ExpressVPN のインストールと使い方

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ExpressVPNはシンプルで使いやすいセキュアな VPNサービス。

ExpressVPN の特徴

  • プライバシー保護のためノーログポリシーを採用
  • トンネリングと暗号化により通信を保護
  • 速度と安全性を両立した独自開発の Lightwayプロトコルを実装
  • ポスト量子暗号化標準の ML-KEMを導入して量子耐性を実現
  • マルチレーントンネリングを使用した Lightwayの拡張機能 Lightwayターボをサポート
  • TrustedServer(VPNサーバをRAMのみで実行)の使用によるプライバシー保護の強化
  • .onionドメインへアクセス可能
仕様
  • 1アカウントで同時利用できるデバイス数:最大 8台
  • ロケーション:105カ国(3000台以上のサーバを設置)
  • 通信の暗号化:◯
  • ノーログポリシー:◯
  • キルスイッチ:◯
  • スプリットトンネリング:◯
  • P2P 接続:◯
  • Onionドメイン への接続:◯
  • ストリーミングサービス:Amazon Prime・Hulu などをサポート
  • トラフィック監視回避強化機能:✕
  • 脅威のあるサイトへのアクセスとトラッカーのブロック機能:Threat Manager
  • VPNトラフィックブロック回避機能:✕

国内の Netflix は Netflixオリジナルコンテンツのみ再生可能。

安全性

ExpressVPNはデータ処理の透明性を証明するため、2018年以降 監査法人 PwC を始め サイバーセキュリティ会社 Cure53 、F-Secure などの監査を受け、監査の結果は ExpressVPN のアカウント管理ページにログイン後、プライバシー&セキュリティ監査のページ で確認できる。

開発元

  • 開発元: Express VPN International Ltd
  • 運営:Express Technologies Ltd
  • 運営の拠点:英国領ヴァージン諸島トルトラ島

ExpressVPNが登録されている英国領ヴァージン諸島は、 プライバシーヘイブン と呼ばれる法的にユーザーのプライバシーが保護されている国で、5アイズや 9アイズ のように公的機関から特定 IP アドレスの監視やアカウントのロギングを強制されることがない。

2021年 ExpressVPNはイスラエルの富豪 Teddy Sagi氏が所有する Kape Technologies PLC に買収されたが、Express Technologiesからデータ提供はなく、Kape Technologies PLC傘下で独立運営している。

システム要件

  • バージョン 12.98
  • OS:Windows 7 /8.x/ 10/ 11

ダウンロード

Windows版に試用期間はないが30日間は返金が可能で、サポート に連絡すると即日返金手続きをしてくれる。

Androidアプリ
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CleverGet 800x120-25323
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ExpressVPNアカウントの取得(購入方法)

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公式サイト から「ExpressVPN を購入する」をクリック。

使用言語で表示されない場合は右上の言語リストから選択。

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プランを選択。

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受信可能なメールアドレスを入力し、決済方法を選択して決済。

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表示されたパスワードを使用する場合は 無作為で生成されたパスワード を保管して「このパスワードで続ける」を選択。

パスワードの設定は「パスワードの作成」から登録。

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アクティベーションコードとアプリのダウンロードボタンが表示されるので、アクティベーションコードを保管してアプリをダウンロード。

アクティベーションコードはアカウント管理画面で確認できる。

インストールと設定

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インストーラーをダウンロードする場合は 公式サイト の デバイス から Windows PC を開いて「Windows版 VPNアプリをダウンロード」をクリック。

使用言語で表示されない場合は右上の言語リストから選択。

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ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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インストールは自動実行されるので、完了したらアクティベーションコードを入力して「続行」。

アカウントを取得している場合は「メールのサインインリンクを使ってサインイン」 から メールアドレスを入力してライセンスを有効にする。

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常時 VPN接続にする場合は 起動時の自動起動 を「OK」で有効にする。

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匿名の利用状況データ送信 を許可する場合は「OK」、拒否する場合は「いいえ」。

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ホーム画面が表示されたら インストール完了。

一般設定

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ホーム画面のハンバーガーボタンから オプション を開いて 一般 を選択。

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  • Windows 起動時にExpressVPNを起動する
    コンピュータ起動時にExpressVPN を起動。
  • ExpressVPNを最小化して開始する
    ExpressVPN をシステムトレイに格納した状態で起動。
  • アップデートを自動でダウンロード・インストール
    アプリの自動更新。
  • ExpressVPN起動時に最後に使用したロケーションに接続する。
    Windows 起動時にExpressVPNを起動する と併用すると Windows 起動時にVPN へ自動接続する。

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  • Network Lock(キルスイッチ)
    VPN接続が何らかの原因で切断された場合に、システムがオンライン状態を維持するため暗号化されていない DNSサーバへ接続するのを遮断する機能。

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  • スプリットトンネル
    特定のアプリを VPN接続から除外、
    または VPN接続を適用 する。

ExpressVPN の スプリットトンネルは Network Lock と併用可能。

アカウント

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アカウント の「サブスクリプション管理」ではサブスクリプションの停止や支払い方法の更新、アクティベーションコードの確認、請求書の発行などができる。

高度な保護機能

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高度な保護機能 では Threat Manager とアドブロック、ペアレンタルコントロールを有効にできる。

Threat Manager はプライバシー保護とセキュリティを強化する機能で、リスクのあるドメインやトラッカーの通信を DNSサーバでブロックする。

プロトコル

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ExpressVPN は自動的に最適なプロトコル(通信規約)が選択される 自動選択 がデフォルトで、プロトコルを指定することも可能。

  • Lightway – UDP(User Datagram Protocol)
    ExpressVPN が開発した速度と安全性を両立している 最新 VPN プロトコル。
  • Lightway – TCP(Transmission Control Protocol)
    UDP よりも安定性に優れている。
  • OpenVPN – UDP(User Datagram Protocol)
    速度・安定性・安全性に優れたオープンソースのプロトコル。
  • OpenVPN – TCP(Transmission Control Protocol)
    UDP よりも安定性に優れている。

Lightway は接続の速さ、低遅延、バッテリー消費の少なさが特徴の ExpressVPNが独自開発しているオープンソースのプロトコルで、Lightwayターボ はマルチレーントンネリングを使用し、より多くのデータを同時に送信できるようにした Lightwayプロトコルの拡張機能で、複数のCPUコアを活用して効率を高め、ダウンロードとアップロードの速度を大幅に向上する。

ショートカット

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ショートカット ではホームに表示するアプリやリンクを編集できる。

ブラウザ

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ブラウザ では ExpressVPNのブラウザ拡張機能を追加できる。

「Chromeを追加」は chromeウェブストア、「Firefoxを追加」は Firefoxアドオンストア が開く。

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拡張機能を追加するとブラウザからロケーションの変更や VPNのオン/ オフ切替えが可能になる。

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ExpressVPN の使い方

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スマートロケーション には距離や通信速度などから最適なサーバが選択されており、電源ボタンをクリックすると選択されているサーバに接続する。

中国のグレートファイアウォールは常に更新して VPN 接続をブロックするため、中国から接続できない場合は Tor ブラウザ で Tor Bridge を使用する。

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ロケーションの変更は 3 点リーダーからリストを開いてサーバを選択。

DNS漏れの確認

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VPN接続時に IPアドレスが匿名化されているか確認するため、スプリットトンネルを有効にしている場合はテスト前に無効にしてから VPN接続を確立して ipleak.net へアクセス。

Your IP address に接続先のサーバ情報のみが表示されるか、接続先サーバと DNSサーバに同じ国が表示されていれば匿名化されている。

仮想サーバ接続時は「Your IP addess」に接続先とは異なる国が表示される。

備考

近い将来に量子コンピュータによって RSAや ECCなどの公開鍵暗号や通常のパスワード保護の安全性が大きく低下するため、現在は量子コンピュータに耐えられる新しい暗号技術の研究が進んでおり、ExpressVPNは 2025年1月のアップデートで NIST(米国立標準技術研究所)が承認したポスト量子暗号化標準の ML-KEM(Module-Lattice Key-Encapsulation Mechanism)を Lightwayプロトコルに導入し、他社に先駆けて量子耐性を実現している。

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