Samsung Galaxy Flash Tool – Odin のインストールと使い方

Odin icon

Samsung Odinは Android スマートフォン Galaxy用の Flash Tool。

Odin の特徴

  • Samsung Galaxyの ROMをフラッシュ
  • 公開されているファームウェアをクリーンインストールして Galaxyを初期化
  • TWRPなどカスタムROMのインストールも可能

デバイスを初期化するため必要なデータはバックアップしておく。

開発元

  • 開発元:odinflash
  • 開発元の拠点:グローバル

ダウンロード

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システム要件

  • バージョン:3.14.4
  • OS;Windows

インストール

eOS s10 019

eOS s10 020

Samsungの公式サイト から USBドライバをダウンロードしてデフォルト設定でインストールし、完了したらパソコンを再起動。

PCを再起動しないとデバイス接続時に認識しない。

eOS s10 009

eOS s10 010

ダウンロードページ で「3.14.4 Download」をクリックし、MEGAに移動したら「ダウンロード」。

Odin 003

ダウンロードした Zipファイルを解凍して任意の場所に保存。

ファームウェアのダウンロード

eOS s10 030

eOS s10 031

SamFw でモデル名を検索してリストアップされるモデル番号を選択し、最新のファームウェアをクリック。

Odin 002

「Download on Browser」をクリックしてファームウェアをダウンロード。

ダウンローダーを使用している場合は「Download SamFw server」を選択。

Odin 004

Odin 009

ダウンロードした Zipファイルを解凍。

デバイスの設定

Odin 017

Odin 018

Odin 019

開発者向けオプション のメニューを表示させるため 設定 から 端末情報ソフトウェア情報 を開き、ビルド番号7 回 タップする。

Odin 021

設定 に 開発者向けオプション が表示されるのでタップして開く。

Odin 022

Odin 023

USBデバッグ を有効し、ダイアログが表示されたら「OK」で許可して PIN コード を入力。

Odin 024

Odin 025

開発者向けオプションOEMロック解除 の項目があれば有効にする。

ダウンロードモード(Ordinモード)の起動

eOS s10 016

Galaxyをダウンロードモード(Ordinモード)で起動し、デバイスのボタンを操作して警告画面が表示されたら 音量UPボタン を押す。( Device unlock mode がある場合は音量UPボタンを長押し、ブートローダーのロックを解除)。

Device unlock mode があるモデルはデバイスが再起動して警告画面が表示された後、フォーマットされてセットアップ画面になるので、言語を選択後 Wi-Fi以外の設定をスキップしてセットアップし、USBデバックを有効にしてから再度 ダウンロードモードにする。

ダウンロードモードはデバイスの電源をオフにしてから 音量DOWN + Bixby + 電源ボタンの同時長押しが一般的だが、S10のようにデバイスの電源をオフにしてから音量DOWN + Bixbyボタンを長押ししながらパソコンに USB接続するといったトリッキーな操作もあるのでネットで検索して確認。

eOS s10 037

ダウンロードモードの警告画面で 音量UPボタン を押すとデバイス情報が表示される。

音量DOWN + 電源ボタンの同時長押しでデバイスが再起動し、ダウンロードモードは終了できる。

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Odin の使い方

Odin 005

Galaxyを USBでパソコンに接続した状態で解凍した Odinフォルダを開き、Ordin3 のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から 管理者として実行 を選択。

Odin 007

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

Odin 006

警告が表示されたら「OK」。

Odin 008

接続を認識すると ID:COM が青色になて接続している COMポートを表示し、Log にも <接続 COMポート> Added!! と表示される。

Odin 010

Odin 011

「BL」をクリックしてを解凍したファームウェアのフォルダから BL_xxxxxxxx のファイルを選択し、ファイルのパスが表示されたら同じ要領で APCPCSC を設定。

CSCには CSC_xxxxxと HOME CSC_xxxxxがあり、デバイスを初期化する場合は CSC_xxxxxを選択。

  • BL:Boot loader
  • AP:Android Partition
  • CP:Core Processor
  • CSC:Consumer Software Custamization

APはファイルを認識するまで時間がかかるので Log で Leave CS… と表示されてから CPを設定する。

eOS s10 033

eOS s10 023

各項目を設定したら「Start」でインストールを開始。

Odin 012

インストールの進捗はプログレスバーで表示され、処理が完了するまで Odinとデバイスの操作は厳禁。

eOS s10 034

Odin 032

インストールが完了すると PASS と表示され、デバイスが再起動して リカバリーモード になるので、音量ボタンを操作し Wipe data/factory reset を選択して電源ボタンで確定。

Odin 016

Factory data reset を選択した状態で電源ボタンを押して処理を実行。

Odin 013

ファトリーリセットが完了したらリカバリーモードに戻るので Reboot system now を選択した状態で電源ボタンで押してデバイスを再起動。

Odin 029Odin 030

Androidをセットアップして完了。

Odin 014

ブートローダーのロックを解除しているのでデバイス起動時には警告が表示されるが、Androidをインストールした場合はダウンロードモードを呼び出し、音量UPボタンを長押しして ブートローダーをロックすれば警告が非表示になる。

/e/OSや LineageOSをインストールした場合はブートローダーをロックすると OSが起動しないので、ブートローダーはアンロックの状態で使用する。

備考

Odinは Samsungで使用しているツールが流出したものなので安定性は抜群で、Galaxyのファームウェアをフラッシュする場合はリスクも低いが、それでもデバイスが文鎮化する可能性はゼロではなく、文鎮化しても一切のサポートが受けられないので利用の際は要注意。

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