EaseUS Todo Backup Homeのインストールと使い方


「EaseUS Todo Backup Home」は「EaseUS Todo Backup Free」の有料版。

基本的な使用方法やシステム要件は「EaseUS Todo Backup Free」と同じで、「EaseUS Todo Backup Free」にアクティベーションコードを入力すると制限されていた機能が開放され、「EaseUS Todo Backup Home」として使用できる。

EaseUS Todo Backup Freeのインストールと使い方

PCを使用している以上、不具合とデータ消失は避けて通れないため、不測の事態に備えたバックアップは非常に重要。 Windowsもバックアップ機能を実装しているので、「システムイメージ」と「回復ディスク」「ファイル履歴のバッ … 続きを読む

EaseUSはバックアップに関わるほぼ全ての基本機能を制限無しで無償提供しており、非常に良心的だったりする。

EaseUSのサイトに比較表が掲載されているが、有料版で目を引くのは「システムの移行」と「ポータブルWindows USBドライブの作成」、Outlookユーザーであれば「Outlookメールのバックアップ」も気になる程度で、バックアップ機能に「Free」と「Home」で大差はない。
「Home」ではバックアップの処理速度も向上するが、テスト環境では無料バージョンより10~20%ほど処理時間が短縮された程度で、劇的に早くなるわけではない。

ただ、有料版には無料版にはない「技術サポート」がある。
英語であればチャットも可能で、日本語ならメールでの問い合わせになるものの、バックアップという性質上、失敗した場合の痛手が大きいため、公式のサポートが付いているのは心強い。
無論、どれほどサポートが優秀でも、バックアップファイルが破損していれば復元は不可能だし、ブータブルディスクがなければ起動しないWindowsに対しては為す術がないので、万が一の際に滞りなく対応できるよう、予めサポートに問い合わせて、万全を期すのが上策。

実際、この記事の作成に際して、幾度か日本語で質問をしているが、回答は日本語でレスポンスも早い。

有料版には3タイプの料金プランがあるのだが、「年間ライセンス」「永久ライセンス」「永久ライセンス」と表記が少々紛らわしい。

「年間ライセンス」は1年の期間限定で、1年間は無償でアップグレード可能。

「有料アップグレード付きの永久ライセンス」がややこしいのだが、ライセンスは無期限で1年間はアップグレードが保障され、1年以降はバージョンの小数部分が変わるアップグレードは無料、バージョンの整数部分が変わるメジャーアップグレードを実行する場合は2000円ほどの追加料金が必要になる。

「無料アップグレード対応永久ライセンス」は、一度購入すれば「EaseUS Todo Backup Home」の開発が終了するまで、無料で新しいバージョンへアップグレードが可能。

2回以上バージョンアップを実施するなら「無料アップグレード対応永久ライセンス」一択だが、意外と「有料アップグレード付きの永久ライセンス」が堅実なプランだったりする。

ソフトの購入先

EaseUS Todo Backup Home 購入ページ

支払い方法はクレジットカード決済のほかに、PayPalとコンビニ決済が可能。

クレジットカードとPayPalなら、決済後にアクティベーションコードがメールで届くので、すぐに有料版を使用できる。



使用方法

有料版では「システムの移行」と「Outlookのバックアップ」「ポータブルWindows USBドライブの作成」が主だった機能で、その他に不要な一時ファイルをバックアップから除外したり、バックアップのスケジュールにPCの起動・終了時などイベント毎の指定が可能になる。

システムの移行

「EaseUS Todo Backup Home」の「システム移行」は、既存PCの「ディスク/パーティションバックアップ」や「システムバックアップ」のイメージファイルを使用し、新規PC用のシステムドライブを作成する機能。

「システムのクローン」で作成したドライブと似ているが、「システム移行」ではドライバの問題など、システムドライブの移植時に発生するトラブルに対応したドライブを作成できる。

パソコンはハードウェアを可動させるためのドライバが必要で、既存PCのシステムドライブを新しいPCに移行しても、ハードウェアの構成が異なるため、システムドライブのクローンを移植しても一筋縄ではいかない事が多い。
Windows10は多くのドライバを実装しているので、デバイスマネージャーに?マークが並ぶようなことはないが、システムが不安定になりがちなので、クローンドライブの移植はあまりお勧めできるものではなかったりする。

ただ、システムの移行そのものが臓器移植のようなものなので、「システムの移行」で作成したシステムドライブであっても、「システムのクローン」で作成したドライブを使用するよりは、トラブル発生率が低減される程度で、新しい環境での動作が保証されるわけではない。
また、SSD/HDDの物理的な交換作業が発生するため、SSD/HDDの入替えが可能なパソコンでしか利用できない。

「システムの移行」を実行する場合は、事前に「システムバックアップ」または「ディスク/パーティションバックアップ」でシステムドライブのバックアップを保存し、ホーム画面の右上にある「システム移行」をクリック。

ブータブルディスクを作成していないと実行できない。

ファイルエクスプローラーが開くので、事前に保存してあるバックアップファイルから、新規システムドライブとして使用するファイルを選択。

「ディスク/パーティションバックアップ」ファイルでシステムドライブで、システムドライブが含まれるディスク以外のディスクを選択しても、基本的にはイメージファイルから「システムドライブ」のみバックアップされるので、「システムバックアップ」も「ディスク/パーティションバックアップ」も作成されるディスクは同じ。

移行先のディスクにSSDを使用する場合は「SSDに最適化」、不良セクタがあると疑われるディスクを使用する場合は「セクタバイセクタ復元」のチェックを入れる。

移行先のディスクを選択して「実行」。

使用していたHDD/SSDを使い回す場合、フォーマットしていても「未割当領域の不足」でエラーが発生する。

未割当領域の不足でエラーが発生した場合は、「EaseUS Todo Backup Home」を一旦終了し、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」から「ディスクの管理」を開くか、検索で「ディスクの管理」と入力。

移行先のディスクを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「ボリュームの削除」を実行して、既存のパーティションを削除して「未割り当て」の状態にしてから、再度「EaseUS Todo Backup Home」を開いて「システムの移行」を実行。

指定したディスクに対して「復元」が開始する。

復元が完了したら作成したディスクをPCに接続して起動。
新しい環境で拒否反応がでなければ、Windowsが起動して見慣れたデスクトップが表示されるはず。
ただし、Windows10は初回起動までに結構時間がかかり、場合によっては再起動後にシステムが不安定になることもあるので、事前に対応策を講じておくほうが無難かも。

ポータブルWindows USBドライブの作成

ポータブルWindows USBドライブは、USBメモリに既存のシステムをコピーして、USBメモリからWindowsが起動可能になるWindows8から実装された「Windows To Go」の機能を利用したもの。

使用するUSBメモリは、コピー元となるシステムドライブの使用容量と同等以上のサイズが必要なため、64GB以上のものを用意し、「システムの移行」と同様、事前に「ディスクの管理」で既存のボリュームを削除して、USBメモリを「未割り当て」の状態にしておく。

「システムバックアップ」または「ディスク/パーティションバックアップ」のバックアップから復元を選択。

選択したバックアップファイルの内容が表示されるので「次へ」。

未割り当て状態のUSBメモリを選択して、「高度なオプション」をクリック。

「ポータブルWindows USBドライブを作成」にチェックを入れて「OK」。

USBメモリにシステムの復元が行われる。

完成したWindowsのUSBメモリは、Cドライブの内容がそのまま復元されているため、WindowsだけではなくCドライブにインストールされているアプリケーション利用できる。
USBメモリからWindowsやアプリを実行するので、動作や処理速度はUSB3.0を使用しても、決して速いわけではないものの、使い慣れた自分の環境を、別のPC上で展開できるメリットは大きい。

ただし、バックアップしたPCが64ビット環境の場合、当然ながら64ビット対応のPCでしか起動しないため、古いPCなど32ビット環境では利用できないので要注意。

Outlookメールのバックアップ

「EaseUS Todo Backup Home」に実装されている特殊なバックアップがOutlookメールのバックアップ。
Microsoftには「Outlook」と名の付くものが複数あってややこしいのだが、「Outlookメールのバックアップ」はPIM(個人情報管理)ソフトの「Microsoft Outlook」のメールをバックアップする機能。
Webメールの「Outlook.com」も「Microsoft Outlook」経由でバックアップができる。

「Microsoft Outlook」はAndroidでスタンドアローンとして無償提供されているが、パソコン用はMicrosoft Officeに含まれており、「Office365」や「Office Home & Business」で利用できる。
そのため「Outlookメールのバックアップ」を使用する場合は、必然的に「Office365」や「Office Home & Business」を利用していることが前提条件になる。

「Microsoft Outlook」のメールをバックアップする場合は、左ナビゲーションから「メールバックアップ」を選択。

「Microsoft Outlook」がインストールされている環境なら自動的に認識するので、バックアップファイルの保存先やファイル名(プラン名)を指定して「実行」。

バックアップや復元の手順は「ディスク/パーティションバックアップ」や「システムバックアップ」と同じ。

試しに受信トレイのメールを全て削除してから復元してみた。

見事に復元。

サーバのメールを受信するPOP3は、サーバにメールを残す設定にしていない限り、受信したメールはPCに保存されているため、メールのバックアップ機能は意外と重宝する。
特に仕事で「Microsoft Outlook」を利用している場合は、スケジュールを設定して定期的なバックアップがオススメ。





ファイル同期・バックアップ

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