ファイルエクスプローラの機能を維持したままウインドウを最大4分割できる 秀逸な 作業効率化 アプリ
Q-Dir はドイツの Nenad Hrg 氏が作成した Widnows 標準のファイルエクスプローラ を最大 4 分割 した状態で使用できる マルチペインの多機能 ファイルエクスプローラ。
複数のウインドウをサイズ調整して並べる手間が省けるため 、使い始めると手放せなくなる ユーティリティの逸品。
配置されたウインドウ間はドラッグ・アンド・ドロップで アイテムの移動が可能で、ツリー表示のファイルエクスプローラのデザインも 使い勝手が良かった Widnows XP 風 になっている。
システム要件
バージョン 8. 9. 1 現在
OS:Windows 7 / 8 / 8.1 /10 ( 32 & 64bit )
ソフトの入手先
Q-Dir のインストール
Q-Dir は インストーラー版と ポータブル版 が提供されており、アドウェア や サードパーティ製アプリのバンドルはなく、インストール版 の セットアップ は ウィザード形式ではなく 1画面で完了する。
ダウンロードページから 使用する PC の環境に合わせ 64bit Windows は「 Q-Dir Installer x64.zip 」, 32bit Windows は「 Q-Dir Installer.zip 」のリンクをクリックして ZIPファイルをダウンロードする。
ダウンロードした ZIPファイルを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) の「 すべて展開 」で解凍。
解凍したフォルダ内にある インストーラーを起動。
設定はデフォルトのままで良いのだが 利便性を向上させるため「 管理者としてインストール 」にチェックを入れる。
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
設定ができたら「 インストール 」をクリック。
使用許諾書 ( EULA ) が表示されるので内容を確認して 問題なければ「 同意する 」にチェックを入れて「 OK 」。
Q-Dir が起動して インストール完了。
Q-Dir の使い方
Q-Dir は Windows 標準の ファイルエクスプローラ と同じ機能が使用できるだけでなく タブ機能を実装しており、作業環境に合わせて柔軟な 運用が可能になっている。
起動 設定
Windows 標準のファイルエクスプローラに代えて 既定の エクスプローラ にすることもできる。
既定の設定は 上部メニューバーの「 その他 」から「 Q-Dir を既定のエクスプローラーに 」の「 管理者 」を選択。
「 私は上級者で何を行うか理解しています 」のチェックを入れる。
ダイアログが表示されるので「 はい 」をクリック。
「 Q-Dir を既定のエクスプローラーに 」の項目でチェックを付けた オブジェクトは Q-Dir で開くようになる。
「 右クリックメニューに Q-Dir を追加 」を有効にすると フォルダなどのアイテムを選択時に コンテキストメニュー に「 Q-Dir 」が表示される。
上部メニューバーの「 その他 」から「 自動起動 」の「 自動起動 」を有効にすることで PC 起動時に Q-Dir を自動起動させることも可能。
起動した Q-Dir は タスクトレイ に 常駐する。
個人的には 既定のエクスプローラ や 自動起動 は設定せず タスクバーにピン留めして利用していたりする。
Q-Dir はデフォルトで「 前回終了時の状態 」で起動する。
初回起動時と同様 すべてのウインドウに「 PC 」を表示したい場合は メニューバーの「 その他 」にある「 起動時の開き方 」から 任意の 配置を指定。
ウインドウの配置とツリー表示
Q-Dir は 最大 4 個 のウインドウが配置できる マルチペインで、各ウインドウに表示させたオブジェクトは「 お気に入り 」や Q-Dir ファイル として保存できる。
画面は上部のアイコンで 配置の体裁を指定する。
ツリーの 表示 / 非表示 は 分割アイコンの先頭にある リストから 選択。
「 1つのツリーで4つを制御 」では 左ペインにツリーが表示され 各ウインドウを操作できる。
「 それぞれにツリーを表示 」では 各ウインドウのツールアイコンに「 ツリー 」アイコンが追加され、クリックするとウインドウ内にツリーが表示される。
お気に入り と 状態の保存
常に同じオブジェクトを同じ配置で表示したい場合は「 お気に入り に追加 」するか「 状態を保存 」することで 可能になる。
表示している状態を「 お気に入り 」に追加する場合は 右上にある「 お気に入りに追加 」アイコンをクリックするか、メニューバーの「 お気に入り 」から「 お気に入りに追加 」を選択。
ファイル名は 各ウインドウが表示している オブジェクト名 になるので 任意で変更して保存。
保存したファイルは「 お気に入り 」に追加され、選択すると Q-Dir の表示が 保存した状態に復元する。
保存先を「 Quick-Links 」フォルダにすると ステータスバー にある Q-Dir アイコンの「 クイックフォルダーメニュー 」から アクセスすることが可能になる。
「 ファイル 」メニューにある「 現在の状態を保存 」と「 Q-Dir 状態保存ファイルを開く 」でも「 お気に入り 」と同様の処理は可能だが 操作性が良くないので「 お気に入り 」の利用を推奨。
基本操作
Q-Dir で表示されている ウインドウは Windows 標準の ファイルエクスプローラ に タブ機能 が追加されている程度で 基本操作 は ファイルエクスプローラと同じ。
メニューバーの「 表示 」では オブジェクトの 表示設定も可能。
フォルダ や ファイル 選択時の コンテキストメニュー も同じ。
ウインドウ間は ドラッグ・アンド・ドロップ で フォルダ / ファイル の 移動 や コピー も可能。
「 その他 」の「 システム 」では 隠しフォルダの表示 / 非表示 の切り替えもできるが、表示設定は Windows の フォルダオプション に連動している。
タブ 機能
Q-Dir は Widnows標準の エクスプローラ がサポートしていない タブ機能を実装している。
デフォルトでは タブの余白部分をクリックするだけで 新規タブが追加される。
余白部分をクリックして タブが追加されないようにするには「 その他 」の「 タブ 」から「 タブの余白部分で 」で箇所で「 左ダブルクリックで 」を選択するか 有効になっている「 左クリック 」をクリックして無効化する。
プログラム
Q-Dir は ステータスバー に「 アプリケーションランチャー 」や 「 削除 」「 切り取り 」 「 コピー 」「 貼付け 」などのツールアイコンが設定されている。
稲妻アイコン がランチャーで レジストリエディタ や メモ帳 , タスクマネージャー , コマンドプロンプト , 電卓 などのアプリを起動できる。
ランチャーのメニューから「 追加 」を選択して「 プログラム 」タブの「 追加 」から 任意のアプリケーションを指定することで メニューに追加することも 「 無効化 」にチェックして メニューを非表示にすることもできる。
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