Subtitle Editのインストールと使い方

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Subtitle Editは日本語に対応した字幕を作成するフリーソフト。

Xmedia RecodeAvidemux、DVDFab DVD作成などのソフトで字幕を追加する際に必要な、SubRipやAdvanced SubStation(ASS)などの字幕ファイルを、ソースの動画や音声を確認しながら作成できる。

システム要件

バージョン 3.5.9 現在

ハードウェアやOSについての記載はなし。
ただし、Microsoft .NET Frameworkバージョン4.0以降が必要

Windows10で動作確認済。

ソフトの入手先

Subtitle Edit 公式ダウンロードページlink

Microsoft .NET Framework 4.7 オフライン インストーラー 公式ダウンロードページ



Subtitle Editのインストール

Subtitle Editはセットアップウィザードも日本語化されており、サードパーティ製アプリのバンドルなどもないので安心。

.NET Frameworkに関してはWindows10の場合、デフォルトでバージョン4以降は有効になっているはずだが、念のために確認しておく。

「スタート」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」→「プログラムのアンインストール」から「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く。

「.NET Framework 4.x Advanced Services」に黒点が入っていれば有効になっている。

空欄の場合はチェックして「OK」をクリック。

「Windows Updateでファイルを自動ダウンロードする」を選択すると、後は自動的にファイルがダウンロードされて「.NET Framework」有効になる。

別の方法としては「Microsoft .NET Framework 4.7 オフライン インストーラー 公式ダウンロードページ」からインストーラーをダウンロード。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、.NET Framework 4がインストールされている場合は上図のようにメッセージが出るので、.NET Framework 4の確認ができる。

 

.NET Framework 4の確認ができたら、Subtitle Editのダウンロードページから最新版のzipファイルをダウンロードする。

ファイルはGitHubで公開されており、「Assets」の「SubtitleEdit-3.5.9-Setup.zip」をクリックするとインストーラーバージョンのダウンロードが開始する。

ダウンロードしたzipファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「すべて展開」で解凍し、解凍したフォルダの中に格納されているインストーラーを起動すると、言語設定画面が表示されるので「日本語」になっていることを確認して「OK」。

使用許諾書を確認して問題なければ「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

インストール先を指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「次へ」。

インストールするコンポーネントもデフォルトのまま「次へ」。

「プログラムグループの指定」もデフォルトのまま「次へ」。

字幕ファイル「SubRip」をSubtitle Editで開くようにする場合は、「Other」の「Associate Subrip Text」にチェックを入れておく。

設定ができたら「インストール」をクリック。

インストールが完了。

使用方法

Subtitle Editには既知のバグがあり、「K-Lite Codec Pack」などのコーデックパックがインストールされている環境では、ビデオプレーヤーで使用されているDirectShowがクラッシュする可能性があるため、公式ではコーデックパックをアンインストールし、LAVFiltersを新たにインストールすることが推奨されているが、K-Lite Codec PackをアンインストールせずにSubtitle Editを使用する場合は、ビデオプレーヤーにVLC メディアプレーヤーを指定することでも回避できる。

初回起動時は英語表記になっているので、上部メニューの「Option」から「Choose language」をクリックし、言語選択画面のリストから「日本語」を選択。

コーデックパックがインストールされている環境で、コーデックパックをアンインストールせずにSubtitle Editを使用する場合は、上部メニューの「設定」から「ビデオプレーヤー」タブを開き、「ビデオエンジン」の項目で「VLC media player」を選択。

ただし、使用するVLCのアーキテクチャはOSのアーキテクチャと合致している必要があるため、Windowsが64ビットであればVLCも64ビットを使用する。

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コーデックパックをアンインストールしてLAVFiltersを新たにインストールする場合は、GitHubから入手可能。

LAVFiltersダウンロードページ

基本操作

動画に字幕を付ける作業は、開始時間と終了時間を指定して表示時間を設定し、表示するテキストを入力するだけで、この作業を延々と繰り返すことになる。

Subtitle Editの公式サイトにも記載がある通り、字幕作成で最も重要なのは「見やすさ」。
作成した字幕が表示される際は「文字」ではなく「画像」になっているため、輪郭がにじみやすく、特殊なフォントを使用すると視認性が低下する。また、表示時間と表示するテキストの長さも考慮しないと、画像とセリフが合っていなかったり、字幕が表示時間内に読めなかったりと、せっかくの字幕が残念な感じになってしまう。

Subtitle Editは初期状態でプレビューや波形がドッキングしたシングルウインドウモードになっているが、デュアルモニタを使用している場合はドッキングを解除してマルチウインドウモードに切り替えたほうが作業しやすい。

ドッキングを解除するには上部メニューの「ビデオ」→「ビデオコントロールのドッキング解除」を選択。

「テキストボックス」「波形」「プレビュー」と「コントローラー」に分かれるので作業がしやすくなる。

Subtitle Editはドラッグ・アンド・ドロップをサポートしているので、字幕を付ける動画ファイルを「動画のプレビュー」「音声の波形」「字幕テキストの入力」のいずれかにドラッグ・アンド・ドロップすることで追加できる。
もしくは上部メニューの「ビデオ」→「ビデオファイルを開く」で任意の動画ファイルを指定する。

動画ファイルを読み込んだ後、波形が表示されない場合は「波形を追加する」という文字をクリック。

波形はタイムラインとしても使用できるので、字幕表示時間の範囲設定に波形を利用したほうが便利なのだが、ソースの動画に「音声」が含まれていない場合はエラーになるため、少々手間だがAudacityなどで無音ファイルを作成し、Avidemuxのような動画編集アプリで無音ファイルを合成することを推奨。

無音ファイルを合成した動画は上図のような波形になる。

出力する字幕フォーマットを選択。
汎用性が高いのは「SubRip(.srt)」や「Advanced Sub Station Alpha(.ass)」「Sub Station Alpha(.ssa)」。

その他、Adobe Encore・DVD Studio Pro・TMPGEncなどのオーサリングソフト独自のファイル形式や、HTMLで再生する動画に字幕を付ける際に使用するWebVTT(.vtt)など多数のフォーマットをサポートしている。

「エンコード」は自動検出されるので基本的に変更する必要はない。

波形上でカーソルをドラッグすると選択した範囲が反転し、境界部分をドラッグすると範囲を自由に調整できるので、字幕を表示させる部分を指定する。

範囲を指定した状態でコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を出して「ここにテキストを追加」を選択。

字幕リストに波形で設定した範囲の開始時間と終了時間が反映されるので、リストの下にある「テキスト入力」の箇所で表示する字幕を入力。

入力した字幕はリアルタイムでプレビューに反映される。

テキストボックスの右上には「1秒間に表示する文字数」が表示されており、25以上になると赤になるため、可能な限り1秒間に表示する字幕は25文字以内にする。

テキストボックス内での改行を字幕に反映させる場合は、任意の箇所で改行した後「自動改行」をクリックする。
「自動改行」すると「リストビュー」の「テキスト」に<br />タグが追加される。
ただし、通常のEnterキーでの改行は1回しか認められていないため。3行以上の改行する際は「Ctrl+Enter」を使用する。

作成した字幕部分は波形の範囲箇所にカーソルを合わせ、コンテキストメニューから「選択範囲の再生」で再生される。

「テキストの直前から再生」では字幕が表示されるタイミングを確認できる。

波形は拡大縮小が可能。

プレビューの再生速度も変更できる。

フォントの変更や太文字、斜体、文字色などの文字装飾は、基本的にリストビューで「行」ごとに設定する。
設定する場合は変更する行をクリックし、コンテキストメニューから任意の項目を変更。
フォントスタイルなど全ての行を変更する際は、「Ctrl+A」でリストを全選択してから変更する。

ただし、出力フォーマットに「SSA」を指定している場合は、「オプション」の「設定」からフォントスタイルを設定できる。

「設定」の「SSAスタイル」タブでフォント名やフォントサイズ、色、影など一通りの設定ができ、出力フォーマットに「Sub Station Alpha(.ssa)」を選択した場合のみ設定が反映される。
また、SSAスタイルで設定していても、リストビューで行ごとに個別設定も可能。

出力フォーマットによっては、表示の効果に「タイプライター」や「カラオケ」も用意されており、効果をつける行を選択後、コンテキストメニューから選択するとプレビュー画面が開く。

プレビューで表示のタイミングなどを確認後、「OK」をクリックするとリストビューに効果が反映される。
「末尾の遅延」では表示文字が全て揃った状態での表示時間を調整できる。

字幕が完成したら上部メニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択して、任意の場所に保存すれば、出力フォーマットで指定したファイル形式で字幕ファイルが生成される。

ファイル名に漢字・ひらがな・カタカナなどを使用すると、他のアプリケーションで字幕ファイルを取り込む際にエラーが発生する可能性が高いため、ファイル名は半角英数字のみを使用。

バイナリー形式などで出力する場合は「名前を付けて保存」ではなく、上部メニューの「ファイル」→「エクスポート」から任意の形式を選択。

出力した字幕ファイルは、HandBrakeAvidemuxなどで動画と合成できる。
ただし、フォントを変更したり、カラー設定している場合は、コンテナファイルに格納すると設定が反映されないため、「焼付け」で行う必要がある。

調整

作成した字幕が動画とズレている場合は後から修正が可能で、作成した字幕だけではなく、外部から入手した字幕の補正もできる。

動画に対して字幕が全体的に「早い」または「遅い」場合は、上部メニューの「同期」→「すべての時間をの調整(早く/遅くする)」を選択。

「すべての行」が選択されている状態で、補正する時間を設定して「早くする」または「遅くする」をクリックすると、リストが一括で修正される。

動画の途中から字幕にズレが生じている場合は、ズレが生じているはじめの行を選択した状態でコンテキストメニューから「選択された行を早く/遅くする」を選択。

「選択された行以降」にチェックを入れて、補正する時間を設定して「早くする」または「遅くする」をクリック。

同様に、選択した行のみ補正する場合は、「選択された行のみ」にチェックを入れて修正する。

「視覚同期」は既存の字幕ファイルと動画を同期させる機能で、字幕ファイルと動画を開き、字幕の最初の行を動画に合わせた後、同様に字幕の最後の行を動画に合わせ、上部メニューの「同期」→「視覚同期」で始点と終点が選択されていることを確認の上、「同期」をクリックすると字幕と動画が同期される。

ただ、使用する字幕が動画に合致していることが大前提で、1行でも抜けていたり、表示時間が違っていると、セリフと字幕が合致していない残念な感じに仕上がってしまうので要注意。

OCRを使用した字幕のインポート

Subtitle EditはOCR機能も実装しており、DVD-Videoに含まれているIFOファイルを読み込み、字幕ファイルを作成することが可能になっている。

IFOファイルを取り込む場合は、上部メニューの「ファイル」から「VOB/ IFO(DVD)から字幕をインポート」を選択。

 

DVD-Videoに含まれるIFOファイルを指定すると自動的にVOBファイルも認識するので、「言語」から抽出する字幕の言語を選択して「抽出の開始」をクリック。

※映画などのコピーガードで保護されているDVDは不可。
どうしても字幕を抽出したい場合は、違法になるがDVDFabなどでコピー解除が必要になる。

IFOファイルは画像イメージのため、抽出が開始するとOCRが文字として認識した部分が1文字ずつ表示されるので、選択された文字を「テキストとしての文字」の欄に入力し、表示が斜体の場合は「斜体」にチェックを入れて「OK」をクリック。

この作業は1文字に対して1回必要で、英語の場合だと基本の26文字に数字が10文字の合わせて36文字で、斜体を含めると72文字。
コロンやカンマ、ダブルクォーテーション、疑問符、感嘆符、特殊文字などの記号を合わせても最大100文字程度で済むのだが、日本語はひらがなだけでも濁音などを加えると80文字あり、それにカタカナが加わり、更に漢字、アルファベットも組み合わさってくるので、入力作業が半端ない。

英語字幕だとある程度入力すると後は自動認識されていくが、日本語字幕は一向に進まないので、あまりオススメしない。

自動翻訳

Subtitle Editは「Google Translate」と「Microsoft Translator」を使用した自動翻訳機能も実装しているが、いずれも使用するためにはAPIキーの取得が必要で、GoogleもMicrosoftも有料。
ただし、Googleの自動翻訳に関しては制限付きで利用できる。

翻訳前のテキストにフォントや文字装飾が設定されていると、翻訳時にタグの並びがおかしくなるので、翻訳する際は全ての文字設定を解除してから実行する。

文字設定を解除する場合は「リストビュー」で全て選択後、コンテキストメニューから「通常」を指定。

字幕が巡撫できたら上部メニューの「自動翻訳」から「powered by Google」を選択。

「翻訳元」と「翻訳先」の言語を指定して「翻訳」をクリック。
2度ほどAPIキーに関するメッセージがでるので「OK」で進める。

自動翻訳が完了したら、「OK」をクリックするとリストビューに「翻訳前」「翻訳後」のテキストが表示され、字幕は「翻訳後」のテキストに置き換わっている。

自動翻訳なので簡単な文章だと、それなりに翻訳できるものの、セリフなどは残念な感じになってしまうので、外国語の勉強には良いのかも。





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