CCleanerのインストールと使い方

パソコンを使用していると目に見えないゴミが蓄積し、システムのパフォーマンス低下の原因になったり、SSDやHDDの空き容量を圧迫したりと碌な事がない。
ゴミの多くはアプリケーションが作業をする際に作成する一時ファイルと、インターネットを閲覧する際に、同一ページの再表示を高速化するためにブラウザがパソコンにダウンロードする画像などのファイル(インターネットキャッシュ)で、一つ一つのファイルサイズは小さいものの、まさに塵も積もれば山。

また、Windowsやインストールしたアプリケーションの設定情報などが格納されたレジストリというデータベースも、使用期間に比例して肥大化し、WindowsXPの頃まではパフォーマンス低下の要因になっていた。
Vista以降ではレジストリの肥大化は改善されており、以前ほどパフォーマンスへの影響はないようだが、不要なレジストリは無いに越したことはない。

アプリケーションが使用する一時ファイルやブラウザが利用するインターネットキャッシュは、隠しフォルダになっていて個別削除は非常に面倒、レジストリに関してはシステムの基幹部分のため、下手に触るとWindowsが起動しなくなったり、アプリケーションなどに不具合が生じる可能性もあるが、CCleanerは不要なファイルを簡単に、安全に削除できる。

システム要件

OS:Windows XP / Vista / Windows7 / Windows8 / Windows10 の32ビットおよび64ビット。

ソフトの入手先

CCleaner 公式サイト ダウンロードページlink




CCleanerのインストール

CCleanerはインストーラー版とポータブル版(ZIPファイル)が提供されているが、基本的に継続使用するアプリなのでインストールがオススメ。

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ダウンロードページには有料の多機能版もあるが、無料版を利用する場合は「Free」の「Download」ボタンをクリック。

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ダウンロードしたインストーラーを開くとセキュリティ警告が出るので「実行」。

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英語表記のセットアップウィザードが立ち上がるので、右上のドロップダウンリストから「Japanese」を選択。

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CCleanerの場合、アドウェアなど無関係なプログラムのインストールは無いので安全だが、フリーソフトを利用するなら、安易に「インストール」ボタンを押さないというのは鉄則なので、「カスタマイズ」をクリック。

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インストールオプションの選択。
「ゴミ箱のコンテキストメニュー…」は、デスクトップのごみ箱アイコンを右クリックメニューにCCleanerの「実行」と「開く」を追加される。

「インテリジェントクッキー」とはブラウザが保持しているログイン情報などで、「インテリジェントクッキースキャンを有効」にすると、インテリジェントクッキーは削除されないので、CCleaner実行後でもログインIDなどの入力を省略できる。
別の言い方をすれば、クッキーに情報を保持したままになるため、第三者でも容易にアクセス可能な状態になる。

チェックが終わったら「詳細」をクリック。

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インストール先の確認と、利用するユーザーの選択。
特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。

全ての設定を確認したら「インストール」をクリック。

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「リリースノートを確認」にチェックが入った状態で「CCleanerを実行」をクリックすると、CCleanerが起動すると同時にブラウザが開き、CCleanerのリリース情報が表示される。

ブラウザとセットアップウィザードを閉じてインストール完了。

使用方法

クリーナーとしての機能は主に、アプリケーションが使用する一時ファイル、ブラウザのキャッシュ、Cookieのほか、履歴やゴミ箱に入っているファイルなどが対象。
クリーナーとは別に不要レジストリの検出・削除と、プログラムのアンインストール、スタートアップ項目の設定など、フリーバージョンでも機能は豊富。

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CCleanerを起動すると、「クリーナー」が開いている。

 

CCleanerは初期設定で一般的に不要と思われる項目にチェックが入っており、チェックが入った項目をスキャンする。
チェックが入っていない項目はグレーアウトしているが、任意でチェックを入れることが可能。

Internet Explorer

Google ChromeやFirefoxをメインブラウザにしていても、Windowsではインターネット接続をする際にInternet Explorerの機能を使用するため、必然的にIEのゴミは蓄積されていく。

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初期設定では「フォームへの入力履歴」と「保存されたパスワード」は削除対象から外されている。

インターネット一時ファイル

「キャッシュ」とも呼ばれるインターネット一時ファイルは、表示されたウェブページのデータをパソコンに取り込んだもので、次回以降の表示を高速化する仕組み。
閲覧ページが増えるほどキャッシュが蓄積されるだけでなく、ページが更新されてもブラウザがキャッシュを読み込むために内容が正しく表示されなかったり、レイアウトが崩れたりするため、定期的なキャッシュの削除はメンテナンスの必須項目。

履歴

ユーザーがIEで表示したウェブページの閲覧履歴。
一定期間(初期設定では20日間)はデータが蓄積されていくので、履歴を頻繁に利用しないのであれば削除しても問題ない。

クッキー(Cookie)

Cookieはウェブサイトからパソコンに保存される識別番号のようなデータで、個人情報を入力するようなウェブサイトでは、Cookieにも個人情報が保存されていることが多い。
Cookieを利用すると利便性が向上するものの、訪問回数や閲覧の傾向などが把握でき、何らかの手段でCookieが盗まれると、「なりすまし」によるサイトへのアクセスも可能なので、セキュリティやプライバシーなどの問題を抱えている。
そのため基本的にCookieは削除して全く問題がないどころか、削除したほうが無難。
どうしても削除したくないCookieがある場合は、後述する「Cookieの除外リスト」に登録すればOK。

入力したアドレスやパスなど

IEの入力バーは入力支援機能が備わっており、IPアドレスやURLなど直接入力した情報がレジストリに保存されているので、この情報を一括削除する。

Index.dat の削除

Index.dat はIEのパフォーマンス向上のためのデータで、Cookieなどの情報を保持しているのだが、IE10以降では使われていないため、IE10以降では「PrivacIE」や「IECompatCache」などIndex.dat の代わりに使用されているデータが削除されるらしい。

保存場所

Windowsを普通に使っていると当たり前になっている「ファイルを開く」「ファイルの保存」「フォルダを開く」「印刷」「検索と置換」「ページ設定」「フォント」「色」などはコモンダイアログといい、Windowsで動作するアプリケーションが利用できる共通機能になっている。
コモンダイアログを使用してファイルを保存すると、次に保存する際、最後に保存した場所が自動的に開くのだが、これはコモンダイアログがレジストリに保存場所を記録しているから。
意外と便利な機能なのだが、CCleanerの初期設定では「保存場所」も削除対象になっているので、チェックを外すのもあり。

フォームへの入力履歴

IEを使用して名前や住所などをウェブページ上にあるフォームに入力すると、オートコンプリート機能によって、次回からテキストボックスを選択した際に履歴が表示される。
履歴表示は入力する手間が省ける反面、個人情報などセキュリティ面でのリスクは高いので、面倒でも安全第一を優先するならチェックを入れておく。

保存されたパスワード

フォームの入力履歴と同様、入力済みのパスワードもオートコンプリート機能によってレジストリに保存されているので、利便性を優先するなら初期設定のまま、セキュリティを優先するならチェックを入れて削除対象にする。

エクスプローラ

Windowsエクスプローラはとは、デスクトップからフォルダやファイルを開いたり、コントロールパネルにアクセスしたり、ハードディスクの中を表示したりと、グラフィックで表示される(GUI)操作画面のこと。

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初期設定では「ネットワークパスワード」以外の項目が削除対象になっているが、ユーザーによっては「最近使ったもの」を多用していることもあるかと思うので、削除する際は慎重に。

最近使ったファイル

Windows XPまでは標準で表示されていたが、Windows7では非表示になっている項目で、Windows10では「クイックアクセス」として復活している。

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表示させるには「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「タスクバーとスタートメニュー」、もしくはスタートメニュー上で右クリックして「プロパティ」。
「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」の「[スタート]メニュー」タブを開き、「カスタマイズ」で「最近使った項目」にチェックを入れる。

もともと非表示なので使用していなければ削除して問題ないが、敢えて表示しているなら利用頻度を考慮したほうが無難。

ファイル名を指定して実行(スタートメニュー)

スタートメニュー、もしくは「Win」+「R」で呼び出せる「ファイル名を指定して実行」の履歴を削除するもの。

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利用したことがほとんどなければ削除して全く問題はないが、頻繁に利用しているなら削除対象から除外したほうが良いかも。

その他の[最近使ったファイル]リスト

Windowsは「最近使ったファイルやフォルダ」のほかにも、使用したアプリケーションやファイル検索など保存されている様々な履歴が削除される。

整理が苦手なユーザーは、元の保存場所が分からず履歴を多用していたりするので、「最近使ったファイル」と同様に、使用状況に応じて判断したほうが無難かも。

サムネイルキャッシュ

画像や動画のファイルはファイルの内容がアイコンとして縮小イメージ(サムネイル)が表示され、イメージデータがキャッシュとして格納されている。
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キャッシュは「thumbnailcache」というデータベースファイルになっており、確実に肥大化していくが、一定の容量まで肥大化すると自動的にサムネイルキャッシュはリセットされる。

サムネイルキャッシュがリセットされると、当然ながら再構築されるため、大量の画像ファイルや動画ファイルを扱っていると再構築に時間がかかるので、システムドライブの空きに余裕があるならサムネイルキャシュの削除は避けたほうが良いかも。
逆にSSDなどでシステムドライブの空きに余裕が無いなら、サムネイルキャッシュを削除することで空き容量が確保できる。

タスクバージャンプリスト

タスクバージャンプリストはタスクバーにピン留めされたアイコンアイコンを右クリックして表示されるジャンプリストで、「ピン留め(固定済み)」と「最近つかったもの」の2項目がある。

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CCleanerの「タスクバージャンプリスト」で削除されるのは、「最近使ったもの」のみで「ピン留め(固定済み)」の項目は削除されずに保持される。

ネットワークパスワード

複数のパソコンを使用してる環境で、アクセス制限を設定しているPCを参照する際に入力した「ユーザー名」と「パスワード」を削除する項目。

システム

システムの項目にはWindows全般の不要ファイルやデータは列挙されている。

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初期設定で注意が必要なのは「ごみ箱」くらいで、その他の削除項目は特段の理由がない限り削除して問題ない。

ごみ箱

単に「ごみ箱」の中を空にする。

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「ごみ箱」のプロパティで確認できるが、ごみ箱には最大サイズが設定してあり、設定値に達するまで捨てたファイルやフォルダは保存され、設定値をオーバーすると古いファイルから順に削除されていく。

設定値が大きいと空き容量を圧迫することになるが、頻繁に「ごみ箱」を漁っている、もしくは「ごみ箱」をフォルダ代わりに使用してる場合はチェックを外しておく。

一時ファイル

一時ファイル(テンポラリファイル)はWindowsやアプリケーションが作業中のデータを一時的に保存したもので、実行中のプログラムが使用しているファイルもあるが、CCleanerは初期設定で「24時間を経過したもののみ削除」が有効になっているため、削除を実行しても差し支えはない。

クリップボード

クリップボードは、いわゆるコピペをする際に使用されるメモリ領域で、削除の有無によるパフォーマンスへの影響はほとんどないと思われるが、初期設定では削除項目になっている。

メモリダンプ

メモリダンプ(クラッシュダンプ)はWindowsやアプリケーションが異常終了した際、最後の瞬間にメインメモリ(RAM)が記録していたものを、HDDなどの補助記憶装置に保存したもの。
開発者にはバグの修正(デバッグ)に利用できる有用なデータを含んでいる可能性があるものの、ユーザーが利用することはほとんどない。

CHKDSKコマンドのフラグメント

ディスクエラーが発生した際に実行されるスキャンディスクは、破損してファイルの一部しか認識できなくなったデータを「chk」という拡張子でファイル化して、ディスクの整合性を保つ機能を備えている。
生成されたファイルは「回復されたファイルの断片」と表現されているが、文字通り「ファイルの断片」なので基本的には不要ファイル。
ただ、拡張子を「.chk」から元の拡張子に変更することで、運が良ければ内容の一部を取り出すことも可能。
修復ソフトには.chkファイルを利用するものがあるので、必要に応じて削除対象から外しておく。

ウィンドウズ ログファイル

Windowsは動作を記録してログファイルとして保存しており、普通に動作していれば利用することはないが、異常が発生した際にはエラーの情報源になるので、状況に応じて削除対象から外しておく。

ウィンドウズ エラー報告

Windowsや使用中のアプリケーションがクラッシュした際に表示される「エラー報告の送信」は、前述のメモリダンプのほか、パソコンのスペックや使用しているアプリケーション、作成したファイル、IPアドレスなど、プライバシー情報を含むデータがまとめられてXMLファイルとして保存されている。

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送信したデータは改善のために利用されるらしいが、データ送信しないのであれば削除して全く問題ない。

DNSキャッシュ

DNSはインターネット上のIPアドレスやドメイン名、ホスト名を管理するシステム。
ブラウザでウェブサイトへアクセスする際、DNSによって「名前の解決」というURLのドメイン名とIPアドレスを結びつける作業が行われており、この情報をWindowsはキャッシュとして保持し、次回からのアクセスではキャッシュを利用することで「名前の解決」作業を省略してアクセスが可能になる。

DNSキャッシュそのものはパフォーマンスを向上させるための処置だが、DNSは任意の期間で変更されるため、状況によっては古い情報を参照していることがあり、サイトへの接続がうまく行かなかったり、表示が遅くなった場合は、DNSキャッシュを削除することで改善する場合がある。

フォントキャッシュ

Windowsはフォントをキャッシュとして管理してパフォーマンス向上を図っているが、このフォントキャッシュが何らかの原因で破損すると、文字が正しく表示されなくなる。その場合、フォントキャッシュを削除することで、Windowsが自動で再構築するので改善される可能性がある。

フォントの表示に異常がなければ特に削除する必要はない。

スタートメニュー・デスクトップのショートカット

アンインストールしたアプリケーションの残骸となったスタートメニューやデスクトップのショートカットを削除する項目。
削除される対象はショートカットの参照元が不明なもののみで、実行ファイルが存在しているショートカットは削除されないため、デスクトップやスタートメニューがよくわからないアイコンで埋まっているときなどに便利かも。

拡張設定

デフォルトでは全項目がグレーアウトしている「拡張設定」だが、「Windowsイベントログ」や「環境PATH」などクリーニング対象に追加して差し支えない項目もある。

Windowsイベントログ

システムやアプリケーションなどで発生するエラーなどの情報を自動記録しているもので、トラブル発生時に解決の足がかりとなるものだが、PCが正常に動作しているときに参照することは皆無に近いので削除して問題はない。

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イベントログは「コントロールパネル」でかとゴリー別になっているなら「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「イベントビューア」で確認できる。

古いプリフェッチデータ

プリフェッチ(prefetch)とは、アプリケーションの起動を早めるなど、システムのパフォーマンス向上を目的としたメモリ管理機能。
ユーザーの「使い方」を記録・分析し、「ユーザーの癖」を掴むことで、次に起動するであろうプログラムを先読みする仕組み。
WindowsXPに実装され、Vista以降では「Windows SuperFetch」という名称になっている。
ただ、パフォーマンスを向上させる機能なのだが、ログデータが肥大化することでプリフェッチの読み込みに時間がかかり、Windowsの起動がもたつく原因になるため、定期的に削除することでOSの起動が安定する。

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プリフェッチデータは「Windows」→「Prefetch」フォルダ内に格納されている。
CCleanerの「古いプリフェッチデータの削除」にチェックを入れると、長期間使用していないプログラムが記録されているプリフェッチデータが削除される。

メニューオーダーキャッシュ

スタートメニューの登録情報を格納したレジストリを削除する項目。
クリア後に再起動するとスタートメニューが再構築される。

システムトレイのキャッシュ

タスクバーの右端にある時間やアイコンが表示されている部分で、タスクトレイや通知領域とも呼称されるのがシステムトレイ。
システムトレイに表示されているアイコンのキャッシュファイルをクリアするもので、システムトレイの表示に異常が発生した場合など以外は特に実行するメリットはない。

ウィンドウサイズ/表示位置のキャッシュ

表示したウインドウのサイズや表示位置が格納されている情報をクリアするもので、特に削除する必要はない。

環境PATH

環境PATH(環境変数パス)は、実行ファイル(アプリケーション)を参照するパスのことで、アンインストールした際に削除されず、レジストリに格納されたままになっている「存在しないパス」を検出して削除する項目。
不要なレジストリなので削除して問題はない。

ユーザーアシストの履歴

スタートメニューで優先表示される使用頻度の高いプログラムの使用履歴をクリアする項目。

削除指定ファイル/フォルダ

「オプション」の項目で指定した特定のファイルやフォルダを削除するもので、「オプション」の該当項目を設定すると自動的に有効になる。

空きスペースの抹消

ディスクの空き領域を上書きして、ファイルの復元ができないようにする情報漏洩対策機能。
空き領域のサイズによっても変わってくるが、相当時間のかかる作業で、SSDなど書き換え回数に制限があると微妙なので、普段から実行する項目ではない。

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「アプリケーション」タブではIE以外にインストールされているFirefoxやGoogle Chromeなどのブラウザのほか、インストールされているアプリケーションが検出されて一覧表示されている。

ブラウザに関しては「Windowsタブ」にある「Internet Explorer」と同様で、各アプリケーションでは使用履歴や一時ファイルなどが削除される。
ExcelやWordなどで使用履歴からファイルを開くことが多ければ、チェックを外したほうが無難。

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クリーンアップの対象項目にチェックを入れたら、ブラウザを始め使用しているアプリケーションを終了してから「解析」をクリック。

各項目の内容がよく分からない時は、「ごみ箱を空にして問題ないか」だけ判断してから、その他は初期設定のまま「解析」でも特に支障はないはず。

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検出された項目は一覧で表示される。

ccleaner030削除されるファイルは各項目をダブルクリックすると表示される。

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「クリーンアップ開始」をクリックすると検出された不要ファイルが削除され、お掃除完了。

レジストリの保守

レジストリはシステムの設定情報が格納されているデータベースのため、レジストリの編集は最悪の場合はWindowsが起動しないという状況に陥る可能性があるものの、CCleanerでは起動に支障を来すような項目はなく、ソフトのアンインストール後に残ったエントリの削除が中心になっている。

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見つからない共有DLL

DLL(動的リンクライブラリ)は複数のプログラムが共通して利用する汎用機能で、レジストリに格納されたDLLへの参照エントリをチェックし、DLlが存在しないエントリを検出する。

関連づけられていない拡張子

削除したアプリケーションが使用していた拡張子など、アプリケーションが関連付けされていないファイルの拡張子を検出する。

ActiveXおよびクラスの問題点

ActiveXはアプリケーション間で連携をとる機能で、ブラウザ上で動作するAdobe Flashなどのプラグインが該当するが、プログラムのアンインストールなどで、参照先のファイルが見つからないエントリをチェックして検出する。

タイプライブラリ

タイプライブラリは「インターフェイス定義情報を提供するバイナリファイル」らしいが、要は「ActiveXおよびクラスの問題点」と同様で参照先が見つからないエントリをチェックして検出するもので、参照先が見つからないタイプライブラリは、古いアプリケーションうやアプリケーションのバージョンアップ時に発生するらしい。

アプリケーション

Windowsはアプリケーションをレジストリでも管理しており、ファイル選択時に右クリックメニューにある「プログラムから開く」などで使用されているが、アンインストールなどで実行ファイルが存在していないエントリをチェックして検出する。

フォント

フォントフォルダはWindowsフォルダ内に存在するが、レジストリではフォントファイルへのPATHがエントリされており、フォントファイルが存在しないエントリをチェックして検出する。

アプリケーションのパス

アプリケーションへのパスを格納しているレジストリに対し、アンインストールされたアプリケーションを参照しているパスをチェックして検出する。

ヘルプファイル

現在はオンラインヘルプが一般的になったが、それまではヘルプファイルが存在おり、レジストリに登録されたヘルプファイルが存在するかチェックし、孤立したエントリを検出する。

インストーラ

アプリケーションのインストール情報を格納したレジストリに対し、参照先にファイルが存在しないエントリをチェックして検出する。

未使用のソフトウェア

アプリケーションが登録されているレジストリに対し、すでにアンインストールされサブキーやエントリが存在しないキーをチェックして検出する。

スタートアップアプリケーション

Windows起動時に自動的に実行させるプログラムで、スタートアップを管理しているレジストリに対して、実行ファイルが存在しないエントリをチェックして検出する。

スタートメニューの表示順序

存在しないスタートメニューをチェックして検出する項目だが、Windows7以降では問題が検出されることが無いようなので、スキャン項目から外して問題ない。

MUIキャッシュ

ユーザーが使用したファイルの履歴で、すでに存在しないファイルを参照しているエントリをチェックして検出する。

サウンドイベント

起動音やエラー時に再生されるサウンドを管理しているレジストリに対し、参照しているファイルが存在しないエントリをチェックして検出する。

Windowsサービス

Windowsサービスはバックグラウンドで動作し、ユーザーの指示を受けずに様々な機能を実行して、他のアプリケーションと連携が行われる仕組み。
CCleanerはWindowsサービスを管理しているレジストリに対し、参照している実行ファイルが存在しないエントリをチェックして検出する。

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「クリーナー」と同様にチェックした項目を解析するため、「問題点をスキャン」をクリック。

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検出された項目を確認して「問題を解決」をクリック。

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レジストリのバックアップをするメッセージが出るので必ず「はい」を選択してバックアップをとる。

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レジストリをバックアップしたら、検出されたレジストリの問題が1つずつ表示されるが、面倒なので「選択されたすべてを解決」をクリック。

もともと不要なエントリしか検出しておらず、直接システムに甚大な影響を及ぼすような項目でではないが、OSがバージョンアップしたり仕様が変更になった時は、思わぬ不具合が発生する可能性もあるので、不具合が起きるようならバックアップファイルから復元する。

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バックアップファイルは「.reg」の拡張子を持つファイルで、復元はファイルをダブルクリックするだけ。

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ファイルを開くとメッセージが出るので、レジストリを復元する場合は「はい」をクリック。

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これでレジストリの復元が完了。

ツール

「ツール」ではインストールされているプログラムのアンインストールやエントリの削除、スタートアップとして自動起動するプログラムの無効化のほか、ディスク解析などができる。

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インストール情報

コントロールパネルの「プログラムと機能」と同様、インストールされているアプリケーションが一覧表示され、選択したプログラムに対して「アンインストール」「修繕」「リネーム」「エントリの削除」が行える。
「アンインストール」はWindows標準のアンインストールと同じで、Geekアンインストーラーのようにレジストリ検索などの拡張機能はないため、アンインストールはGeekアンインストーラーがオススメ。
「修繕」は利用可能なプログラムのみ選択可能になるが、CCleanerが問題を修復するのではなく、インストーラーなどのソースが必要な上、実行した後も「修繕」が選択できるので、アプリに問題があるようなら「修繕」ではなく、素直に再インストールしたほうが賢明かも。
「リネーム」はプログラムの名称を変更するものだが、編集しないほうが無難。
「エントリの削除」はプログラムのアンインストール後に、一覧に取り残されている状態のエントリを強制的に削除するものだが、これも単にエントリが削除されるだけなので、Geek Uninstallerで「強制削除」の実行を推奨。

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スタートアップ

スタートアップの「Windows」タブでは、Windows起動時に自動で起ち上がり、バックグラウンドで動作している常駐アプリが表示される。

常駐アプリの多くはアプリケーションをインストールした際に、そのアプリに付随した機能を提供するプログラムなので、使いもしないのにメモリリソースだけ消費しているものもある。

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iTunesをインストールした際にスタートアップに登録されるiTunesHelperは良い例で、このプログラムはiPodをPCに接続するとiTunesを起動させる機能を提供するが、iPodを使わなければ無用の長物。

スタートアップのプログラムで不要と判断したものは、該当のプログラムを選択して「無効」をクリックすると自動起動を無効化できる。
ただし、Dropboxなどファイル同期に必須のプログラムもあるため、無効化する場合は慎重に。

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「スケジュールされたタスク」タブでは、タスクスケジューラに登録された自動実行プログラムが表示されており、タスクの詳細は、「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」→「タスクスケジューラ」で確認できる。

タスクスケジューラに登録されたプログラムは常駐するのではなく、設定されたトリガーの条件が満たされるとプログラムが実行される。
登録されているタスクも「無効」にすることは可能だが、基本的には変更する必要はない。

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コンテキストメニューとは、いわゆる右クリックして表示されるメニューのこと。
使用していないメニューは「無効」にすることでコンテキストメニューに表示されなくなる。
再表示する場合は「有効」にするだけ。

ブラウザプラグイン

IEのほか使用しているブラウザに追加されたプラグイン(機能拡張)を無効化できる。

ディスク解析

ディスクに保存されているファイルの種類やサイズを解析する機能。

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表示されたファイル一覧では、チェックを入れたファイルに対してコンテキストメニュー(右クリックメニュー)で操作が可能。

重複ファイルファインダ

画像など重複しやすいファイルを整理する際に便利で、解析後に重複ファイルが一覧表示されるので、不要なファイルはチェックを入れて一括削除が可能。

システムの復元

Windowsが監視しているドライブの復元ポイントを削除できる。
最新の復元ポイントは対象外になっているが、不用意に削除すると万が一の時にロールバックできなくなるので要注意。

ドライブデータの抹消

データの抹消は、ドライブをフォーマットするのではなく、データを上書きすることで復元ソフトなどからファイルの回復ができないようにする機能。
「空きスペースのみ」と「ディスク全体」を選択でき、当然ながら「ディスク全体」で実行すると保存されているデータは完全に消失する。
「セキュリティ」では上書き回数が指定でき、上書き回数が多いほどファイルの復旧が困難になる。

SSDやUSBメモリなど書き換え回数に上限のあるディスクは、「空きスペースのみ」で実行しても確実にディスクの寿命が短くなるので、頻繁に利用するような機能でもない。

オプション

オプションでは言語選択やモニタリングの設定などが可能。

設定

「設定」では言語選択のほか、自動実行やコンテキストメニューの設定、更新の自動チェックなどの基本動作の設定が行える。

クッキーリスト

クリーナー実行時に削除リストから外すクッキーを指定できる。
予め「保持するクッキー」には主要なCookieが登録されているので、デフォルトのままでも特に問題はない。

削除リスト

定期的に削除したいファイルをやフォルダを登録することで、「クリーナー」実行時に削除される。
「削除リスト」に登録すると、「クリーナー」の「拡張設定」にある「削除指定ファイル/フォルダ」が有効になる。

リストから除外

「削除リスト」の逆で、「クリーナー」や「レジストリ」で削除対象になるファイルやエントリで、削除したくないものを予め指定する。

モニタリング

CCleanerはバージョン4.18からフリーバージョンでもアクティブモニタリングが実装され、インストール後はタスクトレイに常駐して自動クリーニングを実行するようになったが、数値の設定は有料のProバージョンでなければできないので、必要なければ無効にしておく。

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モニタリングを無効にするには「システムモニタリングを有効」のチェックを外してから、「アクティブモニタリングを有効」のチェックを外せばOK。

ユーザー

無料バージョンでは設定不可。
Proバージョンなら使用者の設定が可能。

拡張機能

初期設定で予め必要な項目にはチェックが入っているので、特に変更する必要はない。

 

Windowsの動作が鈍くなったと思ったら、CCleanerの実行で意外と改善したりするので、IObitのAdvanced SystemCareなどリスクの高いユーティリティソフトを使用するなら、CCleanerを実行したほうが安全だったりする。


メンテナンス系ソフト

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