのだが、ケース内が狭く、ハードディスクを3.5インチベイに設置する際、CPUファンにわずかに干渉する。
リテール品のファンでも干渉する程なので、リテール品よりも大きなファンを取り付けた場合は、確実にハードディスクの設置が困難になる。
また、ハードディスク設置後も、24pinの主電力に僅かに干渉する。

光学ドライブとハードディスクドライブに電源とSATAケーブルを接続し、他の余っているケーブルも含め、ケース内のエアフローを良くするために整理する。

今回はRS232シリアルポートが必要なため、最後にPCIカードを挿入し、組立が完了。

モニタやキーボードを接続後、改めて電源を投入し、BIOSを起動。
ハードディスクや光学ドライブを認識していることを確認し、CPUの情報なども再確認して、Windowsのセットアップとドライバをインストールすれば完成。

Spec

CPU:Intel Pentium G6950 2.8GHz DualCore
チップセット:Intel H55 Express
メモリ:DDR3 PC3-10600 4096MB Dual Channels
グラフィック:オンボード ※CPU内蔵グラフィック機能
ストレージ:SATA 500GB
電源:620W

制作日:2011年3月19日

セットアップ後、複数のアプリケーションをインストール。
起動時間は4時間ほどだが、32nm世代CPUの割にはコアの温度が高め。

エアフローは吸気ファンがなく、リアファンと電源ユニットのファンが排気しているため、ケース内部は負圧。

CrystalMark

ビジネスアプリケーションの動作がメインのためスペックには全く問題は無いが、性能は価格相応。

意外と数値が伸びなかったのがグラフィック。
CPU内蔵のグラフィック機能は、AMDのオンボードグラフィックに大きく引けをとる結果になった。






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