Synergy2のインストールと使い方


Synergyがバージョン2.0になって大きく進化した。

ただし現バージョン2.0.9では、クライアント側にカーソルが位置している状態で、キーボードの入力切替を行うと、カーソルはクライアント側に表示されたまま、ホストのPCがアクティブになり、そのまま入力するとホスト側に入力する不具合がある。
結構ストレスが溜まるバグで、Synergyに問い合わせたところ修正時期は未定とのことなので、購入の際には要注意。
日本語環境下であれば、Synergy1.9.1のほうが安定しているので、Synergy1のライセンスキーを購入済みであれば、そのままSynergy1.9.1を使用したほうが良いかも。

Synergyのインストールと使い方

Synergyは1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有する非常に便利なアプリケーション。 LAN経由で複数のパソコンを1組のキーボードとマウスで操作可能なるため、操作するPCのマウスを間違えたり、キーボード切替器のよ … 続きを読む

※2018年5月24日にSynergy2はマイナーなバグの修正に時間を要するため、バージョンの評価を「Stable」から「Beta」に引き戻すことを決定したため、Synergy1の利用を推奨。

Synergy2がBeta版に引き戻し

2018/05/24 2018/06/01更新 Synergy1から大きく進化したSynergy2は、インストールするだけで複数のPCを1組のマウスとキーボードで操作が可能になる。 ただ、使い込むと少々難があり、日本語環 … 続きを読む

Synergyは1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するアプリケーションで、LAN経由で複数のパソコンを1組のキーボードとマウスで操作可能なるため、操作するPCのマウスを間違えたり、キーボード切替器のように都度、切り替えボタンを押す必要もない。

Logicoolから販売されている「Flow」も1組のマウス・キーボードで複数のデバイスを操作できるが、Flowも専用のアプリケーションのインストールとLAN接続が必要なので、Synergyに専用のマウスとキーボードが付属しているようなもの。

これまでSynergyは設定が少々ややこしく、フリーソフトから有料ソフトになった時点で随分と改善されたのだが、バージョン2.0では設定そのものが無くなってしまった。
これならPCビギナーでも簡単に導入できる。

システム要件

バージョン2.0.12現在

システム要件の記載はないが、Windows7以降で動作確認済み。
また、Windowsのほか、Mac OS X 10.10以降、Ubuntu、Debian、RedHatに加え、バージョン2.0.9からはRaspberry Piもサポートしている。

使用するPCが全てLAN接続されている事。(有線・無線は問わず)

ソフトの入手先

Synergyは有料ソフトのため、購入ページから「Basic」もしくは「PRO」を選択してライセンスを購入する必要がある。

Synergy 公式サイト プラン選択ページlink



Synergy2の購入

Synergyの購入時に注意が必要なのは、「Basic」と「Pro」で操作性に雲泥の差が出るということ。
価格差は10ドルなので、およそ1000円ほどだが、「Basic」ではマウス・キーボードの共有はできるものの、クリップボードの共有ができないため、PCをまたいでのコピーアンドペーストができない。
複数のデバイスを利用している場合、作業効率や利便性を考えると、PC間でのクリップボード共有は不可欠な要素なので「Pro」を推奨。

「Basic」または「Pro」の下部にある「Buy」をクリック。

すでにSynergyを利用中でアカウントを取得している場合は、Synergy2.0を購入前にログインしておく。

「First name(名)」「Last name(姓)」を英字入力し、次いでメールアドレスを入力後、「BUY NOW」をクリック。

支払いはクレジットカードもしくはPayPalが利用でき、いずれかをクリックすると決済画面が開くので、必要事項を入力して決済する。

PayPalだとこんな感じ。

Synergyのアカウント管理画面が開き、Synergy2.0が追加されているのを確認後、「Download Synergy」のリンクをクリック。

ダウンロードページ移行するので、SynergyをインストールするPCのアーキテクチャに合わせ、Windowsの「32-bit」または「64-bit」をのリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

使用しているPCのアーキテクチャが不明な場合は、Windows10だと「スタート」→「設定(ギアのアイコン)」→「バージョン情報」を開き、「デバイスの仕様」の「システムの種類」を確認。
「32-bit operating system」なら「32bit」、「64-bit operating system」なら「64bit」。

Windows7なら「コントロールパネル」→「システム」で確認できる。

Synergyのインストール

インストールはインストーラーを起動するだけで、選択項目等は一切ない。

注意が必要なのは、バージョン1.8.xとは後方互換がないため、バージョン1.8.xと2.x.xを同時に利用することはできず、接続する全てのデバイスにバージョン2.x.xをインストールしなければならない。
また、後述するが、バージョン1.8.xがインストールされた環境で、バージョン2.0.6をインストールした場合、Windows10(64bit)は正常に動作したが、Windows7ではサインインができない現象を確認したため、バージョン1.8.xがインストールされている場合は、事前にコントロールパネルの「プログラムと機能」からSynergyをアンインストール後、再起動しておくことを推奨。

インストーラーを起動すると、ユーザーアカウント制御のメッセージが表示されるので「許可」すると、セットアップが開始し、自動的にインストールが実行される。

Synergy1.8.xを実行している環境でバージョン2.x.xをインストールすると、「ファイルが使用中」のためセットアップが中断するので、「Exit」でセットアップを中断して、実行中のSynergyを停止するか、アンインストールする。

ちなみに「Ignore(無視する)」をクリックしても正常にインストールできたが、旧バージョンはアンインストールを推奨。

セットアップが完了したら「Finish」をクリック。

Synergyが起動するので、中央の「Sign In With Symless」をクリック。

ブラウザが起動してSynergyにログインしたらブラウザを閉じる。

これでSynergy2の使用準備は完了。

使用方法

設定そのものが自動化され、ログインすることでPCのフルコンピュータ名を認識するので、後は配置を変えるだけ。
Synergy1.x.xのように「ホスト」と「クライアント」という認識がなく、PCに接続されているマウスやキーボードは全て共有して使用可能になっている。

Synergyで共有されたマウスはデュアルディスプレイ時のように、PC間を自由に行き来し、マウスカーソルが表示されているPCがアクティブになるので、キーボード入力する場合は、マウスカーソルを移動させ、入力するPCをアクティブ にする。
また、「Pro」の場合のみ、アクティブなPCで「Ctrl + C」でクリップボードにコピーしたデータは、そのまま他のPCに貼り付けることが可能。

ログインすると自動的にフルコンピュータ名を認識して、現在接続されているデバイスが表示される。

デバイスを追加するとSynergy上に表示され、使用するマウス・キーボードが接続されているPCには白丸が付いているので、追加したデバイスをドラッグして任意の位置に配置する。

上図の場合は、マウス・キーボードを接続したPCから、マウスを上部に移動させると、接続したPCのモニタにマウスカーソルが表示される。

Synergy1.8.xではPC1とPC2を接続している場合、ホスト・クライアントに関係なくPC1・PC2いずれも「停止」「開始」の操作が可能だったが、Synergy2にはPC1を切断するにはPC2で操作が必要で、PC1の切断はPC1で実行できない。

上図の場合、中央のPCが「800D」、上が「550D」、左が「650D」というコンピュター名で、「550D」を切断する場合は、「800D」もしくは「650D」のSynergy上で「550D」のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を出して「Remove~」を選択する必要がある。

「Share from~」は問題発生時にSynergyのサポートへ連絡する際、ログを共有(URLが発行される)して原因の追求に使用するもの。

これだけで、複数のデバイス間でマウス・キーボードが自在に操作できる。

確認している不具合

Synergy2は進化を続けており、バージョン2.0.9ではスリープ状態から復帰した際、Synergyが再接続しなかった問題が修正。
スリープ復帰後、再接続までには少々時間はかかるが、Synergyを再起動しなくても接続するようになった。

ただ、クライアント側にカーソルが位置している状態で、キーボードの入力切替を行うと、カーソルはクライアント側に表示されたまま、ホストのPCがアクティブになり、そのまま入力するとホスト側に入力する不具合がある。
Synergyに問い合わせたところ、既知のバグだが修正には時間がかかるとのことで、修正時期も未定らしい。

Synergy1.8.xでは発生していなかった問題で、さすがに使い勝手が悪いため、バージョン1.8.xのライセンスキーを取得している場合は、安定しているバージョン1.8.xに戻すのもあり。
Synergy2のライセンスしかない場合は、入力切替時にはマウスを操作して、再度クライアント側の入力ウインドウをアクティブにする必要がある。

他のデバイスを認識しない不具合

Synergy2.0.6はステーブル(安定版)なので、普通にインストールすればエラーは発生しないと思うが、以前にSynergy2.0のBeta版を試用したこともあり、Windows7が走っているPCでSynergy2.0がサインインできない現象が発生した。

Synergy2.0をインストール後、本来表示されるはずの「Sign In With Symless」が表示されず、いきなり未接続状態のデバイスが表示される。

ブラウザを開いてSynergyにログインしても状況は変わらず、他のデバイスからも見えない状態。

Synergyをアンインストールして再起動後に再インストールしてみたものの、状況は変わらず。。。

おそらくベータ版試用時のログイン情報が残っているか、バージョン1.8.xの情報が邪魔しているものと推測して、レジストリの情報を削除。

「HKEY CURRENT USER」→「Software」から「Synergy」を削除。
「HKEY LOCAL MACHINE」→「SOFTWARE」から「Symless」を削除。

その他にも「Program Files」フォルダの「Synergy」フォルダ、隠しフォルダになっているCドライブ直下にある「Program Data」フォルダ内の「Symless」フォルダ、Cドライブ→ユーザーフォルダ→ユーザー名フォルダの中にある「AppData」→「Local」内にある「Symless」フォルダも削除。

SynergyはGeekUninstallerが使用できないので、アンインストール後の残骸を手動で削除した感じ。

これらを削除した後に再起動し、Synergy2を再インストールしたら無事「Sign In With Symless」が表示され、問題なく利用できるようになった。

再インストール後に確認したら、レジストリの「HKEY LOCAL MACHINE」→「SOFTWARE」にあったはずの「Symless」が見当たらないので、このあたりのファイルに問題があったのかも。






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