BurnAware Free の特徴
- CD・DVD・BDのブランクディスクにデータを書き込む無料のライティングアプリ
- ISOイメージファイルの作成や .ima/ .img から起動ディスクの作成もサポート
開発元
- 開発元:BurnAware
- 開発元の拠点:スペイン
ダウンロード
システム要件
- バージョン:17.8
- OS:Windows Vista/ 7/ 8.x/ 10/ 11
- CPU:Pentium 600MHz 以上
- RAM:128MB
- 空き容量:20MB 以上
- 解像度:800 x 600 以上
Leawo Prof. Media がインストールされている環境では、DVD-R/ DVD-RWの書き込みでエラーになるため、インストール時にスタートアップに登録される Leawo CdRom Device Access Agent Service の自動起動を無効にする。
BurnAware Freeのインストール
公式サイト から BurnAware Free の Download ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロード。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
セットアップに使用する言語を選択して「OK」。
セットアップウィザードが開いたら「次へ」。
使用許諾書に問題なければ「同意する」をチェックして「次へ」。
サードパーティアプリのインストール画面になるので、インストールを無効にして「次へ」。
サードパーティアプリのインストール画面は連続して表示される場合があるので、インストールを無効にして「次へ」。
インストール先を確認して「次へ」。
スタートメニューの登録もデフォルトのまま「次へ」。
デスクトップ上のショートカット作成が不要であればチェックを外して「次へ」。
「インストール」でインストールを実行。
「完了」でセットアップ完了。
BurnAware Free の使い方
ファイルやフォルダを光ディスクへ書き込む場合は データ 、 ISOイメージファイルの書き込みや作成は イメージ を使用する。
マルチメディア で データ と異なるのは オーディオCD のみで、MP3 ディスク・DVD ビデオ・BDMV の処理は データディスク の 書き込みと同じ。
バージョン 16.7 からデフォルトの UIが カテゴリー に戻った。
UIはメニューバーの 表示 で変更。
書き込みの基本操作
データ・マルチメディア・イメージ の操作は共通で、光学ドライブに書込み可能なブランクディスク をセット後、書き込みアイテムをドロップ するか、ツールメニューの 追加 からアイテムを指定。
作成するメディアのファイルシステムを選択。
- ISO
CD-ROMの国際標準規格 ISO 9660 に準拠したもの。
- UDF(Universal Disk Format )
ISO 9660 を拡張した ISO の後継規格。
- ISO + UDF
UDF Bridge とも呼ばれる規格で ISO と UDF のファイルシステムに対応しており、 UDF を未サポートのドライブでも使用できるが、ファイルの最大サイズなどは ISO 9660 の制限を受ける。
DVD/ Blu-ray の書き込みはデフォルトで汎用性のある UDF 1.02が設定されているが、UDFのバージョンは オプション で変更することも可能。
オプション でコピー枚数などを設定。
- 最低速度を使用する
書き込みエラーが発生する場合にチェックを入れると エラーを回避できる可能性がある。 - ディスクのファイナライズ
ディスクを書き込み禁止にするもので パケットライトの利用や後からディスクへ追記をする場合は 必ずチェックを外しておく。 - 書き込み後にディスク上のデータをチェックする
ベリファイと呼ばれる機能で ディスクのデータが正しく読み出せるかチェックを行うので 有効化することを推奨。
コピー数 を複数枚に設定する場合は 書き込み後にディスクを取り出す を有効にする。
UDFのバージョン変更は UDF のタブで 自動設定を使用する のチェックを外し、ファイルシステムバージョンのリストから選択。
ディスク名は データディスク と マルチメディア ディスク (オーディオCD を除く) で仕様が異なり、 データディスクは 日時 が必須項目で、マルチメディアディスクは プレフィックス が必須になる。
ディスクラベルはデフォルトで挿入されるが オプション の ラベル タブで変更可能。
すべての設定が完了したら「書き込み」をクリックして書込みを開始。
書き込みが完了するとディスクが イジェクトされるので、ウインドウを閉じて完了。
データディスク
システムフォーマットを UDF 1.5 以上に設定(デフォルトで 2.01)すると、CD-R/ DVD-R/ BD-R などのライトワンス(1回のみ書き込み可能なメディア)で パケットライト が使用できるため、ファイル単位の追加や削除が可能。
データディスクのメニューでコピー数を複数枚に設定すると、同じディスクへ書き込みを行うので、必ず 複数ディスク配布 のメニューを使用。
パケットライトが有効なライトワンスメディアをドライブにセット後、データディスク を開くとダイアログが表示されるので「はい」でデータを更新。
「いいえ」を選択すると新規セッション が作成され、既存データとは別の領域にデータの書き込みが行われる。
パケットライトで追記されたディスクをセットするとマルチセッション のダイアログが表示され、 マルチセッションディスクを維持する を選択すると、既存のセッションへデータを追加できる。
書き込まれているファイルを選択し「削除」をクリック後に「書き込み」を実行するとファイルが削除される。
パケットライトで削除されたファイルはアクセスできなくなるだけで、ディスクから消去されるわけではないので、ディスクの空き容量は増加しない。
ディスクの追記禁止はデータディスク の オプション で ディスクのファイナライズ を有効にし、追加データがない状態で「書き込み」を実行する。
ブータブルディスク
ブータブルディスク は .ima または .img の拡張子を持つブートイメージから起動ディスクを作成する。
ISOファイルで配布されている起動ディスクイメージ は、 ISO書込み を使用してブランクディスクに書込みを行う。
BurnAware で起動用のディスクイメージ は作成不可。
オーディオCD
オーディオ CD は標準 CDプレーヤーで再生が可能な音楽CDを作成でき、追加できるのはサポートしている音声ファイルのみで、MP3 と AAC などサポートしているファイルが混在しても良いが、フォルダでの追加は不可。
サポートしている音声ファイル
MP3, WAV, WMA, OGG, M4A, AAC, FLAC
オプション では 書き込み方法 を選択できる。
- Disc-at-once : CD 全体を一度に書き込む。
- Track-at-once : トラック単位で書き込む。
本来トラックアットワンスは追記が可能 なのだが、BurnAwareではファイナライズされるため、書き込みが安定しているデフォルトの Disc-at-once を推奨。
オーディオ タブ の 一時停止 は 曲と曲 の間の無音部分(ギャップ)を秒単位で設定する機能で、デフォルトはギャップが入らない 0 に設定されている。
ツールメニューの CD-Text から アーティストやタイトル などの情報を埋め込む事も可能で、CD-Text を設定した場合は オプション の CD-Text を書き込む を有効にする。
MP3 ディスク
MP3ディスク は MP3か WMAファイルを含む CDや DVDで、オーディオCD のようにフォーマットが変換されないため多くのファイルを書き込めるが、オーディオCDのような汎用性はない。
MP3 / WMA 以外の M4Aなどのファイルも追加・書き込みできる。
DVDビデオ
DVDビデオ は DVDの VIDEO_TS フォルダや 動画ファイルを DVD のフォーマットに変換 して DVD-R/ DVD-RW に書き込むモジュールで、動画ファイルの書き込みは Convert and burn 、DVDフォルダは Burn VIDEO_TS を使用する。
DVD-Video をコピーした DVDフォルダ には VIDEO_TS と AUDIO_TS が格納されているが AUDIO_TS フォルダはなくても問題ない。
トランスコード(圧縮)機能はないので、書き込むデータサイズ以上のディスクが必要。
BDMV
BDMV(Blu-ray Disk Movie)は DVD-Videoに相当する Blu-rayの規格で、BDMVフォルダを BD-R/ BD-REに書き込み、Blu-rayの標準プレーヤーで再生できる ディスクを作成できる。
ISO 書き込み
書き込みできるイメージファイルは(ISO と BIN/CUE)で、イメージファイルが書き込めるサイズのブランクディスクをセット後、「参照」からイメージファイルを指定 するか、ディスクイメージのパス の箇所へイメージファイルをドラッグで追加し、オプション で ディスク上のデータをチェック を有効にして「書き込み」を実行。
ISOファイルで配布されている 起動ディスクは ブータブルディスク ではなく ISO 書込み で ディスクに書き込む。
ISOファイルにコピー
ISOファイルにコピー はドライブにセットされたディスクから ISOファイルを作成する。
セットしたディスクが オーディオCD の場合は、ISOファイルではなく BIN / CUE ファイルが作成される。
ISO の作成
ISO の作成 はファイルやフォルダを ISOイメージファイルに格納できる。
ISOファイルにサイズの制限はない。
ディスクの消去
ディスクの消去 は CD-RW/ DVD-RW/ Blu-ray REなど、書き換え可能なメディアのデータの消去やフォーマットするモジュールで、 高速消去 と 完全消去 があり、通常は 高速消去 を使用。
ディスクの情報
ディスク情報 は ディスク全体の容量・使用量・空き容量などの情報を確認できる。
ファイナライズされていないディスクは ステータスで 不完全なディスク と表示される。
ディスクのチェック
ディスクのチェック ではベリファイが実行できる。
書き込み実行時の オプション にある 書き込み後にディスク上のデータをチェックする と同じもので、書き込んだデータが正しく読み出せるかチェックを行う場合は データが書き込まれたディスクをセットして「Verify」で実行。
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