FastCopy のインストールと使い方

FastCopy icon

FastCopy の特徴

  • ファイルの高速コピーが可能な無料のユーティリティツール
  • 差分コピーやファイルのベリファイもサポート
  • Windowsキャッシュを使用しないためシステムパフォーマンスへの影響が少ない
  • フィルタを使用してコピー/削除するファイルを抽出可能
  • コピー設定をジョブとして登録できる
  • オープンソースで開発

開発元

  • 開発元:合同会社FastCopy研究所(白水 啓章 氏)
  • 開発元の拠点:日本

ダウンロード

システム要件

  • バージョン:5.4.2
  • OS:Windows 7/ 8.1/ 10/ 11

インストール

FastCopy 001

公式サイト の Installer のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロード。

FastCopy 002

ダウンロードしたインストーラーを起動し、使用許諾書に問題なければ ライセンスに同意します をチェックして「次へ」。

FastCopy 003

インストール先を確認して「次へ」。

FastCopy 004

「OK」でインストールを実行。

FastCopy 005

「起動する」でセットアップ完了。

設定

FastCopy 009

FastCopy 011

FastCopy をコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に追加するため、設定一般設定 を開き、シェル拡張 で シェル拡張 の 有効化 をチェックする。

FastCopy の使い方

FastCopy 018

FastCopy 019

シェル拡張 を有効にするとファイル/ フォルダ選択時のコンテキストメニューに FastCopy のメニューが表示されるので、コピー を選択。

FastCopy 013

選択したアイテムが Source に入力された状態で FastCopyが起動する。

FastCopy 020

複数のアイテムを同じコピー先に保存する場合は、パスを改行して入力するか、Ctrl キーを押しながらアイテムをドロップする。

FastCopy 016

コピー先を「DestDir」から指定するか、パスの入力ボックスにコピー先のフォルダをドロップして追加。

「DestDir」のパスの末尾に「¥」がついていると「Source」で指定したフォルダをコピーし、「¥」を削除すると「Source」で指定したフォルダ内のファイルをコピーする。

「Source」に指定した Z\サンプルフォルダ ファイルA~Z が保存されている場合、「DestDir」のパスに E\新しいフォルダ\ と入力してコピーすると、E\新しいフォルダ内サンプルフォルダ がコピーされ、「DestDir」のパスに E\新しいフォルダ と入力してコピーすると、E\新しいフォルダ内ファイルA~Z が保存される。

FastCopy 021

動作を選択する。

  • 差分(上書きなし)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあるとコピーしない。
  • 差分(サイズ・日付)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあると、サイズか日付が違う場合のみコピー。
  • 差分(最新日付)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあると、日付が新しい場合のみコピー。
  • コピー(全上書き)
    常に上書きコピー。
  • 同期(サイズ・日付)
    差分(サイズ・日付)と同じ処理をし、コピー元にないファイル/ フォルダを削除。
  • 移動(全上書き)
    上書きコピーしてからコピー元のファイル/ フォルダを全て削除。

FastCopy 027

転送速度はデフォルトで Full Speed になっているので、システムのパフォーマンスに影響がある場合のみスライダーを移動して Auto Slow に変更。

FastCopy 023

ベリファイ(検証)はハッシュ値を取得してコピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー先のファイルに欠損(エラー)がある場合はファイル名に .fc_verify_err を追加してリネームする。

使用するハッシュ方式やエラー時の処理は、 一般設定ベリファイ関連 で編集できる。

FastCopy 028

FastCopy 025

予測 を有効にすると、処理開始後に完了時間が表示される。

FastCopy 031

フィルタ を使用すると特定の文字列や拡張子のファイルをコピー(Include)/ 除外(Exclude)できる。

文字列はワイルドカードが使用でき、詳細は「?」からヘルプを参照。

FastCopy 030

「リストアップ」をクリックすると、コピー先に作成されるファイルが「+」、削除されるファイルが「ー」で表示される。

FastCopy 032

FastCopy 033

「実行」で処理が開始し、ファイル数や転送速度などが表示される。

ジョブ

FastCopy 034

FastCopy 037

コピー設定は ジョブ管理ジョブ登録/ 更新/ 削除 から名前を付けて保存できる。

FastCopy 038

保存したジョブは ジョブ管理 から呼び出す。

自動実行

バッチファイルと Windowsタスクスケジューラを使用すると自動バックアップを設定できる。

FastCopy 046

FastCopy 044

テキストエディタを開いて下記のパスを入力して保存し、ファイル拡張子を .bat に変更。

start “” /b “C:\Users\(ユーザー名)\FastCopy\FastCopy.exe” /job=”(ジョブ名)” /force_close

FastCopy 045

作成したバッチファイルを FastCopyの実行ファイルがあるフォルダ(ユーザーフォルダ内の FastCopyフォルダ)に移動。

FastCopy 047

移動したバッチファイルをダブルクリックで実行し、正常に処理されるかテストする。

正常に処理されると処理完了時に Finished の通知が表示される。

FastCopy 039

ジョブ管理 から Windowsタスクスケジューラを開く を選択。

Microsoft-RichCopy-033

タスクスケジューラが開くので、右ペインの 操作 から 基本タスクの作成 を選択。

FastCopy 041

タスクの作成ウィザードが開くので、作成するタスクの名前を設定して、任意でタスクの内容などを説明 に入力後「次へ」。

Microsoft-RichCopy-035

タスクを実行するタイミングを指定して「次へ」。

毎日・毎週・毎月 を選択した場合は 日時や繰り返す間隔を設定。

Robocopy-037

プログラムの開始 を選択して「次へ」。

FastCopy 048

プログラム / スクリプト に作成したバッチファイルを指定。

FastCopy 049

「完了」でタスクを登録。

FastCopy 051

タスクスケジューラのホーム画面に戻ったら左ペインで タスクスケジューラライブラリ を開き、中央ペインで登録したタスクを選択し、コンテキストメニューから 実行する でタスクを実行してテストする。

バッチファイル実行時と同様に Finished の通知が表示されたら設定完了。
関連記事
TeraCopy icon

TeraCopy for Windows のインストールと使い方

Index TeraCopy の特徴開発元ダウンロードシステム要件インストール設定TeraCopy の使い方 TeraCopy の特徴 ファイルのコピー(転送)を高速化する無料の定番ツール コピーハン…