NordVPN for Windows の特徴
- セキュアな通信が可能で機能的な VPNサービス
- プライバシー保護のためノーログポリシーを採用
- トンネリングと暗号化により通信を保護
- WireGuardの匿名性を強化した独自プロトコル NordLynxを使用
- 脅威のあるサイトへのアクセスや悪質な広告、トラッカーをブロック
- トラフィック監視回避機能や VPNブロック回避機能をサポート
- データ処理の透明性を証明するため、独立した第三者機関の監査を受けてレポートを公開
AV TESTのデータ では アジア圏で断トツの速度を誇っている。
- Android版は NordVPN for Android の設定と使い方 を参照。
- VPNについては VPNサービスの安全性と利用のメリット を参照。
開発元
- 開発元:NordSecurity
- 開発元の拠点:リトアニア
NordVPNの商標を所有している Tefincom SA は、2020年 11月に NordVPN SA をパナマに設立し、NordVPNの契約とサービスの提供を行っている。
NordVPNが登録されているパナマは、プライバシーヘイブン と呼ばれる法的にユーザーのプライバシーが保護されている国で、5アイズや 9アイズのように公的機関から特定 IPアドレスの監視やアカウントのロギングを強制されることがない。
ダウンロード
Windows版に試用期間はないが30日間は返金が可能で、返金は NordVPN カスタマーサービス に申請する。
仕様
- 1アカウントで同時利用できるデバイス数:最大 6 台
- ロケーション:60カ国 5600 台以上
- 通信の暗号化:◯
- ノーログポリシー:◯
- キルスイッチ:◯
- スプリットトンネリング:◯
- P2P 接続:◯
- ストリーミングサービス:Amazon Prime・Netflix・Hulu などをサポート
- Onionドメイン への接続:◯
- トラフィック監視回避強化機能:Double VPN
- 脅威のあるサイトへのアクセスと悪質な広告のブロック機能:脅威対策
- VPNトラフィックブロック回避機能:難読化サーバ(OpenVPN 使用時のみ利用可能)
安全性
2018年と2020年に独立した第三者機関となるスイスの監査法人 PwC 、2021年以降はアメリカのサイバーセキュリティ会社 VerSprite の監査を受け、監査の結果は NordVPN のアカウント管理ページで確認できる。
システム要件
- バージョン:7.25.5
- OS:Windows 7 (SP1) / 8.1/ 10 (1607以降)/ 11
NordVPN アカウントの取得(購入方法)
公式サイト でサブスクリプションの期間と、購入するプランを選択。
メールアドレスを入力して決済。
決済が完了したら「アカウントを有効化」。
登録したメールアドレスに認証コードが送信されるので、確認して入力。
パスワードを設定して「パスワードを作成する」。
アプリをダウンロードしていない場合は「ダウンロード」で完了。
左上の Nord Account をクリックすると Nordアカウントの管理画面に移動する。
インストール
インストーラーを直接ダウンロードする場合は、公式サイト から「アプリをダウンロード」。
ダウンロードしたインストーラーを起動して ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
インストール先を確認して「Next」。
作成するショートカットを選択して「Next」
インストールの準備ができたら「Install」をクリックしてインストール。
「Finish」で セットアップが完了。
NordVPN が起動したら右上の言語アイコンから使用言語を選択して「ログイン」。
Nordアカウントの情報を入力してログイン。
ダイアログが表示されるので「NordVPNを開く」をクリック。
セットアップウィザードが開始するので設定して「次へ」。
- 自動接続
手動接続に切り替える場合はチェックを外して無効にする。 - インターネット Kill Switch
VPN接続が何らかの原因で切断された際に、暗号化されていない DNS サーバへ接続するのを遮断する機能。 - 脅威対策
マルウェアやトラッカー、悪質な広告などをブロックするセキュリティモジュール。
「VPNに接続して終了」でセットアップ完了。
設定
左サイドパネルの 設定 アイコンをクリックして設定画面を開く。
一般
Windows起動時に NordVPNは自動起動するので、NordVPNのホーム画面を開かず、システムトレイに格納する場合は システムトレイに最小化した状態で起動 を有効にする。
匿名のデータ収集が有効になっているので、拒否する場合は無効にする。
接続
NordVPNは自動的に最適なプロトコル(通信規約)が選択される 自動 がデフォルトで、リストからプロトコルを指定することも可能。
- NordLynx(WireGuard)
OpenVPNやIPSec と比較してソースコードが少なく 最新の暗号化技術を使用した通信プロトコルで、NordLynx は WireGuard を使用して ユーザーの匿名性を確保したプロトコル。
- OpenVPN
安定性に優れた TCP(Transmission Control Protocol)、 通信速度が速い UDP(User Datagram Protocol)が利用でる。
Kill Switch
- インターネットの Kill Switch
VPN接続が何らかの原因で切断された際に、暗号化されていない DNS サーバへ接続するのを遮断する機能。 - アプリ Kill Switch
VPN が切断された際に、指定したアプリのインターネットアクセスを遮断する。
スプリットトンネリング
スプリット トンネリング は特定のアプリを VPN接続から除外、または VPN接続を適用する機能。
設定する場合は「タイプ」で VPNの有効/ 無効 を選択し、アプリを追加する。
NordVPN for Windowsの使い方
初期設定で Windows起動時のアプリ起動と自動接続を有効にした場合は、Windows起動時に VPN接続が確立するので操作は不要。
自動接続が有効の場合は 切断 できないので、「一時停止」で 休止時間を選択するか、電源アイコンをクリックして自動接続を無効にする。
中国のグレートファイアウォールは常に更新して VPN 接続をブロックするため、中国から接続できない場合は Tor ブラウザ で Tor Bridge を使用する。
自動起動・自動接続が無効の場合は「クイック接続」で最速サーバに接続するか、リストから接続先のロケーションを選択。
専用サーバー
使用する専用サーバをタップするか、3 点リーダーから接続サーバを指定する。
- 固定IP
自分専用の 固定 IPアドレスを取得できる有料サービス。 - Double VPN
サーバを二重に経由して 匿名性を確保する機能。 - 難読化サーバー
VPNのデータパケットを変更して VPNトラフィックを隠すことが可能なサーバで、VPNトラフィックのブロックを回避できる。(OpenVPN プロトコルでのみ利用可能) - Onion Over VPN
オニオンドメインへアクセス可能なサーバ。
P2P - P2P/ BitTorrent 対応サーバ。
脅威対策
脅威対策 はセットアップ時に有効にしているので、停止/ 無効にする場合に設定。
メッシュネットワーク
メッシュネットワーク はセキュアな 仮想 LAN 環境 を構築する機能で、Windows/ Linux 間では ネットワーク内のデバイスは ローカルファイルへのアクセスも可能になる。
メッシュネットワーク はデフォルトで 無効になっているので、左ツールバーの メッシュネットワークで メッシュネットワーク をオンにする。
ダイアログが表示されたら「続行」。
「再接続して続行」でメッシュネットワークが有効になる。
デバイスのノード名と IP アドレスが表示される。
同一アカウントを使用した NordVPN がセットアップされているデバイスで、 メッシュネットワークが有効な オンラインのデバイスは ノード名 が表示されるので、 3点リーダーから デバイスの管理 を開き、トラフィックルーティング権限 など許可する権限を有効にする。
オンラインのデバイスに接続する場合は VPNのサーバリスト にある メッシュネットワーク内のデバイス から接続するデバイスを選択。
仮想 LAN 環境に接続する。
ダークウェブモニタリング
ダークウェブモニタリング は メールアドレスに関連した 個人情報の漏洩をチェックするセキュリティ機能で、有効にすると Nord アカウントで使用しているメールアドレスを監視できる。
DNS漏れの確認
VPN接続時に IPアドレスが匿名化されているか確認するため、スプリットトンネリングを有効にしている場合はテスト前に無効にしてから VPN接続を確立して ipleak.net へアクセス。
Your IP address に接続先のサーバ情報のみが表示されるか、接続先サーバと DNSサーバに同じ国が表示されていれば匿名化されている。
仮想サーバ接続時は「Your IP addess」に接続先とは異なる国が表示される。
サブスクリプションの停止(自動支払の停止)
アカウント管理画面 にログインし、サイドバーから 請求 を選択。
サブスクリプション をクリックして 自動更新 の 管理する から 自動更新をキャンセル を選択。
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