Mp3tagのインストールと使い方


Windows Media Player(WMP)やiTunesな どを使用していると、曲名の他にアーティスト名やアルバムタイトル、ジャンル、ジャケットのアートワークまで表示されたり、されなかったりするが、これは音声ファイルに埋め込まれた「ID3タグ」というメタデータが読み込まれている。

ID3タグの情報は音声ファイルのプロパティを開き、詳細タブで確認できる。
このプロパティでも編集可能だがアートワークは追加できない。

Mp3tagはこのID3タグの情報を編集するエディタソフトで、日本語に対応しており、操作もシンプルで使いやすく、オンラインでタグ情報やアートワークを取得することができ、複数ファイルの選択で一括編集も可能。
サポートしているオーディオフォーマットも豊富で、一般的に使用されている音声ファイルならほぼ対応している。

システム要件

バージョン2.85現在

OS:Windows XP (SP3)以降

Windows2000以前のOS用にバージョン2.39と2.32のダウンロードも可能。

ソフトの入手先

Mp3tag 公式サイト ダウンロードページlink



MP3TAGのインストール

インストールそのものは至ってノーマルで、現時点(V2.80)ではアドウェア等の心配もない。

ダウンロードページには「Download」とか「ダウンロード」という表記があるものの、Mp3tagのダウンロードは「mp3tag xxx setup.exe」というリンク(上図赤枠部分)をクリック。
ページが切り替わって自動的にダウンロードが開始する。

 

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

 

 

EULA(使用許諾書)が表示されるので、確認して問題なければ「同意する」をクリック。

Mptagを使用するユーザーの選択。
1台のPCを複数のアカウントで利用している場合、全てのユーザーで利用するには「Standard Installation」、自分だけで利用するなら「Portable Installation」を選択。
自分しか利用していないPCならStandardでOK。

 

インストールするコンポーネントの選択。
デフォルトのままでも良いのだが、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)は必要ないかも。

 

インストール先フォルダも基本的にデフォルトのままで「次へ」。

 

スタートメニューのフォルダもデフォルトのまま「インストール」をクリック。

 

PayPalで寄付をするなら「Paypal」のアイコンをクリック。
スルーなら「次へ」。

 

「完了」をクリックしてセットアップ終了。

使用方法

編集するファイルをドラッグ・アンド・ドロップでMp3tagに読み込ませ、各項目を編集して保存というのが基本的な手順。

操作画面はシンプルで分かりやすいのだが、初期設定では表示項目が多く横スクロールが大変なので不必要な項目を非表示にする。

メニューバーの「表示」→「カラムのカスタマイズ」で設定を開き、不要な項目のチェックを外す。

メニューバーの「ツール」→「オプション」では各種設定が可能になっているが、特に変更する必要はない。

「タグ」の「Mpeg」にある「APE」は「Monkeys/Audio」というファイル形式用のタグなので、MPEGファイルにAPEタグの書き込みは必要ない。

ファイルの取り込み

音声ファイルをMp3tagに取り込むには、対象のファイルをドラッグアンドドロップするか、「ファイル」→「デレクトリの追加」で音声ファイルが入っているフォルダを指定する。

右側のスペースにファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップするとID3タグの情報を読み込むので、アルバム単位で編集する際はアルバムに含む楽曲を全て、1つのフォルダ内に集めておく。

オリジナルのベストアルバムやコンピレーションアルバムも簡単に作成できるが、一括編集する場合はファイル形式を統一したほうが良いかも。

ID3タグの編集

取り込んだファイルのID3タグは左側の項目で編集を行う。

一覧表示部分から編集する曲を選択すると左側にファイルの情報が表示される。

「タイトル」「アーティスト」「アルバム」などの各項目を曲単位(ファイル単位)で行う場合、編集した後は必ず「保存」する必要があり、編集内容を保存せずに次の曲を選択すると編集した内容は消えてしまう。

「アーティスト」や「アルバム」「ジャンル」「ジャケットのアートワーク」など全曲共通の項目、全曲を選択した状態で共通項目を変更、保存することで一括編集が可能。

全曲選択すると、曲名(タイトル)やトラックなど曲によってことなる項目は<維持>と表示される。これらの項目を誤って変更すると、全曲が同じタイトルの曲になったりするので要注意。

アルバムのアートワークは矢印部分に任意の画像をドラッグ・アンド・ドロップするだけでOK。
画像の解像度は1300×1300でも問題なく取り込めるので、おそらく制限がないと思われる。

ID3タグは2000年代に入ってから普及した規格なので、2000年以前にリリースされたCDには情報が埋め込まれていない。
また、タグ情報が埋め込まれているにもかかわらず、WMPなどで認識しないケースもある。
このような場合は編集対象がアルバムに限られるが、「freedb」というCDDBのデータベースからタグ情報を取得できる。

IDタグを取得する場合は、先にアルバムに含まれている曲を全て選択した状態で、「タグの取得」→「freedb」を選択する。

 

以前は「選択されたファイルから入力」でもデータを取得できていたのだが、最近は取得できないことが多いため、「ウェブ検索から入力」にチェックを入れて「OK」。

現在Mp3tagに読み込まれているファイルのアーティストとアルバムタイトルが自動的に表示されるので、そのまま「次へ」。

 

 

アルバムが複数ヒットするのはリリースされた年代の違いや、発売された国の違い、ボーナストラックの有無などのよるものだが、検索結果では判別できないので、任意に選択して「Next」をクリック。

 

選択したアルバムのタグ情報が表示されるので、曲順や曲名が正しいか確認。
「トラック」で表示されているのが取得したタグ情報で、右側がCDから読み込んだ情報。
内容が異なる場合は「Back」で戻り、別のアルバムを選択して確認したほうが良いかも。

取得したタグ情報はトラック番号や曲名など、ダブルクリックすると編集が可能なので、微調整が必要な場合は修正することも可能。

各項目に問題なければ「OK」をクリックするとID3タグの情報が埋め込まれる。

選択したアルバムがボーナストラックなどで書込対象のアルバムより曲が多い場合でも、トラックの順序さえ同じであればタグの埋め込みに問題はない。

 

「freedb」から取得したタグ情報には「アートワーク」は含まれていないので、アートワークは別途設定が必要。

現バージョン(2.85)ではアートワークの入手が「Discogs」のみで、利用するためにはDiscogsへの登録が必要。
以前は直接Amazonのデータベースからアートワークを取得できていたが、バージョン2.83から同機能が削除されている。

Discogsへのユーザー登録は「ユーザーネーム」「メールアドレス」「パスワード」を入力するだけで取得可能。
ユーザー登録が完了していれば、「Cover Art」→「Discogs」を選択すると、ブラウザが自動的に起動してDiscogsへMp3tagの接続許可を求められるので「承認」をクリック。

コードが表示されるのでコピーする。

Mp3tagに戻ると認証コードの入力画面が開いているので、コピーしたコードを貼り付けて「OK」。

これで以降は認証なしにDiscogsから情報を取得できるようになる。

検索するアルバムが自動的に表示されるので「次へ」。

登録されているデータが一覧表示されているので、任意の項目を選択して「次へ」。

情報が表示されるので、右上にある「カバー」の画像とサイズを確認。

選択した項目によってカバーアートではなかったり、サイズの大小があるので要注意。
ちなみに「Japan」のカバーアートには帯がついた状態のものが多い。

カバーが決まったら「OK」をクリック。

カバーアートが登録されていない状態でメッセージが出た場合は「いいえ」、既存のカバーアートに別のカバーアートを追加する場合は「はい」を選択すると、カバーアートが埋め込まれて完了。

「Discogs」への登録が微妙な場合は、Googleの画像検索でアーティスト名とアルバム名で検索すれば、該当のアートワークは入手可能だが、Mp3tagから直接Amazonのデータベースにアクセスして取得することも可能。
「ツール」で「サイズ」を指定すると良いかも。

 

 

ファイル名が「Track01」などになっている場合、ID3タグの情報を先に取得し、その情報からファイル名を曲のタイトルに変換することが可能。

変換するファイルを全選択した状態で、「変換」→「タグ-ファイル名」を実行。

ファイル名にする文字列のフォーマットを決める。
デフォルトでは「アーティスト-アルバム-トラック-タイトル」と盛りだくさんになっている。

ファイル名を曲のタイトルのみにする場合は、右端にある「▶」クリックして「title」を選択。
ファイル名を「アーティスト-タイトル」にする場合は、フォーマット文字列の欄に 「%artist% – %title%」と入力すればOK。
ちなみにアーティストとタイトルの間にはハイフンをアンダーバーなどにしても問題ないが、「空白(スペース)」の挿入は不可。

Mp3tagに取り込んだ曲のトラックナンバーの体裁を変更したり、2枚組のCDを1枚のアルバムに集約するときなどは「自動ナンバーリング」機能が便利。

「自動ナンバーリング」は「ツール」→「自動ナンバリングウィザード」を選択。
任意で「トラックナンバーを0で始める」にチェックを入れて「OK」。

オリジナルのアルバム編集

2 枚組みのアルバムを1枚のアルバムに集約するには、ID3タグを埋め込んだCD1とCD2の曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択して「アルバム」「アーティスト」「アートワーク」「ジャンル」などの共通項目を同一にする。
最後に全曲を選択した状態で「自動ナンバリングウィザード」を実行すると、複数のアルバムが1枚のアルバムとして認識されるようになる。

同様にオリジナルのアルバムを作成する場合も、アルバムに含める曲を全てM3tagに取り込み、全曲を選択した状態で「アルバム」に任意のアルバム名を入力し、自動ナンバリングウィザード」を実行。
必要に応じて後からトラック番号を編集して曲順を調整すればOK。

MP3やAACなど音声ファイルが主流になってから、アルバムのアートワークはあまり重要視されなくなった気がする。
個人的にはアルバムはアートワークも含めて1つの作品だととても重要だったりする。

ちなみにiTunesの「アルバムアートワークを入手する」というメニューは、iTunes上でのみアートワークが表示されるだけで、ファイルのID3タグにアートワークの情報が埋め込まれるわけではないため、別のプレーヤーやiPodに移すと設定が反映されないので要注意。






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