基本編集 と フィルタ・トランジション などが無料で利用できる Adobe の動画編集アプリ
Adobe Premiere Rush は 米国のソフトウェアベンダー Adobe Incが展開している タイムライン編集が可能な 無料の動画編集アプリで、動画・音声の基本編集 と フィルタ やトランジションなどのテンプレートが利用できる。
システム要件
バージョン 2. 6 現在
OS : Windows 10 64-bit ( 1903 以降 )/ 11
CPU : Intel Core i5 以上
RAM : 8 GB 以上
ストレージ : 8 GB 以上の空き容量
アプリの入手先
Adobe Premiere Rush のインストール
Premiere Rush のインストーラーにアドウェア や スパイウェアは含まれていないが、 Adobe Creative Cloudが同時インストールされる。
公式サイト の「 無料で始める 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
インストーラーを起動したら アカウント認証 の画面になるので「 続行 」。
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
Adobe ID を取得している場合は 電子メールアドレス に入力して「 続行 」。
Adobe ID は メールアドレス・パスワード・氏名・生年月日 を登録した後、表示されるパズルの問に回答すると発行される。
セカンダリメールアドレス を登録した場合は「 続行 」、登録しない場合は「 後で 」を選択。
インストールされている Adobe 製品が正規品であるか確認するプログラム Adobe Genuine Service をインストールしない場合は チェックを外して「 インストール 」。
Adobe Creative Cloud のインストールが完了すると 自動的に起動して ダイアログが表示されるので「 完了 」。
Adobe Creative Cloud のモジュール として Premiere Rush が追加されるので「 次へ 」。
ナビゲーション画面が表示されるので「 完了 」。
Premiere Rush のインストールが完了すると フルスクリーンで Premiere Rush が起動して ウエルカム画面が表示されるので「 始めましょう 」をクリック。
Premiere Rush が開く。
Premiere Rush インストール後は デスクトップに Adobe Creative Cloud のショートカットが作成されるが、Premiere Rush はスタンドアロンで動作するため アプリ一覧 から直接 起動できる。
Adobe Premiere Rush の使い方
Adobe Premiere Rush は SNS などに投稿する 20分以下の動画作成向けのアプリだが、出力に時間を要するが 20分以上の動画も作成できる。
入力をサポートしている動画
Premiere Rush を起動し「 新規プロジェクトを作成 」をクリック。
設定 から 作成する動画の アスペクト比 を指定し、プロジェクト名を入力。
左サイドバーから 素材 が保存されている 場所を開いて、使用する 動画ファイルをクリックして選択して「 作成 」。
タイムライン上に 選択したファイルが配置される。
オリジナルの素材を追加する場合は 左ツールバーの「 + 」から メディア を選択。
上部のリスト から 素材の場所を選択して、素材を指定後「 追加 」。
追加した動画・画像ファイル ( クリップ ) は 同じタイムライン上に配置されるので、レイヤーを分ける場合は 上にドラッグ。
音声ファイルは 動画の下に配置される。
追加したクリップを削除する場合は クリップを選択してコンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から 1 つのクリップを削除 を選択。
タイムライン上のクリップは ドラッグで 入れ替えが可能。
テンプレート と ナレーション
Adobe Premiere Rush には 無料で利用できる サウンドトラック や サウンドエフェクト、モーショングラフィックス が用意されており、ナレーションを録音することもできる。
サウンドトラック や サウンドエフェクト は オーディオ、モーショングラフィックス は 画像、ナレーションの録音は 吹替 を選択。
★マークのアイテム利用は アップグレードが必要。
吹替 はトラックに 録音ボタン が表示されるので、クリックして マイクで録音。
クリップの編集
動画の クリップ は クロップ・カット・音声分離・再生速度変更・変形 ができる。
クロップ は 動画の 開始位置 と 終了位置 を調整するもので、開始位置は クリップの左端、終了位置は 右端 をドラッグして 範囲を選択。
カット は指定位置で 動画・音声のクリップを分割するもので、動画 や 音声 のクリップを選択後 ルーラー ( 再生位置マーク ) を 分割する位置を合わせて 左ツールバー から クリップを分割 を選択。
動画に含まれている 音声の削除 や 動画 とは別に クロップ や カットする場合は、動画のクリップを選択後 コンテキストメニューから オーディオを分離 で 音声トラックを分離する。
動画・音声の 再生速度を変更する場合は クリップを選択後 右ツールバー から 速度 を選択し、範囲 で 速度を変更する範囲、範囲の速度 で 再生速度 を設定する。
範囲 と 速度 を設定すると タイムライン上のクリップに 設定範囲 と 速度 が表示される。
変形 では 動画・画像のクリップを縮小・回転のほか 透明度の変更・クロップ などができ、 右ツールバー から 変形 を選択して設定する。
変形 は ワイプ など ピクチャー・イン・ピクチャー 作成時に使用でき、プレビューで 直接 クリップを変形・移動できる。
トランジション・フィルタ
トランジション は クリップ間 を スムーズ に遷移させるための 視覚効果 で、フィルタ は クリップに フィルム や 映画 などの 特殊な カラー効果を追加する。
トランジションを適用する 動画・画像のクリップを選択して 右ツールバー の エフェクト から 使用する トランジション を指定。
トランジション は クリップの 前後 に挿入される。
トランジション を選択して クリップ前後 で 適用するスタイルを変えることもできる。
カラーフィルタ は 動画・画像のクリップを選択して 右ツールバー の カラー から 使用するフィルタ と フィルタの強さを 設定。
パンとズーム
パンとズーム は 画像クリップ に適用するフィルタで、開始位置 と 終了位置 を指定して 視点が移動する アニメーションを作成する
静止画のクリップを選択して 右ツールバー の エフェクト で パンとズーム を有効にする。
プレビュー に 開始 と 終了 のバウンディングボックス が表示されるので、開始時の表示範囲を設定してから ツールバーの「 最後に移動 」をクリックして 終了時の表示範囲を指定。
開始位置 から 終了位置 に向かって パン と ズーム が適用される。
タイトル/ テロップ
タイトル や テロップ などの テキストは テンプレート を追加して編集する。
右ツールバーの グラフィック から「 グラフィックの追加 」をクリック。
リスト から タイトル を選択して 使用するスタイルを「 追加 」。
フォント や 文字色、フォントサイズなどの書式を設定。
テキストは プレビューで直接編集できる。
出力
動画の編集が完了したら ファイルを出力する。
メニューから 共有 を選択して 保存先 を指定。
詳細設定 で 解像度 や フレームレート、品質 を設定できるが、ビデオビットレート や ビットレートモードなどの指定は不可。
設定ができたら「 書き出し 」で出力。
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