ウェブ制作 初心者でも できる WordPress
WordPress は世界的に人気がある オープンソースのブログプラットフォームで、WordPress のシステム要件を満たしたサーバであれば インストールして使用できる。
アメブロ , JUGEM , FC2 , Blogger などの 多くのブログサービス は アカウントを作成するだけで使用できる ビギナーにも優しい作りになっているが、WordPress は ブログを立ち上げるサーバから 用意する必要があり、ウェブ制作初心者には WordPress 5.7 の動作環境 ( PHP バージョン 7.4 以上 , MySQL バージョン 5.6 以上 ) を理解するだけでも難しい。
サーバ の用意
WordPress を始める際には WordPress の動作環境 をサポートした サーバが必要で、当面は WordPress に対応している「 WordPress 簡易インストール機能 」が付いた 無料レンタルサーバ の利用を推奨。
X FREE
以前は xdomain が展開していた 無料のレンタルサーバ で、現在は 無料レンタルサーバが X FREE として独立、Xdomain は ドメインの取得サービス , 有料のレンタルサーバを Xserverが運営している。
トップページの「 無料レンタルサーバ ご利用お申し込み 」から メールアドレスを入力して「 確認メール 」を送信し 受信したメールに記載の URL をクリックして 必要事項を入力 という流れになる。
XFREE のログイン情報を入力して 管理パネルにログイン。
WordPressの「 利用を開始する 」をクリックすると 初期設定 は実行される。
初期設定が完了したら 左ナビゲーションバー の「 無料レンタルサーバー 」をクリックして 表示される サーバー から「 WordPress 」の「 管理パネルログイン 」をクリック。
WordPress を セットアップするため「 新規インストール 」をクリック。
サイトアドレスの空欄は サブドメイン用なので 新規インストール時は 空白にして WordPressID と ブログタイトル , メールアドレス を入力して「 次へ進む 」で 内容を確認したら「 確定 ( WordPressをインストール )」で WordPress のセットアップが実行される。
WordPress のセットアップが完了したら FTPアカウント の設定を行うため 左ナビゲーションバーの「 無料レンタルサーバ 」から「 WordPress の管理パネルログイン 」で WordPressの管理パネルを開き「 設定 」をクリック。
各種管理設定の「 FTPアカウント設定 」をクリック。
「 全てのファイル・フォルダにアクセスする 」にチェックを入れて「 設定変更 」をクリックし「 設定編集 ( 確定 )」で FTPアカウントの情報が表示され 設定完了。
コンテンツ作成の準備
サーバの設定 と WordPress のインストールが終了したので フォーマットをカスタマイズしていく。
取得した サイトの URL をクリックすると テストページ ( 現在公開されている自分のブログ ) が表示されるので 左サイドバーの「 メタ情報 」にある「 ログイン 」をクリック。
WordPress の管理画面へログインするため 取得した「 管理ユーザー名 」と「 パスワード 」を入力。
WordPress の管理画面 が開き「 更新 」の項目に数字が表示されている場合は「 更新 」を選択。
「 更新 」には「 WordPress 」「 プラグイン 」「 テーマ 」があるので「 WordPress 」のみ 更新しておく。
テーマを決める
WordPress には WordPress オリジナル のものから 個人、企業が作成したものまで 様々な デザインが提供されており、WordPress の管理画面から簡単に追加できる。
管理ページの左ナビゲーションバーにある「 外観 」では インストール済みのテーマが表示される。
インストールされているテーマが イメージと異なる場合は「 新しいテーマを追加 」から 使用するテーマを「 インストール 」する。
テーマのインストールが終了したら「 有効化 」で テーマを反映。
テーマのカスタマイズ
WordPress の オリジナルテーマで CSS を編集せずに 設定できるのは「 外観 」にある「 カスタマイズ 」の項目のみで 表示される項目は テーマによって異なる。
編集できる項目は限定されるが CSS などの知識がなくても 設定できる。
ヘッダー画像の追加と編集
ヘッダー画像は サイトのイメージ付けに大きな影響を与える箇所で テーマ毎に 推奨サイズがある。
「 カスタマイズ 」から「 ヘッダー画像 」を選択すると 推奨サイズを確認できる。
「 新規画像を追加 」で ヘッダーに表示する画像を アップロードして トリミングなどを行い 設定する。
固定フロントページ
固定フロントページでは トップに表示される ページ や 投稿 を設定する。
デフォルトでは「 最新の投稿 」が設定されており ホームページ にアクセスすると ブログの最新記事が表示される。
ウィジェット
ウィジェトは単独で動作するプログラムで「 カレンダー 」や「 最近のコメント 」など サイドバー や フッダーに配置して使用する。
ウィジェトの追加/ 削除 は「 カスタマイズ 」のメニューではなく「 外観 」の「 ウィジェト 」で設定を行う。
プラグインの有効化とインストール
WordPress は 多くのプラグイン ( 拡張機能 ) が公開されており プログラミングの知識がなくても プラグインを使用することで 様々な機能を追加できる。
左メニューバーから「 プラグイン 」を選択すると デフォルトでインストールされている プラグインが表示されるので「 Akismet 」と「 WP Multibyte Patch 」を有効化する。
Akismet は スパムをブロックするプラグインで、有効化するだけでなく アカウントを有効化する必要があるため「 Akismet アカウントを有効化 」→「 APIキーを取得 」→「 GET AN AKISMET API KEY 」を選択して「 Personal 」の「 Get Personal 」をクリック。
広告 や アフィリエイトを使用しないサイトの場合は スライドバーを左端に動かして無料プランに変更。
無料プランに変更すると クレジットカードの入力画面が 氏名 と サイトURL の入力フォームに切り替わり 無料プランの使用条件が表示されるので 各項目を確認してチェックを入れ「 CONTINUE WITH PERSONAL SUBSCRIPTION 」をクリック。
APIキーが表示されたら「 手動でAPIキーを入力 」のテキストボックスに入力し「 このキーを使用 」で Akismet が有効になる。
主なプラグイン
プラグイン は 自身のサイトに必要と思われるものを随時インストールしていけば良いのだが、プラグインの影響で サイトが重くなったり 不具合が発生する可能性もあるため 注意が必要。
新しいプラグインは 左ナビゲーションバーの「 プラグイン 」→「 新規追加 」で プラグインのタイトルを入力して検索。
ビジュアルエディタを強化するプラグイン。
Shortcodes Ultimate
ショートコードによってサイトの表現力を強化するプラグイン。
Classic Editor
WordPress の旧エディター と TinyMCE を有効化するプラグイン。
Google XML Sitemaps
Google ,Bing ,Yahooなど検索エンジンのインデックス用 サイトマップを作成するプラグイン。
コンテンツの作成
サイトの外観が整ったら コンテンツを作成する。
「 投稿 」「 固定ページ 」は 左ナビゲーションバーの「 投稿 」「 固定ページ 」の「 新規追加 」を選択。
タイトル と 本文を 入力後 公開せずに保存する場合は 右サイドバーにある「 公開 」のメニューで 「下書き保存」, 公開する場合は「 公開 」をクリック。
カテゴリー
投稿 を カテゴリー分類するには 右サイドバーの「 カテゴリー 」のメニューから「 新規カテゴリーを追加 」をクリックして 任意のカテゴリー名を入力後に「 新規カテゴリーを追加 」のボタンで確定。
カテゴリー や タグは「 投稿 」メニューから事前に登録することもできる。
投稿 や 固定ページ は 初期設定で コメント や トラックバックが許可 されているので、許可しない場合は 上部にある「 表示オプション 」から「 ディスカッション 」にチェックを入れ 「 コメントの許可 」と「トラックバックとピンバックの許可 」のチェックを外す。
メニューの作成
サイトの構成 や 投稿 のカテゴリーなどが決まったら ユーザビリティを向上させるために メニューを作成する。
メニューには「 ページ 」のほか「 カテゴリー 」と「 カスタムリンク 」があり 任意で「 メニューに追加 」する。
「 外観 」→「 メニュー 」で設定画面を開、初めて設定する場合は メニューの名前を入力して「 メニューを作成 」。
SEOについて
検索での上位表示を意識するなら Google でガイドラインが公表されている。
ウエブマスター向けガイドライン
検索エンジン最適化スターターガイド
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
・自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。
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