Protonアカウントのパスワードリセットとデータ復旧

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Protonアカウントのパスワード失念時に Proton Mailや Proton Driveのデータを復旧する方法。

パスワードリセットとデータ復旧の条件

  • パスワードのリセット
    回復用メールアドレスか SMSが受信可能な電話番号の登録。
  • データ復旧
    回復フレーズか回復ファイルの取得。

回復フレーズを使用するとパスワードのリセットと同時にデータ復旧もできるが、回復フレーズ/ 回復ファイルを取得せずにパスワードをリセットするとデータは暗号化されたままの状態になる。

アカウントの回復設定(パスワードリセット)

ProtonMail 3.0.16 023

Proton Plus 002

ProtonMail 3.0.16 022

Proton Mail/ Proton Driveは 設定 から「すべての設定」を開き、左サイドパネルから 回復 を選択。

ProtonMail 3.0.16 026

アカウントの回復回復用メールアドレス 回復用電話番号 に、アカウント作成時に登録したメールアドレス/ 電話番号が入力されているので、今すぐ検証 をクリック。

メールアドレスと電話番号を同時に登録することもできる。

Proton Account 2406 010

ダイアログが表示されるのでメールアドレスは「メールで確認」、電話番号は「SMSで認証」をクリック。

Proton Account 2406 011

メールは受信メッセージの Verify email をクリックしてリカバリ用のアドレスを認証。

ProtonMail 3.0.16 027

電話番号は SMSで受信した認証コードを入力して「アカウントを認証」。

ProtonMail 3.0.16 028

検証されました。と表示されたら メールアドレスでの回復を許可 が有効になっていることを確認。

データ復旧の設定

ProtonMail 3.0.16 023

Proton Plus 002

ProtonMail 3.0.16 022

設定 から「すべての設定」を開き、左サイドパネルから 回復 を選択。

Proton-password-reset-050

Proton Account 2406 012

データの回復回復フレーズ回復フレーズによる回復を許可 を有効にして Protonアカウントのパスワードを入力。

Proton Account 2406 013

回復フレーズが発行されるので、データの復旧が必要になった場合に確認できる場所へ保管。

「ダウンロード」をクリックすると 回復フレーズが記載されたテキストファイルをダウンロードする。

Proton 5.0.11 023

回復フレーズが有効になる。

回復ファイル

Proton 5.0.11 022

回復ファイル は「ファイルをダウンロード」をクリックして proton_recovery.asc ファイルをダウンロードし、データの復旧が必要になった場合に確認できる場所へ保管。

回復フレーズ を設定すれば 回復ファイル は不要だが、同時に設定することも可能。

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パスワードのリセットとデータの復旧

Proton Account 2406 014

Protonアカウントのパスワードを失念し、Proton Mail のメッセージや連絡先、Proton Driveのデータにアクセスできなくなったら、ログイン画面下にある サインインに問題がある場合 をクリックして パスワードを忘れた? を選択。。

Proton Driveはブラウザから 公式サイト にアクセスする。

ProtonMail 3.0.16 030

Protonアカウントで使用している ユーザー名Proton Mailのメールアドレス を入力して「次へ」。

ProtonMail 3.0.16 031

リセット方法を選択。

  • フレーズ
    回復フレーズを入力してパスワードをリセット。
  • メールアドレス・電話番号
    アカウントの回復設定で登録しているメールアドレスか電話番号を入力してパスワードをリセット。

Proton VPNのみ利用している場合は復旧するデータがないため、パスワードのリセットのみ実行する。

フレーズ入力時

ProtonMail 3.0.16 032

ダイアログが表示されたら「パスワードをリセット」。

ProtonMail 3.0.16 033

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新しいパスワードを設定して「確認」で、パスワードの更新とデータ復旧が実行される。

2パスワード 使用時でも 回復フレーズ を使用すると パスワードリセットとデータ復旧 が同時に実行され、復旧後は 2パスワードが無効になる。

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データ復旧後は既存の回復フレーズが使用できなくなるので必ず更新する。

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メールアドレス・電話番号入力時

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受信したコードを入力して「パスワードをリセット」。

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ダイアログを確認して「パスワードをリセット」。

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新しいパスワードを設定して「確認」。

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パスワードがリセットされるとログインするので、設定 を開いて左サイドパネルの 回復 から「データのロックを解除」をクリック。

新規パスワードでは復号化できないため、ロック解除前に既存のメッセージを開くとデータが暗号化されていることを確認できる。

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ファイル を選択し、「ブラウズ」から保存している回復用ファイルを指定して「データを復元する」で復旧する。

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データ復旧後は必ずデータ回復フレーズか回復用ファイルを更新する。

備考

ユーザーの公開キーでデータを暗号化し、復号化できるのはユーザーのパスワードから生成された秘密キーのみなので、Proton側にもパスワードは保存されておらず、アカウントのパスワードを忘れてしまうと誰もデータを復号化できないセキュアな環境のため、Proton Mailや Proton Driveを利用する際は万が一に備えて回復設定は必須。

危急の時に「どこに保存したっけ?」とならないよう保存した回復フレーズや回復ファイルは定期的な確認を推奨。

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