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Copernic Desktop Searchは強力な検索エンジンとを豊富な検索オプションを搭載した検索ツール
Copernic Desktop Search Free の特徴
- ローカル・ネットワークドライブのファイルをインデックス化して高速検索
- ファイルのメタデータでの検索をサポート
- ブラウザのブックマークや履歴の検索も可能
検索する際はインデックスの作成が必要で、インデックス化されていないファイルは検索の対象から除外される。
開発元
- 開発元:N. Harris Computer Corporation
- 開発元の拠点:カナダ
1996年に設立された Copernicは 2010年に Constellation Softwareの子会社である N. Harris Computer Corporation に買収され、現在は N. Harris Computer Corporationの一部門としてアプリを開発している。
システム要件
- バージョン:8.3.2
- OS:Windows 10/ 11
- RAM:2GB以上(4GB以上を推奨)
- ストレージ:1GB以上の空き(2GB以上を推奨)
バージョン 8.3 で Windows 7/ 8.x がサポートから外された。
プランの比較
| Free | Basic | Advanced | |
| インデックス数の上限 | 25,000 | 無制限 | 無制限 |
| ネットワークドライブの検索 | ◯ | ◯ | ◯ |
| テキストファイルのコンテンツテキスト検索* | ◯ | ◯ | ◯ |
| OneDrive/ Google Drive/ Dropbox(クラウド上)の検索 | ✕ | ◯ | ◯ |
| Officeファイル/ PDFファイルのコンテンツテキスト検索 | ✕ | ◯ | ◯ |
| ローカルの Outlook(メールと連絡先)の検索 | ✕ | ◯ | ◯ |
| Thunderbird/ Eudora(メールと連絡先)の検索 | ✕ | ✕ | ◯ |
| Outlook 365(クラウド上)の検索 | ✕ | ✕ | ◯ |
| 電子書籍のコンテンツテキスト検索 | ✕ | ✕ | ◯ |
| 画像内のテキスト認識 | ✕ | ✕ | ◯ |
※テキストファイルのコンテンツテキスト検索は、ローカルに保存されたファイルで英数字での検索であれば高確率で検出されるが、「かな漢」での検索では検出されないことが多い。
有料版は下記参照。
ダウンロード
インストールと設定

公式サイト から Copernic Desktop Download の Installer Link をクリックしてインストーラーをダウンロード。

使用言語を選択して「OK」。

Microsoft Visual C++ 2019ランタイムが未インストールの環境ではダイアログが表示されるので、「はい」を選択後に Copernicのセットアップウィザードを「完了」で閉じ、自動的にダウンロードが開始する VC_redist.x64 を保存してインストール。

Microsoft Visual C++ 2019ランタイムがインストールされている環境ではセットアップウィザードが開くので「次へ」。

使用許諾書に問題なければ承諾して「次へ」。

インストール先を確認して「次へ」。

「インストール」でインストールを実行。

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

「完了」でセットアップ完了。

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Copernic Desktop Searchが起動するとウエルカム画面になるので「次へ」で進める。
ブラウザ拡張機能のインストール

ブラウザの閲覧履歴とブックマークをインデックス化する場合は拡張機能のインストールが必要なため、メニューバーの ツール から オプション を選択。
サポートしているのは Google Chromeと Microsoft Edgeのみで、Firefoxは表示されているが利用できず、Braveなどの Chromium系ブラウザは拡張機能をインストールしても利用できない。
また、ブックマークバーに追加したブックマーク(お気に入り)はインデックス化されない。
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左サイドパネルから ブラウザ を選択し、インデックス化するブラウザの 拡張機能をインストール のリンクから拡張機能をインストール。
設定

メニューバーの ツール から オプション を選択。
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左サイドパネルから ファイル を開き、インデックス化されているドライブやフォルダを確認。

インデックス更新時に優先したいフォルダは 優先順位のインデックス を有効にする。
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インデックス化が不要なフォルダは選択して「削除」するか インデックスアクション で「スキップ」する。

インデックス化されるファイルは ファイルタイプ で選択。
対象のフォルダでは選択されているファイルタイプのみインデックス化されるので、除外されたファイルは検索結果に表示されない。
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ネットワーク上で共有されているフォルダは「追加」で新規フォルダを追加し、 3点リーダーからインデックス化するフォルダを指定後、インデックス化するファイルタイプを選択。
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.exe や .apk などインデックス化の対象に含まれていないファイルは、左サイドパネルの 先端 を開いて ファイルタイプ の「追加」から入力。
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左サイドパネルから インデックス作成&パフォーマンス を開き、スケジュール でインデックスを更新するタイミングを設定し、日々のインデックス作成タスクを実行 にパソコンが起動している時間を入力。
インデックスの更新はシステムリソースを消費するため、更新頻度を増やすと低スペックのパソコンではパフォーマンスが低下する。
インデックス化を設定したローカルフォルダはリアルタイムでインデックスが更新されるが、ネットワークドライブ上のフォルダは更新されないため、利用頻度に応じて更新間隔を設定する。
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無料版では Eメールや連絡先などのインデックス化ができないので 先端 の 表示するカテゴリー で無効にしておく。
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デフォルトで 匿名利用統計の送信 が有効になっているので、拒否する場合は 先端 の その他 で無効にする。
インデックス化パフォーマンス


インデックスの作成を優先させる場合は、ツール の インデックス化パフォーマンス で 無制限 を選択。
Copernic Desktop Searchはインデックスを更新する際、CPUの使用率が高いとインデックスの作成を中断する設定になっているため、パフォーマンスへの影響が少ない反面、CPUの使用率が高い状態が続くとインデックスが更新されない。
インデックスの手動更新

インデックス更新のタイミングが合わない場合は ツール の インデックスをアップデート で更新するカテゴリーを選択して手動で更新できる。
Copernic Desktop Search Free の使い方

Copernic Desktop Search(CDS)は Windows起動時に自動実行され、システムトレイに常駐してバックグラウンドでインデックスを更新する。
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システムトレイの CDSをダブルクリックするか Ctrl キーを 2回押すと CDSが開くので、検索バーにキーワードを入力して Enter キーで検索を実行すると検索結果がカテゴリー別に表示される。
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ファイルはメタデータの検索もサポートしており、検索するカテゴリーを選択して 精査 に検索するメタデータを入力して検索できる。


テキスト・画像・音声・動画ファイルは検索結果を選択すると下ペインにプレビューが表示され、検索結果をダブルクリックすれば関連付けられているアプリでファイルが開く。
Officeファイルなど有料版でサポートしているファイルはプレビューに購入案内が表示される。
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ブラウザのブックマークと履歴も該当ページのプレビューで確認できる。

検索結果からファイルの場所を開くなどの操作はコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から選択。
備考
無料版はインデックスに上限があり、クラウドストレージの検索や MS Officeファイルのコンテンツ検索も使用できないなど Copernicの能力は半減しているので、ホームユースのライトユーザー向け。
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