Advanced Renamer のインストールと使い方

Advanced Renamer の特徴

• 条件設定をしてファイル名やフォルダ名を一括変換
• 位置や単語を指定して追加・置換・削除・移動などが可能
• ファイルに埋め込まれている GPSデータ・ID3タグ・ビデオタグなども利用できる
• 変換後のロールバックや変換時のファイルコピー、移動もサポート

開発元

• 開発者：Hulubulu Software（Kim Jensen 氏）
• 開発元の拠点：デンマーク

ダウンロード

• Advanced Renamer 公式サイト

システム要件

• バージョン：3.95
• OS：Windows

インストール

公式サイト から「Download installer」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

セットアップに使用する言語を選択して「OK」。

使用許諾書に問題なければ 同意する をチェックして「次へ」。

インストール先を確認して「次へ」。

スタートメニューへの登録はデフォルト設定で「次へ」。

デスクトップにショートカットを作成する場合はチェックして「次へ」。

Associate .aren files with Advanced Renamer は Advanced Renamerの保存ファイル .aren を関連付ける設定なので有効にしておく。

「インストール」でインストールを実行。

「完了」をクリック。

Advanced Renamerが起動するので使用言語を選択して「OK」。

Advanced Renamer の使い方

名前を変換するファイル/ フォルダを Advanced Renamerにドロップして追加。

フォルダを追加するとダイアログが表示されるのでモードを選択。

• フォルダからファイルを追加
  フォルダ内のファイルを追加してファイル名を変換。
• フォルダを追加
  追加したフォルダ名を変換。

一括メソッドを追加 からリネームの条件を追加して設定。

• 新しい名前
  既存の名前を削除して新たに置き換えるメソッドで、連番・フォルダ名などのタグを使用できる。
• 新規作成
  既存の名前で使用されている英字の大文字/ 小文字を変換するメソッド。
• 移動
  既存の名前から範囲を設定し、指定した位置へ範囲内のテキストを移動するメソッド。
• 除去
  既存の名前から指定した範囲を削除するメソッド。
• パターン削除
  既存の名前から定義したテキストを削除するメソッド。
• 番号の振り直し
  既存の名前に付いている番号を変更するメソッド。
  連番の振り直しや任意の数字を加算/減算、ゼロ埋め込みなどができる。
• 置換
  既存の名前を部分的に別のテキストに置き換えるメソッドで、タグの使用も可能。
• 追加
  既存の名前に任意のテキストを追加するメソッドで、タグの使用も可能。
• リスト
  ファイル名を入力したテキストに変換するメソッド。
• リスト置換
  指定した文字を置換するメソッド。
• 入れ替え（スワップ）
  「区切り」で指定した区切り文字の前後を入れ替えるメソッド。
  複数の区切り文字がある場合は「箇所」で場所を指定する。
• クリーン（トリム）
  ファイル名に先頭と末尾に入っている不要な文字（スペースやダッシュなど）を除去するメソッド。
• 属性
  ファイルの名前ではなく、ファイルの属性（アーカイブ・読み取り専用・隠しファイル・システム ）を変更するメソッド。
• タイムスタンプ
  ファイルの名前ではなく、ファイルのタイムスタンプを変更するメソッド。
• スクリプト
  JavaScriptを記述して拡張するメソッド。

開始位置を指定するメソッドは「後方」を有効にすると名前の末尾が開始位置になる。

設定したメソッドはリアルタイムで 新しいファイル名 に反映されるので、変換後のファイル名を確認しながらエラーが発生しないように編集。

メソッドを設定したら Batch mode を選択して「Start batch」をクリックし、表示されるダイアログを確認して「実行」。

バッチモードで「移動」「コピー」選択時は Output folder で出力先を指定。

Batch mode

• リネーム
  既存ファイル/ フォルダの名前を変更。
• 移動
  ファイル/ フォルダ名を変更して指定した出力先に移動。
• コピー
  ファイル/ フォルダ名を変更したファイルを指定した出力先に保存。
  既存のファイル/ フォルダは変更されずに残る。

設定したメソッドは .arenファイルで保存でき、保存したメソッドは プリセット から呼び出せる。

タグ

タグは 新しい名前 でのみ表示されるが、追加・置換 などテキスト入力が可能なメソッドで利用できる。

復元

Advanced Renamerは変更処理の履歴を保存しており、最終結果 の Undo last batch... を開き、左サイドパネルでロールバックする処理を選択し、「リストを元に戻す」でロールバックできる。

備考

メニューの多い癖のある UIで直感的に操作するのが難しい反面、高度な処理が可能になっているので、リネームの操作や変数に慣れている上級ユーザー向け。

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