クイック起動(クイックランチ)
クイック起動(クイックランチ)は Windows Vistaまでタスクバーに表示できた Windowsが実装しているランチャーで、Windows 10/ 11 のタスクバー へのピン留めと異なり、クイック起動にはフォルダやファイルも追加でき、Windows XP 以前の Windowsを利用してきた世代には利用者も多い。
Windows XPではタスクバーのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から クイック起動 を選択すると表示できた。
当時のアプリにはセットアップ時に、デスクトップアイコンのほか クイック起動アイコンを作成する という項目もあったが、Windows 7からタスクバーにアイコンを追加できるようになり、従来の「クイック起動」はタスクバーのコンテキストメニューから外された。
Windows 10 で「クイック起動」を表示
Windows 10 には「クイック起動」の機能が残っているので、タスクバーのコンテキストメニュー から ツールバー の 新規ツールバー を選択し、新規ツールバー - フォルダ選択 画面で、 フォルダー : の箇所に shell:quick launch と入力して「フォルダーの選択」で呼び出せる。
Quick Lunch はシステムトレイの左に 表示され、タスクバーのコンテキストメニューから ツールバー の Quick launch をクリックして無効にすると非表示になる。
Windows 11 で クイック起動 を表示
Windows 11はタスクバーのコンテキストメニューに 新規ツールバー がなく、shell:quick launch で表示することができないため Explorer Patcher for Windows 11 をインストールしてタスクバーをクラシックスタイルに復元する。
- Explorer Patcher については Explorer Patcher for Windows 11 の設定 を参照。
Explorer Patcher for Windows 11 を導入すると Windows 10 のタスクバーが利用できるため、タスクバーのコンテキストメニュー から ツールバー の 新規ツールバー を開き、shell:quick launch で Quick Launch を追加できる。
Quick Lunch の使用方法
Quick Launch の表示位置をスタートメニュー の横に移動は、タスクバーのコンテキストメニュー から タスクバーを固定する のチェックを外して ドラッグで移動。
Quick Launch はデフォルトで タイトル と ボタン(アイコン)が表示される。
アイコンのみ表示する場合は Quick Launch の箇所でコンテキストメニューを開き、ボタン名の表示・タイトルの表示 を無効にし、表示 から 大きいアイコン に変更。
Quick Launch にファイルやフォルダをドラッグするとリンクとして追加できる。
仕切りを移動して Quick Launch のスペースを確定したら、タスクバーのコンテキストメニュー から タスクバーを固定する のチェックを入れて固定。
Start 11 の利用
Stardock の Start11 v2 は Quick Launch をメニューとしてタスクバーにピン留めできる機能を実装している。
- Start 11 については Stardock Start11 v2 のインストールと使い方 を参照。
メニューとして追加するとポップアップメニューが表示される。
クイック起動を強化した互換ランチャー
Free Launch Bar はクイック起動を拡張し、Quick Launchフォルダに追加したショートカットをグループ化して管理できる。
- Free Launch Bar については Free Launch Bar のインストールと使い方 を参照。
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