放置していた自転車の洗車とメンテナンス
2016年8月のある日、職場から帰る途中で リアタイヤ が パンクしたのを機に チャリ通を止めて 放置したままの GIANT GLIDE を再生することにした。
洗車とメンテナンス
まずドロドロになったボディの洗浄。
- FINISH LINE バイク ウォッシュ
- KURE サビ取りクリーナー
- PARKTOOL バイオチェーンブライト
- ワコーズ 速乾パーツ洗浄スプレー
- ワコーズ メンテルーブ
- ワコーズ シリコーンルブリカント
- シマノ プレミアムグリス
- エンジニア ラチェットスタビーセット
バイクウォッシュ
泥汚れから油汚れまで落とせる自転車用の万能クリーナー
サビ取り
今回のメンテで最も活躍したアイテム。
サビを落とすことができる。
PARKTOOL バイオチェーンブライト
PARKTOOLチェーンギャングに付属のクリーナー。
今回はチェーンを外して バイオチェーンブライト で直接洗浄した。
速乾性パーツクリーナー
通常の パーツクリーナー は ゴム 部分を痛めるため 速乾性の パーツクリーナー を使用。
メンテループ
粘性の高い万能タイプのオイル。
シリコンルブリカント
潤滑・防錆・防水および 艶出し効果があり ゴム や プラスチック などにも吹き付けができるので、ワックス代わりに フレーム や ハンドルバー , ブレーキレバー などに吹きつけて使用。
グリス
ボルト や ワイヤー など メンテプール よりも高い粘性が必要な箇所に使用。
ラチェット
既存パーツの取り外しなどに使用。
洗車とメンテナンス
放置期間は 2年でも車体本体は購入から 6年も経過しており チェーン や ブレーキ , シフトレバー などは何度か交換しているものの、クランク や スプロケット , ディレイラー , ボトムブラケット , ホイール などは購入時のままなので 結局は フレーム 以外はほとんど総入れ替えになってしまった。
フレーム は雨に打たれてドロドロ。
フロントフォーク はサビサビ。
チェーン も残念な感じ。
フロントディレイラー も サビ だらけ。
あまりの惨状にしばらく呆然となった後、取り敢えず全体を軽く水洗いしてから バイクウオッシュ で汚れを落としていく。
ホイールも外して 油汚れがひどい箇所など部分的に パーツクリーナー を併用しながら 2 年間 放置したことを反省しつつ ひたすら汚れ落としに専念。
サビサビの フロントフォーク は KURE サビ取りクリーナー を使用。
もちろん 1回で落ちるようなヤワな サビ ではない。
サビ取りを付けてブラシで擦り 10 分ほど放置してから ぬるま湯につけたクロスで拭き取る、という作業を 1時間ほど繰り返したのが上の状態。
この「 KUREサビ取りクリーナー 」は予想以上に サビ が取れる!
更に 1時間ほど続ければ完全に取れるような気もするが ここで心が折れてしまった。
チェーン には ミッシングリンク を使用しているので ミッシングリンクリムーバー を使用して チェーン を取り外す。
外した チェーン は PARKTOOL バイオチェーンブライト で洗浄。
ブラシで擦っていくと思ったよりもキレイになっていく。
洗浄後は メンテルーブ で全体的に注油。
サビ もほとんどなく十分に使用できる状態になった。
が、この後 スプロケット と クランク を換装することにしたため、ついでに チェーン も取り替えることになった。
ハンドル は ブルホーン 化していたので フラットハンドル に戻すことにした。
ハンドル 回りの パーツ も取り外して洗浄後に グリス で注油。
ここまで来て パーツ 交換の必要性を感じて大掛かりな作業を開始。
フレーム と フロントフォーク のほかに 既存パーツ でそのまま流用したのは フロント , リア の ミニ Vブレーキ , ペダル , シート と テールライト や サイコン くらい。
久しぶりのメンテナンスと改造で パーツ交換もいろいろと難儀したのだが、最も厄介だったのが リアディレイラー のワイヤーを固定するパーツ。
普通に取り付けも ワイヤー が固定できない。
「 シマノ製なので間違いない 」という先入観もあり 固定方法が違うのか 取り付け方が違っているのかなど、散々悩んだ挙げ句にパーツを見てみると ボルトが通る穴に バリ がある…
この バリ が ボルト の溝に引っかかり 最後まで入らないのが原因らしい。
ダイヤモンドヤスリでバリを取ってみると見事に収まった。
取り付けも完璧。
少々のバリが残っているのは仕方ないとしても ボルトが通らないのは如何なものかと思うが、こんな小さなアクシデントを解決していくのも 改造作業の醍醐味だったりする。
近代化改修 を終えて生まれ変わった GLIDE 改 。
10km ほど試運転してみたところ お尻が痛い以外はすこぶる快適。
2年 も乗っていなかったので 換装前後の違いについては微妙だが、体力が落ちている割に随分とペダルが軽い気がした。
これで準備は万全。
後は体脂肪率を17%まで戻すだけ。
関連記事

自転車のVブレーキ交換と調整
クロスバイクのVブレーキ交換と調整 ブレーキ は自転車の各パーツの中でも命に関わる重要な箇所で、ブレーキシューは消耗品のため 効き具合の確認や定期的な ブレーキシュー の交換が必要になる。 ブレーキの種類 自転車の ブレ […]

自転車のフロントディレイラーとシフターの換装と調整
クロスバイクのフロントディレイラーとシフターの換装と調整 フロントディレイラー の取り替えには チェーン や クランク の 取り外し/ 取り付け 作業が伴うほか、フロントディレイラー と リアディレイラー を同時に換装す […]

自転車のカセットスプロケット交換とギア比
クロスバイクのカセットスプロケット交換 と ギア比 スプロケットには ギア を一枚一枚 組み合わせていく ボスフリー と、組み合わせた状態になっているカセットスプロケット があり、リアスプロケット に対して フロントのク […]

自転車のチェーン交換
クロスバイクのチェーン交換 自転車の チェーン は使用していると ピン と ピン穴 が摩耗して隙間ができ、隙間の分だけ伸びて スプロケットの歯 と チェーン が噛み合わなくなって歯飛びするようになり、その状態が続くと最悪 […]

自転車のリアディレイラーとシフターの換装と調整
クロスバイクのリアディレイラーとシフターの換装と調整 リアディレイラー は 頻繁に取り替えを行うようなパーツではないものの、 チェーン や ワイヤー の消耗 や 経年劣化が原因で ギアチェンジ に支障をきたすため 定期的 […]