RS-ED32-U3RX の仕様
- RAID モード:RAID 0 / 1 / SPAN(JBOD)
- RAID コントローラー:ソシオネクストMB86E501A
ラトックシステム は 大阪に本社のあるデジタル機器メーカーで、HDDケースのほか PC 切替器やインターフェイス関連などの製品を開発している。
ラトックの 2 ベイ HDDケースには USB 3.0 の RS-EC32-U3RX(12,400 円)と USB 3.1 をサポートした RS-EC32-U31R(17,800 円)があり、実売ベースで U3RX は 9,000円前後、U31R は 15,000円前後で販売されている。
本体のセットアップ
ラトック RS-EC32-U3RX は わかりやすい日本語マニュアルが付属しているので、スムーズにセットアップできる。
付属品は 電源ケーブル・HDD 固定用ボルト・USB 3.0 ケーブル・取扱説明書・保証書。
底面にあるロックを解除後、フロントパネルを上にスライドして 取り外す。
HDD は 上面が向かい合うようにセット。
底面から付属のボルトで HDD を固定。
DIP スイッチ で ブザー と 電源連動 の設定をする。
1 : ブザー
異常が発生した際にブザーが鳴る。
2 : 電源連動
パソコンの電源と連動して HDD の電源をオフにする。
ラトック RS-EC32-U3RX は 初期設定で シングルモード になっており、セットした HDD を個別に利用する場合は USB ケーブルでパソコンと接続して 電源を入れたら使用できる。
シングルモードで接続した HDD は初期化されないので、ストレージに保存されているデータを保持した状態で利用できるが、ダイナミックディスク で利用していた HDDは認識しなため、シングルモードで利用する場合は事前に ベーシックディスク への変換が必要。
LED の ステータス
ストレージの異常は ケース前面の LED で確認できる。
赤色の点灯・点滅 時は ストレージの交換作業やRAID アレイの再構築が必要で、異常が発生している場合 RAID 1 以外の RAIDアレイ では データが消失している可能性が高い。
RAID の設定
RAID を構成は USB ケーブルを外した状態で設定する。
すべてのモードが点灯するまで 動作モード の 選択ボタン を長押し。
選択ボタン を押して 動作モード 選択。
再度 選択ボタン を長押しして LED がすべて消灯したら放す。
RAID が構成され、指定した 動作モード が点灯して 利用可能な状態になる。
パソコンに接続し、スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から ディスクの管理 を開き、ボリュームを作成後 フォーマットすれば使用可能になる。
RATOC RAID 監視マネージャー のインストール
RATOC RAID 監視マネージャー は ストレージの状態やRAID の作成・削除 などが可能な 常駐型の管理ツールで、背面の 動作モードを操作せずにRAID を構築できる。
RATOC RAID 監視マネージャー での RAID作成 は 本体の動作モードを切り替える機能で、CPUに負荷がかる ソフトウェアRAID ではない。
RATOC RAID 監視マネージャー マニュアル ダウンロードページ
RATOC RAID 監視マネージャー のダウンロードページにある「ダウンロード」をクリック。
使用許諾書に問題なければ「同意する」をクリックして インストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
セットアップウィザードが開始するので デフォルト設定でインストール。
ラトック RS-EC32 がパソコンに接続されている場合は、現在の RAID モードやストレージの状態が表示される。
RAID の 作成・変更・削除 は RAID 作成 のメニューから RAIDモード・ファイルシステム を選択して「RAID 作成」で実行。
RAID モードを変更すると HDD のデータが抹消される。
背面の 動作モード も切り替わる。
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