Surfshark VPN for Windows のインストールと使い方

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Surfshark VPN の特徴

  • プライバシー保護のためノーログポリシーを採用
  • トンネリングと暗号化により通信を保護
  • 暗号化された DNSサーバを使用して接続元の IPを匿名化 
  • マルウェアブロックや VPNトラフィックブロック回避機能をサポート
  • デバイスの接続数に制限がなく、マルチデバイスで利用できる
  • データ処理の透明性を証明するため、独立した第三者機関の監査を受けてレポートを公開

Surfshark VPN の開発元

  • 開発元:Surfshark B.V
  • 開発元の拠点:オランダ(本社はリトアニア)

2022年 2月 Surfsharkは VPNのトッププロバイダ Nord Securityと合併し、親会社になる Nord Security 傘下で独立運営している。

Surfshark VPNのダウンロード

Surfshark VPN for Windows 公式サイト

試用はできないが 30日間の返金保証ポリシーがある。

Surfshark VPN の仕様

  • 1アカウントで利用できるデバイス数:無制限
  • 接続サーバ:100カ国 3200 台以上(一部は仮想サーバ)
  • P2P 接続:可
  • ストリーミングサービス:Netflix・Amazon Prome Video・Hulu などの視聴が可能
  • Onionドメイン への接続:不可
  • トラフィック監視回避強化機能:MultiHop
  • 悪質なドメインブロック機能:CleanWeb
  • VPNトラフィックブロック回避機能:難読化サーバ(OpenVPN 使用時のみ有効)

透明性

Surfshark VPNは独立した第三者機関のサイバーセキュリティ会社 Cure53Deloitte の監査を受けてレポートを公開しており、令状のカナリアも公式サイトで確認できる。

Pentest-Report Surfshark VPN Extension 11.2018
Deloitte のレポートの概要
令状のカナリア

システム要件

バージョン 5.0.0 現在

  • OS:Windows 10/ 11
Windows 8.1 以前の OS は 旧バージョン を使用。

Surfshark VPN の購入方法(アカウントの取得)

Surfshark VPN はサブスクリプションを購入してアカウントを取得する。

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Surfshark の購入ページ でサブスクリプションの期間と購入するプランを選択。

Surfshark VPNのみ利用する場合は Surfshark Stater プランを選択。

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アカウント作成するためメールアドレスを入力。

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支払いはクレジットカード・PayPal のほか、Google Pay・Amazon Pay が可能で、決済は Surfshark の処理会社で処理される。

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決済が完了するとパスワードの設定画面になるので、パスワードを設定して「アカウントを作成する」。

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「完了」で Surfsharkアカウントの管理画面に移動する。

Surfshark VPN for Wndows のインストール

Surfshark VPN のインストーラーにアドウェアやスパイウェアは含まれていない。

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公式サイト の「アプリをダウンロードする」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」で許可。

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使用許諾所とプライバシーポリシーに問題なければ「Install」。

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「Finish」で セットアップ完了。

言語についてのダイアログが表示されたら「分かりました」で閉じる。

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Surfshark Oneのログイン画面が開いているので 「ログイン」をクリック。

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Surfsharkのアカウント情報を入力して「ログイン」。

ログイン後に 専用IP のダイアログが表示されたら閉じる。

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ホーム画面が開いたらガイドが表示されるので 分かりました をクリック。

Surfshark VPN for Wndows の設定

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左サイドパネルの 設定 から VPN設定 を選択。

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Surfshark VPNは Windows起動時に自動起動するので、システムトレイに格納する場合は 起動時に最小化する を有効にする。

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VPNで常時接続 する場合は 自動接続 を有効にして 環境設定 で接続するロケーションを指定。

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クイックコネクトではホーム画面の「クイックコネクト」ボタンで接続するロケーションを指定。

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CleanWebKill Switch を任意で有効にする。

  • CleanWeb
    VPN接続時にマルウェア やトラッキング(追跡)、広告の表示をブロックする機能。
  • Kill Switch
    VPN 接続が何らかの原因で切断された場合に、システムがオンライン状態を維持するため暗号化されていない DNS サーバへ接続するのを遮断する機能。

キルスイッチを有効にしても通信が切断した場合は自動的にVPN 接続を試行するため、オフラインになることは ほとんどない。

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接続する際の プロトコル(通信規約)は自動的に設定されるが、手動で WireGuardOpenVPN を指定できる。

  • WireGuard
    OpenVPNやIPSec と比較してソースコードが少なく 最新の暗号化技術を使用した通信プロトコル。
  • OpenVPN
    安定性に優れた TCP(Transmission Control Protocol)、 通信速度が速い UDP(User Datagram Protocol)が利用でる。

WireGuard は高速でセキュアな反面 匿名性が不十分だと言われている。

 VPNトラフィックのブロックを回避する 難読化サーバ を使用する場合は OpenVPN を選択。

OpenVPN を使用すると 自動的にカモフラージュモード(難読化サーバへの接続)が有効になる。

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Bypasser(スプリットトンネリング)は VPN 接続が有効の場合に使用できないアプリケーションや表示できないウェブサイトを登録して VPN 接続から除外する機能で、バイパスを有効にして アプリやサイトを登録する。

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ロウティティング IP(Rotating IP)は 接続先のロケーションを変更せず 5 分 間隔で IP アドレスを変更する機能。

静的 IP・MultiHop のサーバ接続時は利用不可。

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NoBorders は インターネットに制限のある地域で Surfshark VPN を使用するための機能で、デフォルトで有効になっている。

中国のグレートファイアウォールを回避する場合は NoBorders を有効にした状態でプロトコルをOpenVPNに変更して 難読化サーバを使用し、それで接続できない場合は手動設定 に切り替える。

Surfshark VPN の使い方

Surfshark VPN は アプリ起動後にクイックコネクト か 接続先のサーバ をタップして VPN に接続する。

自動接続を有効にした場合は 起動時に VPN接続が確立されるので操作は不要。

VPN 接続で一部のサイトが表示されないのは、接続している VPNサーバが悪用され、サイトのサーバ側でアクセス制限されている可能性があるので、プロトコルを OpenVPN に変更して「難読化サーバ」を使用してもアクセスできない場合は、一時的に VPNを切断するか別の VPNサーバを使用する。 

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手動での接続や接続先のロケーションを変更する場合は、左サイドパネルの VPN を選択し、ロケーション から接続先を指定。

(仮想)と表示のあるものは物理サーバのない仮想ロケーション。

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接続が確立するとホームの右ペインに、ロケーション・接続時間・IPアドレス・プロトコルなどの情報が表示される。

静的 IP

同じロケーションでも接続するサーバが異なると IPアドレスも違っているが、 静的 IP では接続サーバから同じ IPアドレスを取得できる。

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同じ IPアドレスで接続する場合は 静的 IP で接続サーバを指定する。

MultiHop

MultiHop は 匿名性を向上する機能で、2台の VPNサーバを経由することで、VPNサーバの監視を回避することができる。

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サーバを二重に経由する場合は MultiHop を選択して 接続先 を指定。

中継サーバを経由するので通信速度は低下する。

Surfshark One

有料オプションを購入すると Surfshark One の全機能が利用可能になる。

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  • Surfshark Alert
    個人情報の漏洩を監視
  • Surfshark AntiVirus
    リアルタイム保護で脅威からパソコンを保護
  • Surfshark Search
    広告やトラッキングのない検索が可能
  • Alternative ID (beta)
    仮想の人格(ペルソナ)を作成し、メールアドレスや氏名などの個人情報を匿名化する

DNS漏れの確認

VPN 接続時に IPアドレスが正しく保護されているか確認する場合は専用サイトを利用する。

Bypasser(スプリットトンネリング)を有効にしている場合は テスト前に無効にする。

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VPN 接続が確立している状態で ipleak.net へアクセスし、Your IP address に接続先のサーバ情報のみが表示されるか、接続先サーバと DNSサーバに同じ国が表示されていれば匿名化されている。

サブスクリプションの停止(自動支払の停止)

Surfshark VPN はサブスクリプション(定期購読)の更新がデフォルトで有効になっており、サブスクリプションの更新停止はカスタマーチーム への連絡が必要になる。

Google Playストアや Appleアプリストアで購入したサブスクリプションは各ストアで定期購読を解約する。

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カスタマーチームへは ヘルプセンター からメールかライブチャットで連絡。

30日間の返金保証ポリシー を利用して返金を要請する場合もカスタマーチームに連絡する。
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