セキュリティに重点を置いた 高機能な パスワード管理アプリ
Password Boss は 米国のソフトウェアベンダー「 Password Boss 」が MSP ( マネージド・サービス・プロバイダ ) 向けに開発した パスワード管理アプリで 2 段階認証 や AES-256 を使用した 暗号化 , 通信するサーバの検証 , ログインページの検証 など パスワードマネージャーに求められる機能を 網羅している。
システム要件
バージョン 5. 5. 47 現在
OS:Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 (32 & 64bit)
ソフトの入手先
Password Boss 公式サイト 個人用 ダウンロードページ
PasswordBoss のインストール
PasswordBoss の インストールは 自動実行されるので セットアップ時に ユーザーが 設定する項目はない。
PasswordBoss のダウンロードページ にある「 Free Trial 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動。
利用規約 と プライバシーポリシー を確認して問題なければ「 インストール 」をクリック。
ユーザーアカウント制御の ダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
「 終了 」をクリックして インストール完了。
セットアップ
インストールが完了したら PasswordBoss が起動してウエルカム画面が表示されるので アカウント と マスターパスワード の設定を行う。
メールアドレス を 入力して「 次へ 」。
マスターパスワードを設定する。
利用規約 と プライバシーポリシー を確認して 問題なければ チェックをいれて「 アカウントを作成する 」をクリック。
プロフィールは 空欄でも 問題ないので「 続行 」。
インポートされるパスワードは 規定のブラウザだけでなく PC にインストールされているすべての ブラウザに適用され Firefox は Firefox Lockwise に保存されているパスワードがインポートされる。
「 続行 」をクリックして 初期設定完了。
チュートリアル が開始するので「 始めましょう! 」をクリック。
ブラウザ に保存しているパスワード のインポート画面を「 次へ 」で進むと、ブラウザでパスワードの自動入力を行う拡張機能 「 ブラウザーボタン 」のインストール画面になるので「 今すぐインストールする 」をクリック。
規定のブラウザ に設定している ブラウザの 拡張機能 インストールページが 開くので「 ADD TO CHROME 」をクリック。
Google Chrome の場合は chrome ウェブストア に移動するので「 Chrome に追加 」をクリックして 拡張機能をインストール。
ブラウザに PasswordBoss の 拡張機能 が追加されたら ブラウザを閉じて PasswordBoss のチュートリアルに戻る。
チュートリアルを「 次へ 」で進め「 始める 」をクリック。
設定画面が表示されるので「 起動時に表示 」にチェックを外して閉じて 初期設定完了。
ポータルアカウントの作成 ( 管理ページ ログイン用 )
Password Boss をセットアップすると「 Personal Account 」として メールアドレス と マスターパスワード が登録されるが、Password Boss を使用しているデバイスの管理 や 2 段階認証 を無効にするセキュリティコード の送信などを行う 管理ページにログインするためには「 Portal Account 」の登録が必要になる。
アカウント作成ページの「 Portal Account 」をクリック。
メールアドレスを入力して「 Continue 」。
入力したメールアドレスに「 Please confirm your email address 」というタイトルのメールが届くので メール本文の「 Confirm your email address 」をクリックして メールアドレスを認証。
「 New Password 」に「 Portal Account 」用のパスワードを 設定し「 Confirm Password 」に再入力して「 Save password 」をクリック。
ログインした状態で管理画面が開く。
デバイスの削除
管理画面では 追加したデバイスを削除することが可能で、削除されたデバイスは次回のオンライン時に 個人データが自動的に抹消される。
左ナビゲートメニューの「 My Device 」で 削除するデバイスを選択して 右上の「 Action 」から「 Delete device 」を選択。
確認メッセージで「 OK 」をクリックするとデバイスが削除される。
初期設定
セットアップ が完了したら セキュリティ強化のため 任意で 二要素認証 や 自動ロック の 待機時間を設定する。
2 段階認証 ( 2FA )
2 段階認証 は セキュリティを強化する際の推奨項目で Password Boss へのサインインに マスターパスワードだけでなく モバイルデバイス に送信した セキュリティキー の 入力が必要になるため、マスターパスワード が漏洩しても 不正アクセスを 防ぐことができる。
2 段階認証 を 有効にする場合は Password Boss の左下にある「 設定 」をクリック。
「 セキュリティ 」タブにある「 2 段階認証 」を「 オン 」にする。
「 2 段階認証 」のウィザードが開始するので「 始める 」。
マスターパスワード を入力して「 次へ 」。
表示されている QRコード を モバイルデバイス の TOTP アプリ で 読み取るか「 秘密鍵 」を手動で入力して「 次へ 」。
モバイルデバイス の TOTP アプリ に表示されている セキュリティコード を入力して「 次へ 」。
信頼できるデバイス
2 段階認証 は 本人確認 として有効だが デスクトップPC など 確実に本人しか使用しないデバイスに関しては「 信頼できるデバイス 」を有効にすることで 2 段階認証 のプロセスを 30日 に 1回 にすることができる。
2 段階認証 のセキュリティコード入力画面にある「 このパソコンを信頼する 」にチェックをいれると「 信頼できるデバイス 」が有効になる。
「 信頼できるデバイス 」の設定を変更する場合は「 設定 」の「 セキュリティ 」タブにある「 信頼できるデバイス 」を オフにする。
自動ロック
Password Boss の 自動ロックはデフォルト設定で「 1 日 」になっており PC 起動時にログインすれば サインアウトするか PC を再起動しない限り マスターパスワードの入力は不要になっている。
使用環境に応じて 自動ロックの頻度を増やす場合は「 設定 」から「 セキュリティ 」タブを開き「 自動ロック時間制限を設定 」のリストから 選択。
デバイスの追加
追加するデバイスに Password Boss をインストールして 登録した メールアドレスを入力。
既存のアカウントとして検出されるので「 既存のアカウントを使う 」をクリック。
通常のログイン画面になるのでログイン情報を入力して「 サインイン 」。
登録メールアドレスに「 アカウント上の新しいデバイスを確認 」というタイトルのメールが送信されるので 本文の 認証コードを入力して「 確認する 」。
Password Boss の 使い方
ブラウザの 拡張機能 をインストールしていれば ログインフォーム を自動的に検出するので PC 起動時にログインすれば シームレスに操作できる。
Password Boss は デフォルト で PC 起動時に 自動起動する 設定になっているので ログイン画面が表示されたら マスターパスワード を入力してログイン。
2 段階認証 を有効にしている場合は モバイルデバイスの 認証アプリに表示されている セキュリティコードを入力。
Password Boss は ログイン情報 のほかにも 銀行口座 , クレジットカードなどの情報を登録する「 デジタルウォレット 」や メールサービスなどの「 個人情報 」 , 免許証などを登録する「 セキュアノート 」, 個人情報の入力フォームで使用できる「 アイデンティティ 」などの項目があり、登録する際は左ナビゲートメニューから該当項目を選択後 上部の「 + 」からフォームを開く。
ブラウザでの利用
Password Boss の拡張機能 は ログインフォーム をアクティブにすると 登録されているデータがリスト表示されるので、ブラウザにパスワードを保存するのと同じような操作感で使用できる。
Password Boss にログイン情報が登録されているサイトでは ログインフォームがアクティブになると Password Boss が 該当するログイン情報を 表示するので、ログインする ID を選択すれば パスワードが自動入力されてログインする。
デフォルト設定では 自動ログイン が有効になっているので 任意のログイン情報を選択すると自動でログインする。
Password Boss に未登録のサイトは パスワード入力時に Password Boss が ログイン情報を保存するか訊いてくるので「 このサイトのログインを保存 」を選択。
「 Name 」には 接続している サイトが表示されているが 任意で編集でき「 Username / Email address 」「 Password 」にログイン情報を入力。
新規登録の場合は パスワードジェネレーターのアイコンをクリックすると ランダムなパスワードを生成できる。
登録済みのサイトに新しいアカウント情報を追加する場合は 3 点リーダー のメニューから「 +新しいアカウントを追加する 」を選択。
セキュリティダッシュボード
セキュリティダッシュボードでは 使用している パスワードの重複 や ログイン情報の漏洩 , 脆弱なパスワードなどが確認できる。
「 ダークウェブパスワードスキャン 」では 漏洩しているアカウント情報を検査できる。
関連記事

RoboForm のインストールと使い方
セキュア で ユーザビリティの高い 高機能パスワード管理アプリ RoboForm は 米国のソフトウェアベンダー Siber Systems が開発している 安全性・使いやすさ・価格 のバランスがとれたパスワードマネージ […]

Password Boss のインストールと使い方
セキュリティに重点を置いた 高機能な パスワード管理アプリ Password Boss は 米国のソフトウェアベンダー「 Password Boss 」が MSP ( マネージド・サービス・プロバイダ ) 向けに開発した […]

KeePass Password Safe のインストールと使い方
豊富なプラグインが提供されているオープンソースの無料パスワード管理アプリ KeePass Password Safe はオープンソースで開発されている無料のパスワード管理アプリで、データベースは高度な暗号化アルゴリズム […]

Enpass Password Manager のインストールと使い方
膨大なパスワードを安全に管理するために必須の 安全性の高い パスワード管理 ソフト Enpass Password Manager はインドのソフトウェアベンダー Sinew Software Systems が開発し […]