KeePass Password Safe のインストールと使い方

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豊富なプラグインが提供されているオープンソースの無料パスワード管理アプリ

KeePass Password Safe はオープンソースで開発されている無料のパスワード管理アプリで、公開されている豊富なプラグインを導入することで、使用環境に合わせたカスタマイズが可能になっている。

他のパスワード管理アプリと同様、マスターパスワードを使用してファイルをロックする形式で、作成したデータベースは高度な暗号化アルゴリズム AES で暗号化されているため、安全性の高いパスワード管理ができる。

ただ、KeePass Password Safe のパスワード入力は、 KeePass Password Safe に登録したサイトを選択してブラウザで開くという流れが基本で、プラグインを導入しない限りブラウザでログインページを開いても KeePass Password Safe は連動しないため、ブラウザのパスワード自動入力に慣れていると、初期状態では使いづらさがある。

システム要件

バージョン 2.4.3 現在

OS : Windows Vista / 7 / 8.1 / 10 ( 32 & 64 bit )

ソフトの入手先

KeePass Password Safe  ダウンロードページlink

日本語化ファイルダウンロードページlink



KeePass Password Safe のインストール

KeePass Password Safeのインストーラーにはアドウェアもサードパーティ製アプリのバンドルも含まれていないので、デフォルト設定のままセットアップしても問題ないが、使い勝手を向上させるためには日本語化とプラグインの導入が必要。

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KeePassのダウンロードページを開くとクッキーに関するダイアログが表示されるので「Accept」。

KeePass Password Safe 003

KeePass Password Safe はインストーラー 版とポータブル版 が提供されているので、USBメモリなどで携帯する場合はポータブル版、PCにインストールする場合はインストール版を使用。

「Download Now」をクリックすると SOURCE FORGE のページに移動し、数秒後に自動的にダウンロードが開始する。

KeePass Password Safe 004

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」で許可。

言語選択は「日本語」で「OK」。

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使用許諾書を確認して問題なければ「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

KeePass Password Safe 008

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「次へ」。

KeePass Password Safe 009

コンポーネントの選択もデフォルトのまま「フルインストール」で「次へ」。

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追加するタスクは、必要に応じてデスクトップ上のアイコンなどにチェックを入れて「次へ」。

KeePass Password Safe 011

インストールする内容の最終確認をして「インストール」をクリック。

KeePass Password Safe 012

「完了」をクリッしてセットアップ終了。

KeePass Password Safe 014

KeePass Password Safeの初回起動時に自動アップデートチェックを有効化を訊いてくるので「Enable」を選択後、KeePass Password Safeを閉じる。

日本語化

KeePass Password Safe は初期状態で英語のランゲージファイルしか実装していないため、ダウンロードページから日本語のランゲージファイルを入手する。

KeePass Password Safe 013

「Japanese」の「2.43+」をクリックしてランゲージファイルをダウンロード。

KeePass Password Safe 015

ダウンロードしたZIPファイルを解凍して、「Japanese.lngx」ファイルを KeePass Password Safe の「Languages」フォルダに移動。

デフォルト設定でインストールしている場合、KeePass Password Safe のLanguageフォルダ は、 Cドライブの Program Files (x86) フォルダ内の KeePass Password Safe 2 の中にある。 

KeePass Password Safe 016

KeePass Password Safeを起動して「View」から「Change Language...」を選択。

KeePass Password Safe 017

「日本語」を選択すると再起動を促すダイアログが出るので「はい」。

KeePass Password Safe 018

KeePass Password Safeが日本語表示されていれば完了。

KeePass Password Safe の 初期設定

KeePass Password Safe はデータベースを作成し、作成したデータベースに対してパスワードを設定して使用する。
KeePass Password Safe に設定したマスターパスワードは回復できないため、失念してしまうとデータベースへアクセスできなくなるので注意が必要。

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「ファイル」から「新規」を選択。

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「OK」をクリック。

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マスターパスワードを任意に設定して「OK」。

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基本はマスターパスワードを設定するだけ問題ないが、暗号化されたファイル(キーファイル)やWindows のユーザーアカウントを、マスターパスワードの代替にしたり、マスターパスワードと併用することもできる。

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キーファイルを使用する際は「キーファイル」にチェックを入れ、「作成」でファイルの保存先を指定すると、「エントロピーの収集」画面が開くので、キーボードでランダムに文字を入力するか、マウスを適用に動かしてランダムビットを生成する。

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チェックがキーソースでマスターキーが生成されるので、マスターパスワードとキーファイルにチェックを入れると、データベースを開く際にマスターパスワードとキーファイルが必要になる。

キーファイルのみでもマスターキーは作成可能だが、KeePass Password Safe はキーファイルの保存先を記憶して入り、キーファイルがアクセスが可能な状態であれば、普通にデータベースを開くことができるため、キーファイルの管理が必要になる。

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マスターキーを設定したら、データベースの名前を任意に入力して「OK」。

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「緊急用シート」を印刷する場合は「印刷」、不要な場合は「スキップ」。

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「緊急用シート」にはデータベースの保存先のほか、マスターパスワードやバックアップの保存先などが手書きで入力できる用紙が出力される。

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データベースを作成したら「保存」。

既存データベースの使用

オンラインストレージなどにある既存のデータベースを使用する場合は、新規データベースの作成は不要。

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上部メニューバーの「ファイル」から「開く」で「ファイルから開く」を選択し、使用するデータベースファイルを指定。

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データベースに設定してあるマスターキーを入力すれば利用可能になる。

ブラウザ連携 プラグインのインストール

ウェブブラウザ Chrome / Firefox と連携させるためのプラグイン 「KeepassRPC」とブラウザの拡張機能をインストールする。

 GitHub KeepassRPC ダウンロードページlink

Chrome ブラウザ Kee - Password Manager 機能拡張link

Firefox Kee - Password Manager アドオンlink

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GitHub の KeepassRPC ダウンロードページから「Lastest release」の「KeepassRPC.plgx」をダウンロード。

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ダウンロードした KeepassRPC.plgx ファイルを 「Cドライブ」→「 Program Files (x86) 」フォルダ →「 KeePass Password Safe 2」フォルダの中にある「Plugins」フォルダに移動。

KeePass Password Safeを起動している場合は再起動。
起動していない場合はマスターパスワードを入力してKeePass Password Safeを使用可能な状態にしておく。

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Chromeの場合は chrome ウェブストアから「Kee - Password Manager」を「Chromeに追加」で拡張機能を追加。

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FireFox の場合も同様にアドオンを追加。

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KeePass Password Safeがブラウザのプラグインを認識すると接続するためのパスワードが表示される。

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ブラウザがパスワードの入力を求めているので、表示されている接続パスワードを入力して「接続」をクリック。

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既存のデータベースを使用するので「No thanks, ....」をクリックしてセットアップ完了。

クラウドストレージを利用した同期 プラグインのインストール

複数のデバイスでKeePass Password Safeのデータベースファイルを共有する場合、OneDrive GoogleドライブDropbox などのオンラインストレージの利用が可能になるプラグイン KeeAnywhere をインストールする。

GitHub KeeAnywhere ダウンロードページlink

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GitHub のKeeAnywhere ダウンロードページから「Lastest release」の「KeeAnywhere-x.x.x.plgx」をダウンロード。

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ダウンロードした KeeAnywhere.plgx ファイルを 「Cドライブ」→「 Program Files (x86) 」フォルダ →「 KeePass Password Safe 2」フォルダの中にある「Plugins」フォルダに移動。

KeePass Password Safeを起動している場合は再起動。

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KeeAnywhere の更新履歴が表示されたら「Open Setting now」をクリック。

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寄付に関するダイアログが表示されるので「Close」。

次回からダイアログを非表示にする場合は「Don't show this message again」にチェックを入れる。

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設定画面が開いたら「Add...」をクリックして使用する(アカウントを取得している)オンラインストレージを選択。

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オンラインストレージのログイン情報を入力。

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KeeAnywhereのアクセスを許可するので「はい」。

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接続されると「Accounts」タブに追加される。

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KeeAnywhereには自動バックアップ機能もあるので、「General」タブの「Automatic Bakup」で有効にしておく。

「Backup to Remote」はオンラインストレージにバックアップファイルを保存、「Backup to Local」は指定したローカルの場所にバックアップファイルが保存される。

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Google ドライブに関しては、Googleのセキュリティ強化のため、2019年11月11日現在 KeeAnywhere は 使用できないが、Googleの審査が通り次第、利用可能になる予定link

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KeePass Password Safe で同期するデータベースを開き「ファイル」の「ファイル名をつけて保存」から「Save to Cloud Drive」を選択。

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接続したオンラインストレージが表示されるので、 任意の場所にファイル名を入力して「OK」で保存。

データベースファイルがオンラインストレージに保存されるので、KeePass Password Safe を一旦終了。

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次回起動時からKeePass Password Safe はデフォルトでオンラインストレージのデータベースを使用するようになる。

KeePass Password Safe の使い方

プラグイン KeeAnywhere をインストールしていると、ブラウザからシームレースにKeePassに登録されてるログイン情報を呼び出せるが、通常はKeePassからログインするサイトを開かないと、ログイン情報の自動入力が使用できない。

設定

KeePass Password Safeはマスターキーで起動後、初期設定では常にアクセス可能な状態にあり、データベースがロックされていないため、セキュリティ強化のため自動ロックの有効化を推奨。
ただ、KeePass Password Safeは Enpass Password Manager のように PINコードの設定ができないため、ロック解除には都度 マスターパスワードの入力が必要になる。

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自動ロックの有効化は、上部メニューの「ツール」から「オプション」を開き、「セキュリティ」タブで任意の項目にチェックを入れる。

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「インターフェイス」や「高度」タブでは、KeePass Password Safe の動作に関する設定が可能なので、最小化せずにタスクトレイに格納したいなど、使用環境に応じて見直しを行うと良いかも。

インポート

ブラウザに保存されているパスワードの取り込みや、他のパスワードマネージャーから移行する場合は、インポートで取り込みを行う。

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「ファイル」から「インポート」を選択。

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インポートするファイル形式とファイルを指定して「OK」で取り込みできる。

Google Chromeのパスワード出力

以前はChromeのパスワード出力は「chrome://flags」で設定を行う必要があったが、現在は「設定」から普通にエクスポートが実行可能になった。

Enpass Password Manager 023

Chromeを起動して、アドレスバーに「chrome://settings/passwords」と入力するか、右上にあるメニュー「︙」から「設定」を選択し 「自動入力」にある「パスワード」をクリック。

「保存したパスワード」の右にあるメニュー「︙」をクリックし、「パスワードをエクスポート」を選択。

Enpass Password Manager 024

メッセージが表示されるので「パスワードをエクスポート」をクリックし、保存先を指定する。

※Chromeはパスワードのエクスポートが簡単に行えるため、KeePass Password Safe に移行した後は、セキュリティ強化のため速やかにChromeに保存されているパスワードの削除とパスワードの保存設定変更を推奨。

エントリーの登録と修正

KeePass Password Safe では登録するログイン情報は「エントリー」と呼ばれており、デフォルトの状態ではログインページからの自動登録機能はないため、新規のログイン情報は入力が必要。

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新規エントリーは上部メニューバーの「エントリー」から「エントリーを追加」、もしくは「Ctrl + I」で、パスワードが入力された状態の新規エントリー画面が開く。

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生成されているパスワードを表示するには「…」をクリック。

デフォルトでは大文字・小文字・数字を使用した20文字のパスワードが生成されているので、条件を変更する場合は「鍵アイコン」から「パスワード生成画面を開く」を選択。

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パスワードの文字数や特殊文字の使用などが設定できる。

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既存エントリーを編集する場合は「タイトル」をダブルクリックすると編集画面が開く。

 

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他のパスワードマネージャーからデータをインポートした場合、項目によっては「高度」タブに追加されているため、エントリーに追加する項目を選択後、「移動」で任意の項目に追加する必要がある。

KeeAnywhere からの自動登録

Chrome や FireFox でKeeAnywhereの拡張機能が有効な場合は、登録されていないログイン情報を認識すると、KeeAnywhereからログイン情報をエントリーへ登録できる。

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KeePass Password Safe が起動していない、もしくはロックされている状態だと KeeAnywhere のアイコンに「OFF」と表示されているので、アイコンをクリックして「Open KeePass」を選択して KeePass Password Safe をアクティブにする。

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エントリーに未登録のサイトにログインすると、KeeAnywhereのアイコンが1度黄色に光って回転するので、アイコンをクリックして「最後のログインを保存」を選択。

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保存するグループを指定して「作成」。

グループ

作成したデータベースにはデフォルトで「Windows」「ネットワーク」「インターネット」などのグループが作成されているが、これらのグループは管理をしやすくするためのもので、不要であれば削除しても差し支えない。

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グループ名はコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から変更が可能で、エントリーをグループ名にドラッグすることで移動できる。

ログイン情報の入力

KeeAnywhere が未インストールの場合は、KeePass Password Safe からログインページを開くか、ログインページを表示後にKeePass Password Safe から該当のログイン情報を検索して、ログイン情報を自動入力する。

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KeePass Password Safeからサイトを開く場合は「URL」をダブルクリック。

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サイトのログインページが表示されたら、ログイン情報を入力するテキストボックスをアクティブにする。

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KeePass Password Safe で該当するエントリーを選択し、「Ctrl + V」もしくはコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「自動入力の実行」を選択。

ユーザー名・パスワードを個別に入力する場合は、KeePass Password Safeの各項目をダブルクリックするとクリップボードにコピーされる。

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KeeAnywhere が有効だと登録されているエントリーに関しては自動入力される。





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