Mp3tagのインストールと使い方

Windows Media Player(WMP)やiTunesなどを使用していると、曲名の他にアーティスト名やアルバムタイトル、ジャンル、ジャケットのアートワークまで表示されたり、されなかったりするが、これは音声ファイルに埋め込まれた「ID3タグ」というメタデータが読み込まれているから。

ID3タグの情報は音声ファイルのプロパティを開き、詳細タブで確認できる。
このプロパティでも編集可能だがアートワークは追加できない。

Mp3tagはこのID3タグの情報を編集するエディタソフトで、日本語に対応しており、操作もシンプルで使いやすく、オンラインでタグ情報やアートワークを取得することができ、複数ファイルの選択で一括編集も可能。
サポートしているオーディオフォーマットも豊富で、一般的に使用されている音声ファイルならほぼ対応している。

システム要件

バージョン2.90a現在

OS:Windows XP(SP3) / Vista / 7 / 8(8.1)/ 10(32bit & 64Bit)

Windows2000以前のOS用にバージョン2.39と2.32のダウンロードも可能。

ソフトの入手先

Mp3tag 公式サイト ダウンロードページlink



MP3TAGのインストール

インストールそのものは至ってノーマルで、現時点(V2.90a)ではアドウェア等の心配もない。

ダウンロードページには「Download」とか「ダウンロード」という表記があるものの、Mp3tagのダウンロードは「mp3tag xxx setup.exe」というリンク(上図赤枠部分)をクリック。
ページが切り替わって自動的にダウンロードが開始する。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

EULA(使用許諾書)が表示されるので、確認して問題なければ「同意する」をクリック。

Mptagを使用するユーザーの選択。
1台のPCを複数のアカウントで利用している場合、全てのユーザーで利用するには「Standard Installation」、自分だけで利用するなら「Portable Installation」を選択。
自分しか利用していないPCならStandardでOK。

インストールするコンポーネントの選択。
デフォルトのままでも良いのだが、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)は必要ないかも。

インストール先フォルダも基本的にデフォルトのままで「次へ」。

スタートメニューのフォルダもデフォルトのまま「インストール」をクリック。

PayPalで寄付をするなら「Paypal」のアイコンをクリック。
スルーなら「次へ」。

「完了」をクリックしてセットアップ終了。

使用方法

編集するファイルをドラッグ・アンド・ドロップでMp3tagに読み込ませ、各項目を編集して保存というのが基本的な手順。

操作画面はシンプルで分かりやすいのだが、初期設定では表示項目が多く横スクロールが大変なので不必要な項目を非表示にする。

メニューバーの「表示」→「カラムのカスタマイズ」で設定を開き、不要な項目のチェックを外す。

メニューバーの「ツール」→「オプション」では各種設定が可能になっているが、特に変更する必要はない。

「タグ」の「Mpeg」にある「APE」は「Monkeys/Audio」というファイル形式用のタグなので、MPEGファイルにAPEタグの書き込みは必要ない。

ファイルの取り込み

音声ファイルをMp3tagに取り込むには、対象のファイルをドラッグアンドドロップするか、「ファイル」→「デレクトリの追加」で音声ファイルが入っているフォルダを指定する。

右側のスペースにファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップするとID3タグの情報を読み込むので、アルバム単位で編集する際はアルバムに含む楽曲を全て、1つのフォルダ内に集めておく。

オリジナルのベストアルバムやコンピレーションアルバムも簡単に作成できるが、一括編集する場合はファイル形式を統一したほうが良いかも。

ID3タグの編集

取り込んだファイルのID3タグは左側の項目で編集を行う。

一覧表示部分から編集する曲を選択すると左側にファイルの情報が表示される。

「タイトル」「アーティスト」「アルバム」などの各項目を曲単位(ファイル単位)で行う場合、編集した後は必ず「保存」する必要があり、編集内容を保存せずに次の曲を選択すると編集した内容は消えてしまう。

「アーティスト」や「アルバム」「ジャンル」「ジャケットのアートワーク」など全曲共通の項目、全曲を選択した状態で共通項目を変更、保存することで一括編集が可能。

全曲選択すると、曲名(タイトル)やトラックなど曲によってことなる項目は<維持>と表示される。これらの項目を誤って変更すると、全曲が同じタイトルの曲になったりするので要注意。

アルバムのアートワークは矢印部分に任意の画像をドラッグ・アンド・ドロップするだけでOK。
画像の解像度は1300×1300でも問題なく取り込めるので、おそらく制限がないと思われる。

ID3タグは2000年代に入ってから普及した規格なので、2000年以前にリリースされたCDには情報が埋め込まれていない。
また、タグ情報が埋め込まれているにもかかわらず、WMPなどで認識しないケースもある。
このような場合は編集対象がアルバムに限られるが、「freedb」というCDDBのデータベースからタグ情報を取得できる。

IDタグを取得する場合は、先にアルバムに含まれている曲を全て選択した状態で、「タグの取得」→「freedb」を選択する。

以前は「選択されたファイルから入力」でもデータを取得できていたのだが、最近は取得できないことが多いため、「ウェブ検索から入力」にチェックを入れて「OK」。

現在Mp3tagに読み込まれているファイルのアーティストとアルバムタイトルが自動的に表示されるので、そのまま「次へ」。

アルバムが複数ヒットするのはリリースされた年代の違いや、発売された国の違い、ボーナストラックの有無などのよるものだが、検索結果では判別できないので、任意に選択して「Next」をクリック。

選択したアルバムのタグ情報が表示されるので、曲順や曲名が正しいか確認。
「トラック」で表示されているのが取得したタグ情報で、右側がCDから読み込んだ情報。
内容が異なる場合は「Back」で戻り、別のアルバムを選択して確認したほうが良いかも。

取得したタグ情報はトラック番号や曲名など、ダブルクリックすると編集が可能なので、微調整が必要な場合は修正することも可能。

各項目に問題なければ「OK」をクリックするとID3タグの情報が埋め込まれる。

選択したアルバムがボーナストラックなどで書込対象のアルバムより曲が多い場合でも、トラックの順序さえ同じであればタグの埋め込みに問題はない。

「freedb」から取得したタグ情報には「アートワーク」は含まれていないので、アートワークは別途設定が必要。

現バージョン(2.90a)ではアートワークの入手が「Discogs」のみで、利用するためにはDiscogsへの登録が必要。
以前は直接Amazonのデータベースからアートワークを取得できていたが、バージョン2.83から同機能が削除されている。

現バージョン(2.90a)で「コード署名証明書」が更新されているため、旧バージョンを使用しているとDiscogsへのアクセス時にエラーが発生する。

この現象は最新バージョンにアップデートすることで回避可能。

Discogsへのユーザー登録は「ユーザーネーム」「メールアドレス」「パスワード」を入力するだけで取得可能。
ユーザー登録が完了していれば、「Cover Art」→「Discogs」を選択すると、ブラウザが自動的に起動してDiscogsへMp3tagの接続許可を求められるので「承認」をクリック。

コードが表示されるのでコピーする。

Mp3tagに戻ると認証コードの入力画面が開いているので、コピーしたコードを貼り付けて「OK」。

これで以降は認証なしにDiscogsから情報を取得できるようになる。

検索するアルバムが自動的に表示されるので「次へ」。

登録されているデータが一覧表示されているので、任意の項目を選択して「次へ」。

情報が表示されるので、右上にある「カバー」の画像とサイズを確認。

選択した項目によってカバーアートではなかったり、サイズの大小があるので要注意。
ちなみに「Japan」のカバーアートには帯がついた状態のものが多い。

カバーが決まったら「OK」をクリック。

カバーアートが登録されていない状態でメッセージが出た場合は「いいえ」、既存のカバーアートに別のカバーアートを追加する場合は「はい」を選択すると、カバーアートが埋め込まれて完了。

「Discogs」への登録が微妙な場合は、Googleの画像検索でアーティスト名とアルバム名で検索すれば、該当のアートワークは入手可能だが、Mp3tagから直接Amazonのデータベースにアクセスして取得することも可能。
「ツール」で「サイズ」を指定すると良いかも。

ファイル名が「Track01」などになっている場合、ID3タグの情報を先に取得し、その情報からファイル名を曲のタイトルに変換することが可能。

変換するファイルを全選択した状態で、「変換」→「タグ-ファイル名」を実行。

ファイル名にする文字列のフォーマットを決める。
デフォルトでは「アーティスト-アルバム-トラック-タイトル」と盛りだくさんになっている。

ファイル名を曲のタイトルのみにする場合は、右端にある「▶」クリックして「title」を選択。
ファイル名を「アーティスト-タイトル」にする場合は、フォーマット文字列の欄に 「%artist% – %title%」と入力すればOK。
ちなみにアーティストとタイトルの間にはハイフンをアンダーバーなどにしても問題ないが、「空白(スペース)」の挿入は不可。

Mp3tagに取り込んだ曲のトラックナンバーの体裁を変更したり、2枚組のCDを1枚のアルバムに集約するときなどは「自動ナンバーリング」機能が便利。

「自動ナンバーリング」は「ツール」→「自動ナンバリングウィザード」を選択。
任意で「トラックナンバーを0で始める」にチェックを入れて「OK」。

オリジナルのアルバム編集

2 枚組みのアルバムを1枚のアルバムに集約するには、ID3タグを埋め込んだCD1とCD2の曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択して「アルバム」「アーティスト」「アートワーク」「ジャンル」などの共通項目を同一にする。
最後に全曲を選択した状態で「自動ナンバリングウィザード」を実行すると、複数のアルバムが1枚のアルバムとして認識されるようになる。

同様にオリジナルのアルバムを作成する場合も、アルバムに含める曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択した状態で「アルバム」に任意のアルバム名を入力し、自動ナンバリングウィザード」を実行。
必要に応じて後からトラック番号を編集して曲順を調整すればOK。

MP3やAACなど音声ファイルが主流になってから、アルバムのアートワークはあまり重要視されなくなった気がする。
個人的にはアルバムはアートワークも含めて1つの作品だととても重要だったりする。

ちなみにiTunesの「アルバムアートワークを入手する」というメニューは、iTunes上でのみアートワークが表示されるだけで、ファイルのID3タグにアートワークの情報が埋め込まれるわけではないため、別のプレーヤーやiPodに移すと設定が反映されないので要注意。





音声編集

Mp3tagのインストールと使い方

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Audacityのインストールと使い方

Audacityはマイクからの録音・オーディオファイルの編集・エンコード・エフェクトなどが可能な波形編集タイプの多機能ソ … “Audacityのインストールと使い方” の続きを読む





Audacityのインストールと使い方

Audacityはマイクからの録音・オーディオファイルの編集・エンコード・エフェクトなどが可能な波形編集タイプの多機能ソフト。
サウンド編集系のアプリは専門用語が多く、見た目にもとっつきにくい。動画と同様、音声も非常に奥が深く、あまりに深すぎてどこから手をつけていけば良いのかすら分からないのだが、やりたいことのイメージだけはあるので質が悪い。
完全素人向けのアプリはお手軽だが、編集できる範囲が極端に制限されているので使いづらく、かと言って高機能なアプリは見た目に拒絶反応を起こしてしまう。

サウンド編集といってもそこまで専門的なことをするわけではないが、ある程度は編集したいという何とも中途半端な要望に応えてくれるのがAudacity。
日本語にも対応しており、インターフェイスもわかりやすく、しかも結構細かい編集作業も可能になっている。

2017年3月にバージョン2.1.3がリリース。

システム要件

バージョン2.1.3現在

OS:WindowsXP SP3 / Windiws Vista / Windows7 / Windows8 / Windows10
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC/AT互換機(推奨2GHz以上) SSE2のサポート
RAM:2GB以上(推奨4GB以上)

※バージョン2.1.3はWindows XPをサポートする最終バージョンになる模様。

ソフトの入手先

Audacity公式ダウンロードページ

Audacity用 FFmpeg LAMEのダウンロードページ



Audacityのインストール

Audacityは本体の他に機能を拡張させるため「LADSPA」「LAME」「FFmpeg」などを個別にインストールする。
また、Audacityの最新バージョンはCPUがSSE2をサポートしていることが条件になっている。
SSE2とはSSE(ストリーミングSIMD拡張命令)が強化されたもので、荒っぽいい方をすると計算方法の事。
IntelのPentium4で実装されたのが最初なので、2003年以降のIntel / AMDのCPUならサポートしている。

使用しているCPUがSSE2をサポートしているのか確認したい場合はCPU-Zを使用する。
CPU-Z起動後に「IInstructions(利用可能な拡張命令セット)」の項目み記載があれば問題ない。

CPU-Zのインストールと使い方

CPU-Zはパソコンのハードウェア情報を表示する定番ソフト。 プロセッサのステッピングやリビジョンの他、メモリのCASや … “CPU-Zのインストールと使い方” の続きを読む

CPUがSSE2をサポートしていない場合は、Audacityのバージョン2.0.6を使用。

ダウンロードページにある「Audacity for Windows」のリンクをクリック。

AudacityはインストーラーとZIPファイルで提供されており、ZIPファイルにはヘルプなどのファイルが含まれていない。
セットアップを手軽に済ませたいなら「Audacity x.x.x. Installer」のリンクをクリック。

インストーラーをダウンロードするとページが移動するので、再度ダウンロードページに戻り、Audacityのダウンロードリンクの下にある「Option Downloads」から「LADSPA plug-ins x.x.x. installer」のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

はじめにAudacity本体からインスールするので、ダウンロードした「audacity-win-x.x.x」を起動。
セキュリティ警告がでるので「実行」。

言語選択は「日本語」のまま「OK」。

セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

「Audacityはオープンソースのフリーソフトで、GNU一般公衆利用許諾契約書(GPL)のバージョン2の条件に基づいて使用許諾されています。」という内容の事が書かれてあるので「次へ」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま次へ。

デスクトップにアイコンを作成したくない時はチェックを外して「次へ」。

設定を確認して「インストール」。

インストール完了後に使用許諾書や旧バージョンからの変更点などが「情報」として表示されるので「次へ」。

引き続き拡張機能をインストールするので「Audacityを実行する」のチェックを外して「完了」。

LADSPAのインストール

LADSPAプラグインをインストールすることで多くのフィルタを追加できる。

ダウンロードしたLADSPA_plugins-win-x.x.xを起動すると「言語選択」になるが日本語はないので「English」のまま「OK」。

セットアップウィザードが開始するので「Next」。

使用許諾書を確認の上、問題なければ「I accept the agreement」を選択して「Next」。

LADSPAの情報が表示されるので「Next」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「Next」へ。

FFmpeg / LAMEのインストール

Audacity用のFFmpeg / LAMEはライセンスの関係で別ページから入手する必要がある。

ダウンロードページの「TO DOWNLOAD Lame and FFmpeg for Windows, click links BELOW:」から、上図赤枠部分の「 Lame_v x.xx.x_for_Windows.exe 」と「ffmpeg-win-x.x.x.exe」のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

ダウンロードしたFFmpegのインストーラーを起動するとセキュリティ警告が出るので「実行」。
言語選択画面は「日本語」のまま「OK」。
セットアップウィザードが開始したらAudacity本体のセットアップと同じ手順でインストールする。

LAMEは言語選択画面がなく、インストーラーを起動するとセキュリティ警告の後にセットアップウィザードが開始する。
「使用許諾書」→「インストール先の指定」→「確認」を進めてインストールすれば完了。

使用方法

音声の波形は縦軸に振幅、横軸が時間になっており、波動の振動(振幅)を時間の変化で表すグラフになる。
この波形を全体もしくは部分的に編集することで音声データを加工していく。

Audacityの波形には薄いブルーと濃いブルーで表示されており、薄いブルーは平均値、濃いブルーは最大値を表しており、波形が赤くなっている部分はクリップ(限界値超過による歪み)、いわゆる「音割れ」している箇所になる。

Audacityの初期設定で使用されている単位はdb(デシベル)。
このデシベルは比較するために用いられる単位で、0dbは1倍、20dbが10倍、40dbが100倍といった比率になり、基準値を決めることでその基準値に対して何倍なのかを表す。

非常に多機能なAudacityだが、CD音源を直接取り込むことはできないため、CD音源を編集する場合は、CDexなどでMP3やWAVファイルにCD音源を変換し、変換したファイルをAudacityを使用して編集することになる。

録音

Audacityを起動すると接続されているスピーカーとマイクを自動認識するので、使用するデバイスをドロップダウンリストから選択する。

MMEはMulti Media Extensionのことで、Windowsに搭載されている音声・動画を取り扱うドライバ。
Windows DirectsoundはDirectXの音声の入出力を扱う部分。
WASAPIはVistaから実装されたオーディオAPI。
デフォルトではMMEになっており、すべてのオーディオデバイスと互換性があるので、最も無難な選択肢になる。
DirectsoundのはMMEよりレイテンシが低く、WSAPIはループバック録音に適している。
レイテンシとは要求に対して返答が来るまでの遅延時間のことで、レイテンシが低いほど仕事が早い、つまり高性能ということになる。
また、ループバック録音とはPCで再生している音声を録音することで、メディアプレイヤーで再生している音声や、YouTubeなど動画再生時の音声を録音すること。

マイクを接続し、ドライバとデバイス、録音チャンネルを選択したら、右上にあるマイクのアイコンの「モニタを開始」をクリック。

マイクが正常に動作していれば録音レベルが確認できる。

録音は0dbが最大レベルになっており、録音時の信号レベルが0dbを超えるとクリップ(音割れ)するため、信号レベルの最大値が0db以下に収まるよう調整が必要。

マイク入力のボリュームはマイクアイコンのスライダーを移動して調整。

赤丸ボタンを押すと録音が開始する。

ループバック録音

WindowsVista以降のOSならドライバで「Windows WASAPI」が使用可能で、デバイスからマイクの他にスピーカーなどが選択可能になる。

再生しているYouTubeなどの音声を録音する場合は「スピーカー」を選択。

このあたりは環境によって異なってくるので、録音する音声を再生してデバイスを変更し、マイクモニタが動作するデバイスなら録音が可能。

後からカット編集が可能なので、録音ボタンを押して録音を開始してから、録音する音源を再生する。
録音中は波形が再生した音源に合わせて表示されていく。

録音が完了したら「□」の停止ボタンを押し、出力部分を選択(下記参照)してから「ファイル」→「オーディオの書き出し」を選択。

出力するファイル形式を選択してから「保存」で完了。

その昔、テレビの前にカセットデッキを置いて、息を殺して録音していた頃に比べれば、非常にクリアな音声データを取り出すことが出来る(笑)

オーディオファイルの取り込み

Audacityで取り込みが可能な音声ファイルはWAV、AIFF、Ogg Vorbis、 FLAC、 MP2、 MP3。
更にFFmpegをインストールしていればAC3、M4A、MP4、WMAの他、AVIやMP4などのビデオファイルからの音声取り込みも可能。

ファイルの取り込みはAudacityにドラッグ&ドロップするか、「ファイル」→「取り込み」→「オーディオの取り込み」で取り込む音声ファイルを指定する。

同時に複数の音声ファイルを取り込むことが可能で、ステレオの場合は波形が2つ表示され、上が左チャンネル、下が右チャンネルになる。

選択(全選択と部分選択)

編集の基本となる作業が範囲選択。
音声ファイル全体を選択する場合は「Ctrl+A」、または「編集」→「選択」→「すべて」。

部分選択する場合は、波形上でクリックすると始点になり、そのままドラッグすることで部分選択が可能で、選択範囲はグレーになる。

選択範囲を解除する際は、再度、波形状でクリックする。

波形の拡大

波形は拡大、もしくは表示領域を大きくすることが可能。

波形を拡大するには「表示」→「拡大」、または「Ctrl+1」。
この場合の拡大とは波形の時間軸のことで、初期表示は1目盛25秒になっているが、これを拡大することで1目盛を0.5秒以下にすることも可能になる。

振幅の表示を拡大するには、上図赤矢印部分のように、表示されている波形の枠にカーソルを合わせると矢印に変化するので、そのまま下へドラッグすると振幅の表示が拡大される。また、赤枠部分の振幅の単位をクリックすると、カーソルが虫眼鏡(+)に変わり、時間軸と同様に目盛が変化する。
ただし、クリックした目盛が中心になるため、基本は「0.00」をクリックして拡大する。
シフトを押しながらクリックすると縮小になる。

選択範囲の削除

不要な部分を削除する場合は、削除する範囲を選択し、「編集」→「録音されたオーディオ」→「削除」または「Ctrl+K」で削除する。

音量を上げる

録音レベルの低い音声ファイルの音量を上げるにはいくつかの方法がある。

「エフェクト」の「増幅」と「正規化」はいずれも音量を上げることができる。

「Normalize(正規化)」は初期値が「-1.0db」になっているので、取り敢えず
「-2.0db」に設定して「OK」。

ただし、この方法は波形の振りが全体的に小さい場合にのみ有効で、一部分でも振りが大きな箇所があれば、その部分が最大値に設定されるため、正規化を行なっても思ったように音量を上げることはできない。

「Amplify(増幅)」は「正規化」と異なり指定した範囲の振りを増大させるだけでなく、減少させることも可能。
また、「クリッピングを可能にする」にチェックを入れることで、音割れを許容した増幅も可能になる。

一部分に振りの大きな箇所がある波形の場合、その箇所を選択して増幅のスライドをマイナス調整し、他の部分と同程度の振りになるよう調整し、その上で「正規化」を実行すると全体的に増幅され、結果として音量を上げることもできる。

正規化・増幅での調整で期待通りに音量が上がらない場合はゲインの調整を行う。

音声データを再生して、波形の左にあるゲイン調整のスライダーを動かし、パラメーターを確認しながら調整を行う。
ただし、ここでのゲイン調整はクリップを起こしやすいので要注意。

ゲイン調整のスライダをダブルクリックすると別ウインドウで微調整が行える。

エンベローブ

エンベロープは波形の最大値を結んだ曲線で、波形を任意に変化させることができる。

上部の赤枠部分のアイコンをクリックすると、波形の上下にブルーの帯が表示され、カーソルが▼▲に変化する。
この状態でブルーの帯を上下させることで波形を変化させることができる。
また、カーソルを波形の任意の箇所でクリックすることで、一つのポイントを作ることができ、波形を部分的に変化させることも可能になる。

ステレオトラックの分離

ステレオのオーディオファイルを取り込んだ場合、範囲選択やエフェクトなど左右同時編集になるが、左右個別に編集する場合は、ファイルのタイトルが表示されている部分をクリックし、「ステレオトラックを分離」を選択する。

ステレオのファイルをモノラルにする場合も、同様に「ステレオからモノラルへ」を選択する。
また、分離したトラックの片方だけを削除する場合は、削除するトラックをクリックし、「トラック」→「トラックの削除」を選択する。

フェードイン・フェードアウト

フェードイン・フェードアウトはフェードする範囲を指定し、エフェクトから「フェードイン」または「フェードアウト」を選択する。

ノイズの除去

ノイズの入っている区間をAudacityに認識させることで、同様のノイズを除去できる。
ボイスレコーダーなどで入ってしまうノイズを消すときなどに便利。

ボイスレコーダーの音声データでは無録音部分を選択し、「エフェクト」→「ノイズ除去」を選択。

「ノイズ除去」のウインドウが開くので「ノイズプロファイルの取得」をクリックするとウインドウが閉じる。

再度「エフェクト」から「ノイズ除去」を選択すると、グレーアウトしていた「OK」ボタンが選択可能になっているのでクリックして「実行」。

数値に関してはデフォルトでテストして、納得できる仕上がりになるまでは任意で数値を変更して模索することになる。
ちなみにライブアルバムの楽曲をAudacityで読み込み、オーディエンスの歓声部分をノイズとして選択、 除去を実行すると、曲の後ろで聞こえていた歓声が除去できる。ただし、演奏の一部も失われていたので全体的にこもった音になった。このあたりは追求していけば上手く除去できるのかもしれない。

ボーカル部分を除去してカラオケを作成

ノイズ除去が可能ならボーカルの除去も可能。

「エフェクタ」から「Vocal Remover」を選択し、取り敢えず「Remove voclas」、次の「Remove Choice」は「Simple」でOK。

ただし、ボーカル部分と一緒に一部の帯域が消失しているため、オリジナルデータのクオリティが維持されるわけではなく、上記の設定では全くボーカルが除去できない場合もある。

「Simple」でボーカルがうまく除去できない場合は、「Remove Choice」を「Simple」から「frequency band(周波数帯域)」に変更し、周波数帯域の上限値と下限値を設定してから、再度ボーカル除去を実行する。
設定する上限値と下限値は手探りで見つけることになる。

データの書き出し(保存)

編集したデータは任意の形式で保存できる。

編集したデータを音声ファイルで書き出すには、「ファイル」→「オーディオの書き出し」を選択後、任意のファイル形式を選び、必要に応じてオプションでビットレートなどを設定する。

非圧縮で保存する場合、Windows環境であればWAVが一般的。

保存形式にMP3を選択すると、「ビットレートモード」が選択可能で、それぞれで品質等の設定ができる。

部分的に抽出して保存する場合は、保存する範囲を選択し、「選択したオーディオの書き出し」で可能。

編集途中のプロジェクトを保存

通常の保存は音声データの書き出しではなく、編集中の作業状態を保存することになる。

保存されるファイルは拡張子がaupになり、これはAviUtlと同じものだが、AviUtlでは開くことができない。

Audacityはエフェクトなど元データを編集する作業が多く、編集結果によっては幾度もやり直しが必要になるため、編集が成功した時点でこまめに保存したほうが良いかも。





音声編集

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