PCのトラブルシューティング

自作PCに限らず、それなりにパソコンを使用していると色々と問題に遭遇する。
ハードウェアやソフトウェアの不具合で起動しなくなったり、起動しても不安定だったリ、原因も症状も様々なのだが、意外と初歩的なミスを犯していることが多かったりする。



家電などの取説の末尾にある「こんなときは」には、必ず「電源は入っていますか?」と、イライラを増長させる文言が書かれているが、それくらい当たり前の事を見落としている可能性があるということ。

Windowsの起動が異常に遅い

パソコンの起動が遅い場合の対処法として、ハードディスクのデフラグや常駐アプリの削減が定番化しているが、これらの対処法は「現状を改善」する手立てであって、いままで使用していたPCの起動が明らかに遅くなった場合の対処法にはならない。

Windows7以降のOSで起動に5分以上要する場合は、PCに何らかのリスクが存在している可能性が高く、代表的なのが次の3項目。

  • マルウェアに感染
  • ハードディスクの異常
  • Windowsの不具合

セキュリティソフトを導入していればマルウェア感染は軽減されるものの、フリーソフトや拡張機能などをインストールする際に、ユーザー自身がマルウェアを取り込んでいることも多く、「アドウェア」「ブラウザハイジャッカー」「ダウンローダー」などのマルウェアに感染しているケースが多い。

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多くのセキュリティ対策ソフトは試用期間が用意されており、試用期間中はフル機能で利用できるため、まずは信頼できるセキュリティ対策ソフトをインストールしてスキャンを実行する。

注意が必要なのは「ローグウェア」と言われる偽装セキュリティソフトで、インストール後にユーザーの不安を煽って、ほとんど機能しないセキュリティソフトを購入させるため、インストールするセキュリティソフトは「ESET」「Symantec」「Kaspersky」「Avast」「Trend Micro」などの利用を推奨。

Windowsがインストールされているシステムドライブに異常が発生すると、当然ながらWindowsが起動しないなどの不具合が起こるのだが、増設したハードディスクの異常でもWindowsの起動は著しく遅延する。

一番厄介なのは増設した内蔵HDDをシステムが認識できなくなる現象で、Windowsには異常がないものの、増設ドライブの認識に失敗するため、Windowsが起動するまでに20分~30分を要することがある。

Windows起動後は不具合が発生したドライブアイコンが消えているほかは、問題なく動作するものの、該当のドライブを取り外すまでWindowsの起動に支障が出る。

Windowsそのものに不具合が生じるとリカバリするのが手っ取り早いのだが、一時ファイルやプリフェッチデータを削除することで起動時間の改善が期待できる。

プリフェッチ(prefetch)とは、アプリケーションの起動を早めるなど、システムのパフォーマンス向上を目的としたメモリ管理機能。
ユーザーの「使い方」を記録・分析し、「ユーザーの癖」を掴むことで、次に起動するであろうプログラムを先読みする仕組み。
WindowsXPに実装され、Vista以降では「Windows SuperFetch」という名称になっている。
ただ、パフォーマンスを向上させる機能なのだが、ログデータが肥大化することでプリフェッチの読み込みに時間がかかり、Windowsの起動がもたつく原因になるため、定期的に削除することでOSの起動が安定する。

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プリフェッチデータは「Windows」→「Prefetch」フォルダ内に格納されているが、CCleanerの使用すれば長期間使用していないプログラムが記録されているプリフェッチデータが削除される。

この他、CPUやメモリリソースを大量に消費しているプログラムの削除、常駐プログラムの見直しなどを行ってから、デフラグなどを実行すると改善する可能性が高い。

ハードディスクの劣化

数年使用しているPCで、ハードウェアに起因する不具合で最も多いと思われるのがハードディスクの劣化。
運悪くWindowsのシステムファイルが破損してしまうと、最悪の場合Windowsが起動しなくなる。

HDDにはS.M.A.R.T(スマート)という自己診断機能があり、HDDの各ベンダーが独自で「しきい値」という正常と異常の境界を定め、その「しきい値」を超えるとハードディスクに劣化が生じていると判断される。

この情報を取得して確認できるのがCrystalDiscInfo。

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HDDの健康状態を把握していれば、問題が発生する前に対処することが可能になる。

Windowsがインストールされているシステムドライブに不具合が発生すると、起動時にS.M.A.R.Tが異常を知らせるか、真っ黒な画面に「Operating System not found…」と表示される。

「Operating System not found…」は、USBメモリが差さっていたり、光学ドライブの中にディスクが入っていることが原因だったりするので、取り敢えずPCに挿さっている記憶装置類を取り外し、光学ドライブの中も空にして再起動。
それでも「Operating System not found…」が表示される場合は、マスターブートレコードかシステムファイルが破損している可能性が高く、稀にハードディスク本体が破損していたりする。

この状態ではリカバリするかWindowsの「システム回復オプション」を使用することになり、データがバックアップされているならリカバリするのが手っ取り早い。

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ハードディスクは消耗品だと考えて健康状態に注意し、万が一のためのバックアップが重要。

電源が入らない・電源が落ちる

電源を入れても起動しないときは、ハードウェアに問題があり、経験則から原因は大抵以下の5つ。

  • 電源ユニットの接続が甘い
  • メモリが完全に挿さっていない
  • 12V(田型)ケーブルの挿し忘れ
  • CPUクーラーのファンが回っていない
  • フロントパネルのケーブル配線が間違っている

パソコンは電源が安定していなければ落ちてしまう。
当たり前のことだけに見過ごしがちなので、電源に関係するエラーが発生した場合は、まず接続確認。

コンセントに挿さっているようでも、根本まで挿し込まれていないと、電力が不安定になるため、パソコンを起動しても作業中に突然 落ちるという現象が発生する。
電源が入ったら接続できているように思ってしまうが、パソコンが何の前触れもなく急に落ちてしまう場合は、はじめにコンセントの挿し込みを要チェック。
OAタップなどでは別の挿し込み口に変えたり、古いケーブルならケーブルを変えてみたり、タコ足配線になっているなら直接コンセントから電源を引っ張ってみたりと、電力の安定化を図るのが肝心。

ちなみにOAタップや延長コードなどには「1500W」と表示されているが、1500W以上使用すると過電流の状態になり、発火の危険性が出てくるので要注意。

自作の通電テストで電源が入らない場合、電源周りに問題がなければ、次に疑わしいのがメモリ。
ただ、メモリも初期不良とか、メモリテストをしてエラーが出るとか、そんなレベルの話ではなく、単に挿し込みが不完全な接触不良によるエラーが一番疑わしい。

4枚挿し、2枚挿しの場合、1枚でも接触不良があると電源が入らない
メモリは挿し込むとツメが起き上がって固定されるタイプが多いのだが、しっかり押し込まないと中途半端にツメが起き上がって、固定されているように見えてしまう。

初期不良の可能性も考慮して、取り敢えず挿してある全てのメモリを一旦取り外し、1枚ずつきっちりと挿して起動確認。
万が一、メモリを挿して起動しなかったら、問題のメモリを別のスロットでテストし、起動確認ができたメモリを問題が発生したスロットへ挿すことで、メモリ側に問題があるのかスロット側の不具合かを特定できる。
意外と挿し替えると問題なく動作したりするので、その時は結果オーライ。

自作ビギナーのときにやってしまいがちなのが4pin12V(田型)の挿し忘れ。
電力が供給されないので当然ながら起動しない。

電源を入れた瞬間は動作するが、すぐに落ちてしまう場合は、CPUクーラーも要チェック。
ケーブルの取り回しが出来ていないと、ファンに干渉して回転を妨害しているときがある。

INTELのリテールクーラーを使用した際に、よく干渉して止まっていたりする。

通電テストの場合、フロントパネルの配線は電源スイッチの「Power SW」のみで良いのだが、挿し込むピンが1つずれていたり、プラスとマイナスを逆に挿したりしていないか、マザーボードのマニュアルやマザーボードの記載を参考に正しく接続する。

電源ユニット単体のテスト

接続が正しく行われているにも関わらず、うんともすんとも言わない時は、電源ユニット単体でのテストもできる。
ただし、あくまでもマニュアル外の方法なので、実施する際は自己責任。

電源ユニットをマザーボードと接続している場合は、全てのケーブルを取り外し、電源ユニットのパワースイッチをオフにする。

このスイッチに表記されている「ー ◯」は、どちらがONでどちらがOFFなのか迷ってしまうが、表記は2進法に基づいており、「1」と「0」をピクトグラムにしたもので「1」がON、「0」がOFF。
ただ、それでは覚えにくいので「IN / OUT」と思ったほうが良いかも。

24Pin(20Pin)の主電源には緑色のケーブル(PS_ON)があるので、黒色のケーブル(COM)にショートさせると通電する。

ゼムクリップなどで「PS_ON」と「COM」をつなげて電源スイッチをONにして、ファンが正常に回転すれば取り敢えずは異常なし。

ファンが回転しなかったり、不規則な動作をする場合は異常をきたしているので使用は避ける。

異音と熱暴走

長らく使用しているPCが使用中に異音が発生する場合は、PC内部に溜まったホコリを除去するだけで改善することが多い。
また、ホコリによりCPUなどの冷却効果が低下すると、熱暴走による保護機能が動作して、使用中にPCが突然落ちることもある。

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見た目と違ってPC内部はホコリが溜まりやすいので、定期的な掃除が不可欠だったりする。

モニタに映らない

通電テストの場合、電源を入れて電源ユニットのファンやCPUクーラーのファンが回転し、マザーボードに通電していることが確認できた状態で、モニタにUEFIやBIOSが表示されない時も、まずモニタのケーブル接続を確認。

市販のマザーボードにはD-subやDVI、HDMIなどグラフィック用のコネクタを実装しているが、これらのコネクタはCPUがグラフィック機能をサポートしていないと使えない。

最近ではAMDのハイエンドCPU「 Ryzen7」がグラフィック機能をサポートしていないため、マザーボードのグラフィック用コネクタは使用できないなど、CPUの仕様によって異なるため注意が必要。

通電も問題なく、CPUの仕様も確認済みでも、モニタが「No Signal」になっている場合は、使用しているケーブルを変えてみる。
D-Subを使用していればDVIやHDMI、もしくは別途用意したD-Subのケーブルなどを使用してみる。

それでもダメなら、稼働しているPCのモニタと差し替えてみたり、ノートPCに接続してモニタに映像が表示されるか確認。
映らなければ初期不良、映るようならマザーボード側に問題があるので、電源からメモリを再チェックし、マザーボードのグラフィック機能を使用している場合、可能であれば別途グラフィックカードを差して、モニタに映るか確認すると問題が絞りこめる。

パーツの初期不良

自作PCでは、マザーボードにCPU、CPUクーラー、メモリを設置後に通電テストを実施するのがセオリーで、この時点で電源が入らない、モニタに映らない等のエラーが発生すると、問題を切り分けて原因追求することになる。

ただ、個人的に初期不良に出会ったことは皆無に近い。
1度だけ初期不良と思って交換してもらったことはあるが、後からいろいろと調べると初期不良じゃなかったかも。。。というのがあるくらい。

ネット上には初期不良の情報が多いので、不具合が発生すると初期不良や相性の問題だと思いがちだが、製品に由来するエラーよりも、初歩的なミスやパーツの仕様を把握していないことによる不具合のほうが圧倒的に多い。

問題が発生したら、外に目を向ける前に先ず、自分の足元を見るべきなのかも。





自作PCの基本

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HandBrakeのインストールと使い方

HandBrakeは手軽にMP4またはMKVファイルに変換できるエンコーダーで、保護のかかっていないDVDやBlu-rayディスクから動画ファイルを作成することも可能。

過去のバージョンで日本語化も行われているが、2009年にリリースされたバージョンのため、Windows8以降で利用する場合は「.Net Framework 3.5」を有効にする必要がある。
ただ、HandBrakeは2016年に記念すべきバージョン1.0.0をリリースしており、プリセットが充実したほか、H.265のサポートやエンコーダーの品質向上も図られているため、英語版のみになるがシステム要件を満たしている場合は、最新バージョンの使用を推奨。

システム要件

バージョン1.1.2現在

OS:Windows 7(SP1)以降
CPU:Intel Core 2 Duo、AMD Athlon x2 以上
RAM:SD画質のエンコードは256MB以上の空き容量、HD画質のエンコードは1GB以上の空き容量、4K画質のエンコードは2GB以上の空き容量
画面解像度:1024×768以上

Microsoft .NET Framework 4.6.1以降が必要。

ソフトの入手先

HandBrake公式ダウンロードページ

OSDN HandBrake日本語版ダウンロードページ



HandBrakeのインストール

Windows8以降の環境で日本語版のHandBrakeを使用する場合は、インストール前に「.Net Framework 3.5」を有効にしておく。

Windows8には「.Net Framework4.5 」、Windows10には「.Net Framework 4.6」が組み込まれているが、「.Net Framework 3.5」以前のバージョンはデフォルトで「無効」にされているため、「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」を開き、 「Windows の機能の有効化または無効化」から「.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む) 」にチェックを入れて有効にする。

Windows10の場合、有効化すると自動的にファイルの更新が開始して、「.Net Framework 3.5」が使用可能になる。

最新バージョンのHandBrakeは公式サイトのダウンロードページにある「Windows For Windows7 to 10」のリンクをクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップウィザードが開始するので「Next」をクリック。

「HandBrakeはオープンソースのフリーソフトで、GNU一般公衆利用許諾契約書(GPL)のバージョン2の条件に基づいて使用許諾されています。」という内容の事が書かれてあるので、確認したら「I Agree」。

プログラムのインストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのままで「Install」をクリック。

「Finish」でセットアップ完了。

使用方法

ソースを指定して、プリセットを選んで、キューに追加して、エンコードを実行。
HandBrakeは小難しい動画の知識がなくても、この4ステップで手軽にエンコードできてしまうが、多重音声と字幕は別途設定が必要になる。

HandBrakeがサポートしている動画フォーマットはMP4(M4V)・MKV・MPG(MPEG)・AVI・WMV・FLV・WEBM・MOVなどで、一般的な動画ファイルならほぼ読み込める。
また、DVDやBlu-rayディスクも直接読み込めるが、エンコードする際はディスクをハードディスクへコピーして利用することが推奨されている。

プロテクトのかかっていないDVDやBlu-rayをハードディスクにコピーするには、読み込んだDVDやBlu-rayディスクを開き、DVDであればディスクの中に入っている「Audio_TS」「Video_TS」フォルダを任意の新規フォルダへコピーするだけ。
ただし、映画など保護のかかっているディスクの場合は別途アプリケーションが必要になる。

HandBrakeを起動すると、左ペインでエンコードする「ファイル」もしくは「フォルダ」の選択画面、右ペインには「Or drop a file or folder here..」と表示されている通り、エンコードする「ファイル」もしくは「フォルダ」を右ペインにドラッグすることで追加することも可能。

Blu-rayやDVDディスクをドライブに入れている場合は、ディスクも認識して表示される。
ただし前述の通り、HandBrakeではDVDやBlu-rayディスクをエンコードする場合は、ハードディスクにコピーして「フォルダ」として利用することが推奨されている。
また、HandBrakeを起動後にディスクをドライブに挿入しても自動認識しないので、一旦「Source Selection」の下部にある「Cancel」でメインウインドウを表示してから、メニューの「Open Source」から選択する必要がある。

「Folder(Batch Scan)」は変換する元ファイル(ソース)を含んでいるフォルダを指定すると、フォルダ内をスキャンして変換可能な動画ファイルを抽出する。

「File」は変換する元ファイルを指定。

HandBrakeで読み込めないファイルを選択すると「No valid source or titles found(有効なソースが見つからない)」というメッセージが出る。

ファイルやフォルダが正常に読み込まれると、「Source」にファイルのタイトルが表示され、アングルやチャプターなどが認識され、プレビューで映像を確認できる。

新規にファイルやフォルダを読み込む場合は「Open Source」をクリックすると、HandBrake起動時の画面に戻る。

DVDやBlu-rayディスクで、メニューや特典映像など複数の動画ファイルが格納されている場合は、「Title」のリストから変換するソースを指定できる。

ディスクを読み込むと、デフォルトで本編が選択された状態になっているが、Blu-rayディスクでは多国語の字幕・音声の本編と日本語の字幕・音声の本編が収録されていることがあり、音声や字幕の設定で日本語がない場合は、「Title」を変更する必要があるので要注意。

アングルが選択できる場合は「Angle」から選択可能になる。

動画を抽出して変換する場合は「Range」の項目で、「Chapter(チャプター)」「Seconds(時間)」「Frame(フレーム)」の3項目から選択し、それぞれチャプター番号、時間、フレーム数の始点と終点を入力する。

保存先の指定

ファイルの保存先はメイン画面の最下部にある「Save As:」の「Browse」でも指定できるが、都度の指定が必要になるため、デフォルトの保存先を設定しておくと便利。

上部メニューの「Tool」から「Preferences」を選択。

「Output Files」の「Default Path」に任意の保存先を指定する。
保存先にドライブは選択できないため、フォルダの指定が必要。

プリセットの選択

現バージョンのHandBrakeにはプリセットが実装され、ビットレートやフレームレートなどの知識がなくても、変換後の画質や解像度、または使用するデバイスを選択するだけで、互換性の高い設定が自動的に行われる。

プリセットの選択はデフォルトで「Fast 1080p30」になっている「Preset:」の項目をクリック。

Device:

スマートフォンやタブレット、TVメディアプレイヤーなど、使用するデバイスに最適化されているプリセット。
フォーマットはほぼ「MP4」でビデオコーデックは「H.264」が使用されているが、「4K HEVCサラウンド」の場合は「MKV」または「H.265」が使用されている。

General:

最も基本的なプリセットで、フォーマットは汎用性のある「MP4」、ビデオコーデックは「H.264」が使用されているため、特にこだわりがなければ「General」の利用を推奨。

Legacy:

現在のHandBrakeで廃止されたプリセットの互換プリセット。
デバイスが古いなどの理由で、Generalで出力したファイルが再生できない場合などに使用する。

Matroska:

コンテナフォーマットとして「MP4」よりも多くの要素を格納でき、全てのビデオコーデックとオーディオコーデックに対応する「MKV」ファイルで出力するプリセット。
Windows10から正式にサポートされるようになったものの、汎用性の面では「MP4」よりも劣るため、使用環境には注意が必要。

Production:

プロ仕様のビデオ編集に適したファイルを生成するプリセット。
ファイルサイズが極端に大きくなるので、一般利用には不向き。

Web:

Gmailへの添付やYouTube・Vemoなど動画サイトへのアップロードに適したプリセット。
通常の動画ファイルがファイルを全てダウンロードしてから再生するのに対し、ネットワーク上ですぐに再生できるようになる。

「General」には「Very Fast」「Fast」「HQ」「Super HQ」があり、それぞれ解像度が用意されている。
画質については「Very Fast = 並」「Fast = 標準」「HQ = 高画質」「Super HQ = 超高画質」という分類で、エンコードにかかる時間も画質に比例して遅くなり、ファイルサイズも画質に比例して大きくなる。

HandBrake公式がデフォルトで推奨しているのは、画質・エンコード処理の所要時間・ファイルの汎用性などのバランスが取れた「Fast 1080p30」。

1080p30や480p30は解像度とフレームレートを表しており、解像度は次のようになる。

1080p = 1920 x 1080(HD画質)
720p = 1280 x 720(HD画質)
576p = 720 x 576(SD画質)
480p = 720 x 480(SD画質)

HandBrakeのビデオサイズ変更は、ダウンスケーリングのみでアップスケーリングは無効になっている。
そのため1080pのソースを720pにする場合はダウンスケーリングされるが、480pのソースで1080pのプリセットを選択しても、アップスケーリングは行われず、ソースの解像度とフレームレートでエンコードが実行される。

プリセットの比較

Blu-rayディスク 解像度 1920 x 1080 ビットレート36MB(VBR)で10秒間のファイルサイズ 約53MBを各プリセットでエンコードした場合、下記のようになる。

VeryFast 1080p30
ビデオビットレート:2705kbps ファイルサイズ:3.43MB

Fast 1080p30
ビデオビットレート:3717kbps ファイルサイズ:4.64MB

HQ1080p30 Surround
ビデオビットレート:4408kbps ファイルサイズ:6.23MB

SuperHQ1080p30 Surround
ビデオビットレート:5083kbps ファイルサイズ:7.23MB

ファイルフォーマットは全て「MPEG-4」、ビデオコーデックは「H.264/AVC」、オーディオコーデックは「AAC」、オーディオビットレートは「160kbps」。

「HQ」や「Super HQ」のサラウンドに関しては、ソースがステレオの場合は、「Fast」や「Very Fast」と同様に処理される。

画質に関しては好みやこだわりに個人差があるので一概には言えず、更に「Very Fast」で処理したファイルでも、それほどソースと大差がなかったり、明らかな差が出たりと、ソースによっても違いがあるので、画質とファイルサイズを天秤にかけながらプリセットを選択することになる。

Sumally

選択したプリセットの詳細は「Sumally(概要)」タブで確認できる。
必要に応じて「Web Optimized」「Align A/V start」の調整を行う。

「Web Optimized」はプリセットの「Web」と同様、ネットワーク上で動画の再生がすぐに実行できるようになるオプション。
NASなどに動画を保存する場合などにも有効。

「Align A/V start」はフレームを調整してビデオとオーディオの初期タイムスタンプを揃えるもので、エンコードしたファイルに「音ズレ」が生じた際に使用するオプション。
現バージョンではGeneralのプリセットを選択時に有効になるので、エンコード後に動画と音声の同期に問題が発生する場合は、チェックを外してみると良いかも。

Dimensions

「Dimensions(サイズ)」タブでは動画の解像度とクリッピングの設定が可能だが、変更の必要はない。

「Source」には変換元の解像度とPAR(ピクセルアスペクト比)が表示されており、変換後の解像度とPARが「Output」に表示される。

Anamorphic(アナモフィック)

DVDはアスペクト比4:3のSD画質なので、映画など横に長いアスペクト比の動画は、上下に黒帯(レターボック)が入ってしまうところを、レターボックスの部分を利用して縦伸びした画像を作り、ワイドスクリーンでの再生時に横へ引き伸ばして画面いっぱいに表示するための技術で、スクィーズ方式とも呼ばれる。
レターボックスが画素を無駄にしているのに比べ、アナモフィックは全面を使用するため高画質になる。

HandBrakeのアナモフィックは「Automatic」「Loose」「None」の3種類。
前バージョンであった「Strict」はなくなり「Automatic」になっている。

デフォルトは「Automatic」で、横幅(Width)・高さ(Height)ともに変更できず、ソースの最大サイズで出力される。
「Loose」はアスペクト比が維持された状態で横幅(Width)のみ変更が可能になり、「None」は横幅・高さを変更できる。

Modulus

横幅と高さはModulusで指定した値で割り切れる数値に自動計算され、デフォルトの設定値は「2」。
公式サイトではModulusを「2」にすることを推奨しており、Modulusを「2」にして再生できないプレーヤーがある場合は「16」に設定するよう記載されている。

Cropping

HandBrakeは動画の黒帯を検出して削除する機能を実装しており、デフォルトで「Cropping」は「Automatic」になっているため、エンコードを実行すると自動的に黒帯が削除される。
ただし、自動検出は完璧ではないので、クロッピングに誤りがある場合や、黒帯を残したい場合は「Custom」に変更し、上下左右の数値を変更する必要がある。

Filter

HandBrakeのフィルターは「逆テレシネ」「インターレース解除」「ノイズ除去」「グレースケール」で、特定のソースでは有効だが、基本的には使用しない。

Detelecine

逆テレシネフィルタで、テレシネされたソースに対して有効。
テレビ放送(NTSC)のフレームレートは毎秒30フレームで、フィルム映像のフレームレートは毎秒24フレームなので、フィルム映像を普通にテレビで放送すると、毎秒6フレーム分の動きが早くなってしまうため、テレシネによってフレームが追加されている。
逆テレシネは、テレシネで追加されたフレームを取り除き、元の24フレームに戻すフィルターで、当たり前だがテレビ録画したソースでのみ効果がある。

Deinterlace

インターレースを解除するフィルタで「Decomb」と「Yadif」があり、「Decomb」はインターレースになっている部分を検出してフィルタをかけるため、全てのプリセットで有効になっている。

インターレースはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、その性質上デジタル化すると縞々になるので、交互に欠けている走査線を補完して表示することで、ちらつきを押さえる効果がある。

Denoise

ノイズを低減するフィルタで、画質や圧縮率の向上を期待できるが、効果はソース次第というところもあり、フィルタが強すぎると画質の劣化を招く可能性が高い。

Deblock

ブロックノイズを低減するフィルタ。
ブロックノイズを塗りつぶすような感じになるため、フィルタが強いとメリハリのない画質になってしまう。

Grayscale・Rotate・Flip

「Grayscale」は映像をグレースケールに変換。
「Rotate」は指定した角度で映像を回転。
「Flip」は左右反転(ミラー)。

Video

Videoタブでは選択したプリセットのコーデックや画質、フレームレート、エンコード方法など、細かな設定が可能。
ただ、プリセットはデバイスとの互換性なども考慮した、一般的に「最適」と思われる設定になっており、公式サイトではプリセットをデフォルトで使用することを推奨している。

Video Codec

コンテナに「MP4」を選択した状態で使用可能なコーデックは「H.264」「H.265」「MPEG-4」「MPEG-2」。
コンテナに「MKV」を選択すると「H.264」「H.265」「MPEG-4」「MPEG-2」「Theora」「VP8」「VP9」が利用可能。

「H.264」の後継として開発された「H.265」は、H.264の2倍の圧縮率があると言われており、Windows10がデフォルトでサポートしているなど普及が進んでいる。
「Theora(セオラ)」はOggの標準ビデオコーデックだが、H.264などと比較すると汎用性は低い。
「VP8」「VP9」は主にWebMなどで使用されおり、「VP9」は「H.265」同様、次世代のビデオコーデックで、YouTubeなどWeb用の動画で普及が進んでいる。

Framerate

フレームレートは1秒間に表示するフレーム数で、単位は「fps」。
動画はパラパラ漫画と同じで、一枚一枚の絵が連続して映し出されており、その一枚の絵に相当するのがフレーム。

テレビやDVDなどは29.97fpsで、1秒間に約30枚の絵が表示されており、地デジのワンセグで15fps、デジタルハイビジョン(地デジ)は60fps。
アクションシーンなど動きの早い部分では、フレームレートの数値が高いほどなめらかな動きを実現するが、フレームレートが高いほどファイルサイズも肥大化する。

「Constant Framerate」は固定フレームレートで、指定したフレームレートでエンコードする。
基本的にフレームレートはソースと同じ数値にすることが望ましいが、固定フレームレートの場合は動きの少ないシーンなども同じフレーム数を使用するため、ファイルサイズが大きくなる。

HandBrakeのデフォルト設定は「可変フレームレート(VFR)」で、「Peak Freamerate」で設定した数値が最大フレームレートになり、シーンに合わせてフレーム数が調整されるため、固定フレームレートに比べ効率的にファイルサイズを小さくできる。
ただし、VFRではシーンによってフレーム数が足りずに動きが悪くなる可能性があるため、エンコードは「2-pass Encode」で実行する。

Quality

HandBrakeのビデオ品質はデフォルトで「レート係数(RF)」が使用されており、各プリセットを選択した時点でレートも変動する。
RFは数値が小さいほど高画質になるが、むやみにレートを下げるとファイルが肥大化し、再生できないファイルに仕上がってしまう可能性がある。

公式サイトで推奨されている「x264」「x265」のレートは下記の通り。

  • SD画質(480p・576p) RF 18-22
  • HD画質(720p) RF 19-23
  • フルHD(1080p) RF 20-24
  • 4K UHD(2160p) RF22-28

アニメの場合はPFを1~2引き上げる(低品質にする)ことで、同等画質でファイルサイズを抑えられる可能性がある。

「Avg Bitrate(kbps)」はレート係数を使用せず、平均ビットレートを指定してエンコードする。
レート係数ではエンコードが完了するまでビットレートが分からないので、任意のビットレートでエンコードしたい場合に使用。

エンコード方法はデフォルトで「2-pass Encode」になっており、時間はかかるがコンテンツをスキャンしてからエンコードするため、より品質の高いエンコードが可能。
「Turbo first pass」はコンテンツのスキャンがなく、予測しながら変換作業を行うため、2パスエンコードに比べ作業時間は短縮されるが、品質が低下する可能性がある。

Optimise Video

Optimise Videoは特殊設定の項目なので、この項目も使用しない。

「Encode Preset」はエンコードの速度調整で、「Fast」に近いほどエンコードは早くなり圧縮率が悪くなる。

「Encode Tune」の「psnr」「ssim」はベンチマークを目的として使用するため、通常のエンコードでは使用しない。
「Grain」はフィルムグレイン(フィルム動画独自のノイズ)を保持する。
「Zero Latency」はX.265の設定で、レイテンシを除去する。

Audio

「Audio」タブではエンコードする音声、コーデック、ビットレートなどの設定が可能で、ソースが多重音声の場合は出力する音声を指定しないと、デフォルトでは1つしか出力されないので要注意。

出力する音声や使用するコーデックなどを変更する場合は、ドロップダウンリストから選択する。

ソースに含まれている全ての音声を追加する場合は、はじめに「Clear」をクリックしてから、「Add Track」のリストから「Add All Remaining Tracks」を、個別に追加する場合は「Add New Track」を選択。

オーディオトラックの設定はソースによって変化するものではなく、初期設定の値が一律で適用されるので、設定値を変更する場合は「Selection Behavior」をクリック。

各項目の初期設定画面が表示されるので、設定を変更したら「Save」で保存。
ただし、保存した設定はHandBrakeを再起動すると失われるので、その都度、設定を変更する必要がある。

トラックをエンコードせず、ソースからコピーする場合は「Auto Passthrough」を選択しておく。
ただし、パススルーにするとエンコード時よりもファイルサイズは大きくなる。

Subtitle

映画など字幕は、直接動画に焼き付ける方法と、字幕の情報をコンテナに格納する方法の二通りある。
ただし、コンテナに字幕を格納した場合は、プレイヤーが字幕表示をサポートしている必要があり、汎用性は低くなる。

オーディオトラックと同じ要領で字幕を追加。

「Forced Only」は字幕設定なしでも表示される字幕のみ追加。l
「Burn In」は字幕を焼付。
「Default」はコンテナに格納した字幕を初期設定で表示。

結果的に「Burn In」と「Default」はどちらも字幕が表示されるが、「Default」は字幕機能をオフにすると非表示になる。

コンテナにMP4を使用し、上が字幕を焼き付けたもので、下がコンテナに格納したもの。
字幕の表示位置やフォントの大きさなどが微妙に違っており、再生環境などで字幕の見え方にも差が出てくるため、Preview機能での確認を推奨。

複数の字幕を追加した状態で「Burn In」「Default」どちらにもチェックを入れずにエンコードを実行すると、追加した字幕はコンテナに格納されて非表示になり、プレーヤーの字幕設定で表示することができる。

プレビュー

エンコードには相当な時間がかかるため、エンコード後に画質を確認していると、やり直しの際にタイムロスが大きいため、HandBrakeには設定したプリセットでエンコードした場合の画像を確認できるプレビュー機能が実装されている。

上部ツールバーから「Preview」をクリック。

ソースが表示され、スライドバーを動かして予め区切られている任意の開始位置を決め、「Duration」のリストからエンコードする時間(秒)を指定し、「Use system default Player」にチェックを入れ、「Live Preview」でエンコード開始。

エンコードが完了したらプレーヤーが自動起動して再生される。

Preview画像と再生画像を比較すると分かるように、Preview画像はエンコード後の仕上がりイメージではなく、あくまで作業画面。

Previewでエンコードしたファイルは一時ファイルではなく、メイン画面で指定した場所へ保存されているので、画質を比較する際には便利。

エンコード

全ての設定が完了したらエンコードを実行するため「キュー」へ追加する。

ソースを指定してプリセットの選択が完了したら、上部のツールバーにある「Add to Queue」をクリックし、「Start Encode」でエンコードが開始する。

エンコードが完了すると、保存先に指定した場所へMP4ファイルが生成される。

「Show Queue」では追加した「キュー」を確認でき、上部の「Start  Queue」をクリックするとエンコードが開始する。

キューはHandBrakeを終了すると消去されるが、連続して使用する場合はキューが残った状態になるため、エンコードするキューの確認は必須。

DVDFab Passkey・RedFox AnyDVD HDと併用

HandBrake自体はノーマルなエンコーダーで、DVDのアクセスコントロールやBlu-rayのAACSを解除する機能は実装していないが、DVDFab PasskeyやRedFox AnyDVD HDと組み合わせることで、Blu-rayやDVDからMP4やMKVファイルを作成できる。

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特にBlu-rayディスクを動画ファイルに変換する場合は、圧縮率が高いこともあって、XMedia Recodeなどのエンコーダーでは失敗することが多いのだが、HandBrakeはMの失敗率は非常に低く、クオリティの高い動画ファイルを生成できる。





エンコーダー

HandBrakeのインストールと使い方

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放置していたチャリを再生

2018/11/11

2016年8月のある日、職場から帰る途中でリアタイヤがパンクしたのを機にチャリ通を止めてしまい、その後、自転車は放置したままになっていた。

2年以上の時の流れは、自転車の汚れと弛んだ身体が証明している。
体脂肪率は22%。。。まもなく軽肥満へ突入してしまう。

そして再びチャリ通をするため、奮起してGIANT GLIDEを再生することにした。



洗車とメンテナンス

まずドロドロになったボディの洗浄。

バイクウォッシュ

泥汚れから油汚れまで落とせる自転車用の万能クリーナー

サビ取り

今回のメンテで最も活躍したアイテム。
サビを落とすことができる。

PARKTOOL バイオチェーンブライト

PARKTOOLチェーンギャングに付属のクリーナー。
今回はチェーンを外して、バイオチェーンブライトで直接洗浄した。

速乾性パーツクリーナー

通常のパーツクリーナーはゴム部分を痛めるため速乾性のパーツクリーナーを使用。

メンテループ

粘性の高い万能タイプのオイル。

シリコンルブリカント

潤滑・防錆・防水および艶出し効果があり、ゴムやプラスチックなどにも吹き付けができるので、ワックス代わりにフレームやハンドルバー、ブレーキレバーなどに吹きつけて使用。

グリス

ボルトやワイヤーなどメンテプールよりも高い粘性が必要な箇所に使用。

ラチェット

既存パーツの取り外しなどに使用。

洗車とメンテナンス

放置期間は2年でも車体本体は購入から6年も経過しており、チェーンやブレーキ、シフトレバーなどはブルホーン化したこともあり、何度か交換しているものの、クランクやスプロケット、ディレイラー、ボトムブラケット、ホイールなどは購入時のままなので、結局はフレーム以外はほとんど総入れ替えになってしまった。

フレームは雨に打たれてドロドロ。

フロントフォークはサビサビ。

チェーンも残念な感じ。

フロントディレイラーもサビだらけ。

あまりの惨状にしばらく呆然となった後、取り敢えず全体を軽く水洗いしてから、バイクウオッシュで汚れを落としていく。

ホイールも外して、油汚れがひどい箇所など部分的にパーツクリーナーを併用しながら、2年間放置したことを反省しつつ、ひたすら汚れ落としに専念。

サビサビのフロントフォークはKUREサビ取りクリーナーを使用。
もちろん1回で落ちるようなヤワなサビではない。

サビ取りを付けてブラシで擦り、10分ほど放置してから、ぬるま湯につけたクロスで拭き取る、という作業を1時間ほど繰り返したのが上の状態。

この「KUREサビ取りクリーナー」は予想以上にサビが取れる!
更に1時間ほど続ければ完全に取れるような気もするが、ここで心が折れてしまった。

 

チェーンにはミッシングリンクを使用しているので、ミッシングリンクリムーバーでチェーンを取り外す。

と言っても、実際にはチェーンの取り外し方をすっかり忘れており、自分で作ったページを参考にする始末。

外したチェーンはPARKTOOL バイオチェーンブライトで洗浄。

ブラシで擦っていくと思ったよりもキレイになっていく。

洗浄後はメンテルーブで全体的に注油。
サビもほとんどなく十分に使用できる状態になった。

が、この後、スプロケットとクランクを換装することにしたため、ついでにチェーンも取り替えることになった。

ハンドルはブルホーン化していたのでフラットハンドルに戻すことにした。

ハンドル回りのパーツも取り外して洗浄後にグリスで注油。

ここまで来て、パーツ交換の必要性を感じて大掛かりな作業を開始。

フレームとフロントフォークのほかに、既存パーツでそのまま流用したのはフロント・リアのミニVブレーキ、ペダル、シートとテールライトやサイコンくらい。

久しぶりのメンテナンスと改造で、どのパーツ交換もいろいろと難儀したのだが、最も厄介だったのがリアディレイラーのワイヤーを固定するパーツ。

普通に取り付けもワイヤーが固定できない。
「シマノ製なので間違いない」という先入観もあり、固定方法が違うのか、取り付け方が違っているのかなど、散々悩んだ挙げ句にパーツを見てみると、ボルトが通る穴にバリがある。。。。

このバリがボルトの溝に引っかかり、最後まで入らないのが原因らしい。

ダイヤモンドヤスリでバリを取ってみると見事に収まった。

取り付けも完璧。

少々のバリが残っているのは仕方ないとしても、ボルトが通らないのは如何なものかと思うが、こんな小さなアクシデントを解決していくのも、改造作業の醍醐味だったりする。

そして近代化改修を終えて生まれ変わったGLIDE 改。
10kmほど試運転してみたところ、お尻が痛い以外はすこぶる快適。

2年も乗っていなかったので、換装前後の違いについては微妙だが、体力が落ちている割に随分とペダルが軽い気がした。

これで準備は万全。
後は体脂肪率を17%まで戻すだけ。





メンテナンスとカスタマイズ

自転車のVブレーキ交換と調整

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自転車のVブレーキ交換と調整

ブレーキは自転車の各パーツの中でも命に関わる重要な箇所で、ブレーキシューは消耗品のため、効き具合の確認や定期的なブレーキシューの交換が必要になる。



ブレーキの種類

自転車のブレーキで一般的なのが「キャリパーブレーキ」と「Vブレーキ」。
キャリパーブレーキは主にロードに用いられ、Vブレーキはマウンテンバイクやクロスバイクなどで使用されている。

キャリパーブレーキとVブレーキの大きな差は「ブレーキの聞き具合」。
キャリパーブレーキに比べ、Vブレーキはブレーキの効きが強く、太いタイヤにも対応できるのが特徴だが、制動力が強すぎるためロードには不向きだと言われている。

キャリパーブレーキとVブレーキでは操作するブレーキレバーも異なり、キャリパーブレーキ用のブレーキレバーでは、引き代が短いためにVブレーキを引くことが出来ないため、VブレーキにはVブレーキ用のブレーキレバーが必要になる。
ただし、「ミニVブレーキ」はVブレーキのアーム長を短くすることで、引き代の短いキャリパーブレーキ用のブレーキレバーでも操作できるようになっている。

Vブレーキは「てこの原理」を利用した装置のため、アーム長によってブレーキの効き具合が異なってくる。
ノーマルなVブレーキはアーム長が102mm。ミニVブレーキはアーム長が85mmや90mmになっており、アーム長が短いほどレバーの引き代は短くなり、ブレーキの効きも弱くなる。

ミニVブレーキという表現が、どうしても無理やりロード用のブレーキレバーでVブレーキを引いている印象を与えてしまうが、ミニVブレーキはロード用のブレーキレバーに対応したものとして製造されており、別に無理やり使用しているのではない。

工具とパーツ

ブレーキレバーとブレーキの換装では特殊な専用工具は不要で、アーレンキーがあれば作業できるが、ワイヤーを切断するためワイヤーカッターがあると便利。

アーレンキー(6角レンチ)

ブレーキレバーの取り付けや、ブレーキのアジャスターボルトを調節する際に必要。

ワイヤーカッター

ペンチやニッパで切断するとバラバラになりやすいワイヤーがキレイに切断できるワイヤーカッター。

ブレーキケーブル

アウターケーブルとインナーケーブルを別売りしているものもあるが、特にこだわりがなければシマノのスタンダードブレーキセットがオススメ。

ブレーキレバー・ミニVブレーキ

ブレーキは組み合わせがあるので要注意。

パーツクリーナー・グリース

パーツクリーナーはハンドルのグリップ取り外しや取り付けの際に使用。
グリースはブレーキを固定するボルトやインナーワイヤーに塗布する。

Vブレーキの換装と調整

初めに既存のブレーキの取り外しを行う。

自転車ブレーキ交換。ブレーキの六角ボルト。

ブレーキレバーは裏側からアーレンキー(六角レンチ)で取り付けられているので矢印の箇所を緩める。
必要に応じてシフトレバーの取り外しも必要。

自転車ブレーキ交換。グリップの取り外し。

グリップはパーツクリーナー のノズルを差し込んでクリーナーを注入すると外しやすくなる。

自転車のブレーキ交換。ハンドルバー。

グリップを外すと、ブレーキとシフトも簡単に外せる。

自転車のブレーキ交換。ブレーキのボルト部分。

次はブレーキを外す。矢印部分のボルトを外すだけ。

自転車のブレーキ交換。ブレーキを外したところ。

簡単に取り外せる。

自転車のブレーキ交換。グリスを塗布。

ブレーキ取り付け箇所の汚れを落とし、グリスを塗布する。

自転車のブレーキ交換。ブレーキのピン。

ブレーキの取り付け箇所には3つ穴があり、差し込む穴の位置によってスプリングの強弱を調整できるようになっている。

自転車のブレーキ交換。ブレーキのスペーサー。

ブレーキシューの部分には厚めのスペーサーが付いており、スペーサーでブレーキシューとリムの間隔を調整する。

自転車のブレーキ交換。ブレーキの設置。

スペーサーの他にワッシャーが3枚あり、2枚はブレーキ本体を挟むように取り付け、残った1枚はブレーキシューを固定するナットの前に挟む。

自転車のブレーキ交換。ワイヤーのタイコ。

ブレーキレバーをハンドルに仮留めしてインナーワイヤーを取り付ける。
インナーワイヤーの先端にはタイコと呼ばれる形状になっており、ロード用とMTB用で形状が異る。
一般的なインナーワイヤーは両端がそれぞれロード用とMTB用になっているので、ブレーキレバーの形状に合った方のタイコを差し込む。

自転車のブレーキ交換。インナーワイヤーのカット。

ハンドルを切った際の取り回しなどを考慮して、インナーワイヤーをワイヤーカッターで切断。
短く切り過ぎたら取り返しがつかないので、少々長めでカットしたほうが無難。

自転車のブレーキ交換。リードパイプ。

リードパイプを取り付ける。

自転車のブレーキ交換。アウターワイヤーの調整。

ブレーキレバーからリードパイプまで、アウターワイヤーの長さを調整する。

自転車のブレーキ交換。アウターワイヤーのカット。

アウターワイヤーもワイヤーカッターで切断。

自転車のブレーキ交換。アウターワイヤーの切断面。

穴が潰れた状態ではインナーワイヤーが引っかかり、ブレーキの性能に悪影響を及ぼすため、目打ちなどで潰れた穴を丸く整え、切断面はヤスリをかけておく。

自転車のブレーキ交換。エンドキャップ。

エンドキャップを装着。

自転車のブレーキ交換。ブレーキレバーに装着。

アウターケーブルにインナーワイヤーを通し、ブレーキレバーにしっかりと差し込む。

自転車のブレーキ交換。リードパイプに通す。

インナーワイヤーをリードパイプに通し、アウターケーブルはリードパイプに差し込む。

自転車のブレーキ交換。ワイヤー調整。

ワイヤーを固定ネジに通して仮止めし、ブレーキレバーを引き、ワイヤーの調整を行う。

ワイヤーを仮止めした後、何度かブレーキレバーを引いてワイヤーの弛みを取るのがポイント。

自転車のブレーキ交換。ブレーキシュー。

リムとブレーキシューを5mmほどの間隔にしてワイヤーを固定し、ブレーキシューがリムにあたるように高さと角度を調整。

自転車のブレーキ交換。アジャストボルト。

リムとブレーキシューの間隔を1~2mmにするため、左右の間隔をアジャスターボルトで微調整する。

ボルトを締めるとバネが強くなりブレーキシューはリムから離れ、逆に緩めるとリムに近づく。
ネジは4分の1回転ほど回すだけで随分とバネの強さが変わってくる。
ネジを回してブレーキレバーを引き、ブレーキシューとリムの距離やブレーキが「片効き」になっていないか確認。
何度かブレーキレバーを引いて、左右のブレーキシューとリムの間隔が同じになるまで調整を繰り返す。

調整が終了したら、確認のためタイヤを浮かして回転させ、タイヤの回転が止まるようなら、ブレーキシュー等がタイヤに干渉しているので、再調整を行う。

リアブレーキもフロントブレーキと同様、ブレーキを取り付けた後、ブレーキレバーからブレーキまでのワイヤーの長さを調整して切断。

ブレーキレバーからアウターケーブル受けまでアウターケーブルの長さを調整し、エンドキャップを付けて固定。

リアブレーキ側もアウターケーブル受けからリアブレーキのリードパイプまでアウターケーブルを通す。

ブレーキシューの調整等はフロントブレーキと同じ。

最後にフロント・リアともにワイヤーが固定ボルトから3cm以上出ているようならカットして、エンドキャップをつけて完成。





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自転車のフロントディレイラーとシフターの換装と調整

フロントディレイラーの取り替えには、チェーンやクランクの取り外し・取り付け作業が伴い、リアディレイラーと比べると、取り付け位置などが少々厄介。

フロントディレイラーとリアディレイラーを同時に換装する場合、リアディレイラーの調整時にフロントディレイラーは影響しないが、フロントディレイラーの調整にはリアディレイラーが影響してくるため、フロントディレイラーを取り外す前に、リアディレイラーの換装作業を行うようにする。



使用工具とパーツ

フロントディレイラーを換装する場合、クランクとチェーンの取り外しが必要なため、それぞれ専用工具が必要。

キーレンチ

ディレイラーやシフターの取り付けに使用。
トルクレンチのみでも可。

トルクレンチ

締め付けトルクの調整に必須。

ラチェットスタビーセット

ディレイラーの調整を行う際に使用するドライバー。

クランクリムーバー

クランクリムーバーは文字通りクランクを外すための工具で、「コッタレス抜き」ともいう。

ワイヤーカッター

ワイヤーを切断する専用工具。
ニッパーやペンチと異なり、切断面がきれいで、ワイヤーのバラツキも抑えられる。

チェーンカッター

チェーンのピンを外したり、繋いだりするための専用工具。
PWTのチェーンカッターには、繋ぐ際にチェーンを固定する針金が付属していて意外と便利。

ミッシングリンクリムーバー

チェーンを繋ぐミッシングリンクを取り外すためだけの専用工具。
無くても全く問題はないが、ミッシングリンクを使用する場合は、取り外し作業が楽になる。

デュラエースグリス

シフトワイヤーに塗布する。

シフトレバーセット

使用したのはブレーキレバーも付いているSHIMANOのST-EF500-8R/L。

フロントディレイラー

直付けタイプのSHIMANO ALTUS FD-M310を使用。

シフト用アウターケーブル

シフトワイヤーを通すためのアウターケーブル。
シフターに付属していない場合は別途必要。

MTB用フロントディレイラーの換装と調整

フロントディレイラーを取り外す前に、リアディレイラーの調整を済ませておく。

SHIMANOフロントディレイラーはMTB/トレッキング用とロード用で調整の仕方が異なるので要注意

フロントディレイラーに固定されているワイヤーのエンドキャップ部分を切断し、固定しているボルトをアーレンキーで緩めてシフトワイヤーを外す。

シフトワイヤーとシフターを取り外したら、クランクを取り外す

クランクが邪魔でシフトワイヤーを固定しているボルトにアーレンキーが届かない場合は、先にクランクの取り外しが必要。

クランクリムーバーを使用してクランクを取り外す。

クランクを外したらチェーンカッターでチェーンを切断
これでフロントディレイラーを取り外すことができる。

フロントディレイラーがシートポストの大きさに合わない場合は、付属のアダプターを取り付け、適当な位置で仮止めしておく。

フロントディレイラーの位置を決めるためクランクを戻す。

新しいフロントディレイラーにはガイドシールが張ってあるので、ガイドシールを参考に、チェーンガイドの外プレートがアウターギアの外側まで移動することを考慮しつつ、アウターギア(一番大きなチェーンリング)とフロントディレイラーのチェーンガイドの隙間が1~3mmになるよう調整する。

チェーンガイドの外プレートとアウターギアの平らな面が平行になるよう調整する。

フロントディレイラーの位置が決まったら、指定トルクでで固定する。
SHIMANOのMTB用フロントディレイラー(バンドタイプ)の締め付けトルクは「5 ~7N-m」。

フロントディレイラーの位置が決まったら、リアディレイラーのプーリーと、フロントディレイラーのチェーンガイドに注意してチェーンを繋ぐ。

フロントディレイラーの調整を行うため、チェーンが一番内側に来るよう、フロントをインナーギア(最小チェーンリング)、リアをローギア(最大スプロケット)にセットする。

SHIMANOのMTB/トレッキング用のフロントディレイラーなら、チェーンガイドの内側プレート(A)とチェーン(B)の隙間が0~0.05mm(ほとんど擦れている状態)になるようダウンスイング(y)とトップスイング(x)を調整する。

ダウンスイング・トップスイングともに右回しで外側、左回しで内側に移動する。

ロード用のフロントディレイラーは、ロー側はダウンスイングのみ、トップ側はトップスイングのみで調整を行うので、使用するフロントディレイラーの違いに注意が必要。

ロー側の調整が済んだら、シフトケーブルを張るため、フロントをアウター(最大チェーンリング)、リアをローギア(最大スプロケット)にセットし、チェーンガイドの内側のプレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるよう調整する。

何度かシフトレバーを操作してワイヤーの弛みを取り、手で軽く引っ張りながら固定し、微調整はシフトレバーのアジャスターを使用する。

引っ張り過ぎないことがポイントかも。
ワイヤーの締め付けトルクは「5 ~ 7 N-m」。

シフトワイヤーを固定したら、チェーンが一番外側になるよう、フロントをアウターギア(最大チェーンリング)、リアをトップギア(最小スプロケット)に入れ、チェーンガイドの外側のプレート(A)とチェーン(B)の隙間が0~0.05mmになるようダウンスイング(y)とトップスイング(x)を調整する。

トップ側の調整はロー側と逆で、右に回すと内側に、左に回すと外側に動く

ローギア側の調整・ワイヤーの張り調整・トップ側の調整が一通り終わったら、スムーズに変速できるか確認。

クランク側(外側)へチェーンが落ちる場合は、トップ側の調整ボルトを右に1/8回転ずつ(チェーンガイドを内側に動かす)調整。
ボトムブラケット側(内側)にチェーンが落ちる場合は、ロー側で調整ボルトを右に1/8回転ずつ(チェーンガイドを外側に動かす)調整。

ロー(最小チェーンリング)からトップ(最大チェーンリング)に変速しにくい場合は、シフトワイヤーを張る。
改善しない場合はトップ側で調整ボルトを左に1/8回転ずつ(チェーンガイドを外側に動かす)調整。

トップ(最大チェーンリング)からロー(最小チェーンリング)へ変速しにくい時は、ロー側で調整ボルトを左に1/8回転ずつ(内側にチェーンガイドを動かす)調整。

フロントディレイラーの取り付け位置をしっかりと決めてしまえば、後は調整ボルトとワイヤーの引っ張り具合で、居心地の箇所を見つけるような感じなので、取り敢えずフロントディレイラーを固定する位置決めが大きなポイント。

シフトレバーの取り外しと取り付け

シフトレバー本体を換装する場合、シフトレバー本体にアウターケーブルが付属していないことが多いため、既存のアウターケーブルを再利用するか、新たにシフト用アウターケーブルを用意することになる。

フロントディレイラー

既存のシフターを取り外すため、フロントディレイラーに固定しているシフトワイヤーのエンドキャップを切断して、ワイヤーを外す。

固定ボルトの位置によってはクランクの取り外しが必要な場合もある。

自転車のブレーキ交換

シフトレバーからフレームにある「アウターケーブル受け」まで、アウターケーブルの長さを調整してカットする。

アウターワイヤーの切断面。

切断面は目打ちなどで潰れた穴を整え、切断面はヤスリをかけておく。

エンドキャップを付けたアウターケーブルに、グリスを塗ったシフトワイヤーを通し、シフトレバーにしっかりと差し込む。

シフトワイヤーをボトムブラケットの下にあるフロント用のワイヤーガイドに通す。
ワイヤーガイドは「溝」ではなく、ワイヤー通す穴があるので要注意。

フロントをアウター(最大チェーンリング)、リアをローギア(最大スプロケット)にセットし、チェーンガイドの内側のプレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるよう調整する。

何度かシフトレバーを操作してワイヤーの弛みを取り、手で軽く引っ張りながら固定し、微調整はシフトレバーのアジャスターを使用する。

ワイヤーの締め付けトルクは「5 ~ 7 N-m」。

シフトワイヤーを固定したら、フロントディレイラーのトップ側の調整をし、変速に問題がなければ完成。





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自転車のカセットスプロケット交換とギア比

スプロケットは「ギア」のことで、単に「スプロケット」という場合は「リアスプロケット」を指し、フロントのクランクに付いているギアは「チェーンリング」と呼ばれている。

スプロケットにはギアを一枚一枚組み合わせていく「ボスフリー」と、「カセットスプロケット」という、すでに組み合わせた状態になっているタイプがある。



ギア比

変速する場合、経験則的に「ローギア=軽い=走らない」「トップギア=重い=よく走る」ということが分かっているので、坂道などでは軽く、平坦な道では重くするなど、自分が走りやすいギアをなんとなく選んで走っているのだが、この「なんとなく」を数値で表したものが「ギア比」。

カセットスプロケットには「11 – 28T」や「11 – 32T」があり、クランクセットも同様に「48-38-28T」などの表記がある。

この「11 – 28T」や「48 – 38 -28T」など、「T」で表されているのは「ギアの歯数」で、「11 – 28T」はギアの構成になる。

クランクの場合は「48 – 38 -28T」と全てのギアの歯数が記載されているが、スプロケットは「11 – 28T」とトップとローの歯数のみ場合は多い。

8速カセットスプロケット「SHIMANO CS-HG51-8」には「11 – 28T」「11 – 30T」「11 – 32T」の3タイプがあり、歯数構成は次のようになっている。

11-28T:11-13-15-17-19-21-24-28
11-30T:11-13-15-17-20-23-26-30
11-32T:11-13-15-18-21-24-28-32

ギア比はペダルを1回転させた時の後輪の回転数なので、ギア比が「1」であれば、ペダルを1回転して後輪が1回転することになり、一般的なシティサイクル(ママチャリ)の歯数の構成はフロントが「32T」 、リアが「 14T」が多いらしく、ギア比は「32 ÷ 14 = 2.285」になる。

フロントが28T、リアが32Tの場合は「28 ÷ 32 = 0.875」と、ペダルを1回転させても後輪が1周しないため、鬼漕ぎしても前に進まないものの、ペダルが非常に軽くなる。
ただ、ギアで重要なのはローとトップの歯数ではなく、最も使用頻度が高いミドルギアだったりする。

フロントをアウター(48T)にした場合、3速~6速のギア比は次のようになる。

11-28T:2.28・2.52・2.82・3.20
11-30T:2.08・2.40・2.82・3.20
11-32T:2.00・2.28・2.66・3.20

「11-28T」は滑らかに変速できる反面、1速の変化が少ないが、「11-32T」は1速の変化が激しいため、ロー側にシフトを落とすと急激に軽くなる。

自転車に乗る際は、ケイデンス(1分間のクランク回転数)を一定に保つことが良いとされている。つまり「1分間に何回ペダルを漕いだか」がケイデンスで、同じペースを維持することで身体への負担が軽減されると言われている。

ケイデンスを一定に保つために変速を行うことを考慮すれば、一般的に1速の変化が少ないほうが良いのだが、アップダウンが激しい路面では逆に1速変化を大きくしたほうが脚への負担が軽減される。

ただ、街乗りではケイデンスの維持は難しく、ギア比にしても脚力には個人差があり、乗っていればすぐに慣れるので、それほど数値に固執する必要はないのかも。

工具とパーツ

スプロケットの交換には専用工具が必要。

スプロケット 取り付け・取り外しセット

SHIMANOのロットリング スプロケットの取り付け・取り外しに対応した専用工具。

作業手順

専用工具が物々しいので難しそうだが、スプロケットの交換は意外と簡単。

リアタイヤを外してクイックレバーを外す。

物々しい専用工具で外すのは「ロックリング」というギアを固定ているパーツ。

スプロケットリムーバー(チェーン付きの工具)は、ロックリングを外す際にスプロケットが回転しないようローギア(一番大きなギア)にかける。
ロックリング締め付け工具をスプロケット中央に取り付け、スプロケットリムーバーを右回し、ロックリング締め付け工具を左回しにして、ロックリングを外す。

ロックリングが外れるとスプロケットが引き抜ける。

取り出したスプロケット(左)と交換するスプロケット(右)。

 

ギアははめる位置が決まっており、一箇所だけ溝が広い部分がある。

スプロケットに同様に一箇所だけ大きさの異なる部分があるので、その部分を合わせてスプロケットをはめる。

2速~8速が組み合わさった部分をはめたら、トップギア(11T)を溝に合わせて入れる。

最後にロックリングとかぶせて手で回す。

最後にロックリング締付け工具で締める。

クイックレバーを通したら完成。





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なんちゃってブルホーンにしたらブレーキに不安が残ったため、フラット側でもバーエンド側でもブレーキをかけることができる、そんな便利で都合の良いブレーキレバーはないものか、と、 ネットで検索していると、意外と簡単に見つかった … 続きを読む

なんちゃってブルホーン化

フラットハンドルは力が入りやすく、ドロップハンドルやブルホーンはロングライドやスピードの点で優っているらしいので、通勤距離が19kmになるのを機に、フラットハンドルからブルホーンバーにしようと思い立ったのだが、いろいろと … 続きを読む

自転車をカスタマイズ

カスタマイズする際のパーツはピンきり。しかもステムやハンドルにはサイズもあり、通販で適当に買うとリスクが高い。ペダルなど専用工具が必要なパーツもある。 アーレンキー(六角レンチ)で簡単に交換できるのはサドルくらい。グリッ … 続きを読む

自転車のメンテナンス

自転車に限らず、メンテナンスというのは結構クセモノで、どこまでするのか微妙なところもあるが、取り敢えず自分の身を守るためにも、安全に走行するできる最低限度の整備は行うべき。 普段のお手入れ 手入れと言っても大層なものでは … 続きを読む

自転車のメンテナンスツールとグッズいろいろ

自転車 メンテナンスの基本ツール

電車と自転車を併用しているためか、我ながら長続きしているチャリ通。 一般のママチャリについては定かではないが、クロスバイクやマウンテンバイクは予想以上にタイヤの空気が減る。 タイヤの他にも自転車はワイヤーなどむき出しのパ … 続きを読む

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たかがチャリ通とはいえ、やはり快適さは重要。 便利さや安全性が付加されれば、乗るのも楽しくなるし、カスタマイズすれば愛着も湧いてくる。 見た目と機能性、実用性を備えたアイテムを探すのも意外と楽しかったりする。 手頃な自転 … 続きを読む









自転車のチェーン交換

自転車のチェーンは使用していると、ピンとピン穴が摩耗して隙間ができ、隙間の分だけ伸びることで、スプロケットの歯とチェーンが上手く噛み合わなくなって歯飛びするようになり、走行のパワーロスだけでなく、その状態が続くと最悪の場合、チェーンが切れる可能性もある。

ただ、特定のギアに入れた時だけ歯飛びが起こる場合は、チェーンの伸びよりもシフトの調整が疑わしいので、チェーンを交換する前にシフトを確認
シフトやディレイラーを調整しても歯飛びが解消しない場合や、チェーンチェッカーで1%以上の伸びが確認できたら、チェーンの交換が必要。



チェーンのリンクとコマ数

チェーンは外リンクと内リンクが連続した構造で、外リンクと内リンクの1セットを1コマと数え、リンク数という場合は外リンクと内リンクの合計数になる。

チェーンのパッケージに記載されている「116L」や「116Link」というのは、外リンクと内リンクの合計数が116で、58コマのチェーンということになる。

工具とパーツ

チェーン交換にはチェーンを切るための専用工具を使用する。
また、チェーンの伸び率を計測するチェーンチェッカーは、チェーンの交換時期が確認できるので、定期的なメンテナンスの必需品。

チェーンチェッカー

チェーンの上に置くだけで、チェーンの伸び率が分かる計測器。

チェーンカッター

チェーンのピンを外したり、繋いだりするための専用工具。
PWTのチェーンカッターには、繋ぐ際にチェーンを固定する針金が付属していて意外と便利。

チェーン

チェーンは使用する自転車のギア数に合わせて購入する。

KMCチェーンは台湾のメーカーで、1986年からSHIMANOと提携し、現在もSHIMANOのチェーンのOEM元。
KMC Z7にはチェーンを繋ぐ際に用いるミッシングリンクが1つ付随している。

ミッシングリンクリムーバー

チェーンを繋ぐミッシングリンクを取り外すためだけの専用工具。
無くても全く問題はないが、ミッシングリンクを使用する場合は、取り外し作業が楽になる。

作業手順

チェーン交換そのものはポイントさえ押さえれば大して難しくはない。

chain1

チェーンチェッカーには「.75」と「1.0」という表記があり、それぞれチェーンの伸び率が0.75%と1%を表している。
計測はツルハシのような部分を上側のチェーンに入れるだけ。

上図は伸び率1%の側を使用しているが、図の左側にある2つの歯がチェーンに入らず浮いており、この状態であればチェーンは1%も伸びていない。

chain2

伸び率0.75%の側を使用したところ。
ゲージがすっぽりとチェーンに入っているので、このチェーンの伸び率は0.75%以上1%未満ということ。
チェーン交換の目安は伸び率1%なので、この状態なら交換時期が近付いている。

chain3

チェーン交換をする際は、リアをローギアに合わせておく。

チェーンカッターの構造は至ってシンプルで、チェーンを固定してピンを押し出すだけ。
チェーンの種類によっては「チェーンを切る位置」があるようだが、一般的チェーンは「どこから切っても」OKらしい。

chain7

上図のようにチェーンを固定して、レバーをグリグリと回すと芯がピンを押していく。
この時、芯は真っ直ぐピンに当てておく

chain8

レバーを回し続けていると反対側からピンが押し出される。

処分するだけのチェーンなので、ピンを完全に抜いてしまっても良いのだが、次に新品のチェーンをカットする際、保険としてピンを外側のプレートに残した状態にしておいた方が良いので、その練習も兼ねてピンを外側のプレートに残した状態でチェーンを取り外す。

KMC Z7にはSHIMANOのコネクティングピンは使用できない(SIMANOのコネクティングピンはSIMANO製のチェーンのみで使用可能)ため、チェーンを切りすぎてしまったら大変。

ピンは再利用できるものの、完全に抜いてしまったピンを元に戻すのは面倒なので、ミッシングリンクを使用するにしても、チェーンの長さが確定するまでは、ピンを外側のプレートに引っ掛けた状態にしておくのがベター。
万が一、チェーンを切りすぎても、ピンが残っていると繋ぎ合わせる作業が楽になる。

chain6

チェーンが外れたら、新品のチェーンを適切な長さにカットする。

チェーンの長さは、フロントのギアをアウター・リアをトップ(フロント・リアともに一番外側のギア)にチェーンをかけ、ガイドプーリーとテンションプーリーが地面に対して垂直になる状態。

チェーンの長さ調整が不安な場合は「付いていたチェーンと同じ長さ」にすれば間違いがない。
また、新品のチェーンにはオイルが塗られており、このオイルを洗浄するか否かで諸説紛々しているが、自転車メーカーが供給されているパーツをいちいち洗浄して使用しているとは思えないので、そのまま使用しても問題はないと思われる。

chain10

チェーンの取り付け。

チェーンは刻印がある面が表側(外側)らしいが、KMC Z7など両面に刻印があるものは表も裏もないが、チェーンの上側で刻印が読める状態(下側で刻印が逆さ)になるよう取り付ける。

フロントを外側の一番大きなギア(アウター)にかけ、フロントディレイラーのチェーンガイドに通して、リアも外側の一番小さなギア(トップ)に掛ける。

chain15

プーリーにも正しくチェーンをかける。

リアディレイラーには上下に2つの「プーリー(滑車)」があり、上が「ガイドプーリー」、下が「テンションプーリー」。

チェーンは逆S字になるよう、スプロケットからガイドプーリーの右側(フロント側)に通すのだが、ガイドプーリーの下にはチェーンの脱線防止ピンまたはプレートが付いており、チェーンは脱線防止ピン(プレート)のガイドプーリー側(上側)を通すようにする。

chain12

ガイドプーリーからテンションプーリーにチェーンを掛ける。

フロントのギアをアウター・リアをトップ(フロント・リアともに一番外側のギア)にチェーンをかけ、ガイドプーリーとテンションプーリーが地面に対して垂直になる位置でチェーンをつなぐ。

※上図はチェーンを引っ張りすぎてテンションプーリーがフロント寄りになっている。

チェーンカッターに付属の針金をチェーンに引っ掛けると作業が楽。

SHIMANO コネクティングピンを使用する

SHIMANO製のチェーンを使用する場合は、チェーンをつなぐためにコネクティングピン(アンプルピン)が付属している。

コネクティングピンはチェーンを繋ぐためのパーツで、注意が必要なのはSHIMANO製のチェーンでのみ利用でき、SHIMANO製のチェーンでも種類によって対応しているコネクティングピン(アンプルピン)が異なるということ。

コネクティングピンは「チェーンの進行方向のアウターリンクの穴にセットする」ことで強度が増すと、SHIMANOの取説には記載がある。

コネクティングピンを使用する位置。

コネクティングピンをチェーンカッターを使用して押し込み、ペンチなどでコネクティングピンの余分な部分を折る。
この時、コネクティングピンの突き出し量が左右で同じになるよう注意する。
※10・11段チェーンなどアンプルピンを使用するモデルでは、ピンを折った箇所がわずかに突き出るようなので、使用するチェーンの取説を要確認。

完成。

ミッシングリンクと異なり、コネクティングピンは再利用できず、次回チェーンを切る際もコネクティングピンを使用した箇所では切れないので要注意。

ミッシングリンクを使用する

ミッシングリンクは外リンクのプレートにピンが固定されたもので、固定されているピンを内リンクに通し、反対側に飛び出たピンを穴に引っ掛けてチェーンを繋ぐパーツ。
ピンを通す穴は、内側が大きく外側が小さくなっているため、チェーンが引っ張られると固定する仕組みに なっている。

ミッシングリンクについては強度の問題などで批判も多いが、チェーンもミッシングリンクも消耗品。
チェーンを交換するように、使用頻度に応じてミッシングリンクも交換が必要になる。

chain9

上図がミッシングリンク。

チェーンが切れた際の応急処置用パーツとしても利用でき、チェーンの取付け、取り外し作業が楽になる。

chain4

ミッシングリンクは外リンクと同じ形状なので、上図のような状態では取り付けできない。

chain5

ミッシングリンクを取り付ける場合は、チェーンの両端が内リンクになっている必要がある。

新品のチェーンをカットする場合は、使用していたチェーンと同じ長さ(同じリンク数)にカットした上で、一方の外リンクを外すだけでOK。
この時点ではまだ外プレートを完全に外さず、ピンを外プレートに残した状態にしておく。chain14

ミッシングリンクを取り付けたイメージで長さに問題がなければ、チェーンに残していた外プレートを完全に取り外し、ミッシングリンクを使用して接続する。

chain16

チェーンを回転させるとミッシングリンクが固定するので、しばらく回して異音がするなどの問題がなければ完成。





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自転車のリアディレイラーとシフターの換装と調整

リアディレイラーは後輪の変速装置で、頻繁に取り替えを行うようなパーツではないが、チェーンやワイヤーの伸びなど消耗や経年劣化が原因でギアチェンジに支障をきたすため、定期的な調整は必要だったりする。

リアディレイラーとシフターの換装作業で大きなポイントになるのは、ディレイラーの位置とワイヤーの張り具合。

フロントディレイラーとリアディレイラーを同時に換装する場合、リアディレイラーの調整時にフロントディレイラーは影響しないが、フロントディレイラーの調整にはリアディレイラーが影響してくるため、フロントディレイラーを取り外す前に、リアディレイラーの換装作業を行うようにする。



使用工具とパーツ

ディレイラーとシフターの調整はアーレンキーとドライバーで行えるが、換装する場合はチェーンの切断・結合作業を伴うため、チェーンカッターなどが必要になる。

キーレンチ

ディレイラーやシフターの取り付けに使用。
トルクレンチのみでも可。

トルクレンチ

締め付けトルクの調整に必須。

ラチェットスタビーセット

ディレイラーの調整を行う際に使用するドライバー。

ワイヤーカッター

ワイヤーを切断する専用工具。
ニッパーやペンチと異なり、切断面がきれいで、ワイヤーのバラツキも抑えられる。

チェーンカッター

チェーンのピンを外したり、繋いだりするための専用工具。
PWTのチェーンカッターには、繋ぐ際にチェーンを固定する針金が付属していて意外と便利。

ミッシングリンクリムーバー

チェーンを繋ぐミッシングリンクを取り外すためだけの専用工具。
無くても全く問題はないが、ミッシングリンクを使用する場合は、取り外し作業が楽になる。

デュラエースグリス

シフトワイヤーに塗布する。

シフトレバーセット

使用したのはブレーキレバーも付いているSHIMANOのST-EF500-8R/L。

リアディレイラー

直付けタイプのSHIMANO ALTUS RD-M310-Lを使用。

シフト用アウターケーブル

シフトワイヤーを通すためのアウターケーブル。
シフターに付属していない場合は別途必要。

リアディレイラーの換装と調整

リアディレイラー本体の取り外し・取り付け作業そのものは簡単だが、換装する際にはチェーンの切断・接続作業が伴う。

チェーンカッターを使用してチェーンを外し、リアタイヤも取り外す。

ミッシングリンクを使用している場合は、ミッシングリンクリムーバーでチェーンを外して、リアタイアを取り外す。

ミッシングリンクについては 自転車のチェーン交換 を参照。

リアディレイラーに固定されているシフトワイヤーを外す。
シフトワイヤーにはエンドキャップが付いているので、取り外すかワイヤーを切断する。

リアディレイラーを換装する場合はリアディレイラー本体を外す。
リアディレイラーはボルト1本で固定されている。

リアディレイラーを指定のトルクで取り付ける。

シマノの場合は締め付けトルクは「8 – 10 N-m」。

リアディレイラーをフレームに固定したら、リアタイアを付けてからチェーンを通す。

リアディレイラーには上下に2つの「プーリー(滑車)」があり、上が「ガイドプーリー」、下が「テンションプーリー」。

チェーンは逆S字になるよう、スプロケットからガイドプーリーの右側(フロント側)を通し、テンションプーリーの左側(リア側)を通す。

フロントのギアをアウター・リアをトップ(フロント・リアともに一番外側のギア)にチェーンをかけ、ガイドプーリーとテンションプーリーが地面に対して垂直になる位置でチェーンをつなぐ。

※上図はチェーンを引っ張りすぎてテンションプーリーがフロント寄りになっている。

チェーンを繋いだらシフトワイヤーを通すが、まだワイヤーは固定しない。

クランクを回すと分かるが、シフトワイヤーが張っていない場合は自然とトップギア(一番外側のギア)に入るため、この状態でリアディレイラーのトップの位置を調整する。

位置調整は調整ボルトで行い、トップ側の調整は「High」と表示されているボルトのみで行う。
シマノのリアディレイラーは上側のボルトが「High」。
ボルトを右に回すとプーリーが内側に、左に回すとプーリーが外側に動く。

ガイドプーリーの中央が、トップギアの外側にくるようボルトで調整。

トップ側の調整ができたら、シフターをトップに入れた状態で、シフトワイヤーを固定(※)。
ワイヤーが潰れないようワイヤーを通す溝があるので正しく固定する。

ワイヤーの張りは弛みがない程度で十分。
力任せに引っ張る必要はないが、一度ワイヤーを固定した後、シフトレバーで何度か変速を行って弛みを取る。

※本来はロー側の調整を行ってからワイヤーを固定するのが正しい手順だが、ディレイラーを手で移動させるのが難儀したため、ワイヤーを先に固定している。

ロー側はプーリーとローギアの中心線が合うように調整する。

調整ボルトは右に回すと外側(トップ側)、左に回すと内側(ホイール側)に、プーリーが移動する。

リアディレイラーの位置調整が終わったら、後はシフトワイヤーの張りを調整。
ワイヤーが張りすぎているとローギアに入らなかったり、弛んでいると1速飛んだりするので、ローからトップまで全てのギアに入るようワイヤーの張りを調整する。

リアディレイラーにアジャスターボルトが付いている場合、辛うじて全てのギアに入るようになれば、後はアジャスターボルトで微調整できるので非常に便利。

シフトレバーの取り外しと取り付け

シフトレバー本体を換装する場合、シフトレバー本体にアウターケーブルが付属していないことが多いため、既存のアウターケーブルを再利用するか、新たにシフト用アウターケーブルを用意することになる。

リアディレイラーに固定されているシフトワイヤーを外す。
シフトワイヤーにはエンドキャップが付いているので、取り外すかワイヤーを切断する。

ハンドルのグリップを外し、アーレンキーを使用してシフトレバーを外す。

シフトレバーをハンドルに仮止めする。

自転車のブレーキ交換

シフトレバーからフレームにある「アウターケーブル受け」まで、アウターケーブルの長さを調整してカットする。

アウターワイヤーの切断面。

切断面は目打ちなどで潰れた穴を整え、切断面はヤスリをかけておく。

エンドキャップを付けたアウターケーブルに、グリスを塗ったシフトワイヤーを通し、シフトレバーにしっかりと差し込む。

シフトワイヤーをボトムブラケットの下にあるリア用のワイヤーガイドに通す。
ワイヤーガイドは「溝」ではなく、ワイヤー通す穴があるので要注意。

チェーンステーにあるアウターケーブル受けからレアディレイラーまで、アウターケーブルの長さを調整してカットして、リアディレイラーのアウター受けにシフトワイヤーを通す。

シフトワイヤーを通したら、後はリアディレイラーの調整を行って完了。





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自転車のボトムブラケット(BB)とクランク交換

BBと表記されることが多い「ボトムブラケット」は、ペダルを漕いだ際に回転する部分で、クランクはBBに固定することになる。

ボトムブラケット(BB)は複数の種類が存在するが、最も一般的なのがクランクの接合部分が四角い「スクエア」タイプで、サイズは主に「68mm」「70mm」「73mm」があり、使用しているフレームによってサイズが決まってくる。

サイズは実際にノギスなどで計測しても良いのだが、使用されている既存BBや自転車のスペック表で確認したほうが確実。

BBは「ボトムブラケットシェル」と呼ばれる横向きのパイプ内に入っている。

BB交換時にはフレームの合わせたサイズの選定と同時に、使用するクランクセットの軸長に合わせる必要がある。

「軸長」はBBの両端にあるクランクを固定するシャフトの端から端の長さで、クランクセットによって適合する軸長は異なってくる。

そのため既存のクランクセットを利用してBBのみを交換する場合は、現在使用しているBBと同じ軸長のものが必要で、クランクセットを交換する場合は、新たに使用するクランクセットに適合したBBを選定する。

また、スクエアタイプBBとクランクセットを交換する場合は、フロントとリアのチェーンラインを合わせる必要があり、慎重を期すると手間暇がかかるので、ネットの情報を参考に、同じモデルのフレームと互換性のあるパーツを探すのが手っ取り早いかも。

チェーンラインの計算方法



使用工具とパーツ

BBやクランクの交換には専用工具が必要になる。

ペダルレンチ

クランクからペダルを取り外す際に使用する専用工具。

クランクリムーバー

クランクリムーバーは文字通りクランクを外すための工具で、「コッタレス抜き」ともいう。

BBツール(BB抜き)

ボトムブラケットを取り外す(取り付ける)ための専用工具。

キーレンチ

クランクを外す際に必要。
トルクレンチのみでも可。

トルクレンチ

締め付けトルクの調整に必須。

デュラエースグリス

BBをセットする際などに使用。

クランクセット

オリジナルのクランクセットのサイズは170mmだったため、同じ170mmで8速対応、ガード付きの「シマノ ALTUS」を使用。

ボトムブラケット(BB)

クランクセットが軸長が123mmのため、68cm LL123のメーカー推奨「シマノ BB-UN26」を使用。

クランクの取り外しと取り付け

クランクセットの交換、BBの交換、フロントディレイラーの交換などの際には、まずクランクを外さないといけないが、クランクの取り外しには専用工具が必要。

既存のクランクからペダルレンチを使用してペダルを外す。
厚みなどが合えばモンキーレンチでも代用可。

ペダルは左右ともペダルを漕ぐ方向の逆側に回して外す。

解説本などには「自転車の後ろにまわり、反対側のクランクを持って回す」と書かれているが、ペダルが固着している時は全く回らないので、ペダルレンチをかました状態でレンチをゴムハンマーなどで軽く叩くと良いかも。

ペダルを外したら、チェーンをギアから外し、クランクの締め付けボルトをキーレンチで緩めていく。

締め付けボルトにカバーが付いている場合のあるので、ボルトが見えない時はカバーを外す。

シティサイクル(ママチャリ)やルック車(なんちゃってMTBなど)の場合は、クランク締付けボルトに14mmのボルトが使用されていることがあり、輪業用ラチェットレンチが必要になる。

クランクリムーバーは、クランクの溝にパーツを取り付け、BBのシャフトに当てるパーツをねじ込むことで、クランクが押されるという仕組みになっている。

ペドロスのクランクリムーバーには、BBのシャフトを押すパーツがスクエア用とオクタリンク・ISIS用があるので、パーツの付け違いに要注意。

BBのシャフトが四角いスクエアタイプの場合は、上図の細い方を使用する。

クランクリムーバーを手で締め込む。

更にモンキーレンチでしっかりと締め込む。

クランクリムーバーの締め付けパーツをねじ込んでいく。
先端がBBのシャフトに当たると急に硬くなるが、回り始めると後はクランクが徐々に外れてくる。

クランクが外れるとBBのシャフト露出する。
同じ要領で反対側のクランクを外したら完了。

BBを交換しない場合は、パーツクリーナーなどで露出したBBのシャフトの汚れを取り除き、グリスをシャフトに塗布する。

新しいクランクを取り付け、締付けボルトを指定トルクで固定したら換装終了。

シマノの場合は締め付けトルクは「5 – 7 N-m」。

新しいクランクにグリスが付いていない場合は、締付けボルトにもグリスを塗布しておく。

ボトムブラケット(BB)の取り外しと取り付け

ボトムブラケット(BB)を取り外すには、まずクランクを取り外し、その後でBBツールを使用してBBシェルからボトムブラケットを抜き取る。

クランクを取り外してBBのシャフトを露出させる。

ギアのついているクランク側(右側)でBBツールをしっかりを噛ます。

BBは「左回し」で緩めていく。

BBを摘出。

反対側もBB抜きを使用して同様に取り除く。

BBシェル内部の汚れをパーツクリーナーで取り除く。

新しいBBのネジ山にグリスを塗り、BBシェルに入れ、ある程度まで手で締め込む。

最後にBBツールを使用してしっかりと固定する。

反対側も同様にネジ山にグリスを塗布してBBシェルに入れる。

左側のパーツがプラスティックの場合は、BBツールで締めすぎると破損するので要注意。

これでBBも換装作業が完了。





メンテナンスとカスタマイズ

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自転車のタイヤ「3000km」か「1年」が交換時期の目安らしく、意外と早いことに驚いた。
タイヤが摩耗していれば分かりやすいのだが、ゴムは温度と湿度、日光などによって劣化していくため、見た目にキレイな状態でも、1年以上放置している場合は交換が推奨されている。



チューブとタイヤ

チューブやタイヤには当然ながらそれぞれにサイズがある。
タイヤのサイズ表示には「26 x 1.95」と記載されている「インチ式」と、「700 x 32C」という「フランス式」があり、それぞれタイヤの直径とタイヤ幅をインチとミリメートルで表している。

インチとメートルが混合している上に、タイヤの互換性はリムのサイズで決まってくるため、タイヤの直径とタイヤ幅の表記では、寸法が似ていても互換性に欠けるのでとても厄介で、インチ式でタイヤ幅が分数表記の「W/O形式」と小数点表記の「H/E形式」では、同じ26インチでも互換性がない。

ただ、これらは「ビード間隔」と「ビード径」で表記された「ETRTO」というサイズで統一されており、フランス式で700 x 32Cの場合はETRTOで「32-622」、インチ式で26 x 1.95だとETRTOで「50-559」になる。
「ビード」とはタイヤをはめ込むリムの溝にあたる部分で、ビードの直径にあるビード間との距離が「ビード径」になり、ビード径が同じであればフランス式 でもインチ式でもタイヤに互換性がある

ETRTOのサイズ表はこちらを参照link

タイヤ幅については、リム幅の1.5~2.4倍が目安で、リムによって使用可能なタイヤ幅は異なってくる。
また、タイヤサイズの他にチューブのバルブにも種類があり、基本は「米式」「仏式」 「英式」の3種類で、一般的な空気ポンプはアダプターの使用で、全てのバルブに対応しているものが多い。

使用工具とパーツ

部分交換ではなく、一式交換するにはタイヤ・チューブ・リムテープが必要。
ロードやクロスバイクなどはタイヤの着脱がレバー式になっているが、MTBルック車やママチャリなどは輪業用ラチェットレンチが必要になる。

タイヤレバー

タイヤをリムから外す際や、タイヤをリムにはめる際に使用する。

タイヤ

タイヤは2本セットで販売されているものと、1本売りのものがあるので注意が必要。
通勤で使用するならトレッドパターンがママチャリっぽいほうがオススメ。

チューブ

チューブは1本売りなのでフロント・リア両方交換するときは2つ必要。

リムテープ

チューブとリムの間に取り付けるテープ。
リムテープだけが2本入っている。

輪業用ラチェットレンチ

タイヤが14mmもしくは15mmサイズのボルトで固定されている場合にのみ使用。
一般的なクロスバイクはメンテナンスフリーになっており、レバーを起こすだけでタイヤを取り外すことができる。

クロスバイクのタイヤ交換

一般的なクロスバイクのタイヤはレバー式なので、取り付け取り外しは簡単。

Tire-change008

タイヤを外すときはレバーを下げるだけ。

Tire-change009

リアタイヤにはチェーンがあるので、ブーリーを手前に押してチェーンをたるませる。

Tire-change010

スプロケットからチェーンを外してからタイヤを外す。

フロント・リアともにブレーキワイヤーを緩めて、ブレーキシューとタイヤの間隔を空けておく。

タイヤレバー を使用してタイヤをリムから外していく。

タイヤレバーの平べったい方をタイヤとリムの隙間に差し込み、フックをスポークに引っ掛ける。
タイヤはリムの内側に挟まっているだけなので、リムの外側に引っ張りだすような感じで作業し、隙間ができたら別のタイヤレバーを差し込んで、リムに沿わせる感じで一周させると、タイヤがリムから外れる。

Tire-change001

リムからタイヤ、チューブ、リムテープを取り除いたら、新しいリムテープを取り付け。
ドライバーをリムテープとリムの穴に差し込んで固定してからリムに沿わせる。

バルブを通す。

一度通したバルブを指で戻すように押し込む。
ポイントは押し込んだ際にチューブが浮いている事。

この作業をすることで、バルブ部分のチューブがタイヤ内に収まるようになる。

バルブを押し込まないとチューブが収まらず、バルブ付近だけタイヤが膨れてしまう。
この状態で走行するとパンクしてしまう。

バルブは押し込んだ状態のまま仮止めする。
根元まで締め付けるのは厳禁。

タイヤの進行方向を確認。

Tire-change004

チューブをリムに沿わせる前に、タイヤを片側だけリムにはめる。

Tire-change005

チューブに軽く空気を入れ、タイヤの中に入れる感じでリムに沿わせる。
空気を入れすぎると作業しづらいので要注意。

Tire-change006

チューブが入ったら、チューブの空気が均等になるようタイヤを揉みながら、リムに入れていく。
最後の10cm程は固くて難儀するが、少しづつ端から押し込んでいけば、数cm進んだところで自然に收まる。

タイヤがリムに収まったら、タイヤに部分的な膨らみや、リムとタイヤにチューブが挟まっていないかなど、しっかりと確認する。

はじめてタイヤ交換する際は、リムにタイヤを押し込んでいく作業が難儀で、特に冬場だとタイヤのゴムが硬いため、握力が無くなるくらい頑張っても、チューブを噛んでいたり、チューブが中でねじれてタイヤが歪に膨らんでいたりと、幾度も心が折れそうになるが、やり直しているうちにコツが掴めてくる。

Tire-change007

タイヤの進行方向を確認して取り付けて完了。

MTBルック車のタイヤ交換

MTBルック車やシティサイクル(ママチャリ)などの後輪には14mmのボルトが使用されており、このサイズのレンチは一般工具にはないため、モンキーレンチか輪業用の専用工具が必要になる。

形状は普通のボルトなので、専用工具ではなくモンキーレンチでも代用できる。

タイヤはコの字型のパーツにはまっているだけなので、チェーンを外せば簡単に外れる。

ブレークワイヤーを緩め、リアタイヤの交換時はチェーンを外してからタイヤを外す。

リムテーム・チューブを交換し、タイヤをリムに取り付ける。

通常の状態でタイヤをはめようとしたが上手く固定できなかった為、自転車をひっくり返してみた。

自転車をひっくり返さないと、にコの字型の奥まで押しこむのが難しいのだが、ひっくり返すと簡単に固定できる。

フロントタイヤもリアの時と同様、ボルトキャップを外し、14mmのボルトを外して、後の作業は同じ。





メンテナンスとカスタマイズ

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DVDFab11 DVDコピーのインストールと使い方

DVDFabがバージョン11にメジャーアップデートした。
デザインが刷新されただけでなく、少々使い勝手の悪かったタスクリストがメインウインドウに追加されたり、モバイルデバイスに動画を転送できる機能が実装されるなど、ユーザービリティが向上している他、変換処理などの基本性能が底上げされているが、基本操作はDVDFab10を踏襲している。

すでにDVDFab10のライセンスを取得している既存ユーザーは、そのままライセンスがDVDFab11に引き継がれるので、新たにライセンスを購入する必要はない。
また、DVDFab11はDVDFab10と共存できるため、DVDFab11をインストール後もDVDFab10は利用可能。

試用期間は30日間で、試用期間後の継続利用にはライセンス購入が必要。

Caution
このアプリケーションはDVDに使用されているアクセスコントロールやプロテクトの解除機能を有しており、その機能を使用すると著作権法に定める「技術的保護手段の回避」に該当し、2012年10月以降は違法になったため、個人で作成したものなど、コピーガードのかかっていないDVD限定で使用してください。

システム要件

バージョン11.0.0.1

OS:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10
CPU:Pentium II 500 MHz
RAM:512MB
HDD:20GB以上の空き容量

DVD-Rへ書き込む場合はDVD-RWに対応した光学ドライブ。

※公式記載のシステム要件は上記のとおりだが、OSのシステム要件を下回っているので、使用するOSの推奨最小要件を満たしている必要がある。

ソフトの入手先

DVDFab 公式ダウンロードページ



DVDFab11 DVDコピーのインストール

DVDFab DVDコピー単体のインストールはできず、DVDFab11をインストールして、DVDコピーの機能のみアクティベートすることになる。
有料ソフトなのでアドウェアや無関係なアプリがインストールされることはなく、インストール作業は至ってシンプル。

ダウンロードページの「無料ダウンロード」のボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードする。
ダウンロードされるのは64ビット版で、32ビット版は下にある「ここで32ビットバージョンをダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップウィザードの「カスタム」をクリックすると、インストール先の指定や、デスクトップへのショートカット作成が選択可能。

「ユーザーエクスペリエンスプログラム」はDVDFab11をインストールしたPCのハードウェア情報、DVDFab11の使用状況やエラーなどの情報を、匿名でDVDFabへ送信するもので、データは製品の改善などに使用される。

デフォルトでは「ユーザーエクスペリエンスプログラム」に参加するようになっているため、不要であればチェックを外しておく。

設定が完了したら「インストール」をクリック。

DVDFab10と同様、インストールの進捗に従っておサルが描かれていく。

インストールが完了するとブラウザが開くので、そのまま閉じてOK。

DVDFab11が起動すると、初回のみチュートリアルが表示される。

DVDFab10ユーザー

DVDFab10のユーザーはDVDFab10起動時にDVDFab11へのアップグレードがアナウンスされ、そのままウィザードを進めることでDVDFab11をインストールできるが、DVDFab10がバージョンアップするわけではなく、DVDFab11が別途インストールされる。
購入したライセンスはDVDFab11へ引き継がれるが、DVDFab10とDVDFab11を共存させた環境では、ライセンスを共有することになる。

DVDFab11をインストールする場合は「更新」をクリック。

この画面はDVDFab11をインストール後も、「スキップ」をクリックするまでDVDFab10起動時に毎回表示される。

ダウンロードが開始する。

「はい」をクリックするとDVDFab11のインストールが開始する。

使用方法

DVDコピーは、基本的にDVDディスクを「DVDフォルダの作成」「ISOイメージファイルの作成」「DVDブランクメディアへコピー」の3機能で、コピーの種類として「フルディスク」「メインムービー」「分割」「結合」「カスタム」が用意されている。

メインウインドウの左端にある「コピー」が「DVDコピー」のメニュー。

DVDディスクをドライブに挿入、もしくはISOファイルをマウント(DVDFabへドラッグアンドドロップも可能)するとメインウィンドウ上で読み込みの進捗が表示される。

DVDディスクを認識すると、初期設定では「フルディスク」で出力できる状態になる。

「フルディスク」以外のメニューを選択する場合、上部の「フルディスク」と表示されている部分をクリックし、「DVDコピー」のメニューを展開する。
ただし「DVD変換」「Blu-ray変換」「UHDをブルーレイに変換」は別機能なので、体験版として使用できるが、初回使用から30日経過すると使用できなくなる。

「DVDFab11」は実行する処理を「タスク」として追加でき、「DVDコピー」のメインウィンドウに認識したDVDディスクのタイトルが追加された時点で、自動的にタスクとして追加される。

「DVDFab10」では「フルディスク」から「メインムービー」などメニューを切り替える度にタスクとして追加されて面倒だったが、「DVDFab11」では改善されており、「コピーモード」のメニューを切り替えると「非アクティブ」の状態になり、右端のボタンをクリックしてアクティブ化しないとタスクへ追加されなくなった。

「DVDFab11」では「タスクリスト」がウインドウのメニューに追加されたことで、「DVDFab10」よりも認識しやすくなったのは、地味ながら誤処理の防止には非常に有効だったりする。

「コピーモード」のメニュー変更はアクティブ化しないとタスクへ追加されなくなったが、ディスク認識時に自動で追加されるタスクはリストに残っているため、メニュー変更後にアクティブ化すると、タスクリストには2つのタスクが存在することになるので注意が必要。

コピー処理を実行する前は、必ず「タスクリスト」を確認し、不要なタスクが登録されている場合はチェックボックスをクリックし「削除」しておく。

削除したタスクは「ゴミ箱」をクリックすると、下ペインにリストが表示され、タスクの右端にカーソルを合わせて出現する矢印をクリックすると、削除したタスクを復元することができる。

タスクは削除だけでなく、「アーカイブ(保存)」することも可能で、後から同じタスクを実行する場合などには便利かも。

「アーカイブ」したタスクは「アーカイブタスク」で確認でき、タスクの右端にある矢印アイコンをクリックするか、チェックを入れてから下部にある「再読込み」をクリックすると、タスクの再読込みが実行され、該当のタスクが「現在のタスク」へ移動する。

「アーカイブタスク」のアクセス時に説明が表示されるとおり、「アーカイブタスク」にはユーザーがアーカイブしたタスクのほかに、コピー処理実行時にエラーやクラッシュになったタスクも追加されるので、必要に応じて「再読込み」もしくは「削除」しておく。
ちなみに「レポート」はバグ報告の送信ウインドウが開く。

フルディスク

DVDコピーの最も一般的な処理で、DVDディスクの内容を全てコピーして、ISOイメージファイルたDVDフォルダとして出力する。

「クローン」がDVDディスクの内容を一切変更せずコピーするのに比べ、「フルディスク」はDVD9をDVD5に圧縮したり、メニューの操作、ボリュームラベルの変更が行える。

圧縮などの編集を行う場合は、読み込んだタイトルに表示されているスパナアイコンをクリック。

スパナアイコン以外のメニューは、プレビューが「▶」アイコン、タイトルの情報確認が「i」アイコン、「X」アイコンはタイトルを削除できる。

「ボリュームラベル」はファイル名ではなく、メディアに付けられた名前で、文字化けする可能性があるため、半角英数字のみを使用する。
デフォルトではソースと同じボリュームラベルになっている。

「出力」では圧縮設定が可能で、「DVD5」にすることで4.7GBのDVD-Rに収まるサイズに圧縮される。
ちなみに「DVD9」は片面2層のDVD-DL(8.54GB)のことで、「DVD5」は片面1層のDVD-R(4.7GB)のこと。

その他は特に変更が必要な項目がなく、「Cinavia」などBlu-ray ディスクに採用されているコピーガードや、DVDの再生環境ではオプション扱いのDTS音源など、ソースに含まれていない項目に関してはチェックボックスがグレーアウトして選択できなくなっている。

複数のディスクを1つのディスクにまとめる「結合」を利用する場合は、ISOファイルやDVDフォルダをメインウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップするか、上部にある「+追加」をクリックしてISOファイルやDVDフォルダを指定する。

「ナビゲーション」は、DVDのメニュー操作を変更するもので、「ディスク挿入時にトップメニューへジャンプ」「ディスク挿入時に本編映像へジャンプ」などに変更できる。
変更する場合は「共通設定>DVD>PathPlayer」のリンクをクリック。

PathPlayerとはDVDFabが実装している、実際にプレーヤーで再生する際に必要なファイルのみをコピーする機能。

DVDFab10では初期状態で有効になっていたが、PathPlayerが原因でディスクの読み込みに失敗することがあった為か、DVDFab11では「必要に応じてPathPlayerを有効にする」がデフォルトになっており、使用する場合は「常にPathPlayerを有効にする」に変更する必要がある。

PathPlayerを有効にすると「DVDの再生順序変更」や「不要なPGCを除去」などが選択可能になるので、任意の項目を選択して「確認」をクリック。

設定変更後は再起動が必要になるため「はい」でDVDFab11を再起動する。

ただ、前述のようにPathPlayerを有効にした場合、ディスクの読み込みに失敗するケースがあるため、エラー発生時はPathPlayerを無効化してみると良いかも。

 

ファイルの出力は、「保存先」の右横にある「DVDフォルダ」または「ISOイメージファイル」アイコンで出力形式を選択し、保存先を指定する。

ドライブを2台以上搭載した状態で、直接ブランクメディアへ書き込みを行う場合は、「保存先」の▼をクリックしてブランクメディアが挿入されたドライブを選択。

「DVDFab MovieServer」はDVDFabが販売しているメディアサーバで、同一ネットワーク上に存在すれば選択が可能になると思われる。

準備ができたら誤操作を回避するため、「タスクリスト」の「現在のタスク」で実行する内容を確認してから、「開始」をクリック。

「現在のタスク」に追加されているタスクは、チェックボックスにチェックが入っていなくても、「開始」をクリックすると全て実行されるので要注意。

メインムービー

DVDディスクに収録されているメニューや特典映像、宣伝などを除外し、本編のみをコピーするのが「メインムービー」。

基本的な操作は「フルディスク」と同じ。

「他のタイトルを選択」をクリックすると、現在選択されているコンテンツの確認ができる。

初期状態でDVDディスクに収録されている「本編」が選択されており、複数のコンテンツを選択することはできないが、チェックを変更することで本編以外の出力も可能。

各タイトルの内容を確認するには、「タイトル」部分にカーソルを合わせて表示される「▶」の再生アイコンをクリック。

プレビューが表示される。

クローン/ライティング

「フルディスク」がDVDディスクに収録されている全ての内容をコピーし、ボリュームラベルや圧縮設定が可能なのに対し、ソースと全く同じものを生成するのが「クローン」。

操作は「フルディスク」と同じだが、出力はISOファイルかブランクメディアへの直接書き込みのみになる。

分割

「分割」は片面2層(DVD9)のDVDディスクに収録されているデータを、片面1層(DVD5)のDVDディスク2枚に分けて出力する機能。

 

DVD9は8.54GBで、DVD5は4.7GBなので、理屈では2枚に分割して出力すれば「無圧縮=無劣化」でできそうな感じだが、残念ながらDVD9に収録されている本編は、ほぼ4.7GBを超えているため、分割にしても本編が収録されているディスクは圧縮される。

上図ではフルディスクで5853MBあるディスクを分割し、本編ディスクが74%に圧縮され、ディスク2はわずか81MBのムービーが収録されているだけ。

分割を実行する際は、収録される内容をしっかり確認したほうが良いかも。

結合

複数のディスクを1つディスクにまとめるのが「結合」。

「DVD9(8.54GB)」に収まる8100MBが上限で、それを上回るサイズの結合を行うと圧縮されてしまう。

2枚のDVD5のディスクを1枚のDVD9に収めたり、画質は劣化するが2枚のDVD5ディスクを1枚のDVD5に収めたい場合などに利用できる。

DVDFab Mini

DVDFab11と同時にインストールされるDVDFab Miniは、DVDFab11の主要機能「コピー」と「リッピング」に特化したアプリで、DVDFab10で同時インストールされていたものと同じ。

DVDコピーで使用できるのは「Copy」のみ。
「MP4」は「DVDリッピング」を購入する必要がある。

選択できるのは「フルディスク」「メインムービー」のコピーモードと、「DVD9」「DVD5」の出力サイズのみ。

後は出力する保存先にDVDドライブを選択すれば直接書き込み、フォルダアイコンからハードディスクを選択すれば「DVDフォルダ」、ISOをクリックして保存場所を指定すれば「ISOファイル」で保存される。

購入手順

DVDFabの製品はすべて同じ購入手順になっており、登録したメールアドレスがアカウントになり、DVDFabの「メンバーページ」で購入製品の確認や追加が可能になっている。

購入ページの「すぐ購入」をクリック。

他の商品が表示されるが、ページをスクロールして「DVDFab単品」のところで、「DVDFab DVD Copy」のWindows版にチェックが入っていることを確認し、「申し込み」の箇所で「1年・2年・無期限」からライセンスの有効期限を選択。

購入するライセンスの期限を選択したら、更にページをスクロールしていくとページ最下部に合計金額が表示されているので、購入する場合は「安全購入」をというボタンをクリック。

常にキャンペーンが実施されているので、サイトに表示されているクーポンコードをを探して入力後に「適用」をクリック。

支払いはクレジットカードかビットコインなので、VISA・MASTER・Bitcoinの三択から任意にチェックを入れる。

※裏技的だがペイパルも利用できる。(後述)

メールアドレスのほか氏名・住所・電話番号などを入力して「購入」をクリック。

クレジットカード情報を入力して「今すぐ支払う」をクリック。

この決済画面でカード情報を入力せずに「今すぐ支払う」をクリックするとペイパルでの支払いが可能になる。(次項参照

うまく決済完了すると「お支払完了!」のページが表示される。

ページに記載がある通り、24時間以内に登録メールが届かない場合に備え、注文番号ほかの情報はスクリーンショットやメモなどで保管しておく。

DVDFabで決済ができない場合

使用環境によって異なるのかもしれないが、個人的にDVDFabでの製品購入時に決済エラーが頻発して難儀した。

クレジットカードの限度額オーバーや支払い滞納などによる利用停止なら理解もできるのだが、普通に利用できるクレジットカードを使用しても支払いに失敗する事がある。

決済エラー時に複数のクレジットカードで試してみたものの、全てエラーで弾かれたので、おそらくカード情報を処理するサーバ側の問題かと思われる。
無論、最も疑うべきは入力ミスなので、その点を再確認して間違いがないというのが大前提なのだが、決済エラー発生時の対処法にはいくつかある。

  • ブラウザを変更する

使用しているブラウザがChromeであれば、FirefoxやIE、Edgeなど他のブラウザで試してみる。

  • 別のカードを使用する

もしかしたら決済できるかも。

  • 時間を空けてみる

サーバの処理問題が原因であれば、タイミングさえ合えば決済できるはず。

上記いずれの方法でも決済ができない場合は、ペイパルを利用して送金することになる。

PayPal利用の薦め

PayPalは米国発祥の決済代行サービスで、国際部門はシンガポール法人が拠点になっている。 最近は様々な決済手段が横行していて、便利なのか不便なのか微妙な感じだが、PayPalを利用する目的は明確で、機能制限付きのフリー … 続きを読む

 
ペイパルでの送金

PayPalでの送金はPayPalのアカウントを取得してことが前提で、PayPalに登録しているクレジットカードで決済できる。

「お支払いが失敗しました!」ページに表示されている「PayPalで支払って」のリンクをクリック。

「注文情報」と「取引ID」の入力ページが開くので、このページを残したまま、別タブや別ウインドウでPayPalのサイトを開く。

PayPalにログイン後、上部メニューの「ツール」→「支払う」を選択。

「商品またはサービスの代金を支払う」をクリック。

メールアドレスの箇所に、DVDFabの注文情報ページに表示されている「payment@dvdfab.cn」というアドレスを入力して「次へ」。

支払額を入力して「続行」。

支払い方法と支払額が表示されるので確認して「今すぐ支払う」をクリック。

支払い完了。

支払い後、PayPalに登録しているアドレス宛に取引明細が届くので、メールに記載されている「取引ID」を、DVDFabの購入ページに戻り、「取引IDを入力」の箇所に入力して「送信」。

リアルタイムで取引情報の照会が実行され、確認が取れると登録メールが送信される。

PayPalの取引IDを送信した際にも「支払い状況の確認が失敗しました!」とエラーが発生することがある。

その場合、記載されている service-jp@dvdfab.cn まで、支払い状況の確認に失敗したことと下記項目を記載の上、メールを送信する必要がある。

  • 登録したメールアドレス
  • 氏名
  • 購入製品名
  • PayPalでの決済金額
  • PayPalの取引ID

メールは日本語で問題なく、DVDFabのサポートはしっかりしているので、その点は安心。





リッピングソフト

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ウイルスや不正アクセスが減少傾向に

2018/10/26

2018年10月25日に公表されたIPA(情報処理推進機構)の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2018年第3四半期(7月~9月)]」では、ウイルスや不正アクセスの届出数・検出数ともに前年度よりも大幅に減少している。

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2018年第3四半期(7月~9月)]



2017年は春頃からランサムウェア「WannaCry」が世界的に流行し、国内でも大手企業で感染が確認されたのは記憶に新しい。

「WannaCry」の残した被害と教訓、2017 年上半期の脅威動向を分析

いま現在もWannaCryのようなランサムウェアや、2016年に流行したIoT機器の脆弱性を狙って攻撃する「Mirai」のようなマルウェアは確認されているものの、脅威の規模は確実に減少している。

ただ、IPAの統計情報には「不正マイニング」という今年になって台頭した新たな脅威や、広告ネットワークから侵入してくるアドウェアが含まれていない。

サイバー犯罪の狙いは「ランサムウェア」から「不正マイニング」へ、2018 年第 1 四半期の脅威動向を分析

Coinhiveの問題

2018/06/15 いま話題のCoinhive。 16人が摘発、3人が逮捕されている。 他人PCで仮想通貨「採掘」=サイト閲覧者に無断で-16人を初摘発・警察当局 すでに賛否両輪、様々な意見が噴出しているが、家宅捜索を … 続きを読む

Coinhiveで初めて逮捕者が出て、その直後から1~2ヶ月は大きな話題になったものの、7月に仙台地裁で不正指令電磁的記録供用などの罪に問われた兵庫県尼崎市の無職の男に対し、懲役1年、執行猶予3年の判決が言い渡され、折から仮想通貨の暴落や流出問題もあって、Coinhiveの問題は尻すぼみになった。

仮想通貨のマイニング悪用に懲役1年判決 全国初

Coinhiveの違法性についての是非はともかく、CoinMinerによって行われる「不正マイニング」は急速に拡大しており、セキュリティーベンダー各社は不正マイニングをマルウェアとして検疫している。

不正マイニングはユーザーがWebサイトを閲覧中、仮想通貨の採掘にユーザーのPCリソースを使用するもので、PCに感染したり、身代金を要求されることがなく、体感的にはサイト閲覧中にPCの動作が重くなる程度なので、不正マイニングが実行されていても気づかないことが多い。

同様に広告ネットワークを介して表示されるアドウェアについても、ユーザーは普通にネットサーフィンをしているだけで、悪意のあるコードがダウンロードおよび実行され、不快な広告が表示されるようになる。

これらウェブブラウザ上で動作するマルウェアの予防については、有料のセキュリティソフトの導入が最も手っ取り早い。

ESET Internet Securityのインストールと使い方

ESET Internet Securityはスロバキアのセキュリティベンダー「ESET」が開発したセキュリティソフトで、日本ではキヤノンITソリューションズが代理店として日本語版の販売とサポート行っている。 クラウドタ … 続きを読む

残念ながら無料のウイルス対策ソフトは、不正マイニング等のマルウェアの検疫機能は実装していない。

マルウェアの種類や攻撃方法が多様化している中、PCのセキュリティは今まで以上に重要なのかも。





トピック&コラム

ウイルスや不正アクセスが減少傾向に

2018/10/26 2018年10月25日に公表されたIPA(情報処理推進機構)の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2018年第3四半期(7月~9月)]」では、ウイルスや不正アクセスの届出数 … 続きを読む

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2018/08/18 ここ数年でやたらと「キャッシュレス化」が話題になっている。 しかも、そのニュースの大半は「キャッシュレス化が普及していない日本が遅れている」と煽るような内容だったりするが、個人的には妙な違和感がある … 続きを読む









AdwCleaner のインストールと使い方

AdwCleanerはアドウェアとハイジャッカーの駆除に特化したフリーソフト。

インストールが必要なく、ダウンロードした実行ファイルを起動するだけで使用でき、操作も「スキャン」と「駆除」をクリックするだけの超簡単で、しかも日本語に対応。

開発しているのはアメリカのセキュリティベンダー「Malwarebytes」。

システム要件

バージョン7.2.4.0現在

OS:Windows7 / Windows8 (8.1)/ Windows10 (32bit & 64bit)
CPU:SSE2に対応したIntel / AMD 800MHz以上のPC互換機
RAM:512MB以上
モニタ解像度:1024 x 768以上

ソフトの入手先

Adw Cleaner 公式サイト ダウンロードページlink



AdwCleanerのインストール

インストール作業は必要なく、アプリケーション(実行ファイル)をダウンロードするだけ。

ダウンロードページにある「Download Now」をクリック。

adwcleaner002

アプリケーション本体がダウンロードするので、一時的に使用する場合はそのままダブルクリックで起動。

継続的に使用する場合は、CドライブのProgram Filesフォルダなどに「AdwCleaner」フォルダを作成し、作成したフォルダ内へアプリケーションを移動。

移動したアプリケーションを選択し、右クリックメニュー→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)で、デスクトップにショートカットを作成しておくと起動がスムーズ。

使用方法

使用方法は起動して、「スキャン」して、「削除」するだけ。

ダウンロードしたプログラムを起動するとユーザーアカウント制御が表示されるので「はい」で許可。

初回起動時にEULA(使用許諾書)が表示されるので、「エンドユーザー使用許諾書」のリンクをクリックして内容を確認後、問題なければ「同意する」をクリック。

日本語化されたAdwCleanerが起動する。
スキャンを実行する前に作業中のアプリは全て保存して終了しておく。

「今すぐスキャン」をクリックするとPC内のアドウェアや怪しいファイルのスキャンが開始。

問題がなければスキャン完了後に「システムから驚異は検出されませんでした。」と表示されるので、それで終了。

スキャン実行後に「脅威」が検出された場合は、「種類」と「詳細」が表示される。

「種類」の▼をクリックすると検出された脅威を確認できる。

最も多く検出されるPUP(Potentially Unwanted Program)とは、「潜在的な脅威」「望ましくないプログラム」のことで、直接的な被害はないものの、不審な動作をしているプログラムなのだが、不用意に削除してしまうと使用しているアプリに不具合が生じる可能性もあるため必ず詳細を確認。

検出される脅威については下記のリンク先を参照。

AdwCleanerで検出される脅威の種類と内容(英語)

PUP.Optional.AdvancedSystemCareの検出
AdwCleanerは「Super Cleaner」のようなローグウェア(偽装セキュリティーツール)なども検出してくれるが、「PUP.Optional.AdvancedSystemCare」については少々ニュアンスが異なってくる。
「PUP.Optional.AdvancedSystemCare」は「IObitの製品」がインストールされている、もしくは過去にインストールされていた環境で検出されるが、IObitの製品はPUPというより、MalwareBytesとの確執によりPUP認定されている節がある。

MalwareBytesのサイトで掲載されているように、2009年にMalwareBytesは独自のデータベースと知的財産を盗まれたとしてIObitを告発している。
国内ではMalwareBytesもIObitもそれほどメジャーではないため、当時もほとんど話題に上らなかったが、告発されたIObitは当然ながら反論。
結局、MalwareBytesはIObitの製品を差し止めることができず、ホスティングサービスからIObitの製品を削除するため、ユーザーに協力を求めたものの、今現在もCNETをはじめ多くのホスティングサービスでIObitのソフトウェアが公開されている。

削除する項目を確認後、削除して問題がなければ「クリーニング&リペア」をクリックして実行。

アドウェア等のプロセスが実行されていると、プログラムがロックされて削除できないため、クリーニング時は必ず再起動が必要になるので、「手動で再起動」もしくは「自動で再起動」のいずれかを選択。

パソコンを再起動するとクリーニングが完了し、結果が表示される。

「ログファイルを表示」をクリックすると、実行されたクリーニングの内容がメモ帳で開く。

隔離

AdwCleanerでスキャン実行後に脅威が検出された場合、「クリーニング&リペア」では検出された脅威は削除されず、無効化されて「隔離」状態になっている。

左ナビゲートの「隔離」では、「クリーニング&リペア」で隔離された脅威が一覧で表示され、各項目ごとに「復元」もしくは「削除」が可能になっている。

「復元」は脅威を隔離したことによって、使用中のアプリに不具合が生じた際などにリカバリが可能。
「削除」は検出された脅威を「隔離状態」から完全に削除する。

ログ ファイル

ログ ファイルでは過去に実行したスキャンやクリーニングの実行内容を確認できる。

表示されているログをダブルクリックすると、ログの内容が確認できる。

設定

「設定」は初期設定のままで特に問題はないが、デフォルトでは「利用状況と脅威の統計を匿名で提供」がオンになってるため、データを送信したくない場合は「オフ」にしておく。

データベースはデフォルトでオンになっているが、最新のマルウェア情報を利用するため「クラウドデータベースを自動的に使用」は初期設定のままにしておく。

「オフ」にした場合は内部データベースを使用するため、AdwCleanerのリリース時点でのマルウェア情報になる。
リリース日は「設定」の「概要」タブで確認できる。

AdwCleanerはインストールが不要のアプリケーションだが、検疫した脅威やログなどのファイルを保存しているため、削除する場合は「設定」の「アプリケーション」タブにある「アンインストール」を実行する。

アンインストールを実行すると隔離されていた脅威も削除される。

ベーシックリペア

「ベーシックリペア」は旧バージョンで「オプション」として実装していた機能で、主にWindowsのネットワーク設定など、マルウェアによって改竄される可能性の高い箇所をリセット、もしくは削除する機能。

「スキャン」実行後に脅威が検出されなかった場合、「ベーシックリペアを実行」「ベーシックリペアをスキップ」のボタンが表示される。

ベーシックリペアで実行される項目は「設定」の「ベーシックリペアのアクション」で確認できる。

デフォルトでは「トレースキーの削除」と「Winsockのリセット」のみが有効になっており、いずれもマルウェアによって変更が加えられている場合に実行される。

ただし、「TCP/IPのリセット」は固定IPを設定している場合に、IPアドレスを削除してしまうため、利用の際には注意が必要。





マルウェアについて

マルウエアとは

Malware(マルウェア)とはMalicious softwere (悪意のあるソフトウェア)の混成語で、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、ランサムウェアなど、悪意のあるコードを含んだプログラムの総称。 マ … 続きを読む

セキュリティソフト

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VirusTotalの概要と使い方

VirusTotalはオンラインのマルウェア検出ツールで、2012年にスペインのセキュリティベンダー「Hispasec」からGoogleが買収し、現在はGoogleの子会社になっている。 2017年9月現在、VirusT … 続きを読む

Kaspersky Free のインストールと使い方

MicrosoftのWindows Defenderに物言いを付けたカスペルスキーが2017年7月、ついに無料バージョンをリリースした。 優れたセキュリティソフトには大規模なセンサーデータが不可欠で、その点においてWin … 続きを読む

Avast Free AntiVirusのインストールと使い方

AVASTはチェコ共和国の企業で、2016年には「avast!」と同様の無料ウイルス対策ソフトを提供していたオランダのAVG Technologiesを買収し、avast!のバージョン17.1.2286からAVGの技術が … 続きを読む









クラウド サービスの利用と基礎知識

2010年を迎えるあたりからユビキタスやらWEB2.0やら色々な言葉が出回り、それぞれ意味するところは微妙に異なっているものの、それらを象徴する「フワッ」とした感じで「クラウド」という言葉が定着した。

クラウドを辞典で引くと「雲」。
ネットワーク環境が雲に例えられることから付いた呼称だが、IT関連に興味がなければ意味が分からない。
クラウドとは何か?といえば「ネットワークコンピューティングの総称」で、ネットワーク上で利用するアプリケーションやストレージ、サーバーのこと。
と、言われても、分かったような分からないような感じだが、現在スマホやPCを使用していると少なからずクラウドを利用、もしくはクラウドサービスを目にしている。

クラウドサービス

クラウドサービスの中でも一番身近で、利用頻度と利便性の高いクラウドアプリの代表格がGmailなどのWebメール。
メールアドレスを無料で作成できるため、以前は「捨てアド」として使用されることが多く、ほとんどのネット通販ではイタズラ注文防止のため使用が禁じられ ていたが、携帯電話での利用が可能になったあたりからフリーメールの位置付けに変化が生じ、スマホの台頭とともにWebメールは一般化した。

クラウドサービスが普及した背景には、通信環境とモバイルデバイスの進化、そして複数のデバイスを所有した際に生じる「データ同期」の問題がある。
通信環境は3Gと呼ばれる第三世代のモバイルネットワークにより通信速度がメガクラスになり、第二世代(2G)の64kbps、2.5Gの144kbpsから飛躍的に向上した。docomoで例えるならMOVAからFOMAへの移行がこれに該当する。

通信速度の向上は大容量のデータ送受信を可能にし、3Gが主流となった2006~2007年にはネットブックと呼ばれる低価格でB5サイズ以下のモバイルPCも登場。
通信環境やデバイスの進化と低価格化によって、モバイル環境の利便性は大きく改善したが、デスクトップPC、ノートPC、携帯電話と使用するデバイスが増えるに連れ、データの分散化と重複に悩まされることになる。

デバイスが増えた便利さよりも、データが分散する不便さの方が遥かに勝っているので、データの同期がスムーズに行えなければ、もともと使用頻度の高かったデバイスが優先され、追加したデバイスは無用の長物になりかねない。
このジレンマの解決策として、クラウドサービスは大いに有効だった。



Webメール

2007年頃まではパソコンでやり取りするメールは、Outlook ExpressやThunderbirdなどのメーラーと呼ばれるソフトの使用が一般的だった。
パソコンにインストールされているメーラーには、メールサーバとのやりとりをするためPOP3やSTMPなどの設定が必要で、PCビギナーにとっては大きな試練だった。

メールアドレスは「アカウント@ドメイン」から構成され、ドメインが住所のような役割を担っており、「 xxx@zzz.co.jp」というアドレスなら、「zzz.co.jp」に所属している「xxxさん」という意味のため、メールアカウントとドメインの組み合わせはオンリーワンになっている。
このxxxさん宛に送信されたメールは、zzz.co.jpを管理しているサーバに届き、サーバ側でxxxさんの私書箱に預けられる。

cloud1

従来のメーラーや携帯電話のメール機能は、サーバにアクセスして私書箱にメールが来ているか確認し、届いていればメールをパソコンや携帯電話(ローカル側)にダウンロードする。

メールの作成や保管は基本的にローカル側で行うため、オフラインでも受信したメールは閲覧できるが、複数のデバイスで同じメールを閲覧する場合は、転送する必要がある。

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Webメールはインターネットを閲覧するウェブブラウザを使用して操作し、アカウントとパスワードを入力してサーバにアクセスする。
メールの作成や送受信は全てサーバ上で行うため、通常メールのようにPOP3やSMTPといった設定を必要とせず、サーバで作業を行うためメールをパソコンにダウンロードする必要もない。
先の喩えを当てはめるなら、私書箱に届いたメールをその場で開封して処理することになる。
サーバ側にはメーラーと同等の機能が備わっているため、処理したメールはサーバ側に保管されていく。

メールの作成や保管の操作はPC側で行うが、処理を実行しているのはPCではなくサーバのため、通信環境さえあればアカウントとパスワードでいつでもメールにアクセスが可能になる反面、オフラインでは直近のメールしか閲覧することが出来ないデメリットがある。

Gmailの設定と使い方(基本操作編)

GmailはGoogleが提供している大容量ウェブメールでHotmailやYahoo mail、goo mailなどフリーのウェブメールの中でも操作性と機能性は群を抜いている。 Googleが開発したプラットフォーム A … 続きを読む

オンラインストレージ

オンライン上に確保された記憶領域(ストレージ)を、パソコンのハードディスクのように取り扱えるサービスがオンラインストレージ。

代表的なサービスとしてはDropbox、OneDrive、GoogleDrive、boxなどがあり、これらはローカル側(パソコン側)にプログラムをインストールし、生成されたフォルダ内のデータとクラウド(ネットワーク)上の記憶領域(オンラインストレージ)の同期をとる仕様になっている。

このタイプのオンラインストレージはローカルPCと同期する仕様のため、当初はローカル側にはオンラインストレージと同等以上の空き容量を必要としていたが、モバイルデバイスへの対応により、同期するフォルダやファイルが指定できるようになり、更にモバイルでは必要に応じてダウンロードするような仕様に進化している。

Dropboxなどは更新されるデータの保存、もしくはアーカイブ用として利用されることが多いが、ビジネスではメールに添付できない大きなファイルを先方に送る際に、宅ふぁいる便firestorageなどのオンラインストレージがよく利用されている。

これらのサービスはファイルをオンラインストレージにアップし、そのファイルをダウンロードできるURLを生成して、先方にメールなどで送信する仕組みで、ファイルの保管期限が設けられており、保存期限を過ぎると自動的に削除されるようになっている。

このタイプはユーザー登録をしなくても利用できる手軽さが売りのサービスで、ユーザー登録すると付加サービスが利用できるようになる。CD-RやSDカードなどを郵送することを考えれば手間と時間を大幅に削減できる。

DropboxやOneDriveなどの同期型と異なり、オンラインストレージの保存されているファイルを直接編集するのがWebDAVタイプ。

WebDAV は「Web-based Distributed Authoring and Versioning」の略称で、サーバに対して直接コピーや削除を行える規約で、オンラインストレージをローカル ディスクのような感覚で使用できるようになり、コピーや削除だけでなくファイルを開いたり編集することもできる。

WebDAVの最大の特徴は、同期タイプと異なりローカル側の空き容量に関係なく使用できることにある。
同期タイプのオンラインストレージに1TBのデータがあった場合、全てにアクセスしようと思えばローカル側に1TB以上の空き容量が必要になるが、 WebDAVタイプでは1TBのハードディスクが増設された感覚で利用できる。
ただし、ファイルやフォルダへのアクセスは通信環境に大きく左右されるた め、ブラウザからの操作したほうがスムーズな場合が多い。

WebDAVタイプのサービスにはBitcasaがあったのだが、2016年にサービスが終了している。

Bitcasa Driveのサービスが終了

2016/05/06 WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning) タイプのオンラインストレージサービスで、容量無制限が年間99ドルという破格値を売りに20 … 続きを読む

オンラインストレージの活用

最近は情報漏洩に過敏なので、会社によっては社内データの外部持ち出しを禁止しているところもあるが、依然としてUSBフラッシュを携帯しているビジネスマンは多い。
発売当初のUSBメモリは32MBや64MBだったため、用途は限られていたのだが、記憶域の大容量化と低価格化により、USBメモリを外付けHDDのように利用するケースが増えている。

USBメモリは携帯性、汎用性、利便性と三拍子揃ったリムーバブルメディアだが、便利なだけに使用機会が増えるとリスクも高くなる。

USBメモリのリスクは物理的な「紛失」だけではなく、機器の劣化による「データの消失」にも注意が必要。
USBメモリは半導体メモリのため、HDDのような磁気ディスク装置と比較すると、データの書き換え回数や保存性が低い。

物理的なデメリットだけでなく、実際の利用でも注意すべき点が「データの重複」。
USBメモリは手軽にデータをコピーでき、他のデバイスに移せるが、PC1からPC2へ1つのファイルをコピーした場合、当然、同じファイルが3つ存在することになる。

同一ファイルが重複して存在している状態は、色々と厄介なので避けたいところだが、データ消失のリスクを犯してUSBメモリにのみ保存しない限り、複数の端末で同一データを取り扱うと必ずコピーが生じてしまう。
しかし、USBメモリの代わりに同期型のオンラインストレージを利用すると、「紛失」「データ消失」「ファイルの重複」というUSBメモリを利用する際のデメリットが全て解消される。

また、オンラインストレージを利用すれば、スマホやタブレット、モバイルPCなど記憶領域が少ないデバイスで、端末に実装されている記憶容量を遥かに超えるデータにアクセスが可能になる。

紙の資料などをスキャニングしてオンラインストレージへアップする手間はかかるものの、それらの資料やデータファイルをアップしていれば、端末の保存領域を圧迫することもなく、データを持ち運ぶリスクも回避でき、「資料を忘れた」「ファイルが会社のPCの中」など出先でのアクシデントもフォロー可能になったりする。

複製そのものにリスクはないが、自宅と会社など自分の管理範囲で同一データが複数存在すると、「うっかりミス」で取り返しがつかなくなる可能性が生じる。

情報セキュリティとリスク

クラウドサービスを利用する際の最大の懸念はやはりセキュリティー。
クラウド(雲)という掴みどころがなく、目にも見えない場所にデータを保存するので、何となく気持ち悪さが拭えないという人も多い。
極論だがオンラインにする時点で完璧なセキュリティは期待できない。

Windows XPのサポート終了時に、アップデートされないOSは「窓の割れた家」という表現が使われたが、クラウドサービスは自宅ではない別の場所に、自分しか知らないはずのトンネルを作っているイメージで、別の場所には「ID」と「パスワード」という鍵がかかっており、鍵を開けるとトンネル内を通ってデータのやりとりが可能になる。

セキュリティ面ではじめに気になるのが「別の場所の安全性」。
つまりクラウドサービスを提供している側が、ユーザーから預かっているデータに対して、どれほどのセキュリティをかけているのかという問題。

「暗号化技術で保護されています」「情報管理には万全を期しています」などなど、言い回しは様々だが、どのサービスも利用規約には似たような事が明記されている。
つまり、預けているデータのセキュリティに関しては「相手を信用するしかない」のが現状で、仮にどれほど厳重なセキュリティが施されているかの詳細を記されても、専門的すぎて判断できるようなものでもない。

データを預かっている側は、保存されているデータを閲覧できる状態にある。
無論、従業員の行動は管理され、閲覧できないようなオペレーションになっているのだが、管理しているのが人である以上、必ず人為的な事故は発生する。

クラウドサービスではないが、プライバシーマークも取得していたベネッセの個人情報流出は、正に人為的な事件で、立派なことを謳っていても所詮は携わっている人間の質に左右されてしまう証左のようなもの。
毛色は異なるが2014年3月に報道されたMicrosoftのメール無断閲覧は、同社から盗まれたソースコードについて自社で調査した際、同社のWeb メールサービスを利用しているユーザーのコンテンツに無断でアクセスし、メールとインスタントメッセージを閲覧したというもので、事件そのものは無断閲覧 をしたことで証拠を掴み解決している。

無断閲覧そのものは利用規約に基づくもので合法なのだが、改めてサービス提供側が、預かっているデータへアクセスできることを世に知らしめることになった。
この件は無断閲覧への批判が集中し、Microsoftはプライバシーポリシーの変更に至っている。

2012年にはDropboxでユーザーのIDとパスワードが流出しており、同じ年にヤフー子会社のファーストサーバで、保存されているデータが消失する事故が発生している。

セキュリティリテラシー

クラウドサービスの特徴にファイルの共有と公開がある。
オンラインでのアクセスが可能なため、1つのファイルを複数で編集したり、ホームページのように公開することもできる非常に便利な機能だが、この機能が仇となって情報が流出するケースが後を絶たない。

過去に大きな問題となったのがGoogleマップに実装されているマイマップ機能。
現在ではデフォルト(初期設定)が非公開で、公開設定は左図のような手順が必要になっているが、以前のバージョンでは「一般公開」がデフォルトになっていた。

Googleマップのマイマップ機能は、地図にポイントを付けて情報を書き込むことができる便利なサービスで、おそらくオススメの店などの情報を発信するためのツールとして実装されたものだと思われる。
情報の発信ツールなので公開設定になっているのも納得できる。

ところが、このマイマップに個人情報を詰め込んだ挙句、公開設定を変更せずに保存して、開けっぴろげに一般公開する事例が多発。
これを受けてGoogleはマイマップの仕様を変更したのだが、非があるのはGoogleではなく、利用するサービスの性質を理解していないか、うっかりな誤操作なのか、いずれにせよサービスを利用したユーザー側にある。

DropboxやOneDriveなどのオンラインストレージサービス、Evernoteのようなオンラインノート、ウェブアルバム、カレンダーやマップなど、クラウドサービスには、必ずと言っていいほど共有や公開機能が備わっている。
友達数人に共有したつもりが、全世界に公開されていたり、そもそも公開や共有の意味を理解せずにサービスを利用しているケースも見受けられる。

情報流出といえばクラッキングなど外部から攻撃されるイメージが強いが、国内で発生している情報漏洩事件では9割が内部要因になっており、そのうち管理ミスと誤操作が8割を占め、ベネッセのような内部犯罪はわずか数パーセントというのが実状。

結局のところセキュリティに関してはユーザー側の使い方次第というところが大きく、クラウド上のセキュリティが完璧でないことを踏まえた上で、取り扱うデータの重要性や機密性を考慮して運用していく必要がある。

サービスの安定性

クラウドサービスはセキュリティ面だけでなく、サービスの安定性も大きな問題。
Bitcasaのようにサービス提供を停止したり、Microsoftのようにオンラインストレージの容量を何度も変更したり、サービスそのものの仕様が変わったりと、サービス提供者側の都合で利用環境が左右されることは留意しておくべき。

とは言え、デメリットを補って余りあるメリットがあればこそ、クラウドサービスは全世界に広まったわけなので、「クラウドが万能ではない」という認識を持った上で利用することが大切なのかも。





クラウドサービス

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Mp3tagのインストールと使い方

Windows Media Player(WMP)やiTunesな どを使用していると、曲名の他にアーティスト名やアルバムタイトル、ジャンル、ジャケットのアートワークまで表示されたり、されなかったりするが、これは音声ファイルに埋め込まれた「ID3タグ」というメタデータが読み込まれている。

ID3タグの情報は音声ファイルのプロパティを開き、詳細タブで確認できる。
このプロパティでも編集可能だがアートワークは追加できない。

Mp3tagはこのID3タグの情報を編集するエディタソフトで、日本語に対応しており、操作もシンプルで使いやすく、オンラインでタグ情報やアートワークを取得することができ、複数ファイルの選択で一括編集も可能。
サポートしているオーディオフォーマットも豊富で、一般的に使用されている音声ファイルならほぼ対応している。

システム要件

バージョン2.90a現在

OS:Windows XP(SP3) / Vista / 7 / 8(8.1)/ 10(32bit & 64Bit)

Windows2000以前のOS用にバージョン2.39と2.32のダウンロードも可能。

ソフトの入手先

Mp3tag 公式サイト ダウンロードページlink



MP3TAGのインストール

インストールそのものは至ってノーマルで、現時点(V2.90a)ではアドウェア等の心配もない。

ダウンロードページには「Download」とか「ダウンロード」という表記があるものの、Mp3tagのダウンロードは「mp3tag xxx setup.exe」というリンク(上図赤枠部分)をクリック。
ページが切り替わって自動的にダウンロードが開始する。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

EULA(使用許諾書)が表示されるので、確認して問題なければ「同意する」をクリック。

Mptagを使用するユーザーの選択。
1台のPCを複数のアカウントで利用している場合、全てのユーザーで利用するには「Standard Installation」、自分だけで利用するなら「Portable Installation」を選択。
自分しか利用していないPCならStandardでOK。

インストールするコンポーネントの選択。
デフォルトのままでも良いのだが、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)は必要ないかも。

インストール先フォルダも基本的にデフォルトのままで「次へ」。

スタートメニューのフォルダもデフォルトのまま「インストール」をクリック。

PayPalで寄付をするなら「Paypal」のアイコンをクリック。
スルーなら「次へ」。

「完了」をクリックしてセットアップ終了。

使用方法

編集するファイルをドラッグ・アンド・ドロップでMp3tagに読み込ませ、各項目を編集して保存というのが基本的な手順。

操作画面はシンプルで分かりやすいのだが、初期設定では表示項目が多く横スクロールが大変なので不必要な項目を非表示にする。

メニューバーの「表示」→「カラムのカスタマイズ」で設定を開き、不要な項目のチェックを外す。

メニューバーの「ツール」→「オプション」では各種設定が可能になっているが、特に変更する必要はない。

「タグ」の「Mpeg」にある「APE」は「Monkeys/Audio」というファイル形式用のタグなので、MPEGファイルにAPEタグの書き込みは必要ない。

ファイルの取り込み

音声ファイルをMp3tagに取り込むには、対象のファイルをドラッグアンドドロップするか、「ファイル」→「デレクトリの追加」で音声ファイルが入っているフォルダを指定する。

右側のスペースにファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップするとID3タグの情報を読み込むので、アルバム単位で編集する際はアルバムに含む楽曲を全て、1つのフォルダ内に集めておく。

オリジナルのベストアルバムやコンピレーションアルバムも簡単に作成できるが、一括編集する場合はファイル形式を統一したほうが良いかも。

ID3タグの編集

取り込んだファイルのID3タグは左側の項目で編集を行う。

一覧表示部分から編集する曲を選択すると左側にファイルの情報が表示される。

「タイトル」「アーティスト」「アルバム」などの各項目を曲単位(ファイル単位)で行う場合、編集した後は必ず「保存」する必要があり、編集内容を保存せずに次の曲を選択すると編集した内容は消えてしまう。

「アーティスト」や「アルバム」「ジャンル」「ジャケットのアートワーク」など全曲共通の項目、全曲を選択した状態で共通項目を変更、保存することで一括編集が可能。

全曲選択すると、曲名(タイトル)やトラックなど曲によってことなる項目は<維持>と表示される。これらの項目を誤って変更すると、全曲が同じタイトルの曲になったりするので要注意。

アルバムのアートワークは矢印部分に任意の画像をドラッグ・アンド・ドロップするだけでOK。
画像の解像度は1300×1300でも問題なく取り込めるので、おそらく制限がないと思われる。

ID3タグは2000年代に入ってから普及した規格なので、2000年以前にリリースされたCDには情報が埋め込まれていない。
また、タグ情報が埋め込まれているにもかかわらず、WMPなどで認識しないケースもある。
このような場合は編集対象がアルバムに限られるが、「freedb」というCDDBのデータベースからタグ情報を取得できる。

IDタグを取得する場合は、先にアルバムに含まれている曲を全て選択した状態で、「タグの取得」→「freedb」を選択する。

以前は「選択されたファイルから入力」でもデータを取得できていたのだが、最近は取得できないことが多いため、「ウェブ検索から入力」にチェックを入れて「OK」。

現在Mp3tagに読み込まれているファイルのアーティストとアルバムタイトルが自動的に表示されるので、そのまま「次へ」。

アルバムが複数ヒットするのはリリースされた年代の違いや、発売された国の違い、ボーナストラックの有無などのよるものだが、検索結果では判別できないので、任意に選択して「Next」をクリック。

選択したアルバムのタグ情報が表示されるので、曲順や曲名が正しいか確認。
「トラック」で表示されているのが取得したタグ情報で、右側がCDから読み込んだ情報。
内容が異なる場合は「Back」で戻り、別のアルバムを選択して確認したほうが良いかも。

取得したタグ情報はトラック番号や曲名など、ダブルクリックすると編集が可能なので、微調整が必要な場合は修正することも可能。

各項目に問題なければ「OK」をクリックするとID3タグの情報が埋め込まれる。

選択したアルバムがボーナストラックなどで書込対象のアルバムより曲が多い場合でも、トラックの順序さえ同じであればタグの埋め込みに問題はない。

「freedb」から取得したタグ情報には「アートワーク」は含まれていないので、アートワークは別途設定が必要。

現バージョン(2.90a)ではアートワークの入手が「Discogs」のみで、利用するためにはDiscogsへの登録が必要。
以前は直接Amazonのデータベースからアートワークを取得できていたが、バージョン2.83から同機能が削除されている。

現バージョン(2.90a)で「コード署名証明書」が更新されているため、旧バージョンを使用しているとDiscogsへのアクセス時にエラーが発生する。

この現象は最新バージョンにアップデートすることで回避可能。

Discogsへのユーザー登録は「ユーザーネーム」「メールアドレス」「パスワード」を入力するだけで取得可能。
ユーザー登録が完了していれば、「Cover Art」→「Discogs」を選択すると、ブラウザが自動的に起動してDiscogsへMp3tagの接続許可を求められるので「承認」をクリック。

コードが表示されるのでコピーする。

Mp3tagに戻ると認証コードの入力画面が開いているので、コピーしたコードを貼り付けて「OK」。

これで以降は認証なしにDiscogsから情報を取得できるようになる。

検索するアルバムが自動的に表示されるので「次へ」。

登録されているデータが一覧表示されているので、任意の項目を選択して「次へ」。

情報が表示されるので、右上にある「カバー」の画像とサイズを確認。

選択した項目によってカバーアートではなかったり、サイズの大小があるので要注意。
ちなみに「Japan」のカバーアートには帯がついた状態のものが多い。

カバーが決まったら「OK」をクリック。

カバーアートが登録されていない状態でメッセージが出た場合は「いいえ」、既存のカバーアートに別のカバーアートを追加する場合は「はい」を選択すると、カバーアートが埋め込まれて完了。

「Discogs」への登録が微妙な場合は、Googleの画像検索でアーティスト名とアルバム名で検索すれば、該当のアートワークは入手可能だが、Mp3tagから直接Amazonのデータベースにアクセスして取得することも可能。
「ツール」で「サイズ」を指定すると良いかも。

ファイル名が「Track01」などになっている場合、ID3タグの情報を先に取得し、その情報からファイル名を曲のタイトルに変換することが可能。

変換するファイルを全選択した状態で、「変換」→「タグ-ファイル名」を実行。

ファイル名にする文字列のフォーマットを決める。
デフォルトでは「アーティスト-アルバム-トラック-タイトル」と盛りだくさんになっている。

ファイル名を曲のタイトルのみにする場合は、右端にある「▶」クリックして「title」を選択。
ファイル名を「アーティスト-タイトル」にする場合は、フォーマット文字列の欄に 「%artist% – %title%」と入力すればOK。
ちなみにアーティストとタイトルの間にはハイフンをアンダーバーなどにしても問題ないが、「空白(スペース)」の挿入は不可。

Mp3tagに取り込んだ曲のトラックナンバーの体裁を変更したり、2枚組のCDを1枚のアルバムに集約するときなどは「自動ナンバーリング」機能が便利。

「自動ナンバーリング」は「ツール」→「自動ナンバリングウィザード」を選択。
任意で「トラックナンバーを0で始める」にチェックを入れて「OK」。

オリジナルのアルバム編集

2 枚組みのアルバムを1枚のアルバムに集約するには、ID3タグを埋め込んだCD1とCD2の曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択して「アルバム」「アーティスト」「アートワーク」「ジャンル」などの共通項目を同一にする。
最後に全曲を選択した状態で「自動ナンバリングウィザード」を実行すると、複数のアルバムが1枚のアルバムとして認識されるようになる。

同様にオリジナルのアルバムを作成する場合も、アルバムに含める曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択した状態で「アルバム」に任意のアルバム名を入力し、自動ナンバリングウィザード」を実行。
必要に応じて後からトラック番号を編集して曲順を調整すればOK。

MP3やAACなど音声ファイルが主流になってから、アルバムのアートワークはあまり重要視されなくなった気がする。
個人的にはアルバムはアートワークも含めて1つの作品だととても重要だったりする。

ちなみにiTunesの「アルバムアートワークを入手する」というメニューは、iTunes上でのみアートワークが表示されるだけで、ファイルのID3タグにアートワークの情報が埋め込まれるわけではないため、別のプレーヤーやiPodに移すと設定が反映されないので要注意。





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