Adobe Expressは無料のオンライン画像・動画編集サービス。
Adobe Express の特徴
- テンプレートをカスタマイズしてポスターやコラージュ、SNS向けのショート動画などを簡単に作成
- テンプレートはロイヤリティフリーのため商用利用が可能
- 生成AIによる画像作成をサポート
- 背景の自動削除、リサイズ、GIFアニメ作成などのモジュールも提供
生成AIを利用できるのは サポートしているデバイス のみ。
制作物の商用利用
Adobe Express のテンプレートは クリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)で提供されており、Adobe Stockのアイテムもロイヤリティフリーのため制作物は商用利用も可能だが、テンプレートを使用した制作物の商標登録はできず、Adobe Stock のアイテムも 使用する権利が付与されるだけで、権原・所有権は Adobe が保持しているため、制作したロゴなどを商標として登録することはできない。
サードパーティのテンプレートや素材については別途確認が必要。
Adobe Stock
Adobe Stock は通常ライセンスで 50万まで複製・使用・表示でき、50万を超える利用や製品の販売・配布を目的とした利用は、強化ライセンス・拡張ライセンス の購入が必要。
ライセンスに関する情報
風俗・政党・主義主張に基づく運動など、合理的な人間であれば不適切・不道徳・攻撃的・わいせつ・物議を醸すと判断するような方法での使用は不可。
Adobe Expressで利用できる Adobe Stockは Adobe Expressでのみ使用を許可された限定ライセンスのため、Adobe Stockの単体での利用はできない。
開発元
- 開発ベンダー:Adobe Inc
- 開発ベンダーの拠点:米国
システム要件
- バージョン:27.0
- OS:Android 10以上
- サポートデバイス:全リスト
サポートデバイスのリストにないモデルでも Android 10以上であればインストールできるが、生成AIなどの新機能が利用できない旧バージョンになる。
第三者と共有されるデータ
- 都市など おおよそ(3 平方キロメール以上)の地域のデバイスの位置情報
- ユーザー名・メールアドレス
- アプリの操作に関する情報
- クラッシュログ
- アプリのパフォーマンスに関する情報
- デバイスまたはその他の ID(IMEI 番号・MAC アドレス・Widevine ID・Firebase ID・広告 ID など)
ダウンロード
プレミアムプランを購入するとすべてのテンプレートと Adobe Stock のほか、Premiere Rushや Photoshop Express も利用できる。
ウェブ版
インストールと設定
Playストア からアプリをインストール。
新規利用時は Googleアカウントや Apple IDと連携させるか、アカウント作成メールアドレスでログイン から Adobe ID を取得する。
Adobe ID を取得している場合はログイン。
データ収集についてのダイアログが表示されるので「続行」。
写真・動画へのアクセスを許可。
現在は移行期のため新バージョンと旧バージョンを選択でき、新バージョンは「プレビュー版」として試用できる。
テキストからの画像生成や背景の削除など生成AIを使用しない場合は、上部に表示されている「以前のバージョンのアプリに戻る」をタップしてアプリを再起動。
旧バージョンに戻してもアップグレードできるが、アップグレードはプレビュー版ではないため、旧バージョンのファイルは新バージョンに移行され、アプリを再インストールしても旧バージョンにはロールバックできない。
使用状況の収集は右上のアバターをタップして 設定 の 情報 から 使用情報の送信 で無効にできる。
Adobe Express の使い方
ボトムナビゲーションの テンプレート からベースにするデザインを選択。
制作した作品は プロジェクト から選択できる。
背景の自動削除 や 生成AI などのモジュールは「+」アイコンのメニューから クイックアクション タブで選択。
クラウンマークのデザインはプレミアムプランで利用できる。
画像編集
デザインを選択したら「このテンプレートを使用」をタップ。
デザインのオブジェクトを選択すると編集パネルが表示され、置換 を選択するとテンプレートの画面がポップアップするので置き換える画像を指定。
編集パネルは左にスワイプしてメニューを切り替える。
テキスト選択時はテキスト編集のほか、書体・サイズ・カラー・透明度などを変更できる。
オブジェクトはレイヤーになっており、ボトムメニューの レイヤー を選択し、右サイドに表示されているオブジェクトをドラッグして重なりを変更できる。
ボトムメニューはテンプレートの背景をタップするか、編集パネルを「✕」で閉じると表示される。
テキストや画像はボトムメニューの「+」から追加する。
デザインが完成したら ダウンロード アイコンをタップし、ファイル形式を選択して ダウンロード。
備考
ウェブアプリと同じ機能が利用できるようになった反面、ホームが雑然として初見では操作しづらいが、テンプレートのデザインや生成AIの画像はクオリティが高く、編集メニューも豊富で、デザインに強いアドビらしいアプリになっている。
関連記事
Playストア 書籍&マンガの電子書籍を閲覧できるほか、ePUB/PDF のパーソナルドキュメントを Playブックスのオンラインストレージに保存・閲覧できる電子書籍アプリ
縦書きや右綴じなど日本仕様の書籍を正しく表示でき、紀伊國屋書店で販売している電子書籍以外の オリジナルファイルも利用できるクラウド型の無料 電子書籍アプリ