スパンボリュームや ソフトウェアRAID が可能な Windows 独自のディスク管理
Windows のディスク管理には「 ベーシックディスク 」と「 ダイナミックディスク 」があり「ベーシックディスク」がデフォルトになっている。
ダイナミックディスク
ベーシックディスクについては下記参照

ベーシックディスクとパーティション
Windows 標準のディスク管理 ベーシックディスク と パーティションについて Windows のディスク管理には「 ベーシックディスク 」と「 ダイナミックディスク 」があり「ベーシックディスク」がデフォルトになっ […]
ダイナミックディスク への変換
Windows は デフォルトがベーシックディスクのため ダイナミックディスクを使用する場合は ベーシックディスクからダイナミックディスクへの変換が必要だが、ダイナミックディスク へは フォーマットの必要が無く データを保持した状態で変換が可能。
ディスクの状態確認 や 操作は Windows 標準機能の「 ディスク管理 」で行う。
ディスク番号が表示されている箇所で コンテキストメニューを展開して 「 ダイナミックディスク に変換 」を選択。
ダイナミックディスク へ変換するディスクにチェックを入れる。
再度変換するディスク番号を確認。
ダイアログを確認して 問題なければ「 はい 」で 変換を実行。
ベーシックディスクが ダイナミックディスク に変換される。
スパンボリューム
スパンボリューム は 2台以上の ドライブにある「 未割り当て 」領域 を結合して 1つのボリュームとして扱う ダイナミックディスク のボリューム形式。
複数のダイナミックディスク に 未割り当て領域 が存在する場合は ダイナミックディスクを選択してコンテキストメニューを展開すると「 新しい スパンボリューム 」が選択可能な状態で表示される。
コンテキストメニューから「新しい スパンボリューム 」を選択すると「新しい スパンボリューム ウィザード」が開始するので「 次へ 」。
スパンボリューム を構成するディスクを「 利用可能なディスク 」から「 選択されたディスク 」に「 追加 」して「 次へ 」。
割り当てるドライブ文字をリストから選択して「 次へ 」。
「 このボリュームを次の設定でフォーマットする 」にチェックを入れて「 次へ 」。
アロケーションユニットサイズ : 既定値
ボリュームラベル : 任意
設定を確認して「 完了 」。
フォーマットが完了すると スパンボリューム として使用可能になる。
ボリュームの削除
作成した スパンボリューム を削除すると データが消失して 未割り当て領域 になる。
スパンボリュームを選択して コンテキストメニューから「 ボリュームの削除 」を選択。
ダイアログを確認して 削除する場合は「 はい 」。
スパンボリュームが解除されて 未割り当て領域になる。
ストライプボリューム
ストライプボリューム は 2台以上の ドライブにあるボリュームを利用して RAID 0 ( ストライピング ) を構成するボリューム形式。
RAID の詳細については下記参照

RAID の 基礎知識
安定性 や 処理速度を高めるディスク構成 レイド ( Redundant Arrays of Inexpensive Disks ) は 直訳すると「 安価なディスクの冗長配置 」で、システム障害に備えて 無駄な安物ディ […]
複数のダイナミックディスク に 未割り当て領域 が存在する場合は ダイナミックディスクを選択してコンテキストメニューを展開すると「 新しい ストライプボリューム 」が選択可能な状態で表示される。
コンテキストメニューから「新しい スパンボリューム 」を選択すると「新しい スパンボリューム ウィザード」が開始するので「 次へ 」。
ストライプボリューム を構成するディスクを「 利用可能なディスク 」から「 選択されたディスク 」に「 追加 」して「 次へ 」。
割り当てるドライブ文字をリストから選択して「 次へ 」。
「 このボリュームを次の設定でフォーマットする 」にチェックを入れて「 次へ 」。
アロケーションユニットサイズ : 既定値
ボリュームラベル : 任意
設定を確認して「 完了 」。
フォーマットが完了すると RAID 0 のボリュームが使用可能になる。
ディスクエラー
ストライプボリューム や スパンボリューム で 構成しているディスクが損傷するなどして 読み込めなかった場合「 ディスク管理 」では読み込めなかったディスクに「 不足 」と表示され 状態が「 失敗 」になる。
ミラーボリュームと RAID 5
Home で RAID 1(ミラーリング)や RAID 5 を構築したい場合は マザーボードが実装している RAID 機能を利用するか、使用しているハードウェアがインテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジーの要件を満たしているのであれば Windows を起動した状態から RAID を構成できるほか、Microsoft Technet では コマンドプロンプトを使用した「 UEFI Boot 環境でダイナミック ディスクの RAID 1 を組む方法 」が紹介されている。
UEFI Boot 環境でダイナミック ディスクの RAID 1 (ミラーリング) を組む方法
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