FastCopy のインストールと使い方

FastCopy の特徴

  • 差分コピーやファイルのベリファイもサポートしているファイルの高速コピーが可能な無料のユーティリティツール
  • Windowsキャッシュを使用しないためシステムパフォーマンスへの影響が少ない
  • フィルタを使用してコピー/削除するファイルの抽出やコピー設定をジョブとして登録できる
  • オープンソースで開発

開発元

  • 開発元:合同会社FastCopy研究所(白水 啓章 氏)
  • 開発元の拠点:日本

ダウンロード

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システム要件

  • バージョン:5.7.11
  • OS:Windows 7/ 8.1/ 10/ 11

インストール

FastCopy 5.7.11 001

公式サイトInstaller のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロード。

FastCopy 5.7.11 002

ダウンロードしたインストーラーを起動し、使用許諾書に問題なければ ライセンスに同意します をチェックして「次へ」。

FastCopy 5.7.11 003

インストール先を確認して「次へ」。

FastCopy 004

「OK」でインストールを実行。

FastCopy 005

「起動する」でセットアップ完了。

設定

FastCopy 011

インストールが完了すると設定画面が開くので、シェル拡張 で シェル拡張 の 有効化 をチェックする。

Microsoft Defenderの除外

FastCopyを Microsoft Defenderの除外リストに追加することで .exeや .zipなど Microsoft Defenderがスキャンするファイルにコピーが高速化する。

.exeや .zipはマルウェア感染のリスクが高いため、除外リストに追加するとセキュリティは低下する。

FastCopy 5.7.11 004

FastCopy 5.7.11 005

特権 をクリックしてユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

FastCopy 5.7.11 006

設定 から MS Defender除外 を選択。

FastCopy 5.7.11 007

「除外リストに追加」で FastCopyを追加する。

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FastCopy の使い方

FastCopy 018

FastCopy 019

シェル拡張 を有効にするとファイル/ フォルダ選択時のコンテキストメニューに FastCopy のメニューが表示されるので コピー を選択。

FastCopy 013

選択したアイテムが Source に入力された状態で FastCopyが起動する。

FastCopy 020

複数のアイテムを同じコピー先に保存する場合は、パスを改行して入力するか、Ctrl キーを押しながらアイテムをドロップする。

FastCopy 016

コピー先を「DestDir」から指定するか、パスの入力ボックスにコピー先のフォルダをドロップして追加。

「DestDir」のパスの末尾に「¥」がついていると「Source」で指定したフォルダをコピーし、「¥」を削除すると「Source」で指定したフォルダ内のファイルをコピーする。

「Source」に指定した Z\サンプルフォルダ ファイルA~Z が保存されている場合、「DestDir」のパスに E\新しいフォルダ\ と入力してコピーすると、E\新しいフォルダ内サンプルフォルダ がコピーされ、「DestDir」のパスに E\新しいフォルダ と入力してコピーすると、E\新しいフォルダ内ファイルA~Z が保存される。

FastCopy 021

動作を選択する。

  • 差分(上書きなし)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあるとコピーしない。
  • 差分(サイズ・日付)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあると、サイズか日付が違う場合のみコピー。
  • 差分(最新日付)
    コピー先に同一ファイル名のファイルがあると、日付が新しい場合のみコピー。
  • コピー(全上書き)
    常に上書きコピー。
  • 同期(サイズ・日付)
    差分(サイズ・日付)と同じ処理をし、コピー元にないファイル/ フォルダを削除。
  • 移動(全上書き)
    上書きコピーしてからコピー元のファイル/ フォルダを全て削除。

FastCopy 027

転送速度はデフォルトで Full Speed になっているので、システムのパフォーマンスに影響がある場合のみスライダーを移動して Auto Slow に変更。

FastCopy 023

ベリファイ(検証)はハッシュ値を取得してコピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー先のファイルに欠損(エラー)がある場合はファイル名に .fc_verify_err を追加してリネームする。

使用するハッシュ方式やエラー時の処理は、 一般設定ベリファイ関連 で編集できる。

FastCopy 028

FastCopy 025

予測 を有効にすると、処理開始後に完了時間が表示される。

FastCopy 031

フィルタ を使用すると特定の文字列や拡張子のファイルをコピー(Include)/ 除外(Exclude)できる。

文字列はワイルドカードが使用でき、詳細は「?」からヘルプを参照。

FastCopy 030

「リストアップ」をクリックすると、コピー先に作成されるファイルが「+」、削除されるファイルが「ー」で表示される。

FastCopy 032

FastCopy 033

「実行」で処理が開始し、ファイル数や転送速度などが表示される。

ジョブ

FastCopy 034

FastCopy 037

コピー設定は ジョブ管理ジョブ登録/ 更新/ 削除 から名前を付けて保存できる。

FastCopy 038

保存したジョブは ジョブ管理 から呼び出す。

自動実行

バッチファイルと Windowsタスクスケジューラを使用すると自動バックアップを設定できる。

FastCopy 046

FastCopy 044

テキストエディタを開いて下記のパスを入力して保存し、ファイル拡張子を .bat に変更。

start “” /b “C:\Users\(ユーザー名)\FastCopy\FastCopy.exe” /job=”(ジョブ名)” /force_close

FastCopy 045

作成したバッチファイルを FastCopyの実行ファイルがあるフォルダ(ユーザーフォルダ内の FastCopyフォルダ)に移動。

FastCopy 047

移動したバッチファイルをダブルクリックで実行し、正常に処理されるかテストする。

正常に処理されると処理完了時に Finished の通知が表示される。

FastCopy 039

ジョブ管理 から Windowsタスクスケジューラを開く を選択。

Microsoft-RichCopy-033

タスクスケジューラが開くので、右ペインの 操作 から 基本タスクの作成 を選択。

FastCopy 041

タスクの作成ウィザードが開くので、作成するタスクの名前を設定して、任意でタスクの内容などを説明 に入力後「次へ」。

Microsoft-RichCopy-035

タスクを実行するタイミングを指定して「次へ」。

毎日・毎週・毎月 を選択した場合は 日時や繰り返す間隔を設定。

Robocopy-037

プログラムの開始 を選択して「次へ」。

FastCopy 048

プログラム / スクリプト に作成したバッチファイルを指定。

FastCopy 049

「完了」でタスクを登録。

FastCopy 051

タスクスケジューラのホーム画面に戻ったら左ペインで タスクスケジューラライブラリ を開き、中央ペインで登録したタスクを選択し、コンテキストメニューから 実行する でタスクを実行してテストする。

バッチファイル実行時と同様に Finished の通知が表示されたら設定完了。
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